昨日6月1日、事もあろうに…アメリカのトランプ大統領がパリ協定離脱を宣言しました。
パリ協定は、2015年12月12日に採択された、気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定。
2016年4月22日のアースデーに署名が始まり、10月5日の欧州連合の法人としての批准に
よって11月4日に発効。1997年に採択された京都議定書以来、18年ぶりとなる気候変動に
関する国際的枠組みで、気候変動枠組条約に加盟する全196カ国全てが参加する枠組みと
しては世界初となっていたのですが…。
第21回気候変動枠組条約締約国会議COP21での議長国であるフランスのローラン・ファビウス
外相は、このパリ協定の発効に際して「野心的でバランスのとれた計画は地球温暖化を低減
させるという目標で“歴史的な転換点”である」と述べましたが、こんなにも早く崩壊して
しまうとは…。
世界の主要国の温室効果ガス排出量は、2010年時点で二酸化炭素に換算して約427億トンに
達しています。ちなみに、2010年時点での各国の排出量は・・・
1位 中国 (23%)
2位 アメリカ (16%)
3位 インド (5.7%)
4位 ロシア (5.4%)
5位 日本 (2.9%)・・・と続いています。
原発から離れられない安倍首相も相当愚かに見えますが、パリ協定離脱のトランプ大統領も
負けずに愚か…というか、何とかならないものでしょうか。この…さも国民の為と言いつつ、
地球上の命を脅かす人たちを…。既に多くの命が失われ、今もなお危険にさらされている
というのに…。やがては自分たちの未来の子供の命をも脅かすというのに・・・
昨年2016年5月25日NHKの放送を見て『生き方で伝える、人生の終い方』と題して書いたこと
がありますが…今回は5月9日放送のガイアの夜明け『人生、最期まで〝我が家〟で..〜家族で
向き合う「在宅医療」〜』から…
自分の人生を最期まで、どこで、どう過ごすか...。身体が不自由になってくると自宅以外の
病院や施設にお世話になるのが普通になりつつある昨今。ところが国の調査によると「どこで
最期を迎えたいか」という問いに、「自宅」と答えた人が54.6%で最も多いとの事。その支え
が今回の話の中心となる「在宅医療」。病気の人も、社会保障費抑制の政策の中で、長期入院を
させないよう病院を出されるケースが多く、「在宅医療」の充実が求められています。
75歳以上が15.7%という佐賀県鹿島市。そこで、100年以上続く「祐愛会織田病院」。年間新規
入院患者数は3,200人、病床稼働率99%とフル回転している地域の中核病院です。病院がパンク
してしまう前に取り組みを始めたのが「自宅のベッドを病院のベッドと同じ環境にする」という
のがコンセプトの「メディカル・ベースキャンプ」。
初期治療を終えた患者に可能な限り早く退院してもらう一方で、退院後2週間は、医者、看護師、
ケアマネージャー、薬剤師、管理栄養士、ソーシャルワーカーなど多職種が連携して在宅患者を
ケアする仕組みとの事。 高齢者がタブレットなどの機械を操作するという難しさはありましたが、
そこは近年の技術の進歩…どんどん改善されていく事でしょう。
また、人口約30万人の三重県四日市にある「いしが在宅ケアクリニック」というところがあり
ます。ここは医師9人に看護師11人という構成で24時間365日対応の「在宅診療」を行なって
います。この小さなクリニックが今、全国の医療関係者から注目されているそうです。理由は
在宅での看取り数が年間約300件という実績。
看取りに力を入れる理由は、今後の“多死社会”が引き起こす『看取り難民』への強い危機感。
院長の石賀丈士さんは「自宅で最期を迎えたいと願っても、叶えられるのは1割程度。」だと
言われます。そこで石賀さんは、新たな仕組み作りに動き出しました。 まずは、市内の総合
病院を周り、ガン末期などの重症患者を無条件で受け入れる事を条件として、医師が在宅ケア
クリニックに回すよう要請。
狙いは、在宅医療に躊躇していた地域開業医でも、軽症患者が中心になれば、受け入れやすく
なると考えたからです。石賀さんは、在宅医療を「医師の数」「年間看取り数」により3段階に
分け、病状のレベルによって、それぞれ適切な診療所が受け入れるという「四日市モデル」を
作り、在宅医療の裾野を広げようとしていたのです。
