先日、『ヒャッキン!~世界で100円グッズ使ってみると?~』を見たんですが、その中で『香港は男女とも長寿世界一で…』という話が出てきて、今更で情けないのですが、『えっ?日本が長寿世界一じゃないの?』と驚いてしまったわけです。知らなかったのは、私だけか・・・
2016年、日本の平均寿命は、男女とも過去最高を更新して、女性87.14歳 男性80.98歳…と発表されています。なのに…ですよ。 ちなみに、2016年の香港の女性の平均寿命は87.34歳、男性は81.32歳で世界一。その前の2015年の香港の女性の平均寿命は87.32歳、男性は81.24歳で、2015年も男女とも世界一の平均寿命となっています。
ネットで調べていると、【なぜ香港が1位になっていったのか】とか、【日本が長寿大国ではなくなる日が…】とか、色々な関連記事が見つけられましたが、世界一ではなくなったにしても過去最高を更新しているんだから、良くはなっているんですよね。きっと…。
ただ、そう感じている【もはや若くはない私】にしてみれば、80.98歳から今の歳を引いた分だけ平均的には生きられるのかというと、そう言うものではないんですよね。この人間の平均寿命…実に分かりにくいのです…。
実は平均寿命とは、0歳の平均余命のこと。平均寿命は、年齢別の推計人口と死亡率のデータを使い、各年齢ごとの死亡率を割り出し、このデータを基にして平均的に何歳までに寿命を迎えるかを出しているのです。しかも、ある程度以上の年齢のデータについては除外して計算しているのです。
理由は、あまりに少数の高齢の人物のデータを算入すると、その生死によって寿命の統計が大きく影響を受けてしまうからとか…。データ除外の基準は年度によって異なっていて、例えば、2009年度の調査の場合、98歳以上の男性と103歳以上の女性に関するデータは取り除いているというのです。つまり、日本の「平均寿命」は、正確なデータではなく、実態より短めに計算されていることになる??。
Wikipediaにはこんな平均寿命の世界地図があったのでご紹介させて頂きますね。
なかなか興味深い分布図です。また、先程の平均寿命から自分の年齢を引いて、余命を知りたいという方…こちらでどうぞ…
ちなみに私の場合は、昭和36年生まれですから、66.03歳から現年齢を差し引いてと…(T T)
そんな簡単なものではありませんし、このデータが全てではありませんが・・・
昨日ブログで触れたエンディングノート…真剣に考えようかなぁ…
2月6日放送のガイアの夜明け『後悔しない"供養"』ご覧になられましたか?今回の番組は、冒頭から砕かれた墓石がゴミのように扱われるというシーンから始まりました。
いま、東京都内の「お墓」の平均価格は、200万円を超えると言われていましたが、我が家は田舎なのに周辺のお墓はもっと高い気がします。資金的な問題で墓を買うことができず、手元にある遺骨の扱いに悩むケースも多く見られ、そんな悩みを抱える人たちが首都圏には約100万世帯でみられるとも言われているそうです。やはりお墓参りで遠出をしたくないと思うと近場の霊園を探したいけれど、なかなかないんですよね。
これまでの「お墓」の他に、マンションのような霊園であったり、樹木葬であったり、遺骨を宇宙へ打ち上げて散骨する「宇宙葬」といった新しいケースも登場しているらしいのですが…。供養の形は多様化しているものの、故人をどう見送るか、残された家族の選択肢が広がる中、身内を亡くした人たちの中で、「葬式で弔いきれなかった」と後悔している割合は45%にも上るそうです。
ある人は、3年前に夫を癌で亡くし、闘病で大金を費やしたためお金がなく、お墓も買えないままでいました。首都圏では、自分が入るお墓を持たない家庭が約4割あるそうです。また、ある人は、父親が五男のため、自分で用意するしかお墓が持てず、7カ月間も自宅に父の遺骨を保管しておられました。大好きな父のために、墓を建てたいと願うその人の為に提案されたのが、合同のお墓と、自宅にも置ける小さなお墓。
