ご無沙汰しております。本当に久しぶりのブログ更新です。コロナも変異と共に良くない影響が続いていますが、皆さんお元気ですか?オミクロン株の急拡大のせいで検査薬まで不足し、事故に遭って救急車で運ばれても83件目でやっと受け入れ先が見つかると、コロナ以外の病気や怪我でも危険な状態に突入しています。本当に皆さんご無事で、今年も何とか乗り切りましょう!!
さて、昨年末ですが「オータニ・インパクト〜アメリカを駆け抜けた二刀流の衝撃〜」 - BS1スペシャル – NHKはご覧になられましたか?
打っては46本塁打、投げては9勝150奪三振と、全米を熱狂させた二刀流・大谷翔平さん。何が人々の心を捉えたのか?ファンや取材者、様々な人たちの声を通しその秘密に迫ると題した番組は、1年間の大谷フィーバーの総集編と言った感じで、自分の事のように楽しく見させて頂きました。
2021年、二刀流・大谷翔平さんの衝撃が全米を駆け抜けました。リーグМVPをはじめとする賞を総なめにし、野球選手としては史上2人目となるタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出されました。伝統あるオールスターゲームでは、大谷選手の雄姿を見るためにルールを変更させ、その経済効果は100億円とも200億円とも言われました。そんな大谷選手の何が、ベースボールの母国アメリカ人の心を捉えたのか?衝撃が駆け抜けた1年を、人々の声をもとに振り返っていったのです。
コロナ禍にあって、唯一と言ってよいくらい私たちに幸せな時間をもたらしてくれたことは事実だと思います。驚いたのは、野球ファンのみならず、彼に引き寄せられていったこと。野球のいちプレーヤーとしてのみならず、賞金をスタッフに分けたり、ゴミを拾ったり、敵選手や敵のファンにも優しく対応し、腹立たしい心配にも笑顔であいさつするという神対応が盛り沢山でした。
「2021年はオオタニの年だった」仏メディアも大谷翔平の功績に賛辞!走・攻・守スキルを高く評価「日本のルースがいかに優れていたか」 という記事では「驚異の身体能力ですべてをこなす大谷は、日米だけでなく欧州からも注目を浴びている。」とつづられ、様々なスポーツシーンで彩られた2021年の大谷選手のインパクトはひと際大きく、世界中のスポーツファンの記憶に刻まれ、米国や日本以外の国々でも今季の功績が語り続けられている。と書かれていました。
フランスの野球専門サイト『Passion MLB』では、「2021年シーズンはショウヘイ・オオタニの年であったことは、野球ファンなら誰もが知っている」と記事の冒頭から昨年の活躍を評し、大谷選手と同じく投手・野手での実績を残したベーブ・ルースの名前を挙げ、「今シーズンを分析することで、日本のべーブ・ルースがいかに優れていたかがわかる」として、投・打での記録について語っています。
記事の中では、大谷選手について「投手として533人のバッターと対戦し、さらに打者として639回の打席に立った」と、今季の出場機会の多さにも触れており、さらに「アメリカン・リーグのMVPファイナリストであるブラディミール・ゲレーロJr.とマーカス・セミエンの対決(打席)数が、それぞれ698回と724回だった。このことからもオオタニのMVP満票選出は納得の結果だ」と綴り、二刀流としてのMVP受賞を讃えていました。
不思議に物で、大谷選手が称賛されると、まるで自分の事を褒められているように感じられた方が多かったのではないでしょうか。
ベースボール・ダイジェストMVP=受賞
ベースボール・アメリカ年間最優秀選手=受賞
AP通信社プレーヤーオブザイヤー=受賞
MLB・ヒストリック・アチーブメント・アウォード=受賞
プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(最優秀選手)=受賞
プレーヤーズ・チョイス賞=ダブル受賞
シルバースラッガー賞=受賞
「ピッチングニンジャ」の「野球の顔」大賞=受賞
ア・リーグ最優秀選手(MVP)=受賞
オールMLBチーム=受賞
エドガー・マルティネス賞=受賞
テレビ朝日ビッグスポーツ賞=ビッグスポーツ賞受賞
レジェンダリー・モーメント(伝説的瞬間)賞
「正力松太郎賞」特別賞=受賞
Yahoo!検索大賞=受賞
米ヤフースポーツ・ブレークアスリート特集=選出
アジアン・アメリカン・アウォード=ベストアスリート選出
スポーティング・ニュース「スポーツ史上最高のシーズン50選」=1位
地元アナハイムのアスリートオブザイヤー=選出
地元アナハイムの2021年のトップインフルエンサー125人=選出
第12回日本スポーツ学会大賞=選出
AP通信「今年の男性アスリート」=選出
2021年を彩るスポーツシーン42=選出
「スポーティング・ニュース」年間最優秀アスリート=選出
ベースボールカード・シリーズ1のNO・1カード
タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に選出
・・・その他にも書ききれないものがあるかもしれません!!!
番外編では・・・
2021ユーキャン新語・流行語大賞=年間大賞受賞
(「リアル二刀流/ショータイム」が満場一致で「年間大賞」に)
まさにディープインパクトならぬオータニ・インパクト
最後に、球場に来ていた親子の話が印象的だったので・・・
客席の親子の話・・・お父さんが、自分のお子さんに言われた一言です。
「この瞬間を忘れるな!」
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。
またまた久しぶりの更新になりますが、コロナ禍…皆さんご無事てすか? 久しぶりなので、今回も長々と書かせて頂きます…。
遡る事大昔、2021年8月19日に放送されたカンブリア宮殿【客を惹きつける極意!】の回、ご覧になられましたか?
