今日6月30日は「ハーフタイムデー」と言われて、1年の半分となる日のようです。
正確にと言われると、前半だけで2月4月6月と30日を切っているし、2月は特に
少ないから、半分ではない気がしますが、そんな事を言っていると分かりにくい
中途半端な日が真ん中になってしまうので、その辺はヨシという事で。
また、この日6月30日は、大祓(おおはらい)の日で、日本の神道儀式の祓の1つと
なっています。祓は浄化の儀式として宮中や神社で日常的に行われていますが、
特に天下万民の罪穢を祓うという意味で大祓と言われるようです。1年のうち、
毎年6月と12月の晦日(新暦では6月30日と12月31日)に行われるものを恒例と
しているようで、正に大きな区切りの日となっている事は間違いないかと…。
早いもので2016年も、半分が終わろうとしているのですね。年初に立てた今年の
目標、覚えていますか? 明日から7月…夏本番ですよ。そんな折り返し点となる
今日の前日、昨日は、月初めに受けた健康診断の結果が出てきて、メタボ判定は
免れたものの、内臓脂肪が多いとの指摘…(-。-;…を受け、慌てて原因と対策を
調べたりしました。
思えば年初の目標は、もう何年も『減量する!』…。分かっていても、足腰が
弱ってしまうと、運動もままならず困ったものです。…で、内臓脂肪の原因と
対策を調べて思ったのは、変わらない生活習慣であったような…。うーん、
歳と共に増えていく様々な病気は回避したいけれど、生活習慣を仕切り直すのも
至難の技…。
とりあえず、今週末は、家内も里帰りして時間を持て余すので、お酒でも
呑みながら、これからについて考えてみたいと思います。…って言うか、
このお酒を呑みながらってのが、1番良くないんですよねぇ…f^_^;)
まずは連続飲酒の中にハーフタイムを設けたいところです…
あのトイ・ストーリーやファインディング・ニモを製作したピクサーの
『インサイド・ヘッド』という映画をつい先日、今更ながら・・・見させて
頂きました。
頭の中に存在する5つの感情たち…ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そして
カナシミが、主人たる人間の感情をコントロールしていくというお話。主人公の
誕生や成長と共に生まれた彼らが、彼女を守り幸せにするために日々奮闘して
いきます。
考えてみれば人間は小さな細胞の集まりで、その集まりに動かされている
ロボットのようなもの・・・。そんな事を改めて自覚させてくれ、何とも
超現実的で複雑な感情もわきながら、面白く見させて頂きました。
主人公を悲しませることしかできない「カナシミ」の存在が、見ていくうちに
『要らない存在』に見えてきて、ヨロコビがカナシミを置き去りにしてしまう
シーンなんぞは、そうだそうだと思ってしまう大人気ない私…。
第88回アカデミー賞、第43回アニー賞、第73回ゴールデングローブ賞他数多くの
タイトルを手にした同映画は、大人でも楽しめる娯楽作品となっていました。
そう言えば、お邪魔だと思っていたカナシミの役割も後半でしっかり設けられて
おり、必要な感情達の意味も教えられていきます。エンディングでは、それまで
周りにいた人達の脳の中にも進入し、同じように5つの感情達が奮闘していて、
久々に心底笑える娯楽アニメ映画となっていました。
ちなみにカナシミによって流される涙は、ツライ思いを洗い流し、よりヨロコビを
大きくして気持ちを切り替えさせてくれる、そんな大切な役割があったようですね。
そりゃあヨロコビばかりでは、ありがたみも無くなります。
1つのアニメでありながら、考えさせられる事もあり、心に響く作品となりました。
6月23日に放送されたカンブリア宮殿をご覧になられましたか?
