ティータイム

あのダチョウで、脅威の感染症から寂しくなっている薄毛対策まで・・・

2017-8-10 NEW!

 

8月6日放送の未来EYES『京都府立大学 動物衛生学研究室』の回、ご覧になられましたか?

人類を悩ませる様々な病気や、個人が抱えるコンプレックスの数々。それが【ダチョウ抗体】

で解決できるというのが今回のお話。京都府立大学教授で動物衛生学研究室に所属する塚本

康浩先生が研究する【ダチョウ抗体】。塚本先生はダチョウで病気を食い止める研究を行っ

ているのです。

 

ダチョウはケガをしてもすぐに治るらしく、寿命が60年くらいある中で、こんな言い方を

したらダチョウさんに失礼ですが、もともと不潔な鳥であるのに感染症にもかからないこと

から、非常に「免疫力が強い、いい抗体」がとれるのではないかと研究を始められたそう

です。

 

また、ダチョウは、年間120個ほどの卵を産むということで、卵を使って抗体を精製する

技術は、安価で効率よく作れる画期的な技術なのです。ちなみに「抗体」とは、体内に

侵入した抗原(人体を守る免疫反応を引き起こす物質)の刺激から自己防衛の為に体が作り

出す物質のことで、一般にはマウスや鶏やウサギの血液等から作られるそうですが、生産

コストが高く大量生産が不可能だと言われてきました。

 

塚本先生が生み出したダチョウの抗体は、純度が高く、その上低コストで、大量生産できる

のです。そのため、これまでに数々のダチョウ抗体入り製品を企業と共同で開発しており、

ネットで調べるとすぐに関連商品を見つけることができます。ちなみに【ダチョウ抗体】で

検索してみたところ…

 

2009年産学官連携推進功労賞表彰「文部科学大臣賞」受賞
2011年関経連 関西財界セミナー 特別賞 受賞
2012年日本バイオベンチャー大賞「フジサンケイビジネスアイ賞」受賞

 

という情報も製品以外に知る事が出来ました。そんな先生は、これまでに約30~40種類にも

及ぶ抗体を作っておられます。

 

2003年SARS、2009年新型インフルエンザ、2014年デング熱など、日本の感染症死亡者数は

過去10年間で約26万人と言われています。エボラなど世界を揺るがすウイルスから、ニキビ

やアトピーといった身近な悩みに役立つ抗体も作ることが出来ると言われています。なんと、

塚本先生は「薄毛治療」の研究も進めているそうで、すでに”薄毛に効く抗体”は作られていて、

実際に効き目もあったという話…、

 

薄毛が気になり始めた昨今…どうなるのか大注目ですねぇ…(^^;)…いや関心がズレてきた・・・
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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悲しい現実…日本の中でアジア人が強制労働を強いられている

2017-8-9 NEW!

 

8月1日放送のガイアの夜明け『ニッポン転換のとき 第四弾 追跡!"絶望職場"の担い手たち』

ご覧になられましたか?

 

コンビニエンスストアや飲食店で目にすることが多くなった外国人店員の姿。今後、労働人口が

減少する日本では、外国人はますます重要な労働力となりつつあり、そんな外国人と国内の

労働現場を結びつけるシステムの一つが「外国人技能実習制度」。そんな制度の裏側で

行われていた日本人による外国人への強制労働の実態が今回の話のメインとなっていました。

 

外国人に技術を移転し、その国の経済発展を担う人材を育成する"国際貢献"が本来の制度の

目的でしたが、実際には人手不足に悩む中小企業や農業、漁業といった一次産業に「労働力」

を提供する役割を果たしています。しかし、その現場の多くでは、違法な長時間労働や賃金の

不払いといった問題が起こっていたのです...。

 

昨年8月、驚くべき数字が厚生労働省から発表されました。実習生を受け入れている5,173

事業所を調べたところ、なんと7割で労働基準法などの法令違反があったというのです。

しかも前年より24%増えて、2年連続で過去最多を更新。実習生を不当に働かせる業者が後を

絶たない実態が浮き彫りになりました。本当に恥ずかしく情けない話ですが、アメリカ国務省

が発行している『2017人身取引報告書』には、【日本の『技能実習制度』で働くアジア人が

強制労働の状態に置かれている】と書かれるほどまでになっているのです・・・。

 

外国人実習生の待遇改善や保護活動に取り組んでいるのが、岐阜一般労働組合の甄凱(けん

かい)さん。1986年に中国から留学生として来日。卒業後、日本の紳士服メーカーに就職し、

工場で働く実習生を世話する仕事をしていました。その後、実習生から長時間労働や賃金の

不払いなど様々な相談を受け、外国人実習生のための労働組合を結成したのです。

 