夏休みに大人も子供も大興奮!大自然をそのまま楽しむことができる、独自のアトラクションで大人気のテーマパーク「ネスタリゾート神戸」。仕掛け人は、マーケティング精鋭集団「刀」CEOの森岡毅さん。過去に業績不振だったユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)をV字回復させた実績をもち、今年5月にリニューアルオープンした西武園ゆうえんちも手掛けています。「人の本能を刺激」し、客が殺到する仕掛けを作る森岡さん。その独特なマーケティング力の極意に迫ったのが今回の中身でした。
オフロードでスリル満点の運転が楽しめる「ワイルド・バギー」や、巨大な玉の中に入って大斜面を転がり落ちる「キャニオン・ドロップ」、鳥のように空を飛ぶ「スカイ・イーグル」など、大人も子供も大興奮のアクティビティがずらりと並ぶ、ネスタリゾート神戸。昨年はコロナ禍で一時休業したにもかかわらず、9月には過去最高の売り上げを達成するなど絶好調のテーマパークで、実はここ、元々は破綻した年金保養施設として知られていたグリーンピア三木。2016年に新たな経営者の元で再出発したが黒字化はできませんでした。原因は、アクセスが悪い上に、客を呼べるようなものが「何もない」から・・・。その再建を託された森岡さんは、「何もない」を逆手に取り「ないものはない」と発想を転換。大自然をそのまま楽しむ「冒険テーマパーク」として生まれ変わらせたのです。すると他のテーマパークにはない面白さに客が殺到。1年足らずで売り上げは3倍になり、見事に黒字化を達成。
驚いたのは「必ず客が来たくなる」独得なマーケティング力
森岡さんの自宅を訪ねると、プラモデルや漫画、ゲームなどがズラリ並ぶ。「消費者を本能レベルで深く知るため」に自ら没頭しているとのこと。子どもの頃から数学が好きだった森岡さんは、神戸大学・経営学部に数学のみで入学し、世界最高のマーケティング力を誇るといわれるP&Gに入社。そこは感性が問われる世界でしたが、森岡さんは需要予測を数式として編み出すことで頭角を現し、ヘアケア商品のヴィダルサスーンを大ヒットさせていきます。その後、不振に陥っていたUSJに招かれると、V字回復に成功。「刀」を起業すると、「ネスタリゾート神戸」や「丸亀製麺」、「西武園ゆうえんち」などの集客を任され、次々と成果をあげていったのです。
「刀には詳細なデータを集積し、独自の数学マーケティングで分析する『需要予測』のノウハウがあります。それこそが刀が持つ独自の力です。その数字の後ろ盾があるからこそ、大きな投資判断ができますし、大胆な策が打てるのです」(森岡さん)
森岡さんは『確率思考の戦略論』(共著、KADOKAWA)という著書の中で秘伝の数式の一部を公開し、マーケターの間で大きな話題になっていました。ご興味がおありのン他は、是非お勧めです。
数字に裏打ちされた「需要予測」のノウハウ。「たまたま賭けに勝っただけ」でないことは、
2017年の創設以来、取り組んできたプロジェクトに触れてみればお分かりかと・・・。
・丸亀製麺
全国約800店舗の巨大チェーンに成長したが、2017年から既存店客数が16ヵ月連続で前年割れする負のスパイラルに陥っていた。2018年に刀と協業。すべての店舗で粉から打った出来立ての価値を訴求する「ここのうどんは、生きている。」という新たなブランディングで押し出し、わずか半年で既存店の集客を2割も増やしてV字回復。
・ネスタリゾート神戸
破綻したグリーンピア三木をネスタリゾート神戸として再生させるも、慢性的な赤字に苦しんでいた。刀との協業で2018年9月「大自然の冒険テーマパーク」として再々出発。新キャンペーン開始からわずか1年で売上を2.6倍に増やした。コロナ禍の2020年には春の緊急事態宣言で休止を余儀なくされるも、夏から果敢に新エリアをオープンし、秋からは過去最高集客を更新し続け、終わってみれば初の黒字化を達成。
・農林中金バリューインベストメンツ
日本最大規模の機関投資家である農林中央金庫グループの一角だったが、一般的な知名度は高くなかった。2019年8月に刀と協業し、金融商品のブランドを「おおぶね」に統一。わずか2年で口座数は7倍、運用規模は13倍に拡大。
・西武園ゆうえんち
1988年の年間入場者194万人をピークに2019年には38万人まで減少していた。刀との協業で2021年5月「心あたたまる幸福感」をテーマに昭和の世界観でリニューアルオープン。コロナ禍と5月からの長梅雨という最悪のタイミングでのスタートに思われたが、連日大盛況で大成功の船出を果たす。
いずれも大成功を収め、今なお成長を続けるプロジェクトばかり。中でも破綻したグリーンピア三木を買い取ったネスタリゾート神戸や、集客が全盛期の4分の1以下まで落ち込んでいた西武園ゆうえんちは、誰もがしり込みするであろう最難関だと思われていました。思えばその軌跡は、破綻寸前だと思われていたUSJをわずか数年で世界第4位のパークにまで押し上げてみせた奇跡からずっと一貫しており、『需要予測』のノウハウ・・・恐るべしです。様々な状況を『予想以上の成功』と報じるメディアもありますが、我々にとっては『予想通りの成功』なんですと森岡さん。天変地異や紛争の勃発、100年に一度の疫病などは計算に入れられないので、「刀」の需要予測は100%完璧なわけではありません。しかし様々なデータを数学的に分析することでかなりの精度で正確な予測ができ、経営資源を集中して備えるべきシナリオを明確にできるとのこと。それが他のマーケターとの圧倒的な違いとなっているのです。
「我々は口先だけのコンサルではありません。知恵を出すだけでなく、ちゃんとリスクをとって事業の中へ踏み込んで実行するところまでやる。つまり一緒に汗をかきます。USJ時代の6年間で私が手がけたプロジェクトの成功率は98%でした。刀はこれまでの4年間で100%の成功率です。世の経営者の方々には、もっと数学マーケティングの存在と威力について知っていただきたい。経営者が数学そのものを知る必要はありません。実際の分析は得意な人に計算して貰えばよいのです。ただし、数学で解き明かしたビジネスで勝つ法則は、私の本『確率思考の戦略論』で、文系の方にもわかるように書いていますので理解していただきたい。家電にたとえるなら、中身の機構を理解するのではなく、そんな便利な家電が存在することと、その使い方を知っていただきたいのです。需要に見合った投資をするとはどういうことか。長期で事業を捉えて持続可能な仕組みを作るとはどういうことか。それを理解するだけで事業の成功率は格段に上がります」(森岡さん)
そんな森岡さんの座右の銘は・・・「数字に熱を込めろ!」・・・でした。
小話・・・負けるな大谷翔平!!
