ティータイム

マニュアルではない個々の『おもてなし』

2016-12-14 NEW!

 

12月1日放送のカンブリア宮殿、『リゾート再生の達人がさらなる進化!「日本旅館を

世界へ」』ご覧になられましたか?

 

日本の観光業は、今、変革期を迎えているとか。2010年に861万人だった訪日外国客数は、

今や2000万人に激増し、政府は、2020年の訪日外国人目標を4000万人に倍増させようと

しています。

 

東京には、世界の有名ホテルが立ち並ぶ一方、全国的に日本旅館は苦戦を強いられて

いますが、そんな中で、成長を続けているのが星野リゾート。我が家でも『一度は泊まって

みたい星野リゾート』として、憧れの宿となっています。勿論、まだ未体験ですが…

 

去年秋に開業したばかりの日本旅館「星野リゾート 界・鬼怒川」。鬼怒川と言われると、

関東人にとっては、お馴染みすぎて足が向かなくなっているかと思いきや、星野リゾート

のおかげで変わりそうな気配も…。客室は、畳に低めのベッドとソファ。現代人に合わせた、

温泉旅館。調度品や食事に栃木の地域性を活かし「鬼怒川」の魅力をまるごと楽しめる

ようになっていました。

 

運営している星野リゾートでは、日本旅館の伝統である〝女将制度〟を廃止。スタッフ

一人一人が女将となって、自主的に細やかな“おもてなし”をして行くので、本当に心に

染みるおもてなしが、管内の様々なシーンで見られるようになっています。

 

そんな星野リゾートも、世界を見据えた動きが、東京で始まっていましたた。2016年7月、

東京のビジネス街・大手町に「星のや東京」をオープン。1泊1室72000円~(食事別) 

これまで、地方リゾートを得意としてきた星野が、初めて都市型の旅館に挑んだのです。

 

ヨーロッパにはない日本のスタイルだと海外メディアからも注目され、ホテル投資カン

ファレンス(HICAP)において最優秀賞「Reggie Shiu Development of the Year」を受賞

しました。

 

軽井沢の老舗温泉旅館4代目の後継ぎとして育てられた星野社長。アメリカ留学を経て、

実家の旅館改革に取り組みますが、父親の反発を招き対立し、とうとう株主総会で父親

から31歳の若さでで社長の席を奪ってしまいます。

 

星野社長のやり方に反発した社員たちは、次々に辞めてしまい、人材難に陥った社長は、

社員のやる気を引き出すために、現地スタッフが自ら発案する地域らしいサービスを

心がけるようになって、今の星野リゾートの基盤ができていきました。

 

世界有数のリゾート地、バリ島。この地でも、もう一つの新たな挑戦が始まっていました。

来年1月20日にオープンする予定の「星のや バリ」。「星のや」ブランド初の海外進出

です。勿論、ここでも、星野リゾート流の細やかなおもてなしを実現できるサービス

スタッフ教育を行っています。

 

日本流を押し付けるのではなくて、バリ人のスタッフが考えるバリならではの・・・

『おもてなし』を創り出そうとしているのです。その地に根ざそうとする日本流の

『おもてなし』これからも楽しみです。いつか泊まってみたいです・・・。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

 

 

「ナゾ解き古事記~神と人の1300年」

2016-12-13 NEW!

 

12月6日に放送された「ナゾ解き古事記~神と人の1300年」、ご覧になられましたか?

 初めてご紹介させて頂くこの番組は、火曜日の夜11時からBS朝日で放送されている

「火曜ナイト」という番組になります。番組自身の紹介では、概要を、『オトナの

知的好奇心を刺激するバリエーションに富んだ番組を週替わりでお届け!』としており、

私も今回初めて見させて頂きました。

 

古事記と日本書紀の違い、ご存知でしたか? 名前こそ有名ですが、中身については殆ど

知らないというか、興味すら持っていなかった、私ですが、なかなか面白く、分かり

やすく解説して頂きました。

 

そもそも、2つとも国の成り立ちを綴った歴史書として作られたとの事でしたが、同じ

話でもこんなに違うのかと、改めて違いを見せられた2つの歴史書。

 