感動のリフォーム会社として『さくら住宅』という会社が取り上げられていました。
横浜市栄区の桂台地区では、住民の5世帯に1世帯がさくら住宅を利用している
という驚きの占有率。目指すのは住まいのかかりつけ医という姿勢で、困った時の
頼れる『住医』として、出張費込みで数千円の小口工事が仕事の4割を超えていました。
それでもリピーター率7割を超え、営業して回らなくても、リピーターの中から、
或いは紹介から大リフォームにつなげ、18年連続の黒字経営を達成しているのです。
さくら住宅の株主は、なんと65%が顧客という事も驚きで、株主総会では社長の
健康を気遣う意見や、『配当はいいから、社員の給料を上げてやってくれ』と言われる
ほどで、なんと良好な関係なんだろうと思いました。
かつて大手住宅メーカーに勤めていた二宮社長は、「家を売ったら終わり」という、
当時の業界の考え方に疑問を持ち、50歳で独立。客が幸せになる会社を目指すことを
決意した『さくら住宅』は、今や地域になくてはならない存在になっていました。
そんなさくら住宅に対して、客は値引き要求をしない関係性が成り立っているのです。
社員に対しても、ノルマなしで競うことを禁じています。中小企業でやってはいけない
争いは、社員間の争いで、足の引っ張り合いをしない事が大切だと言っていました。
そればかりか価格路線で勝負しないさくら住宅は、職人への待遇も業界の中でも手厚く、
職人が給料に見合った仕事をすることで、客も満足し、みんなが幸せになれる仕組みが
できていたのです。まさに、お客と、会社とそこで働く人たち皆んなが幸せになれる
会社でした。
利益よりも顧客との信頼関係を優先する事は、会社の成長や存続を思えば簡単では
ありませんが、それだけに築かれてきた信頼関係は揺るぎない強さとなって会社を
支えていました。人を大切にできる素敵な会社でした。
キャンプファイヤー4つの・・・
火の教え1
世に光を・・・
火は、明るさを与える闇夜から足元を照らし進むべき道、人生の道を示します
火は・・・社会に1つの明るさを灯す人となれ
世に光を投げかける人となれ
世の光になれと教えています。
火の教え2
世にあたたかさを・・・
火は寒さから私たちの身を守り、あたたかさを与えてくれます
大切な命を大自然から守ってくれます
あたたかさは同時に、心のゆとり、あたたかさを取り戻してくれます
火は・・・社会にあたたかさを投げかけよ
あたたかい人であれ
人を愛することの尊さを教えています
火の教え3
友情の輪を・・・
キャンプファイヤーは1本の薪ではできません
何本もの薪が相互に支え合っています
1つの火では、弱く暗い
何本もの薪が協力し合うことで炎となり、明るく、強く、温かいものになります
火は・・・仲間の大切さ、友情の大切さ
手を取り合って力を合わせていくことの大切さを示しています
火の教え4
奉仕の心を・・・
火は・・・明るさ、温かさ、友情の大切さを
自らの身を焼き尽くしながら示しています
火は・・・時には、自分を犠牲にしても周囲のことを考え、取り組む必要性を示しています
そのことはまた、自らを生かすことでもあると示しているのです
キャンプファイアーの4つの火の教え・・・
『明るさ』『あたたかさ』『協力』『犠牲心』
そんな教えが込められていたんですね。
足の裏側の気持ち
人間とも随分長い付き合いになるが、昔は良かった・・・
近頃は殆ど直接地面に触れることが無くなったので
破傷風になることこそ減ってきたが・・・
靴というもので覆われるようになって
水虫という臭かったりする嫌な病気に侵されるようになった
狭い靴やかかとにツノのある履物を履かれると、両脇の指が変形するし
足がゆがんで困る・・・おまけに変な歩き方をされるものだから
土踏まずが無くなってきたり、爪が巻き爪になって痛くなってしまう
同じ靴を頻繁に履くご主人をお持ちの方は
「臭くて耐えられない!」と怒っていたよ。
できれば、土や草の上を「素足」の「裸足」で沢山歩きたい
10本の指で、しっかりと地面を掴んで
かかとから指先までの全部を使って歩きたい
今更、足の裏を使って木にぶら下がりたいとまでは思わないが
活き活きとした10本の指たちの姿を返して欲しい
靴だって、裏を見れば、その減り方で、歩き方の狂いを修正できるじゃないか
私だってあなたの一部なんだからもっとしっかり
もっともっと全身を意識して前に進んでおくれよ
私がない人の分まで、しっかり、前を向いて・・・
(詩集「道しるべ」より)
6月16日に放送されたカンブリア宮殿 、あのコーヒーのUCCが取り上げられて
いましたが、ご覧になられましたか?