話は全然違いますが、投手として、あと1勝することで、ベイ・ブルースの記録を103年ぶりに越えようとしていること。ホームランキングまで手の届くところに居ながら不振にあえいでいること。そんな諸々に注目していない人は居ないのではないかと思っています。いや、興味ない人も居るのでしょうが(笑)・・・。
とにかく嫌な話ばかりの今だからこそ、沢山の喜びを振りまいてくれて来た大谷翔平さんを応援せずにはいられないのです。
思えばオールスター・・・。二刀流として基本ルールまで変更させて出場したホームラン競争では、ヘトヘトになるまで大振りして、その後の不振は、そのせいではと短期的には思ったものですが、実際の不振はヤンキースで見られた主審の判定だと思うようになっています。選球眼の良い大谷選手が主審の判定前に明らかなボールと判定して動いたことがきっかけと言われたりもしていますが、実際のところ、主審による明らかなボールをストライクと判定するシーンが、対大谷選手には多い気がしてならないのです。(まさか、人種差別がここにもなんて思いたくもありませんし・・・) 結果として、ボールをストライクと判定されて三振に終わるよりも、ボールでも振っていくしかなくなる大谷選手は、バッティングフォームの悪化と、選球眼の劣化を招いてしまったのではと・・・。
それでも、【目標達成シート】を用いて成長してきた大谷選手なら、きっとそんな状況でも抜け出すことができると信じています。まだ若いし、今年が最後のチャンスな訳でもないのだから、最悪主審対策をしっかり考え、落ち着いて自分らしく前進していって欲しいと応援しています。大谷ファイト!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。
叶えたい目標を明確にし、それを達成するための具体的な項目を可視化したフレームワークとして、大谷選手の活躍と共に話題になったのが【目標達成シート】。どんなものなのか、じっくりご覧になられましたか?
大谷翔平選手は、プロでもなかなか投げられない球速160キロを高校時代に成し遂げ、ルーキーイヤーに投手で3勝、打っても3本塁打という「二刀流」の活躍を見せたプロ野球選手。岩手県・花巻東高校から2013年にドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団したのち、2018年からメジャーリーグチームのロサンゼルス・エンゼルスと契約し、今年の活躍はスポーツの垣根を越えてしまって、世界中に知れ渡るほどとなっています。
そんな大谷翔平選手が高校一年生の時に作成したのが、今回ご紹介する「目標達成シート」。高校時代の監督・佐々木洋氏からの教えにより作成したこのシートは、強い目標(夢)を中心に置き、周囲9×9の合計81マスに細分化した目標を書き込んだものです。
大谷選手が中心に書いた夢は「8球団からのドラフト1位指名」でした。ご覧頂ければ分かるように、中央の目標(夢)を達成するために必要な要素を8つ外周に記入。「体づくり」「人間性」「メンタル」「コントロール」「キレ」「スピード160キロ」「変化球」「運」。更にこれらを達成するための具体的な目標を、それぞれ8つずつ記入したのです。
大谷翔平選手は目標達成シートを作成する際、なるべく具体的に、また少し高い目標を書き込むようにしたと話しています。ひとつの大きな目標を達成するために必要な要素を細分化し「叶えたいこと」への道のりを明確にしていったのです。一度にすべての要素をクリアしていくのは難しいもの。そこで具体性を高めると、目標を見失わずに進めます。また、共通する項目が出てくれば、それがより重要となる事も良く分かります。
目標達成シートは、目標設定や現状分析、行動指標の確立など様々な場面にも活用できます。この9×9の81マスで構成される目標達成シートは、「マンダラチャート(マンダラート)」とも呼ばれるフレームワークです。マンダラチャート(マンダラート)のベースとなっているのは、予想できた方も居ると思いますが、仏教の考え方や教えを表現した「曼荼羅」です。規則性を持って複数の偶像を配置した曼荼羅では、すべての偶像が相互に影響しあって1つの世界を形成している、点を表現しています。
目標達成シートを作成する際のポイントとしては、目標と目的の違いを理解しておくこと。目標は目的を達成するために必要な「目印」であり、目的は最終的に到達したいゴール。つまり「目的」という最終地点に到達するための過程に必要なのが「目標」という事になります。
大谷選手の目標達成シートで特に注目したのが【運】というところ。疎かにしがちですが、こんな所にまで目を配ってきたからこそ、人としても高い評価を受け、万人に愛されるようになったのでしょうね。こんな記事・・・『メジャー球宴史上初“リアル二刀流”で勝利投手の大谷翔平をスター集団がサイン攻めで称賛の嵐…「全員が彼に畏敬の念を抱く」』や『【MLB】大谷翔平が“太っ腹” 総額1650万円を球団職員30人に贈呈、HR競争の賞金活用』など・・・自分の事の様に嬉しくなってしまうものです。
オールスター明け、ホームランダービーでフォームが崩れたか、調子が良くないように見えてしまいますが、こんなシートを作れる大谷選手なら、復活するのも時間の問題と思いたいところ。まだまだワクワクさせてもらえそうです。
オリンピックが終わり、コロナ感染は、これまで以上の拡大を続け、政府の対応も相変わらずの無策で、自宅療養が拡大されて、重症化によって亡くなられる方も益々増加していくのでしょうか。にも拘らず、治療薬の制限も緩和される事なく、受け入れ施設が拡大されるわけでもなく、ワクチン接種も量も充分ではなく・・・それゃ内閣支持率も下がる一方な訳です。
昨年は支援金もいくらかありまたが、2年目となると支援金も少なく、中小は益々困難になっています。大谷選手の様なスーパーなニュースや、オリンピックで全力を尽くして元気をくれるような、そんな良い知らせが、もっともっと欲しいし、長いトンネルも早く抜け出したいものです。皆さん、気持ちが折れがちになりますが、負けないで乗り切っていきましょうね!!!