番組では、この他、息子さんが6年にわたって介護を続けてきた寝たきりの母が、医師から「余命1週間」を宣告されると…「母との思い出が詰まった自宅から母を送り出したい」と願って、手作りの葬式をあげる話も取り上げられていました。自宅での手作り葬に、決められた葬式プランはありませんから、母親の想い出の味「ハヤシライス」を、弔問客に振る舞い、母親が好きだったクチナシの花を飾っていきます。心のこもった素敵な葬儀でした。
今、一般葬や社葬は、減少傾向にあり、家族葬、直葬(葬儀を行わない)が増えているとか。私も実は身内だけで故人を偲ぶ家族葬が、今の社会には合っている気がします。他人に気兼ねなく、仕来たりやルールに縛られない、訳の分からない高額な相場に従うことなく弔ってあげた方がと…。
こうした番組を見ると自分が意思表示できなくなる前に、エンディングノートは書かなければならないなぁと思ってしまいます。Wikipediaにはエンディングノートとは、高齢者が人生の終末期に迎える死に備えて自身の希望を書き留めておくノートと説明されていますが、自身が死亡したときや、判断力・意思疎通能力の喪失を伴う病気にかかったときに希望する内容を記すものとされています。
書かれる事柄は特に決まっているわけではなく任意なのですが、主に「病気になったときの延命措置を望むか望まないか」「自身に介護が必要になった際に希望すること」「財産・貴重品に関する情報」「葬儀に対する希望」「相続に対する考え方」「プロフィール・自分史」「家系図」といった中身になります。
法的効力を有する遺言とは異なり、存命中や死後の家族の負担を減らすことを目的としたもので、書籍や文具として実際にエンディングノートが販売されています。私も自分の親に渡したことがありますが、手をつけてはいないようです…。自分の意思表示ができるうちに、健康なうちに、その思いを残してもらえると、残された家族は助かると思うのですが、これはこれで、なかなか難しいようです・・・
『運命の白い河』
運命の白い河をもとめて
私たちは旅に出た
自らの運命を自由に扱うために
海の底から ずっと歩いてきた
背が伸び 毛が生え 服を替え
時は面白いほど 軽快に流れていった
長い旅の後に 私たちは見つけた
白く輝く 運命の河を
赤を混ぜれば すぐ赤く染まる
黄を混ぜれば すぐ黄に染まる
白い河は 敏感に変化する
私たちの思い通りに変えられる
だが どうしたことだろう
誰一人として その河に触れられない
誰もが 自らの運命を変えてしまうことを恐れた
それは絵の具と同じで
二種類の混合なら良いが 多くを混ぜれば
手がつけられないほど 汚れてしまう
誰も その河に触れられず
一人去り また 一人去っていった
そして・・・
今 私一人が この河岸にいる
触れることのできない白河を見つめて・・・
詩集『道しるべ』より
見えないもの
『瞳を閉じて、感じてごらん?どう?』
沢山の機械の音・・・
不必要に大きなざわめき・・・
聴きたくもない音漏れのリズム
『それしか聴こえない?・・・』
行き場のない子供の声
疲れきって沈んだ声
沢山のため息や悲痛な叫び・・・
『そんなものかなぁ?』
そう言えば・・・
音ではないけれど・・・
空気を感じることがある
懐かしいけど思い出せない空気・・・
『大切なものを、置き忘れたんじゃないかい?』
大切なもの?・・・
精一杯生きようとする生き物の声
空気の音・・・
大地の音・・・
そして、私の鼓動・・・
私だけじゃない
周りの全てから鼓動が聴こえる
『当たり前は当たり前じゃないよ』
全てがあるからこそ、今、ここに居られる
良くないものばかりじゃない
良いものも沢山ある
自分中心では見えないもの・・・
ゆとりがなくては気付けないもの・・・
『命を大切にしてね』
昨年12月14日放送のカンブリア宮殿『「もったいない」を「ありがとう」に変える奇跡の食料支援』の回、ご覧になられましたか?
まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」が日本では年間約632万トンにも上るそうです。日本人1人当たり、毎日お茶碗約1杯分(約136g)のご飯の量を捨てている計算とのこと。一方で、日本人の6人に1人が相対的貧困状態にあるという現実。そんな時代に、処分される食品を集めて、困っている人々や団体に届ける取り組み…それが「フードバンク」です。
以前、ガイアの夜明けだったかで取り上げられたのではないかとウル覚えの私ですが、確かに1度テレビで取り上げられたことのある会社「セカンドハーベスト・ジャパン」さんが今回の主役。正確には、その代表であるチャールズ・マクジルトンさんが主役で、この人なくしては語れない今回のお話でした。
チャールズさんが東京・山谷の修道院に下宿していた頃、毎週行われていた炊き出しを手伝うことがきっかけとなって、いつしか自身も隅田川沿いで普通の仕事をしながらホームレスを体験。それも、1年3ヶ月にわたって…。そんな中、ある日、おにぎりが投げ込まれて「嬉しくない」という気持ちを理解したと言います。動物園の生き物ではない…対等な立場に立った支援でなければ受け入れられない事が分かったのです。
そうして2002年、日本初のフードバンクを設立。「あげる側ともらう側に上下関係はない」、「必要としている人のプライベートには過剰に踏み込まない」それがチャールズさんの哲学でした。恵まれない人を助けるという目的だけではなく、誰もが食べ物にアクセスできるセーフティーネットの構築を目指しているそうです。
また、チャールズさんはこんな事も言っておられました。【資金が足りない】【配布場所が足りない】【人員はいるが、スペースが足りない】【どの国にも困窮している人達がいるけれど、自分の国にもいることに目を向けない】・・・
今や食料支援の代表的な存在となったセカンドハーベスト・ジャパン。支援企業の数もスタート当初はわずか2社だったそうですが、現在は1,400社にまで増えているとか。支援の輪が偏りなく全国に広がるだけでなく、上下関係のない自然な支援の在り方も広がっていくと良いですよね。いつもの村上龍の編集後記ではこんな風に書かれていました。
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今の日本で、空腹を抱えている人々がいることをイメージしづらい。ファストファッションを身につけ、スマホを操ったりしている。スマホを買うお金があったら食事を何とかしろと思う人も多いだろう。だが、どんな時代でも、空腹は辛く、社会を不安定にする。マクジルトンさんには壮絶な過去があり、だから、なのか、しかし、なのか、考え方も行動もフェアだ。「可哀想だから助ける」のではなく、「ここに暖かい食事があるから、よかったらどうぞ」と呼びかける。「共に生きる」という意味を、シンプルに示している。
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「共に生きる」・・・大切な気持ちですよね。
金のなる記~成幸の心得~
お金のたまる人
感謝の生活をする人
収入以下で生活する人
夫婦仲の良い人
お金や物を大切にする人
健康を心がける人
独立自尊心の強い人
仕事を趣味とする人
一事に貫く人
常に節約する人
儲けをあてにせぬ人
お金のたまらぬ人
常に不平不満を言う人
見栄をはり贅沢をする人
夫婦仲の悪い人
物やお金を粗末にする人
悪友を持つ人
依頼心の強い人
道楽の多い人
三日坊主の人
常に借金する人
一攫千金を夢見る人
徳は元、財は来るぞよ徳つめば、金は自由になるものと 知れ
大阪の御霊神社。昔から大阪商人の守護神の様な存在で、商売の神様。社殿に礼拝
すると「徳のなる記」が記されており、「福は内、鬼は外、金のなる記」とされ、「金の
たまる人」、「金のたまらぬ人」として十項目列記してあるのです。ずっと『金のなる木』