セブンイレブンが始めた「コンビニコーヒー」がすっかり定着し、産地にこだわる
コーヒーを扱うカフェも様々に登場してきていますが、国内のコーヒー消費量は
3年連続で過去最高を更新中とのこと。
そんな日本のコーヒー文化を戦後から牽引し、コーヒー農家の発掘育成から、新しい
コーヒーの提案まで、一貫したコーヒー事業を展開しているUCC。私もカフェの
上島珈琲には、何度となくお世話になっておりますし、お家カフェでも、ドリップ
コーヒーでお世話になっております。
世界初の缶コーヒーを開発し、レギュラーコーヒーでは16年連続でシェアトップを
独走。一杯にかける「情熱」と、常識を覆す「イノベーション」で市場を切り開く
コーヒーのパイオニアとして知らない人はいないはず。
創業者はコーヒーの父と呼ばれる人物でしたが、1933年に小さな商店を立ち上げ、
1951年上島コーヒー株式会社を設立すると、まもなく缶コーヒーとの闘いが始まり
ます。銭湯や駅で売られるコーヒー牛乳のビンは返す物だという決まりから、
ある時、駅で飲みきらないうちに電車がやってきてしまい、飲み残しをしながらも
ビンをお店に返して電車に乗るという悔しい思いをしたとか。それこそが、あの
缶コーヒーの誕生につながったとの事。
瓶では何の問題もなかったコーヒーですが、缶では化学反応を起こしてしまって、
実際に世界初の缶コーヒーが登場したのは1969年。諦めないコーヒーへの思いが
実らせた大ヒット商品です。
『我々がやらずして誰がやるんだ』
『常に仕掛ける、次なる一杯』
黒生ビールの様な…『アイスブリュードコーヒー』
食べ物との相性を判断する『コーヒーマッチングシステム』で新たなる組み合わせの
開発を促進して売上につなげる等、コーヒーにかける思いの熱さが伝わるものでした。
司会の村上さんからの『 UCC は、缶コーヒーの優位性を失っても衰退しませんで
したが?』という質問に…
『当社はコーヒーへのリスペクトが最優先なので、缶コーヒーの先行開発と
大成功などで満足しないんです』
『扱う商品へのリスペクトが全てに優先する。そんな会社は強い。負けるはずがない』
村上さんは、まとめで、そう話されていました。ちなみに「リスペクト(respect)」は、
「尊敬し、敬意を表す」という意味ですかね。
いつもの社長の金言は、こうでした。
『収益』ではなく、『思い』のゴールに向けて走れ
最後にものを言うのは、やはり人の『思い』なのですね。
今日はペパーミントデーです。ハッカが特産品の北海道北見市まちづくり研究会が
1987(昭和62)年に「はっか(20日)」の語呂合せから制定されたようです。
いつものWikipediaでは、ペパーミントは、シソ科ハッカ属の多年草で、和名は
コショウハッカ、セイヨウハッカと書かれていました。スペアミントとウォーター
ミントの交雑種という事で、原産地はヨーロッパ大陸。ハーブの一種で、独特の
メントール臭がする事はご存知の通りですが、ニホンハッカに比べると、
メントール(ハッカ脳)の含有量は50 - 60%と低いようです。
ヨーロッパ、アラビアで、葉を摘み取って乾燥させたものをハーブ(薬草)や
薬味として使用したり、花を枝ごと水蒸気蒸留して精油を抽出して香料として
利用されてきました。ペパーミント由来の香料は菓子に広く使われ、また
ハーブティーにも用いられ、クセのあるハーブとは、ブレンドする事で飲み
やすくもしてくれるハーブですよね。
ペパーミントは、食べ過ぎ・飲みすぎなどで胃の調子が悪い時に消化を助けて
くれますが、腹痛や胸焼け、胃けいれんなどの症状を緩和してくれたりもします。
ペパーミントには鎮静効果があり、精神的な緊張を和らげ、イライラをしずめ、
心身をリラックスさせてくれます。無気力や抑うつを改善する精神安定化作用
もあり、神経症などにも利用されてきました。
その他、以下のような効能・効果があると言われています。
●偏頭痛やそれに伴うむかつきを癒してくれます。
●麻痺作用と抗菌作用があり、虫歯や歯痛などの痛みを和らげてくれます。
●胃の神経の末端を麻痺させることで、乗り物酔いや吐き気の予防になります。
●胃の筋肉をゆるめるため、げっぷが出やすくなります。
●不眠を解消し、深い眠りに誘ってくれます。
乗り物酔いしやすい人は、ペパーミントティーを携行して行くと良いようです。
ただし、摂りすぎると胃の粘膜を乾かし、胃痛などを引き起こす事があるよう
なので取り過ぎには注意が必要とのこと。
我が家ではリラックス効果を求めて活用されることが多いですかねぇ…
今日6月17日は、砂漠化および干ばつと闘う世界デーです。砂漠化と干ばつの