出雲、奈良を巡って探る、古事記誕生の謎。日本書紀との記述の違いから読み解く、

古事記の立ち位置。出雲神話、ヤマトタケル、知られざる皇子の悲劇。

 

古事記は歴史の出来事をドラマティックにリアルに書き記し、日本書紀は、国の歴史書

としての構成を重視して、都合の悪いところを改ざんしている様に感じられました。

ある意味、今の政治を思わせる様な国の立場からの歴史書が日本書紀。

 

一方、物語に踏み込んで書かれた古事記は、娯楽性あふれる歴史書として1,300年

以上経った今でも、楽しめる書物として『あり』だなと感じさせられました。読み

やすく書かれたものなら読んで見たいとも思わせるほどでした…。

 

そんな『火曜ナイト』今日13日放送予定の「満州崩壊はここから始まった~モンゴルに

眠るソ連秘密基地の謎~」も、なかなか面白そうですよ! リアルタイムで番組を見る

ことは、なかなか難しいですが、録画して都合の良い時に見るなら結構裏番組まで見ら

れます。録画がたまってしまうと、2倍速にして見ることもあって家内には不評ですが…
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

 

 

お米を食べて、これから始まる花粉症を撲滅?

2016-12-9 NEW!

 

11月20日放送の未来アイズ『国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構』

ご覧になられましたか?国の政策で広がってしまったスギ花粉症。医療関連費他、

スギ花粉症による損出は2,860億円と言われ、現在、日本人の約15%にあたる1,700

万人もの人が花粉症にかかり、その数は年々増加しているそうです。こんなのに

かかる訳がないと思っていた私も、突然発症してから既に20年になろうとしています。

 

花粉症予備軍と考えられる花粉に対する抗体を持っている人の率は、スギ花粉だけを

取ってみても、60%近くになっていて、特に若い人に多いと言われているようです。

そんなスギ花粉症が、特別な「米」を食べ続けることで治るかもしれないというのが

今回のテーマでした。

 

遺伝子組み換え技術を駆使した「スギ花粉米」を研究・開発しているのは、国立研究

開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 スギ花粉米研究チーム元ユニット長の高岩

文雄先生で、先生は『自分がひどい花粉症だったから挑めた』と話されていました。

 

現在あるのは対処療法が殆どで、根本的な治療には、アレルゲンそのものを注射などで

少しずつ投与し、アレルゲンを体が異物と認識しなくなるようにするという方法があり

ますが、この治療は3~5年と長期にわたって、治癒率も6~7割と低いと言われます。

 

高岩先生は、この方法を毎日の食事に取り入れてはどうかと考え、選んだのは日本人の

主食であり、先生自身とゆかりの深い「お米」でした。アレルゲンの構造を変えて

安全性を高めた抗原を「米」に蓄積する遺伝子をつくって稲に導入したのです。

 

「スギ花粉米」は通常の「米」と外見はなんら変わらなず、コシヒカリでもササ

ニシキでも、種類を問わないそうですし、室温の障害を受けても成分が変わらない

から、長期保存も可能との事。

 

高岩先生の遺伝子組み換え技術を使えば、各種アレルギーの治療はもちろん、血中

コレステロールや中性脂肪、血圧が調整できる治療米も開発できるかもしれない・・・

そんな夢のような話へと広がって、このスギ花粉米の臨床試験も始まっているとの事。

 

まだ実際に治療法として実現させるまでには10年ほどかかるという話でしたが、

早く実現すると良いですね。私なんぞは対処療法でステロイド薬に手を出して

しまったもので、ステロイドを絶ってから何年も経つというのに悲惨な状態が

続いているもので・・・切実です・・・
 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

 

 

憤りを覚えた身勝手な農協・・・

2016-12-7 NEW!

