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障害者支援にも乗り出している100均の先駆者ダイソー

2018-3-2 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

昨日は『ヒャッキン!~世界で100円グッズ使ってみると?~』という番組を見たと言いましたが、今や番組の主役になってしまえる100円均一のお店。私も、何か冒険旅行にでも行く感覚で、何を買うわけでもないのに、ヒャッキンのお店に突入して、ウロウロしてしまったりします。

 

そんなヒャッキンの先駆者であり、業界売上トップを誇るダイソーさんが1月18日放送のカンブリア宮殿『安くても高品質!100均の王者が登場 唯一無二の薄利多売ビジネス』に出られましたが、ご覧になられましたか?昨年6月15日にもこのブログで【関わる人達が幸せに見える会社『ダイソー』』というタイトルで書かせて頂きましたが、せっかくカンブリア宮殿に出たので、またまた書いてしまいます。

 

社長の矢野さんの人生は、前回も少し触れたように波乱万丈。大学在学中に結婚し、卒業後は妻の実家のハマチ養殖業を継ぐも、3年で倒産。兄から借りた多額の借金を踏み倒して、妻子を連れ東京へ夜逃げ。その後も転職を9回重ねて行きついたのが、日用雑貨の移動販売。なんとか商売が軌道に乗りかけた時、今度は自宅兼倉庫が火事にあってしまう…

 

そんな苦難の末に矢野さんが行き着いたのが、100円ショップだったのですが、借金を踏み倒して逃げ、再び兄と再開した時に兄が発した言葉…なんと借金を踏み倒した事への怒りの言葉ではなく、矢野社長の健康を心配して「元気だったか?」という様な言葉をかけられたとか…。そんな強い兄弟愛に支えられたことも矢野社長の人柄形成に役立ったのかと思いました。

 

ダイソーでは各店舗への出荷作業を、障害を抱えた人たちに任せています。ダイソーは障害者雇用にも積極的に取り組んでおり、更に、社内に飾られた絵画の多くは障害者が描いたもの。実は、このイラスト、商品として売られている今年のカレンダーに使用されたもので、矢野社長は、新たな夢として「障がい者の理想郷をつくる」というのです。

 

売上を支援にまわし…「最後は人のために」と語る矢野社長、やっぱり素敵な方でした。そんな矢野社長の金言は

 

『恵まれない幸せ 恵まれる不幸せ』・・・恵まれない幸せに感謝・・・

 

起業者にアドバイスをと言われると

 

『運を良くするかは、人に対していかに役立てるかということ。自分の為では上手くいかない』ときっぱり言ってのけます。

 

村上龍の編集後記では、こんな風に書かれていました。

 

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登場するゲストは、共通して優れた業績や理念を持つ。だが、「面白い」と感じるゲストはそう多くない。矢野さんは、面白かった。「希望よりも不安を大切にする」と明言する100円ショップのチャンピオン、要は「不安に耐えるだけの力がある」ということだ。「仕事人生は苦い思い出ばかり」らしいが、「客が驚き、喜ぶのを見たい」という思いで、ダイソーは数え切れない危機を乗り切り、生き残って、業界トップとなった。言動は多少ユニークに映るが、矢野さんは、実は非常にシャイな人で、かつ価値観は普遍的だと思う。
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ちょっと頼りない印象を与えてしまう矢野社長ですが、益々応援したい気持ちで一杯になりました。

 

 

 

 

 

 

 

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