番組では実際に1人の女性が自宅で看取られる様子が映されましたが、自宅での看取りは患者
本人だけでなく家族にとっても大きな意味があり、双方、悔いのない良い表情をされていま
した。私も、彼方此方とガタが来ていますから、何かのきっかけで、いつ動けなるかも分かり
ません。人生の終い方について、自分からの視点だけでなく、看取ってもらう側の気持ちも
しっかりと考えていかなければと思ったのでありました。
「つがい」
喧嘩はしょっちゅう
違うところだらけ
何で夫婦になったの…と思うこともある
顔も見たくないと思うことも…
でも、弱ると助け合っている
元気がないと喧嘩もできない
いないと…寂しい…
離れると心に穴があいたようで…気力も湧かない
2つで1つが「つがい」とは、よく言ったもの…
いつの間にか、なくてはならない人に
デコボコでも支え合っていたんだね…
思えばデコボコも凸凹でピッタリ合う
「つがい」って、いつの間にか不思議な力になっている
デコボコだからこそ、「つがい」でいられるのかもしれないね
すべてを分かろうと、気負わない
相手に合わせようと、無理しない
自分の考え方や生き方を強要しない…
そんな関係がデコボコらしくて良いのかな…
詩集『道しるべ』より
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人生とは
自分を見つけるものではない
人生とは
自分を創るものである
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そんな事を語られたジョージ・バーナード・ショーという人がいました…。でも、私は順番が
あると思うんですよ。
誰しも無限の可能性は持っているものの、やはり特に特化している能力があるような気が
するのです。人にはそれぞれ先祖から引き継がれた能力があって、それぞれ違うから、様々な
分野で活躍できる人が誕生し、世の中がバランス良く回っているんだと思うのです。
問題は、その引き継がれた能力の中に、先祖代々気づかずに今日に至っている能力があるかも
しれないという事。だから、最初は、そんな自分の中のまだ見えない能力を探す事から始まる
と思うのです。それが以前にもお話した『未見の我』探しです。
様々な事にチャレンジしていく中で、自分の中の眠った能力に気づいていく事ができると、
そこで初めて、それに磨きをかけて創っていく段階になるんだと思うのです。ただし、自分の
勘違いもあったりするから、『未見の我』探しは続けなければなりません。肝心なのは、
いずれにしても根気よく努力とチャレンジを続けていく事。
面白い事に、会社もそんな『未見の我』探しと、磨きをかけて創っていく作業をしていかな
ければなりません。現状に甘んじて『未見の我』探しや磨き創り上げる作業を疎かにして
しまうと、あっという間に終わってしまいます。
30年以上生存できる奇跡の企業は、0.02%と言われる中、弊社は36年目を迎えています。
従業員を養っての企業であるが故に、利益を求めなければなりませんが、それだけだったら、
ここまで存続する事は出来なかったでしょう。不器用で言葉が足りないかもしれませんが、
精一杯お客様のご要望にお応えすべく努力して来たからこその36年目なんだと、私は思って
います。
お陰様でお任せいただいた企業様や学会様から感謝状等多数いただいており、社内に飾り
きれない状態です。これからも、決して胡座をかく事なく、お客様に必要とされる会社で
あり続けられるよう頑張っていきたいと思います。土日すらまともに休めない社員が見られ
たりすると人手不足も感じてしまいますが…。どこかで代休出来る事を願うばかりです…
あっ、何か、かなり脱線してしまいましたね。これじゃ人生じゃなくて社生ですね…
参った参った…
『ゴミって?』
ゴミって何?
使えないから捨てられたもの?
使えない基準って何?
邪魔? いらないってこと?
だから、いる人がリサイクルするんだね?
それじゃ、ゴミって、捨てるんじゃなくて、預けるってこと?
でも、何でリサイクルされないまま、放置されているゴミが多いんだろう?
人間をゴミって言う人は、どういうつもりで言っているんだろう?
まだまだ、沢山沢山・・・
リサイクルされないまま。
捨てる人が未熟?・・・
つまり使えない?
使い方、生かし方、知らない人が未熟なら、その人も使えない人?
「ゴミ」を捨てる人も、「ゴミ」ってことなのかなぁ?