 

11月22日のガイアの夜明け『巨大規制に挑む』ご覧になられましたか?独占企業では

ないけれど、農協の傲慢な一面が見られて例えようのない怒りすら覚えた1時間でした。

 

スーパー特売の常連商品として牛乳がある一方で、生乳から作るバターはここ数年、

なぜか品不足が続き、価格は10年間でおよそ40%アップ。「今年のバター不足は去年

より深刻だ」と、パン屋さんはバター確保に躍起です。いったいなぜ「バター不足」が

起きているのか。たどり着いたのは国が作り上げた、本来農家の生活を守るために

作られたはずの農協の存在でした・・・。近年、毎年のようにニュースで取り上げら

れる「バター不足」。実は消費者だけでなく、パン屋さんをはじめ様々な業者にも

影響が広がっているのです。

 

今回の主役は、群馬県伊勢崎市の「MMJ」という会社。いま、全国の酪農家から注目され

ている企業です。社長の茂木修一さんは酪農家から直接生乳を買い付け、牛乳をつくる

中小の乳業メーカーに販売しています。そんな茂木さんは、仕入れた生乳でバターを

作ってもらおうと加工会社を訪ね歩くのですが、返ってくるのは「担当者が不在」という

返事。 実は農協の言うことを聞かずに協力した工場が農協から吊るし上げにあい、

危うく倒産に追い込まれそうになったケースがあったのです。腹立たしい話です。

 

生乳取引は、国などから指定を受けた「指定団体」と呼ばれる組織が国内の生乳流通の

95%を取り仕切っているそうです。全国で10ヶ所の指定団体は、すべて農協の組織。

一方、「MMJ」は指定団体から独立して生乳を流通。つまり加工会社は、MMJと取引

すると「指定団体」から睨まれ、生乳を融通してもらえなくなることを恐れていたのです。

 

茂木さんが「指定団体」に立ち向かって生乳を流通させるのには理由がありました。

「指定団体」に出荷すると、酪農家が生産量や価格を自由に設定することが難しいのです。

美味しい生乳を作るために色々な工夫をしている農家も、そうでない農家も同じ値段で

売られてしまうため、努力や工夫に見合う対価を得ることができていないのです。

 

一方、酪農家の間にも、茂木さんと取引して自由な酪農運営を目指そうという人が現れる

ようになっていました。北海道のとある地方の酪農家の男性も、その一人。MMJに生乳を

出荷するためには、これまで取引してきた地元の農協との契約を解除する必要があります。

しかしそこには、農協の“壁”が…。

 

買っても売っても手数料がかかってしまうと嘆く酪農家が農協に支払う手数料は、毎月

20万円近いお金…。かと言って農協から抜けるなら、エサ代上げると脅されて…。

 

ひどい話です。番組の中では、『少し不足しているくらいの方が、購買意欲がわくし、

高くても買うんだから』と、堂々と意図的にバター不足にさせていると話す人物まで

登場し、腹立たしさも極致。久々に『ふざけんな!』と怒鳴りたくなる話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

 

 

子供の笑顔が見られる魚屋さん

2016-12-1 NEW!

 

11月15日放送のガイアの夜明け『知られざるうまい魚を届ける』ご覧になられましたか?

 

日本の魚食文化が危機に瀕している・・・今年の2月に話題になった、三陸沖や北海道東の

排他的経済水域境界線付近で操業する中国の新型巻き網網漁船団が急増の話。中国の

新型巻き網漁船によるサバ・アジの乱獲が問題となって、日本の漁業資源に大きな影響を

与える恐れもあり、水産庁が監視を強化しているとの話でしたが、その後の動きに変化は

なく、中国で中心になる漁港では鯖御殿なる物が建ち始めて、酷くなる一方。

 

水産庁によると同海域で操業する中国漁船は、2014年には殆どなかったのに、1年間で

確認した中国漁船は194隻に上り1000トン級、1500トン級の大型漁船も少なくないとのこと。

こうした中国漁船は、500キロワット近い強力な集魚灯で魚群を集め、先端が袋状になった

虎網など、長さ1キロ近い長大な網で根こそぎ取り尽くす荒っぽい漁法を繰り返している。

この漁法は日本では既に規制が入っている方法。サバやイワシ、イカなどを稚魚も含めて

大量に漁獲しているとみられ、国内漁業者の漁獲減少や日本近海の水産資源は危機に瀕して

という話でした。

 