と勘違いしていた人は、どこからか『かぐや姫』と混同していたのかもしれませんね。
また同時にこんな事が書かれていたりもします。
徳積めば永く栄える
商いは誠を似て行ふべし
気は長く
人は早く利益を得るためにあせり、
あわて、急ぐために失敗し、損をし
又は怪我をするのです。
心は丸く
之は情理円満で怒る、小言、不平なく
皆意地を捨て、仲良くすることであります。
腹は立てず
相手からどんな事をされても立腹することなく
常に慈悲寛大で自己に反省すること。
人は大きく、己は小さく
人は立派であるが自分は未熟短才であると
謙遜すること。
年末ともなると気になる年末ジャンボ宝くじ…明日22日までの販売で31日が抽選。一方、
G1競馬レースの有馬記念グランプリで一攫千金の貴方…24日日曜日ですね。年末に一発
当ててと金のなる記が頭に浮かんできましたが、やっぱり欲しいのは金のなる木ですかねぇ・・・
3日続けてのニュースネタになってしまいますが、先日、ローソンが深夜・早朝の時間帯で無人化を、一部店舗で導入する事になったというニュースが流れていました。コンビニでは人手不足が深刻で、看板の「24時間営業」を維持するために、ITを駆使して新型店舗を導入していくというのです。
お弁当や雑誌、よく使う日用雑貨を売っている…そんな、ひと昔前のコンビニと違って、提供するサービスがどんどん増加し、複雑になっていく【進化し続けるコンビニ】。それでも結局品出しやレジでは人の力が必要で、深夜や早朝には、どうしても人手不足が起こってしまいます。
そんな人手不足を解消して行く為にIT(情報技術)を駆使して、効率的な店舗運営を実現するというのです。具体的には、2018年春をめどにスマートフォンの専用アプリで決済し、深夜にレジを無人化する実験を東京都内の数店舗で始めるらしいのです。
実験店舗では、お客自ら商品のバーコードを読み取り、購入する商品の一覧がアプリの画面に表示されれば、支払い方法を選択。決済を終えて表示されるバーコードをかざして店を出ることができるという仕組み。同様のスマホ決済は、既に中国・上海に展開する約850店のうち約600店で導入しているというのですから、益々驚きです。
店内カメラで捉えた客の動きを人工知能(AI)で分析して、適切な売り場の配置なども検証し、店舗の生産性を高めるらしいのですが、この店内カメラは、防犯上でもより大きな役割を果たしていきそうです。また、同じ防犯対策の一環として、深夜はアプリがないと入店できないシステムの導入も検討しているらしいのです。
逆に、スマホアプリを持たない利用客も決済できるように、カゴの中の商品のバーコードを読み取る自動レジを組み合わせることも検討しているようで、今後、どのように展開していくのか目が離せなくなりそうです。まずは、実験店舗…1回訪ねてみたい気持ちもありますが、現実問題として夜中や早朝に出歩かない私には、現段階では無縁のような…。
都内の実験店舗では午前0~5時の時間帯にレジを無人化し、店員は売れ残った商品の撤去や新しい商品の陳列などの売り場の作業に専念するそうです。「決済を5時間スマホ対応にすることで、最大で3時間分のレジ作業の労働力を落とせるのではないか」と社長は効果を予測されていたそうです。レジを無人化する事で人員削減を図って、より少ない弱小人数で対応させられるのでは?」と気になってしまいますが…。
近年、世界各地で無人レジの導入が進められているらしく、Amazonは2016年末に入り口でスマホをかざすだけで買い物ができる「Amazon Go」を発表。韓国セブンイレブンは今年5月、静脈による本人認証と360度のバーコードスキャンシステムを使って決済する無人レジの新店舗を開業しているそうです。ローソンの無人化も中国・上海からすでに導入されている事を思うと、日本はまだまだ発展途上国なのかもしれませんね…。