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。
ご無沙汰しております。相変わらずのコロナ禍で、通常とは全く違う状況が続いておりますが、更にオリンピックも重なり始めて、日本は何処に向かっているのか、不安な日々にストレスばかりが蓄積されている感じです。 なのでズルズルと長くなりますがご了承ください。
少し前になりますが、こんな記事を目にしました・・・。
【IMD「世界競争力年鑑2020」日本の総合順位は30位から34位に下落】
【世界競争力年鑑】とは、国の競争力に関連する統計データと企業の経営層を対象とするアンケート調査結果を63カ国から収集し、作成される競争力指標で、全ての分野を合わせた競争力総合順位のほか、四つの大分類「経済状況」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の順位、更に各大分類に5個含まれる小分類の順位として公表されるものです。
【世界競争力年鑑】における2020年の総合順位を見ると、1位のシンガポールから始まって、日本の総合順位は63カ国・地域中34位で、アジア・太平洋地域でも14カ国・地域中・・・なんと10位・・・。G7でありながら、こんなに酷いとは…。ちなみに主な順位は・・・1位 シンガポール、2位 デンマーク、3位 スイス、4位 オランダ、5位 香港、6位 スウェーデン、7位 ノルウェー、10位 アメリカ、11位 台湾、20位 中国、23位 韓国、29位 タイ・・・34位 日本・・・。
日本の総合順位の変遷を見ると、同年鑑の公表が開始された1989年からバブル期終焉後の1992年まで1位を維持し、1996年までは5位以内の高い順位を維持した。しかし、金融システム不安が表面化した1997年に17位に急落し、その後は一時的に上昇する年はあったものの、基本的には20位台の中盤前後で推移しました。その後、2019年には30位となり、最新版の2020年では過去最低の34位まで落ち込んだのです。
日本の状況を項目別に見ていくと、「経済状況」は11位(前年16位)、「政府の効率性」は41位(前年38位)、「ビジネス効率性」は55位(前年46位)、「インフラ」は21位(前年15位)である。経済状況の順位はやや上昇したもの、「政府の効率性」「ビジネス効率性」「インフラ」の順位は更に悪化しているのです。特に「ビジネス効率性」は2015年以降、大幅な順位の下落が続いています。
競争力年鑑では、先に挙げた統計とアンケート結果から作成される競争力指標のほか、経営層を対象に自国の強みと認識する項目を選ぶアンケート調査も行っています。この結果を見ると、質の高いインフラや労働力(高い教育水準、熟練労働力、労使関係)が強みと認識されている一方、税制や政府の競争力、開放性・積極性の評価が低いのです。なお、強みと認識される項目は、前年調査から大きな変化はないものの、「強い研究開発力」が約13%ポイントの低下となっている点が注目されます。
先日、こんな記事もありました。
【菅総理と玉川徹氏どっちが正しい? 「国民はそれほど馬鹿なのか」】
古賀茂明さんによる記事です・・・
*****************************************************************************
「6月9日に2年ぶりに行われた党首討論。弁論能力では野党第一党の立憲民主党・枝野幸男代表が菅義偉総理よりはるかに上だ。しかし、最大の論点、コロナ対策については、菅氏が、「ワクチン、ワクチン」と叫ぶだけで、全くかみ合わない。五輪も補正予算も時間不足で、実のある論戦ができずに時間切れ。枝野氏圧勝を予想した向きには肩透かしの結果だった。この結果に菅氏はほっと胸をなでおろしていることだろう。いや、むしろ、計算通りだとほくそ笑んでいるかもしれない。」
これまで菅総理は、国会でも記者会見でも、質問にまともに答えることができず、それが支持率にも響いてきた。最近では、これが日常化して、どんなにふざけた答弁でも、ニュースとしての価値がなくなるほどにまでなった。
夏の間は、コロナで人がたくさん死ぬかもしれないが、気にしなくて良い。五輪でお祭り気分となり、さらには、GoToも一部地域限定で開始を宣言すれば、雰囲気は一気に変わる。9月までにはワクチン接種の拡大で死者や重症者が減り、高齢者を中心に安心感が一気に広まる、という「思い込み」が菅氏を支えている。
9月の自民党総裁選での再選が最重要課題の菅総理にとって、できればその直前に衆議院の解散総選挙を行い、そこでまあまあの結果を出して無投票再選に持ち込みたい。したがって、ワクチンの効果は、9月までに出ればなんとかなると考えているのだ。
しかし、仮にワクチンの接種が順調に進んで、9月に感染が多少落ち着いても、国民がそれまでのコロナ対策の拙さを許してくれるだろうか。ことは自分たちの命や暮らしに関わることである。この点について、テレビ朝日コメンテーターの玉川徹氏は、「日本人ってそんなもんですかね。もうオリンピックの2週間ですっかり忘れて、あー良かったねって言って投票するんだろうか」と述べている。国民はそんなにバカではないと言いたかったのだろう。逆に言えば、菅総理は、玉川氏とは逆のことを考えているということだ。菅総理の余裕の裏にあるもう一つの要因。それが、菅氏が安倍前総理から引き継いだ哲学である。
*****************************************************************************
記事を書かれた古賀茂明さんは、今から7年前の2014年7月18日にこうツイートされたそうです。
『安倍さんの政治哲学:「国民は馬鹿である」 1.ものすごく怒っていても、時間が経てば忘れる 2.他にテーマを与えれば、気がそれる 3.嘘でも繰り返し断定口調で叫べば信じてしまう 私たちは、そんなに馬鹿なのでしょうか?』
安倍政権では、とんでもないスキャンダルや失政で内閣支持率が落ちてもすぐに回復し、不利だと言われた選挙でも必ず自民党が大勝してきました。スクープされた嘘で、後から証拠が出てきても知らんぷり、関連者の自殺…人の命が失われたって知らんぷり・・・。国民は今もそれほど馬鹿なのか。分かっていても、それでも自民党なら安定して任せられる…なのか?そんな国民の「気持ち悪い」までの安定志向が、【世界競争力年鑑】の総合順位まで下げているんじゃなかろうか・・・
これまた少し前になりますが、NHKスペシャルで【ビジョンハッカー 世界をアップデートする若者たち】という番組が放送されました。
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏の語る【ビジョンハッカー】。1980年代以降、インターネットによるグローバル社会を作り上げた立役者の1人です。経営から退いた現在、社会問題の解決に取り組む若者を、積極的に支援しています。その原点は、学生時代の体験にありました。
「僕は両親が寝た後、こっそりと大学の研究室に通っていた。そこにあったコンピュータは、ものすごく大きいものだった。君たちのポケットにあるスマホの8千分の1の能力しかなかったけれど、どんな魔法が使えるのか知りたくていじりまくったんだ。何かを変えたい、良くしたいと夢中になるのは、若者の特権だよ」
新型コロナによって、グローバル資本主義が行きついた先で様々な矛盾が噴きだしている今。かつてのゲイツ氏のように、社会システムを根本から変えようという若い世代が、世界各地で活躍しています。その名も【ビジョンハッカー】。スマートホンを武器にしながら、仲間や資金を集め、軽やかに行動しています。これまでの世代が解決できないままの問題に立ち向かう若者たち。今回のNHKスペシャルでは、そんな世界各地のビジョンハッカーを追っていました。姉妹サイトの方で次回書きたいと思っていますが、興味ある方は、是非、再放送で見てみて下さい。
・・・で、最後に何で、こんな話を取りあげたのか・・・。悲しいかな、自民党でテレビに出て来るのは大昔の異物の様な気持ち悪いお爺さんばかり。こんな人たちに日本の将来を任せ続けるのですか?政府を変えるのが一番早い?安定を望んだことで、世界から大きく遅れた社会になってしまった?デジタルの遅れが、どれほど世界的に遅れていたかも、コロナ禍で痛い程思い知ったはず。いざデジタル庁と言ったところで、その先頭も傲慢で、自民党らしい酷い人物でした。国民の意志を無視し、嘘をつき、嘘がバレても開き直る・・・そんな政党を、これからも野放しにしていくのですか?自民党にだって若い政治家はいますが、上に媚びているばかりで、体質は変わり様がない・・・。
私は、お年寄りの駄目な政治家を退けて、新たな可能性にかけたいと思いますよ。【ビジョンハッカー】、変えられるのはスマートホンを武器にできる【志ある若い人】たちなんだと思っています。簡単に繋がれる時代だから、声をあげていきましょうよ!!