そんな甄凱さんのもとに、岐阜県内で働く中国人の女性実習生5人が助けを求めている様子が

番組では取り上げられていました。2年半にわたって縫製工場で働いてきましたが、1日平均

15時間、土日も休みなく働かされ、体調が悪くても病院にも連れて行ってくれない…。未払い

賃金は、2年半で620万円にも…。

 

技能実習生として日本に来るために子供を本国に残し、借金をしてまで日本に来ているという

のに、職場を選べず3年間帰ることも出来ないばかりか、そこで続けたくないと思っても、

簡単に働き先を変えられない制度のひどさ…。今の時代にこんな事が日本の中で行われていた

なんて、恥ずかしいやら腹立たしいやら…情けないやらで涙が出てくるほどでした・・・。

 

その背景には、日本のアパレル業界でメイド・イン・ジャパンを実現しながらも低コスト化を

加速させているために、下請け企業が、そのしわ寄せを受けているというのですが…。だから

仕方がないとか言える話ではなく、最後まで中国人実習生が救われるのか見ていましたが解決

されるまでには至りませんでした…。

 

もちろん酷い企業ばかりではなく「玉田工業」(石川県金沢市)さんのような素晴らしい企業

も紹介されていましたが、中国人の甄凱さんだけでなく、日本人として力を貸してくれる人は

もっといないものなのでしょうか。悪徳業者に雇われていた弁護士にまで、『お前も同じだ!』

と叫びたい気持ちになりました。

 

システムだけ作って、後の責任を負っていない国に対しても憤りを覚えた1時間で…こんな

情けない現実が日本に蔓延し始めているのでは…と不安さえ覚えたのでした。今年の11月

から技能実習制度は【3年から5年に延長、雇用枠も2倍】になっていくそうです…。今の

ままなら止めて欲しい・・・

 

先進国に相応しい【思いやり】や【気配り】のある日本らしい対応を願うばかりです…。

良い人や良い企業も沢山あります。どうか、こんな酷い企業がなくなってくれますように…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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『らしさ』を大切にして欲しい『ふるさと納税』

2017-8-8 NEW!

 

7月11日放送のガイアの夜明け『どこへ行く?ふるさと納税』ご覧になられましたか?

 

『ふるさと納税』も今年でもう10年を迎えるそうですね。2016年度の全体の寄付額は前年度

比1.7倍の2844億円となり、これまで財政難に喘いでいた地方都市の新たな財源として存在

価値は高まるばかりとのこと。その一方で、返礼品競争の過熱や新たな地域間格差が生ま

れるなど、当初想定していなかった面も出てきているとか。返礼品なる物が過熱してる事は、

恥ずかしながら全く知りませんでした。

 

石川県七尾市が送るのは、「能登の朝どれ鮮魚の刺身詰め合わせ」。能登半島沖の定置網

でとれた魚を地元の鮮魚店がすぐさま刺身にして発送してくれます。鮮魚を丸ごと送る自治

体が多いなか、魚をさばく手間がかからず手軽に新鮮な刺身を食べられるので好評だとか。

 

この七尾市、昨年9月から返礼品を送るようになったそうで、そのため、他と差別化しなく

ては寄付を得られないと、鮮魚の刺身をはじめ「人間ドックと温泉宿泊券のセット」や

「空き家管理サービス」など工夫を凝らした返礼品を打ち出したようです。その結果、昨年

9月までわずか320万円だった寄付金は、開始後10ヵ月足らずで2億円を突破したそうです。

 

そんな中、制度を管轄する総務省が返礼品の一部に“待った”をかけました。今年4月、「商品

券」など換金性のあるものや「電子機器」「家具」といった資産性の高いものを返礼品から

外すこと、返礼率(寄付額に対する還元率)を3割以下とすることなどを全国の自治体に求め

たそうです。表面だけ見てしまえば、一見総務省の対応は正しいようにも思えましたが、事は

そんなに簡単ではありませんでした。

 

長野県伊那市。テレビや掃除機、炊飯器など40種類にも上る「家電製品」を武器に、昨年度、

72億円もの寄付を集めている自治体です。実は伊那市内には個人経営の電気店が多数ある

うえ、コンデンサーや抵抗器といった家電に欠かせない部品を作る企業も多く軒を連ねて

いるそうです。そうした企業が作る部品を使用している家電製品を地元商店から買い上げ

返礼品にすることで、近年低迷が続く町の産業を活性化させたいと考えていたのです。

 