素人考えで申し訳ないのですが、「万引きや強盗といった危険は?」とどうしても心配になってしまうし、「そもそも「24時間営業しなくても良いじゃん」という気もするし、逆に「やっぱりスマホを持たないと生きていけなくなるのかなぁ」という思いもあって、選択できない世の中になることへの不安が、進化と共にやってくるのでした。これって、私が時代遅れになってきたという現実なのでしょうか…。24時間…いらないよなぁ・・・
2日連続で新聞ネタになってしまいますが、南米ペルーに多数のドラゴンボールから命名され
た名前が存在しているとの事…。「ゴハン」「クリリン」「ピッコロ」等々…なんと500人以上
いることが同国政府機関から公表されたとの事。日本のアニメが世界各地で放送され、それが
きっかけで日本に興味を持ってやって来る外国人が多いのは知っていましたが、まさか、ここ
までとは…。
ドラゴンボールも他のアニメ同様に世界各地で放映されていますが、ここ南米ペルーでは最も
人気のあるテレビアニメの一つだとか。地元メディアは「信じられないことだ」と日本アニメ
の影響力の大きさを報じたそうです。
最も多かったドラゴンボールの登場人物名は、主人公「孫悟空」の長男・悟飯の「ゴハン」で、
169人。2番目が、星の入った球を七つ集めると出現し、どんな願いもかなえてくれる「神龍
(シェンロン)」から取ったとみられる「シェン」で114人。一方、主人公の「ゴクウ」は、
何故かたったの2人だけだったとか…。
これって名付け親自身が「ゴクウ」という想定なんでしょうかねぇ。他にも「クリリン」
12人、「ピッコロ」4人、「ベジータ」2人、「フリーザ」1人などで、ドラゴンボール由来
とみられる名前は27種類にも上ったとか。どうでも良いけど、もはや人間とは程遠い元悪役の
「ピッコロ」や現?悪役の「フリーザ」と命名された子供は、ちょっと可哀想な気が・・・。
そう言えば日本でも常識的に考えがたい名前や、常用漢字表等にない読みや当て字の多い名前
の一部に対して、2000年代に、日本語のインターネットスラング・蔑称・誹謗中傷の一つDQN
ドキュンの派生語として、「DQNネーム」という表記がネット上で流行しました。これが2010
年代に入ると、類似の用語として「キラキラネーム」という言い方が用いられ始め、奇抜な?
名前が多数登場しているようです。
ちなみに、どんなキラキラネームがあるのか、いくつかご紹介しておきましょう。
男子…翔馬(ぺがさす)・是留舵(ぜるだ)・大魂(だいそー)・龍飛伊(るふぃ)・騎士(ないと)・瑛磨(えーす)・楽気(らっきー)・主人公(ひーろー)・黄熊(ぷう)・光宙(ぴかちゅう)・厳惰夢(がんだむ)・土恵大(じぇだい)・琥南(こなん)・皇帝(しいざあ)
女子…未羅乃(みらの)・紗音瑠(しゃねる)・今鹿(なうしか)・桜(ぴーち)・姫凛(ぷりん)・華琉甘(かるあ)・寿絵莉(じゅえり)・天使(えんじぇる)・月姫(らめ)・闘女(きゅあ)・妃仁(ひにん)・茄子(かこ)・空理鈴(くりりん)・碧(あくあまりん)・万華(まんげ)・巴愛灯(はあと)・初珠(うぃっしゅ)・葉新(はにー)・七音(どれみ)
こうしたキラキラネームに違和感を覚えたり、思いつきだけで名付けてしまったり、その子が
成長するにつれて、学校や社会でどんな思いをするのかと考えると、親の常識が低下している
のではないかと感じてしまいます。実際のところ、キラキラネームを付けられた子どもがいじめ
の対象になってしまうことも少なくないようです。
また、こうした名前を付けてしまう理由の一つとして「オンリーワン思考」もある言われて
いるようで、他人の子とは違う「オンリーワンな名前」をつけてあげたい…そんな思いが、
判断力を狂わせているのかもしれませんね。
ちなみに、こうした名前は、特に学校という特殊な環境下では過剰に反応せざるをえないの
で注意したいところです。いわゆる「お受験」のときに、キラキラネームだと、常識のない
親、常識のない家庭で育った子…という先入観を持たれてしまうでしょう。