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。
4月29日放送のカンブリア宮殿【新時代の幕開け!アサヒビールの戦略に迫る】の回、ご覧になられましたか?
アサヒビールが常識をひっくり返す新商品を発売しました。おなじみスーパードライの「生ジョッキ缶」タイプです。ビール好きの方で、まだ知らないという方は居ないと思いますが、缶のフタが全開すると泡が自然に出てきて、居酒屋やレストランで出てくる生ジョッキのような味わいが家庭で楽しめるというものです。泡も非常に細かく、今までの様にコップに注いで飲むと、かえって泡が荒くなるので、そのまま飲んで欲しいという、洗い物も増えずに手間いらずの優れもの。コロナ禍の今、居酒屋に行けずに生ビールの禁断症状が出かけている人には、家呑みに是非欲しい一品。
1987年の発売以来、アサヒビールの屋台骨となったスーパードライですが、近年は若者のビール離れ、コロナによる外食不況などにより苦戦を強いられています。その反撃ののろしがスーパードライ生ジョッキ缶。「こんな商品、今までに無かった」とすでに大きな話題になっています。お試し販売としてローソンで扱われるや否や、大騒ぎとなって、店頭販売が始まると大騒ぎになって、あっという間に完売。生産が追い付かなくなって、一時休止状態に追い込まれる次第です。
コロナ禍・・・お酒を扱うお店は目の敵にされ、売上も大きく落ち込んでいます。そんな中にあって、レストランと共存共栄を目指すアサヒビール。素敵な事にコロナと闘う飲食店を陰ながらバックアップしていました。飲食店に新人が入ると聞くと、営業担当がさっそく出向き、ビールサーバーの使い方・洗浄方法からグラスの拭き方まで、ビールを美味しく飲むノウハウをレクチャー。さらに、支援給付金など支援制度の活用方法からテイクアウトを始める店の容器の相談まで、ビールだけにとどまらない様々な相談に応じているのです。
新型コロナも第4波を迎えていますが、ワクチン接種率が経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国中、何故か最下位という恥ずかしいレベルの日本。何度か緊急事態宣言を行ってきましたが、この1年以上もの間、場当たり的な…表面的な対応に終始追われていたかのような政府や知事さんたちの、あまりの対応の不十分さに、ほとほと嫌気がさしていますが、こうした民間の動きには、本当に心動かされるものがあります。自粛しろ、動くな、休業しろ・・・と命令に近いお願ばかりで、具体的で充分な支援のない事を思えば、どれだけ財源のない民間の方が心強い事か・・・
社長の塩澤賢一さんの座右の銘…「降り止まない雨はない」。今だからこそ、心の中にしっかり置いて、この苦境を乗り越えていきたいものです。
ついでになりますが、先日【2030年 未来への分岐点】というNHKの特番を見ました。『第1回 暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦』『第2回 飽食の悪夢〜水・食料クライシス〜」と、未来の為に、今すぐ行動を改めなければ…と思わせてくれる良い番組を見させて頂きました。今、自分の立つ場所・環境をしっかり理解して、未来に活かせる生き方がしたいものです。
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。
とうとう、緊急事態宣言が再度発令されましたね。時短要請しても援助金なし。
一部援助はしても、一生懸命大きくなってきた会社ほど報われる事がない助成金。
そして、前から言って生きた、発掘して貰えない業種や裏方への配慮・・・
こんなに酷い政権を実現したのが国民の投票であったかと思うと、今更何も言え
ないのかもしれませんが、腐りきった自民党よりも、未熟な政権に期待してきた
私にとっては、「だから言っただろう!!」と半狂乱したい感じです。安定とか
新しいものに心を預けられない日本人のマイナス面が、こんな形で実現されて
しまうとは、思ってもみませんでした・・・。
腹が立って居酒屋に行きたくても行けず、ストレス発散も出来ない。大好きな
居酒屋さんたちの悲鳴を思うと、やりきれなさも酷すぎます。
ちゃんと営業が行えるように、感染防止策のウィルス除菌空気清浄機の無料配布
とか、「こうすればやっても良いし、その為の費用は国が全部持つよ」ぐらいの事が
できないんですかねぇ。居酒屋だけでなく、心の癒しの為にある業種にも、もっと
心を配って欲しい・・・
居酒屋さん・・・飲みに行けない私たちに、おつまみのウーバーイーツみたいなの
できないですかね。お酒は買ってこれるけど、美味しいつまみは、家で作るのは
難しいし、2000円以上からの受付でも、全然喜んでオーダーしますよ!! 個々に
作れないなら、食材を有効に使う為に、決まった家族2000円コースとか、仲良し
2000円コースとか、コース料理にしてしまうのだって、ありじゃないですか?