影響と闘うための国際協力の必要性、および、砂漠化防止条約の実施に対する
認識を高める日との事です。
肝心な事は、『1994年6月17日に「国連砂漠化対処条約」が採択されたことに
伴って、1995年1月30日の国際連合総会の決議により定められた』国際デー
という事。にもかかわらず、地球の砂漠化は殆ど止まっていません。ちなみに、
毎年テーマを設定することが決定されており、近年のテーマのスローガンは
以下の通り…
2014年 - 土地は未来をつなぐもの - 気候変動から守ろう
2013年 - 乾く大地から未来を守れ
2012年 - 健康な土地はあなたの生活を維持します:土壌劣化ゼロを目指そう
2011年 - 森林は乾燥地の働きを助ける
如何ですか?「国連砂漠化対処条約」が結ばれてから、もう20年以上が経過
しているというのに…現状はこうです…
地表の約半分(41%)を占める乾燥地に世界の3人に1人(24億人)が住み、
その半数(12億人)は世界で最も貧しい。
私たちの食料の44%、家畜の50%を乾燥地で生産している。
乾燥地で農業を行なっている人は26億人。
農業を行なっている土地の52%は土壌劣化(砂漠化)が進行。
すでに15億人の人が土壌劣化(砂漠化)の悪影響を受けている。
毎年、干ばつと砂漠化で1200万ヘクタール(日本の国土面積の約3分の1)が
失われ、その結果、毎年2000万トンの穀物が減収している。
熱帯林と亜熱帯林の42%は乾燥した森林。世界の生物多様性の大部分は乾燥
地帯の森林で維持されている。
乾燥地の土地の劣化の原因は、過放牧、過耕作、森林減少、過開拓等が挙げられ
ています。そして、砂漠化が次の砂漠化を引き起こすという悪循環も生じています。
そう言えば、我が家の近くにあった市の森林公園が、いきなり伐採されて住宅地と
されてしまいました。市が保有していたから、まさか住宅地になるなんぞとは
思っていなかったエリアです。そこにいた鳥達は、行き場を探してしばらくは近隣の
家の敷地内にある小さな木々に群れていました…。
家を建てたら『少しの緑と公園』を強要する程度では、とても豊かな自然を守れ
そうもありません。空き家が沢山あるというのにリフォームよりも次の新築へ…
私たちの身近でも砂漠化は進んでいるんですよね…だけど…
それでも、変われない…変わらないのが人の弱さ…哀しさなのでしょうか…
つい先日のがっちりマンデーをご覧になりましたか?事務の王様「キングジム」が
取り上げられていましたね。文具だけで売上げ330億円!名前は知らない…
という方でも、青いファイルや簡単に文字入りのシールが作れるテプラはご存知の
はずですよね。超ロングセラーとなる2つを支える、地道な開発の裏側も取り上げ
られていましたが、面白かったのは、独創的なヒット商品を生み出す「開発会議」
でした。
そんなキングジムの開発会議は3段階で構成されていました。
第一段階の会議 否定はせず違った角度からアイデアを出し合うことで、今一つの
アイデアでも、思わぬ商品に化けていくことがあります。反応が良かったアイデアの
細かい部分を考え第二段階の会議へ…。
第二段階の会議 商品開発部部長&開発本部長も参加してチェックしていきます。
商品が儲かるスキマを狙っているかどうかを判断していくのです。
• スキマが大きいもの 大手が参入
• スキマが小さいもの 商品が売れない
• 後発でスキマを狙う 作っても儲からない
開発本部長はこう話されました。『これを売ったら次は何があるの?ちょっとした
アイデア品なんていくらでも思いつくじゃない。でもそれってビジネスとは
違うよね。』冷静に見つめ直せる良い問いかけでした。
第三段階の会議 選び抜かれたアイデアが最終ステージを迎えていきます。
役員と「営業」「経営」「物流」など各部門の責任者にラスボスの社長が出席。
第二段階よりも厳しい展開になるのかと思いきや笑顔に溢れ、和やかなムードで
話が進められていき、アッサリ提案の9割以上が承認されていくのです。それに
ついてキングジムの宮本社長は、こう話しておられました…。
『最後は連帯責任を負うための会議なんですよ』と、素敵なお言葉。
売れるかどうか疑問に思うような商品が多い。最後に役員全員一致で通した
事によって、仮に売れなくても担当者の責任に押し付けない。そのための会議。
スキマ狙いのキングジム商品は10個に1個売れても上々。例え売れなくても
連帯責任。だからこそ、失敗を恐れず斬新な発想で商品開発に取り組める。
何よりもこの皆んなで責任を負って1つにる、良いじゃないですか。