1月22日放送の未来アイズ「株式会社LIXIL」ご覧になられましたか? 株式会社LIXILと
言えば、水絡みの会社と何となく理解していましたが、ホームページにはこう書かれ
ていました。
『LIXILグループは、生活者視点に立ったイノベーションを推進し、世界中の人びとの
より豊かで快適な住まいと暮らしの実現を目指しています。』
その通り、今回は環境に優しいトイレのシステムがテーマとなっていました。トイレを
安心して使えないケニアで「循環型無水トイレ」普及のためのプロジェクトに力を注いで
いる株式会社LIXIL Social Toilet部の山上遊さん。
トイレを安心して使えないことがもたらす弊害、そして、「循環型無水トイレ」の研究
開発が生み出す可能性を追求しているのですが、「循環型無水トイレ」とは、排泄物を
液体と固形物に分離し、固形排泄物を有機酵素によって処理し、病原体を取り除いて
いきます。固形の排泄物は堆肥場に集められ、農業用の肥料としてリサイクルできる
という環境に優しいシステムなのです。
世界では、安全ではない水や不衛生な排泄環境が引き起こす下痢性疾患によって、5歳
未満の子どもたちが毎日800人死亡していると言います。毎日ですよ・・・。山上さんが
所属するLIXILは、2008年から現在まで、水を使わずに排泄物を安全に処理・再資源化
する研究と開発に取り組んできました。
アフリカ・ケニアでは、急激な人口増加と都市集中化が進み、下水道などのインフラ
整備が後手に回るなか、トイレを中心にした衛生状態が悪化。そのケニアで、上下
水道のインフラもなく、排泄物を処理するような仕組みもないという地域に、水を
使わず、かつ安全に排泄物を処理できるシステムをつくる取り組みを2013年から
始めているのです。
素敵な取り組みですよね。日本でも災害時には水が使えないというケースも考え
られると言いますが、それは後から足されたもので、2014.1.23、『ケニアの非都
市部における水資源保全と衛生環境改善のための“循環型無水トイレシステム”普及
促進事業をスタート JICA「第1回 開発途上国の社会・経済開発のための民間技術
普及促進事業」に採択』とホームページには書かれていました。
主役の山上さんは学校に行けない子供たちの為に、募金活動にも力を入れていて、
会社の中でも、それに賛同する大勢の人たちがいました。改めて株式会社LIXIL…
見直しましたよ。頑張れ!!