それこそ、これまでの経験と知識を使って、ダメな国の支援に期待せず・・・
特措法・・・なんとかなりませんか? 助成金どころか、罰金やら、店名の公開って、
公開処刑にするのは今更積極的になってしまって、弱っている所に爆弾投下しようと
するなんて可笑しくないですか? 防衛費という名の軍事費には巨額を投じ、なぜ、
庶民の為に金を使えないのか? 独自の飲み会だけは続けようと心砕いたりして・・・
如何に助けを求めている所に素早く必要な額を助成するかの仕組みづくりを・・・
この半年、何故手付かずに来れたのか…。100万円必要な企業に、5万円を倍の10万円
にして助成したところで・・・足りないものは足りない・・・。借りても返さなければ
ならない物は負担が大きくなるだけで、更に首を絞める材料になりかねない・・・。
そんなことくらい、子供だって分かるのに・・・
コロナ禍に陥って、このブログ更新の頻度も非常に少なくなっておりますが、楽しめる
ネタを書く気になれないので、読者の方々には本当に申し訳なく思っております。
こんな状況下にあっても、「風邪と変わらない」と言って、油断に結び付けてしまえた
影響力のある方々が、もし、こんなブログを読んで頂けたのなら、改めて発信して
流れを変えることに御協力頂けませんか?
リスクの低い若い人であっても、後遺症は酷く、長期が経過しても改善されない人が
多くいる事を・・・
医療体制は既に崩壊していて、コロナ以外の病気への対応も、既に困窮し、仮に
交通事故の様な不慮の事故に遭ったとしても、簡単には受け入れ先が見つけられ
なくなってきていることを
飲食店だけでなく、飲食店に食材を提供している仲介者、生産者も困っている事。
普段なら、人が人として生きるために貢献してきた娯楽施設が、軒並み息絶えよう
としていることを・・・。落ち着いていたかのように思えた半年の間に、思いを寄せて
くれた政治家は居たのでしょうか・・・
正直、弊社も、大勢の研究者が会するイベントをサポートする会社ですから、
こんな状態が続くと、会社として成り立たなくなってしまうのではないかと
不安があるのも事実です。休業すれば雇用調整助成金が得られますが、それでは
1年後・・・2年後に行われるであろう大会の準備が出来ません。休業は出来
ないのです。家賃や人件費は止められないから・・・こんな会社への助成金は
少しでも考えの及ぶ政治家はいるのでしょうか?
沢山の困窮している企業がある物と思います。誠実な会社であれば、借金抱えての
無責任な倒産よりも、自主廃業を考えるのではとも思ってしまいます。困窮状態に
大企業も中小もないと思っています。もっともっと、本気で企業の事、国民の事、
人の命の事・・・思いめぐらせてほしいものです・・・
追伸・・・こんな時だから、明るい記事を書きたいと思いつつも、こうした記事に
なってしまう事・・・ご了承ください。どうか、こんな小さな叫びが、必要な所まで
届きますように・・・。まだ声をあげずに我慢している人・・・そろそろ、堪忍袋の
緒が切れても良いのでは??
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。
ご無沙汰しております。
新型コロナ下で、在宅勤務が主流となりつつある昨今。リモート勤務?プロ野球の観戦もリモート観戦・・・。Socialdistanceを意識しながらの生活なんて、通常のオフィス内では困難で、対応できずにオフィスの在り方そのものも考え直さなければならない?・・・
ニューノーマルという言葉も、随分と聞かれるようになりましたが、言うは易く行うは難し・・・
在宅での仕事は、専用スペースもなくストレスもたまります。確かに通勤時間はなくなって、その分時間が有効に使えるはずですが、不自由な部分も多く、それが故に短時間で終わっていたことが、短時間で終えられない事も発生しています。
以前、鉄道にまつわる、心に“沁(し)みる”エピソードを取り上げ、紹介していく「沁(し)みる夜汽車」としいう番組をご紹介させて頂きましたが、こんな時、改めて見ると、ほっこり肩の力も抜けたりします。
https://www.nhk.jp/p/ts/GQ8PWYMK6W/list/
先日、NHKのザ・プロフゥッショナルで三ツ星シェフの米田さんが、こんな事を話されていました。
『諦めそうになった時こそ、もう一歩前へ』
「沁(し)みる夜汽車」でも、こんな事を言っていた気が・・・
『やりきれないをやり通す』
やり抜く事が大切だと・・・
こんなコロナによる強制的な大変革の中、戸惑う事も多々ありますが、やるしかない・・・
でも、これだけは意識したいんですよね。こんな厳しい状況だからこそ、黙って、支えて
くれている家族、特に奥様への感謝の気持ちを態度で示さなくてはと・・・。
思えば、在宅になる事で奥様の負担は相当大きなものになっているはず。家事もそうだけれど
ガス抜きの時間が無くなっているのではないかと・・・
仕事を思えば、余裕がなくなりがちかもしれませんが、黙って色々と気づかいしたりお世話を
してくれている事に感謝し、少しでも、その一部でも担ってあげる気持ちが大切な気がします。
世界の感染率が加速的に拡大し、一度おさまっている地域でも再拡大するなどの不安もある中
日本は、解除解除で、先週末の人の動きは信じられないほどの混雑状態でした。
大丈夫なのでしょうか?
