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島の衰退や無人島化を食い止めようと奔走する人たち

2018-3-5 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

2月20日放送のガイアの夜明け『 夢を拓く!ニッポンの〝島″』の回、ご覧になられましたか?"

しまぐに"と言われる日本には、およそ6,800あまりの離島があるそうです。改めて聞くと、多いですよね。そのうち離島振興法で指定されている有人離島は約260。ここ50年で離島の人口は大幅に減少。無人となる離島も増加しているそうです。それでも離島は、国土・海域の保全や海洋資源の利用、多様な文化の継承など、日本にとって欠かすことの出来ないもの。

 

今回は、そんな島の衰退・無人島化を食い止めようと、島の資源を有効活用し、新たな産品・雇用・観光を生み出そうと取り組んでいる「島の革命者たち」が主役でした。

 

瀬戸内海に位置する広島県の「大崎上島」。昭和の頃から何度も架橋計画が持ち上がりながら、結局本土や四国とも橋が架かることはありませんでした。主な産業は柑橘栽培や造船業でしたが、造船所の廃業が相次ぎ、かつて1万7000人以上あった人口は現在約7700人に減少。65歳以上の高齢化率が約45%を占めるようになっています。

 

そんな島を変革しようと奮闘しているのが「ファームスズキ」の鈴木社長(41歳)。東京出身の鈴木さんは、島内に放置されていた塩田跡を活用し、2011年からカキの養殖を始めました。日本ではカキは海で養殖するのが基本ですが、実はフランスなどでは、塩田跡の養殖池(クレール)でカキが育てられ、世界的にも名高いカキが数多くあります。海で育ったカキに比べ、小粒でも甘みが強く味わいも芳醇。日本では、食感が肉厚な大きなカキが好まれますが、欧米では、このクレールオイスター(塩田熟成カキ)が好まれることを知っていたのです。

 

試行錯誤の末、鈴木社長は、日本国内で主流となっているカキと勝負するのではなく、いきなりシーフード最大のマーケットである香港に輸出し、2017年には24万個のカキを出荷するまでにいたりました。現在、養殖池のほとりには採れたてのカキが食べられるオイスターレストランをオープン。島外から観光客を呼び込むだけでなく、新たな雇用も生み出しています。さらに鈴木さんは、塩田跡の養殖池で車エビの養殖も始め、それも香港へと…。

 

番組では、この他、長崎県の本土と五島列島のちょうど中間に位置する小さな離島「江島(えのしま)」に移住し、体験型民泊宿「江島さとや」を始めた女性の話も取り上げられていました。

 

私も3年ほど離島で暮らしたことがありますが、とりあえず島の中に高校まではあったものの、大学はなく、子を持つ意識の高い親は、高校から島外に子供を連れていく人も居ましたし、高校を卒業すると島ではない都会で暮らしたいと、とにかく島を出ようとする人も多く見られました。

 

島の衰退や無人島化を食い止めることは大変な事だと思いますが、努力が報われていくと良いなぁと心から応援したい気持ちで一杯になりました。大切な国土なのだから、国の支援も、もっともっとあると良いのですがねぇ…。
 

 

 

 

 

 

 

 

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