そんな中国のみならず、日本食ブームもあってか、今や世界的な争奪戦で輸入魚の価格も

高騰。国内の漁業は、後継者不足や食文化の変化によって縮小の一途を辿っています。

そんな中、これまでの常識を打ち破る手法で各地の漁師と手を結び、今まで知られて

来なかったうまい魚を消費者のもとへ届けようという企業・・・それが今回の主役でした。

 

新しいタイプの「魚屋」として注目されているのが「sakana bacca(サカナバッカ)」。

明るい外観は、まるでオシャレなブティックのようです。現在都内に5店舗を展開。

大きなガラスケースに並ぶのは、全国各地から届いた珍しい魚。仕掛けたのは「フーディ

ソン」というベンチャー企業です。

 

代表の山本さんは、地方で漁師と知り合い、流通の過程で多くの中間マージンをとられて

いること、さらに大手スーパーなどは、定番・定量・定時・定価という「四定」を実現

できる魚しか買わないことを知りました。そこで「魚ポチ」(ウオポチ)というECサイトを

立ち上げ、朝3時までに飲食店が注文すると、1匹からでも当日の午後までに納品する

というシステムを作りました。

 

現在では5000店の飲食店が“買い手”として登録。フーディソンには全国から「販路を

広げるためのアドバイスを」との問い合わせが相次ぐそうです。

 

新潟・村上市・岩船港。漁師たちは高齢化が進み、「儲からない」と嘆くばかり。この

現状を打開すべく、フーディソンは地元でしか流通していない、魚に賭けることに。

稼げない漁師の生活を支える取り組み、素敵でした。漁協の数は減る一方だという

グラフは、日本人としてショックでしたが、サカナバッカを訪れて、店員さんと

楽しそうに話す子供の姿、サカナバッカに通ううちに、魚好きになった子供の前面に

出る姿がよく見られる魚屋さんなんて・・・初めて見た気がします。

 

魚屋の在り方を、改めて考えさせられたお話でした。これまでの日本の販売システム・・・

中国は、漁法まで、爆漁…道徳観までは、簡単には変えられませんからねぇ・・・
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

 

 

がん治療革命・・・分子標的薬

2016-11-28 NEW!

 

NHK11月20日放送の『がん治療革命』が始まった…プレシジョン・メディシンご覧に

なられましたか?今や日本人の2人に1人がかかると言われる『がん』。その治療が

根底から変わろうとしている…そんな事を特集した番組でした。

 

進行した大腸がんを患う48歳の男性。再発を繰り返し手術不能でしたが、ある薬の

投与で腫瘍が大きく縮小。その薬とは、全く別のものと思われる皮膚がんの治療薬。

劇的な効果をあげたのは、がん細胞の遺伝子を解析し適切な薬を投与するプレ

シジョン・メディシン(精密医療)。がん細胞の遺伝子を解析し、特定のガンに

対抗すべく生み出されるのが『がんの分子標的薬』だったのです。副作用が少なく、

変異タイプに合わせた投薬なので、効果も抜群。

 

アメリカでは、オバマ大統領がプレシジョン・メディシンに力を注ぐという演説を

されるなど、積極的に推進し、遺伝子を専門に解析する施設もできているほどでした。

一方日本では、最新治療薬とプレシジョンメディシンを組み合わせるという

『がん治療革命』が起きていますが、この臨床試験をすすめているのが『スクラム

ジャパン』というプロジェクト。現在は235の病院と15の製薬会社が参加して

いるそうです。

 

国立がん研究センター東病院の後藤功一先生は、プレシジョンメディシンによって

患者さんに合った適切な治療薬を使用することは、今までの倍以上の長生きが

できる可能性があり、医療の進歩につながっていくことは間違いないと言われ

ています。

 

また、人間だけでは分析しきれない数多くの研究データを人工知能が分析し、人工

知能が遺伝子変異の特性と最適な薬を見つけ出すという展開も生まれてきています。

そこまで進歩しているなら、早く実際の治療薬として…と思ってしまいますが、

特性を見出せないケースもあって、全てが解決出来たわけではないようです。

 

番組の中では。あと5年もあれば…という話も…。今は解決出来なくても、明日に

向かって動き出す力が湧き出してくる…そんな今回の特集番組でした。何よりも

患者が治療中であっても、近い未来への希望によって、笑顔が見られるように

なってきていることが、その事自体が、生きる力になっていく気がしました。

 

今後の進展を楽しみにしたいです。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

 

 

大手ではないからこその光岡自動車

2016-11-25 NEW!