早くトンネルを抜け出したいですよね。
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。
ご無沙汰しておりました。一昨日、ようやく前年度の会計監査が一段落し、ホッとしているところですが、気付けば1ヶ月以上もブログの更新をしていなかったのですよね。姉妹サイトも含めて、こんなのは初めての事。今回は決算のタイミングに重なって、働き方改革の影響で就業規則の大改定、フレックスタイム制度の導入と就業システムの導入まで重なってバタバタでした・・・。
・・・と姉妹サイトの冒頭をコピペして書き出しとさせて頂いておりますが・・・
先日、人気俳優の佐藤健さんと高橋一生さんが主演を務める映画「億男」を観ました。公式サイトの書き出しを引用しながら簡単に説明させて頂きますと・・・映画は『ハゲタカ』や私の大好きな『るろうに剣心』シリーズを作られた大友啓史監督によるもの。原作は、2015年に「本屋大賞」にノミネートされ、累計発行部数66万部を突破した話題作「億男」(川村元気著)。お金とは?幸せとは?お金を巡って、幸せのあり方、家族のあり方、友情のあり方などを問う普遍的なテーマながら、まるで“地獄めぐり”のように個性的な億万長者たちと主人公が向き合い、その答えを探しだす姿を描くという、まったく新しいお金のエンターテインメント作品。
物語はこんな感じです。
・・・兄が3,000万円の借金を残して失踪して以来、図書館司書の一男(佐藤健)は、夜もパン工場で働きながら借金を返済していました。妻・万左子(黒木華)は度重なる借金の返済に苦心し窮屈に生きることしか選んでいない一男に愛想を尽かし、離婚届を残して娘・まどかと一緒に家を出てしまいます。そんな踏んだり蹴ったりの一男でしたが、突然宝くじが当たります。当選金額3億円!これで借金を返せるだけでなく、家族の絆を修復することができるはず・・・と一度は喜んだものの、ネットを見ると、宝くじの高額当選者たちはみな悲惨な人生を送っているという記事ばかり・・・。
怖くなった一男は、大学時代の親友であり、起業して億万長者となった九十九(高橋一生)にアドバイスを求めることにします。15年ぶりの親友との再会に一男はすっかり酒に酔ってしまいます。酔いつぶれた一男が目を覚ますと九十九は3億円を持ち去って姿を消していました。親友の九十九に何があったのか?? 一男は九十九の行方を追いながら、大金をめぐり家族や友情のあり方を探していくことになります。・・・
ラストシーンでは、やっぱり高橋一生さん、惚れちゃうなぁって感じで納得のエンディングを迎えていきますが、映画を通して「お金」や「友」というものについて考えさせられるのですが、「変わらないもの」「変えられないもの」「変えたいもの」そんな思いが交錯していくので、観る前と見終わった後での満足感は全く違い、期待以上の満足感を得られた映画となりました。「友情って良いなぁ」と改めて思わせてくれた映画でした。お金も欲しいけれど・・・それが全てを良くしてくれる訳ではないですからね・・・
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。
ご無沙汰しております。6月決算に加えて会社システムの切り替えやら、就業規則の大改定やらも重なって、アップアップの状態が続いてしまい、アップができずに間が空いてしまいました。…と、姉妹サイトの出だしをコピペ(^^;)…とは言え、21日の選挙も近づいている訳で、世の中を良い方向に向かわせたいと切に願っている私としてはブログを通して訴えるくらいしか「できる事がない…」と今回の更新に至っております。・・・とここまでがコピペです。
姉妹サイトと言えば【リーダーとして望まれるもの】そんなタイトルのシリーズものとして書かせて頂いたことがありますが、正に今週21日は選挙の日。私たちがリーダーを選ぶための大切な日になっていきます。ちなみに前回姉妹サイトのシリーズはこちらから・・・
https://www.labinnew.net/blog/リーダーとして望まれるものプロローグ/
選挙の直前には年金の騒ぎがあって、そんな事が選ぶ基準と語る人も多いようですが、年金の無駄遣いについては、グリーンピアの損失から、不必要な高級車の購入等、それこそ【悪夢の自民党】が長年メチャクチャにしてきたので、簡単に改善できるものではなくなっています。そんな事より、まだまだ安倍首相が語る良さげなアピールはデータ改ざんやら良いところだけアピールと言った裏が沢山あるではありませんか。
注目すべきは所得が増えて豊かになったというお話。1世帯当たりの平均所得金額は2017年に551万6千円。全世帯の「平均」は551万円ですが、「中央値」は423万円。「100万円~200万円未満」と「200~300万円未満」がそれぞれ13.7%、「300万円~400万円未満」が13.6%と多く、平均の551万円以下の割合は62.4%に上っています。平均値で良さをアピールしようとも、平均値を押し上げているのは、極一部の富裕層であって、大半は平均以下なのです。
「老後2000万円」問題が取り沙汰されていますが、収入は公的年金・恩給だけという高齢者世帯は51.1%と、ほぼ半数。生活意識では「大変苦しい」(24.4%)、「やや苦しい」(33.3%)が合計57.7%だったのに対し、「普通」は38.1%、「ややゆとりがある」「ゆとりがある」は合計4.3%にとどまりました。安倍さんや麻生さんの周りにいる豊かな人たちしかゆとりは感じられないものかと…。特に児童のいる世帯では、「大変苦しい」(27.4%)、「苦しい」(34.6%)が合計62.1%にも上っていました。
姉妹サイトのラビニューでも昨日書かせて頂きましたが、「日本には民主主義によく似た形があるだけ」を彷彿とさせる、加計学園の獣医学部新設問題、文書改竄問題、沖縄への強硬、役人の自殺、挙げ句の果てには数で相当有利に立っているはずなのに、立憲民主党の枝野幸男代表を「民主党の枝野さん」とわざと「言い間違い」をして選挙妨害とも思える言動を続け、ズル賢いのかSNSを上手く活用して若い世代を手玉に取ろうとしています。
立憲民主党の枝野さんが「一種の選挙妨害だ」と批判をすると、今度は「毎回(党名が)変わると間違えてしまう。そんなに怒るんだったら、何年も同じ党名で頑張ってもらいたい」と発言するなど、悔い改めるどころか数の有利に立っている事で「言いたい放題」「やりたい放題」。それこそ民主党の歴史をちゃんと知っているハズなのに、狸もほどほどにして欲しいもの。
これこそ「日本には民主主義によく似た形があるだけ」であって、新たな法案を通す過程にしても、討論ではなくて強硬ばかり…。今、『新聞記者』が大ヒットしているそうですが、こんな政治の状況に酷似した中身となって注目を集めているようで、今一番見たい映画となっています。
原作は、菅官房長官の会見で、他の記者が聞かない質問を次々に浴びせかけ、菅の顔を歪ませたことで名をはせた、東京新聞の望月衣塑子さんの『新聞記者』(角川新書)というもの。菅義偉官房長官が記者会見で「ここは質問に答える場所ではない」と発言した時は、本当に驚かされましたよね。ちなみに公式サイトはこちら。https://shimbunkisha.jp/