入学しても毎回のように授業の点呼で名前を呼ばれ、目立つところに名札を付け、自己紹介
のときにも、恥ずかしい思いをする事があるでしょう。名前を正しく呼んでもらえないかと
思ったら、初対面の人に笑われてしまったり、本人とは全く関係のない事でバカにされたり
することだってあるでしょう。
勿論、本人が名前負けしないほどのパワーの持ち主で、そうした名前を更に活用して伸びて
いくケースだってあるかも知れません。ただ、そうした特別な名前を活かして人気者になれる
確率は、たくましい心の持ち主になれる確率は、どれほどのものなのでしょうか…。陰湿な
いじめの多い世の中…本人は良い人なのに、まず入り口の名前で偏見を植え付けてしまうのは…
ちなみに暫くしてから名前を変更していく場合、いわゆる改名の手続きは結構大変だし、全て
が改名を認められる訳でもありません。更に『本人が嫌だったら、途中で変えれば良いじゃん』
というほど、簡単な、それまでの【時間経過】でもないのです。よく考え、その子が大きく
なった時、親の付けてくれた名前の由来を知って、自分の名前が大切にできるような、名前では
なくて本人の心がキラキラできるような名前でありたいものですね。
先日、朝日新聞の記事を見てびっくりしました。【「米軍ヘリ部品発見、自作自演だ」
「そんな所にあるのが悪い」…保育園に中傷殺到】という記事です。被害者である保育園側
に何故中傷が…と思ったからです。つい先日12月7日、米軍ヘリの部品が保育園の屋根に落下
したという話はニュースでご存知の方も多い事でしょう。その後13日には小学校の校庭にも
落下していましたよね。
7日午前、大きな音が響いて、保育園の屋根で見慣れない物が見つかりました。円筒形で
高さ9.5㎝、重さは213g。米軍は翌日、大型ヘリCH53Eの部品だと認めたのですが、一方で
「飛行する機体から落下した可能性は低い」と話したそうです。中傷のメールや電話は
それから相次ぐようになったそうです。
これって、被害者の日本人より、加害者の米軍の言葉を信じた人たちの行為なんですよね。
どちらが嘘を言っているなどと言いたくもありませんが、そんな事より、こうして中傷の
メールや電話をした人たちは、神様にでもなったつもりで、こんな行為に走ったのでしょう
か。
その後、関連するTwitterを見て、恐ろしくなりました。顔も見えないこうしたSNS上で過激な
言葉が飛び交っており、そのまま暴走…?個人のストレス発散に利用されてしまったのでしょ
うか?
1945年沖縄戦のさなか、米軍は役所や住宅があった旧宜野湾村の中心部を接収して滑走路を
造ったそうです。家と土地を奪われた住民は周囲に居住地を指定され、基地を取り囲むように
市街地ができたとか。沖縄が米軍施政下だった64年、キリスト教の教会がこの地区に初めて
造った保育園が今回被害に遭っている保育園だそうです。…にも拘らず「そんなところに保育園
があるのが悪い」と電話してくる人もいたそうです。
米軍基地の事を考えると、沖縄の人たちには、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。これまで
の沖縄の歴史についても、きちんと伝えてくれる機会や場も、殆どないというのも事実です。
もともと独立国家「琉球王国」だった沖縄は、江戸幕府の命で侵攻してきた薩摩軍によって
侵略されてしまいます。それから日本の一部となったのですが、太平洋戦争で、アメリカ軍
に占拠され、アメリカの統治下に…。1972年には本土復帰を果たしますが、そんな沖縄が
日本の為に米軍基地に悩まされていること・・・。
沖縄に、ある意味押し付けている状況…歴史から考えれば、こんなにひどい話はありません。
もし、きちんと沖縄の歴史を学んでいたなら、こうした行為に走る人も居なかったのでは
ないかと感じたりもします。日本人の誇れる力『思いやり』大切にして欲しいです。