大切にしたいね・・・
ゴミを作らないように
大切にしたいよ・・・
どんな物であっても
大切にしなくては・・・
どんな人であっても
詩集『道しるべ』より
政府の地震調査委員会は、全国の活断層や海溝型の巨大地震に関する最新の研究成果などに
基づき、先月4月27日、今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した、
最新の全国の予測地図を公表しました。
2017年版
http://jwsvm001.bosai.go.jp/map/
全体を見れば分かりやすいのですが、関東や太平洋側で引き続き確率が高くなっているほか、
活断層の評価の見直しに伴い、中国地方の一部で前回より確率が上がりました。
もう、こんな情報は知っているよという方も多くおられるでしょうし、『だから、どうしろ
って言うんだ』とか、『不安をあおるだけだ』と言われる人がいるかもしれません。
それでも某自民党のおバカ発言にあるように、自分の事として捉えられなくては、先に進む
事が出来ません。万が一に備えることは、自分の大切な人達の為でもあります。
私の住んでいる地域も高い確率になっていますが、地図がどうであっても、確率の高くない
ところであっても、巨大地震が来ないという保証は全くありません。
東北大震災をきっかけに防災グッズを揃えられた方も多くおられると思いますが、備蓄品と
なっている食品の賞味期限等は、大丈夫ですか?
まずは、こうした事をきっかけとして、再確認、再認識していく習慣づくりからでも始めませんか?
昭和偉人伝『相田みつを』の回、先日見させていただきました。相田みつをさんの名前が
「にんげんだもの」で知られるようになったのは、この世を去る7年前、60歳を過ぎてから
と言います。
若くして書道界の権威ある展覧会に入選し、「自分の作風はこれでいいのか」と、悩み続けて
おられたとか…。当初は見本のような美しい字を書いていたんですよね…。基がしっかり
しているからこそ、味のある優しい字になったのでしょうね。最初から、ああした字なんだ
と思い込ませるあたりは、画家でいうとピカソ級って事ですかね?
師と仰ぐ住職の『あってもなくても良い物は、ない方が良い』と言う言葉をきっかけに、
長い年月をかけて独自の“書のかたち"が生まれていったそうですが、支えた家族も素晴らしい
ですよね。ひたすら書にのめり込む人を支え続けたのですから。
相田さんの生き方を示唆したのは、戦地で亡くなる前に兄が残した言葉『周りがどうであれ、
男として自分が納得できる生き方をするように』。相田さんは、亡くなった兄達の分まで
命の大切さを、出来るだけ多くの人に伝えたいと書に没頭したそうです。
短い言葉のメッセージが書となるまでに、相田さんは想いを文章にし、そこから『無くても
良い物』を、ドンドン削り落としたからこそ、シンプルだけれど、インパクトのある深い
言葉を残していけたのですね。
番組の最後は、こんな相田さんの3行の書で終わっていきます。
一生燃焼
一生感動
一生不悟
ゆるぎなく自らの信念のために走り抜いた人生。書かれた『優しい書』からは想像もできない
ほど、強い人だった事、命を大切にし、亡くなった人たちの事を思い、納得のいく生き方、
納得のいく書を求め続けた人だったんですね。
『大切な自然と命を届けたい』
大地の恵みと・・・
天空の恵みと・・・
生物の恵みと・・・
自然は、私たちに命と術を与えてくれる・・・
でも・・・時として・・・それは・・・
大切な物や・・・
大切な家族や・・・
大切な思い出までも・・・
粉々に破壊し、奪い去ってしまう・・・
仕方がない・・・
自然の驚異・・・
神の思し召し・・・
そんな簡単に割り切れるものではない・・・
でも、私たちにできること・・・
諦めないこと・・・
支え、助け合うこと・・・
勇気と努力で進むこと・・・
きっと、その先には夢や希望が待っているはず・・・
そう・・・歴史が教えてくれたこと・・・私たちは
何度だって、立ち上がってきたじゃないか
何度だって、奇跡を起こしてきたじゃないか
何度だって、涙を力にして、笑顔に変えてきたじゃないか
まだ、産まれたばかりの命の為に・・・
まだ、若い命の為に・・・
力を必要としている弱っている命の為に・・・
自分にできる小さなことから始めよう
私たちが、こうして今あるように・・・
次の人たちにも、夢と希望を届けたい
自分が夢や希望が持てなかったなら、次の人たちにこそ…
たとえ、それがどんなに小さなものであっても
詩集『道しるべ』より