 

11月5日放送の夢職人『三輪EVで勝負! 小さな自動車メーカーの突破力』ご覧に

なられましたか?トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダ等々大手メーカーが凌ぎを削る

自動車業界に、独自の路線で切り込む小さな自動車メーカー・光岡自動車が今回の

主役でした。

 

光岡自動車は、ご存知の方も居られるかも知れませんが、ニッサンやマツダの完成車を

独自に改造したクラシックカー路線で話題になった会社です。この会社でつくられる

車は、中身こそ頂き物ですが、外装は、一台一台手作りで丁寧に仕上げられ、一部の

マニアにファッションカーと呼ばれる根強い支持を得ています。実際に作られた最も

有名なオロチがこちらです。

 

 

現在、光岡自動車が挑んでいるのは、超小型モビリティ。軽自動車とオートバイの

中間で、ゴーカートのような見栄えの三輪EV。超小型モビリティは、自動運転車と

双璧をなす未来の車として大手も開発に取り組んでいる分野で、今後、競争が激しく

なることが予想されています。

 

ところが日本にありがちな話ですが、法整備がまだ進んでおらず、一向に公道を

走れないという問題があって、大手も量産には踏み切れていない分野でもあるとの事。

 

そこで、光岡自動車は、道路運送車両法では側車付軽二輪車いわゆるサイドカーや

トライクと同じ車両として登録、道路交通法では普通自動車とみなされる盲点を

ついたのです。車輪を左右対称にして、運転席をまたがり式に、さらにバーハンドル

にすることで側車付二輪車の規定をクリアし公道を走れる車にしたのです。

こちらがLike-T3という小型車です。

 

 

シートをご覧いただくと、思わず笑えてしまうのですが、いわゆるバイクの座席が

横に二つ並んだ形で、ハンドルも…。先行するために、ここまでやるかと言った感じです。

 

「大手に先んじて、一点突破で臨まないと、とても大手に立ち向かえない。だから

我々は先行する」と光岡進会長は言っていました。同社は、観光地を中心に独自の

営業を展開。Like-T3という写真の小型モビリティ(電動小型車)をレンタカーとして

有馬温泉の旅館へ販売し、小型を活かす形で成功を手にしています。

 

また、大手農機具メーカーに営業し、農家の運搬用車としての販路も広げようとして

おり、年齢からは感じられないほど、生き生きとした活動をされていました。

 

大手が入り込めないミニマムの市場こそ、小さな光岡自動車が目指すマーケット。

「一人の支持があれば、市場はつくれる。ロットを必要としない小さな会社だから

できることがある」という光岡会長。中小企業としての姿勢をしっかり認識しながら

大手ではできないことに大胆に取り組み先行していく…。面白い会社でした。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

 

 

時代を反映し、未来を創造したCM

2016-11-24 NEW!

 

11月9日放送のアナザーストーリーズ「1980's CM黄金時代 3人の天才がいた」
ご覧になられましたか?

 

今も記憶に残るフレーズが次々にテレビCMから生まれた1980年代。流行語が続出する

CMブームを巻き起こしCMの黄金時代と言われていた頃。そんなCMの黄金時代を作り

上げたのが、同時期に現れ“今”の源流を作った3人の天才。

 

1人目は、元電通関西支社 堀井博次さん。1980年代、モノを売ってなんぼの大阪で、

奇想天外なCMを連発しお茶の間に笑いを届けました。まずは、これ・・・

 

「亭主元気で留守がいい」

 