関連する映画の紹介ニュースがこちら。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190710-00029272-president-soci&p=1
記事の中では、筆者がこんな事を話していました。
『安倍政権になって、言論・報道の自由度はさらに狭められている。国民に寄り添うといいながら、都合の悪い質問は、無視する、答えない、話を違う方向にねじ曲げてしまう。これほど、国民をばかにした政権を、私は知らない。』全く同感です。
また昨今気になるのが韓国との関係。今や77%もの人が日本人嫌いという数字まで見せつけられ、韓国に在住の日本人の身の安全まで心配になってきました。沖縄問題にしてもそうですが、どうも真摯に向き合って、話し合う事が出来ない人なんでしょうね。それゃ、韓国がしている可笑しな事は沢山ありますが、常任理事国を目指しているのであれば、トランプの様なやり方ではなく、負けても会場の掃除をしていくサッカー選手の様に、日本人としての誇りを持って接して欲しいものです。
先日の事務レベルの話し合いにしても、あんなに酷い会場での対応は日本人のおもてなしの心に反するし、失礼極まりないこと。相手の話を受け入れるかいなかは別として、国としての品位に欠けていたかと私は感じました。韓国の可笑しなことを、しっかりと提示してそれを広く伝え、納得のいく対応をして欲しいものです。争いごとは好きではありません。話し合う事で分かりあえる道を探すべきです。
とは言え、出口調査では、相変わらず自民党の支持が多いようで、こんな事を書いている私は異端なのかもしれませんが、例えば「国の安定」さえ良ければ、人として納得できない首相が上に立っても構わないという事なのでしょうか。恥ずかしい首相をトップに立たせて、ただ同調ばかりする政党も信じられません。長きに渡って政治を動かし、様々な利権を手にし、富裕層と癒着している現状を守る事が、平均以下の所得を得ている私たちが望むことなのでしょうか。
野党の中から新たに政権を得る政党が出たとしても、当面は不安定になるかも知れません。それでも、これからの若い世代に自信を持って日本を自慢できるようになってもらうために、新たな勢力に任せてみませんか。
「木を植えた男」というお話をご存知でしょうか。フランスの作家ジャン・ジオノの短編小説で、1953年に発表されたものですが、私はこのお話がとても好きで、1987年には同作を原作として、フレデリック・バックの監督・脚本で同名の短編アニメが公開され、アカデミー短編アニメ賞を受賞。1989年には絵本も発表され、私はそれを宝物のように保管しています。
物語は若者が荒れ果てた高地で、一人暮らしをしている初老の男と出会う所から始まります。選別された【どんぐり】を荒野に埋め続ける初老の男。直ぐに結果を見る事は出来ませんが、年月が流れると荒野は豊かな森へと変貌していくのです。誰にも知られることなく【どんぐり】を埋め続ける男。自民党なら【安定】ではなくて、本当に真摯に国民と向き合う、声を聞ける人たちに、木を植える時間を持ってもらいませんか?今の自分の都合ではなくて、これからを担う若い人たちの為に「芽が出て木が育ち、本当に豊かになる世の中」を目指しませんか??
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。
先日、【菜の花の沖縄日記】という沖縄テレビのドキュメンタリー番組を見ました。同番組は、日本民間放送連盟賞 テレビ報道番組部門の優秀賞 に選ばれると共に、第38回『地方の時代』映像祭2018グランプリも受賞している、素晴らしいドキュメンタリー番組です。
石川県・能登の中学を出た15歳の少女「坂本菜の花」さんは、いじめにあっていたこともあって、進路は好きな所へと両親に任せられ、親元を離れて、沖縄の「珊瑚舎スコーレ」というフリースクールで3年間を過ごすことになりました。「心の距離を縮めたい」という女の子が、料理店で働きながら、珊瑚舎スコーレというフリースクールに通い、沖縄の人々との交流を通して、この島ではずっと「戦争」が続いていることを肌で感じ取っていきます。
菜の花さんは、こうした貴重な体験を故郷の新聞のコラム【菜の花の沖縄日記】に書き続けました。この作品は、基地政策によって人々の暮らしが脅かされる沖縄の現実…、その中にあって希望を抱き、生きる若者を追った、忖度のないドキュメンタリー番組です。
坂本菜の花さんと番組ディレクターとの出会いのきっかけは、3年前、彼女が通うフリースクールに併設されたお年寄りが通う夜間中学を取材していた時の事です。その時の学校の掲示板には、菜の花さんが書いたコラム「菜の花の沖縄日記」(北陸中日新聞掲載)第1号がありました。タイトルは「おじい、なぜ明るいの?」。そこには、菜の花さんが中学3年生にして、オスプレイヘリパッド建設反対運動が続く東村高江集落をこの目で見たいと思い訪れたこと、そして、出会った人々と交流を通して感じたことが素直な言葉でつづられていました。
それから3年間、彼女は沢山の沖縄の人たちと出会い、さまざまな場所に自ら足を運び、感じたことを書き続けていきます。高江、辺野古、そして、米軍属による女性暴行殺害事件に至るまで…。事件で犠牲になった20歳の女性と歳が4つしか変わらない坂本さんが紡ぐからこそ、その言葉は重く、読む人の心を揺さぶるものとなっていきました。
また、彼女が通う学校に併設された夜間中学に通うのは、73年前の戦争で子どもの頃学ぶ機会を奪われたお年寄りたち。そうした人々との交流を通して彼女は、沖縄では「戦争」がずっと続いていることを肌で感じ取っていきます。彼女のまっすぐな瞳を前に、基地問題について沈黙しがちな多くの沖縄の大人たちが本音で語っていきます。彼女を追って取材に行った先々で、事件事故のニュースだけでは伝えられない、人々の心の痛み、生活が政治によって壊されていく現実を捉えられたように思えたと番組スタッフは話しておられました。
沖縄の言葉・ウチナーグチには「悲しい」という言葉はないと言います。悲しいに近い言葉は、「ちむぐりさ」と言い「人の痛みを自分のものとして胸を痛め、一緒に悲しむ…」という意味だそうです。
先日、沖縄の慰霊の日を迎え、読まれた詩。若い人だからこそ伝えられる素直な気持ち。基地反対の投票も、投票率の事を取りあげて民意を語る人も居ますが、同じ沖縄の中で移転する基地について、思いやりある人たちが、自分の立場だけを優先させて、「移転させろ!」「ここに作るな!」って我儘な事は言いにくいですよね。もしも、投票が「沖縄に作るな!」というものであったなら、結果は明らかだった気がします・・・。
今回の【菜の花の沖縄日記】という番組。見られなかった方は、是非、再放送の機会に見て頂ければと思います。他人事としてしか感じにくい現実を、しっかり知る事が出来るのではないでしょうか…。そうそう、菜の花の沖縄日記は、書籍にもなったようですので、本を買って読むのもお薦めです!!
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。