このフレーズ、しっかり覚えています。大阪の鬼才…堀井さんは“笑えるCM”の潮流を

作り、人間の「面白さ」を拾い上げていました。堀井グループの作る爆笑CMは、

街でこんな人に出会った、あんな人に出会ったと言う、世間話のような会話から生まれ

たそうです。

 

2人目の人物はコピーライター仲畑貴志さん。「CM界の巨人」と称されたそうです。

東京で王道を行く仲畑さんは“共感”で世界の頂点へ立ちました。心していたのは

「納得感」、こんなキャッチコピーでした。

 

「おしりだって、洗ってほしい。」

 

これも、インパクトが強くてしっかり覚えているコピーです。1981年にカンヌ国際

広告映画祭で金賞に輝いたCMは…雨の中を子犬が歩き、『琥珀色の日々』という

菅原進さんの歌が心に響く宣伝でした。公共広告の走りだった気がします。

CMの中では、殺処分される予定だった子犬が起用されたそうです。

 

そして3人目の男は不思議なコピーで日本を驚かた糸井重里さん。「少し先の未来」を

見つめている、まさに天才肌の糸井さんが生み出したのが、これ・・・

 

「おいしい生活。」

 

このキャッチコピーは、戦後の日本のコピー ベスト500(宣伝会議)の第一位に

選ばれたCMです。当時の日本人にとっては驚きの「おいしい」と「生活」という

言葉を組み合わせ、あの名監督として名高いウディアレンをCMにキャスティングし

本当に不思議な感覚を味わわせてくれたCMでした。今でこそ、こうした不思議な

言葉の組み合わせは、様々なシーンでコピーされるようになっていますが、その

先駆けとなったコピーでした。

 

テレビ番組の合間に流れるCMを、正直、邪魔に感じてしまう事がありますが、

心に響いたり、笑いでほんのりさせてくれるCMも、なかなか良い物ですね。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

 

 

『美味安心』ブランドの健康食品

2016-11-21 NEW!

 

11月17日放送のカンブリア宮殿『いちやまマート』の回、ご覧になられましたか?

「美味しさ・健康・安心」をキーワードに素材選びや作り方にこだり、店内で作られる

惣菜や弁当は、減塩や糖質カットなど、健康を意識した食品ばかりで、食品に気を

使わなければならない人にとっては、本当にありがたいスーパー…そんな山梨の

スーパーが今回の主役でした。

 

注目されるのは『美味安心』というプライベートブランドで、食品添加物を排除した

オリジナルの食品。国産小麦で作るパンやグルテンフリーのカレーのルー、はたまた

子供向けのお菓子など、商品数は約400アイテムにも及んでいます。

 

そんな『美味安心』が買えるのは、いちやまマートだけではないそうで、「自分の

スーパーにも美味安心を置かせてほしい」と、今や80のスーパーが提携し、その

店舗数は全国で1,000店を超えるとのこと。思わず、私の家の近くにもないものかと

調べてみましたが、千葉県では3店舗だけ。なかなか厳しいです。

 

「地域のお客様の健康を守ること」。いちやまマートが健康志向スーパーに舵を切った

のは、身内の死によるものでした。「父は55歳、兄は46歳という若さで病死しているん

です」と語る社長の三科さん。兄の死を機に、「健康志向の食品作り」に目覚めたそう

です。

 

最初に取り組んだのは、発がん性のあるという「合成着色料」の入った商品を店から

排除することでした。当初は取り組みに乗り気ではなかった社員も『…タール系色素を

排除…着色料を見つけたら1万円…』と告知した新聞広告まで社長が打ったことで、

本気度を見せられ、動いていくようになったのです。

 

そんな社長の三科さんは、いちやまマートのプライベートブランド『美味安心』を置く

提携スーパーの社員を集め、年に4回、勉強会を開いています。自分だけではなくて、

みんなの健康を考えて動いていく三科社長…本当に、素敵な方でした。

 

いつもの村上龍さんの編集後記では…

 

『…誇りと自信を持ってローカルを自称する戦略家だ。「美味安心ブランド」は全国に

浸透しつつあり、無添加の価値を啓蒙するが、目線は庶民に合わせてある。不味い

ものはオーガニックでも売らない。ナショナルブランドも売っているし、ディス

カウントストアの攻勢も受けて立つ。柔軟で、しかもぶれがない。わたしは

「風林火山」という軍旗の文字を思い出した。』と話されています。

 

…ぶれない力を武田信玄になぞらえて…『風林火山』…そう来ましたか…


 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

 

自分の子供に与えられる安心な食品を届ける『フジッコ』

2016-11-18 NEW!

 

10月27日放送のカンブリア宮殿に登場した『フジッコ』の回ご覧になられましたか?

「塩こんぶ」「おまめさん」「純とろ」など、私たちが親しんできた数々のロングセラー

商品を持つ、フジッコ。この10年、毎年10億円のペースで売上高を増やし続け、現在年商

580億円という…驚きの企業です。我が家もかなりお世話になっております (^ ^)

 

そんなフジッコ最大の商品戦略が「健康」。創業以来、日本人の伝統食・昆布や豆が健康に

いい食品であることに着眼し、その効果を学術的にも研究し続け、徹底的に健康に良い商品

作りにこだわってきたそうです。現在、昆布と豆を使った商品だけで120種類以上とか。

番組の中では大豆に関する質問が一般人にされていましたが、枝豆と同じものであることを

知らない人もいて、ブドウの様になっている話は映像も見えて笑えました。

 

創業者は、現社長の父で元々学校の教師だったそうです。創業者の山岸さんは、幼少期に

肥満だった息子(現社長)を気遣い、昆布や豆食品を食べさせることで肥満を解消したそうです。

そんな徹底的に「健康に良い食品」にこだわるフジッコは、大豆のイソフラボンに最初に

注目した企業でもあったたそうです。

 

その視点は海外の食品にも及び、低カロリー食品の「ナタデココ」をいち早く商品化したり、

グルジア(現ジョージア)の長寿村で食べられていたヨーグルトを「カスピ海ヨーグルト」

としてヒットさせたのもフジッコとのこと。時代のニーズをいち早く掴む天才だったんですね。

 

昆布製品が「量り売り」だった時代に昆布をパックに詰めで発売。全国に広がり始めていた

スーパーマーケットチェーンの広域流通のニーズに応え、最初の成功をつかんでいます。

さらに、メインターゲットである女性たちの生活の変化をとらえ、家庭で作らなくなっていた

伝統的な昆布や豆の煮物を、簡単に食べられるパック商品として商品化、大ヒットさせました。

 

そして、今では当たり前の「安心・安全」についても、フジッコはいち早く取り込んでいます。

1973年には、広く使われていた人工甘味料・サッカリンの不使用を決断。サッカリン不使用の

「とろろ昆布」を開発するなど、先進的な商品づくりを行い、現在では「ふじっ子あんしん

システム」として、様々な厳しい安全検査を商品作りで行っています。

 

健康食にこだわる会社・自分の子供に与えられるもの・子供の健康に良いもの…健康効果の

検証をして、商品化し、本当に身体に良いもの、健康に良いものを提供する。添加物を使わ

ない、簡単で便利な食品…有り難いではないですか。健康で身体に良い時代のニーズをいち

早くつかんで、注力することで、フジッコは他にない強みをもつ企業となったのですね。

 

いつもの村上龍さんの編集後記では、こう書かれていました。

『教師だった母は忙しく、簡単な料理が得意だった。わたしは、生ピーマンと「ふじっこ」

の塩昆布を和えた一品が好きだった。「ふじっこ」という社名には、ほのぼのとしたイメー

ジがある。だが創業者は、驚くべき起業家だった。従業員3人のころから、「家業」では

なく「食品メーカー」を目指した。販路を拡大し、アイデアに満ちた販促を行い、流通革命を

予期し、全商品の無添加に挑戦したのだ。「ふじっこ」は、ITやバイオだけではないことを

示す、まさに「ベンチャーの鑑」であり、その精神は現代に見事に継承されている。』

 

安心して食べられる物、安心して子供に食べさせられる物…基本だけれど、できていない

所も沢山あるだけに、これからも頑張ってほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

 

TOPへ戻る