一方、高級和牛や焼酎セットなど豪華返礼品で2年連続全国1位の寄付金を集めた宮崎県

都城市。総務省の通達には全面的に従う方針を決めたそうですが、豪華な返礼品を設けて

いた理由は地本の製品を全国に知ってもらいたいからで、集まったお金で潤うつもりは

なかったと話されていました。

 

換金性のある物はダメだと言われながらも、地元の真珠をアピールしているだけなのにと

嘆く人もいれば、返礼品製造の見込を期待して会社まで立ち上げたのに窮地に追い込まれる

人…。それぞれの地域にそれぞれの事情があるように、一律な対応を考えるのではなくて、

それぞれの地域に合った取り組みができるよう配慮して欲しい物です。

 

幸い総務省からの通知には強制力がないらしいので、自治体は『らしさ』を忘れずに頑張って

欲しいと思います。私も返礼品調べてどこかに寄付してみたいものですが…きっと家内には

「そんなゆとりがある訳ないでしょ!」と言われて終わるんでしょうねぇ…。「減税でき

るよ?」と言ったところで「収入が増えるわけじゃないでしょ!」で攻め切られるんです

よねぇ…。サラリーマン…辛いものです…。
 

 

 

 

 

 

 

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『世界の中心で、愛をさけぶ』=『JIN-仁』=『おんな城主直虎』

2017-8-3 NEW!

 

大河ドラマ『おんな城主直虎』ご覧になられている方っておられますか?華々しく注目を

集めた『真田丸』に続き、今年スタートした大河ですが、初回視聴率は16.9%で『真田丸』

の初回19.9%には及ばなかったものの、『花燃ゆ』初回16.7%は上回っており、まずまずの

出足だったそうですが…どうもその後は低迷しているとか。

 

『真田丸』は役者さんが好きではなくて殆ど見ることのなかった私ですが、何故か今回の

『おんな城主直虎』にはハマってしまって、これまで大河にハマれなかった私だからこそ、

何かが違うに違いないと調べてみたんですよ。すると、驚く事が判明したのです。いや、

もしかしたら知らなかったのは私だけかもしれませんが・・・

 

今回のこの物語の脚本を担当する森下さんはなんと『世界の中心で、愛をさけぶ』『JIN-仁』、

『天皇の料理番』などを手掛けた、ヒットメーカーとして知られる凄腕の脚本家さん!!

 

殆どの方がご存知と思われる『世界の中心で、愛をさけぶ』では、第42回ザテレビジョン

ドラマアカデミー賞 脚本賞受賞。これまた大ヒットした『JIN-仁』は、第63回ザテレビ

ジョンドラマアカデミー賞 脚本賞、『天皇の料理番』は、第85回ザテレビジョンドラマ

アカデミー賞 脚本賞受賞。朝ドラでは12年ぶりに高視聴率を叩き出した『ごちそうさん』

…これも、現在のテレビ界を支える優秀な脚本作家に贈られるという第32回向田邦子賞を

受賞しているという…実は、物凄い脚本家の存在があったのです。

 

『天皇の料理番』こそ、他の番組と重なって見てはいませんでしたが、他はどれも私がハマっ

ていたものです。

 

直虎は、現在の静岡県浜松を本拠とした22代当主・井伊直盛の“娘”とされますが、資料の

上では空白部分の多い人物で、その“空白”が、今作の放送開始直前に思わぬ展開を呼んだ

のも記憶に新しいところです。直虎を男子とする記述が見つかったという話ですが、私は

和尚の伝記を信じます。

 

視聴率の低迷は女性を主人公にしているからだとか…「女大河」は失敗するとも言われて

いるようですが、本当にそうなのでしょうか。登場人物の個性も好きですし、直虎を囲む

人々も含めて毎回楽しみに見させて頂いております。柴咲コウさん演じる直虎は勿論のこと

南渓和尚、小野但馬守政次、龍雲丸、瀬戸方久と素晴らしい布陣です。

 

 

歴史に忠実に描かれているかなんて、”空白”が多いのであれば無関係。むしろ尚更、脚本家

の本領が発揮できるはずです。視聴率なんて気にしないで、良い物作っていってくださいね。

家内はネタバレで色々カンニングしたり調べながら見ているようですが、私は、純粋に

ドラマとして楽しみにしています。応援していますよ!!

 

 

 

 

 

 

 

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由緒ある『からくり人形師』が、今も尚継承され続けている事にビックリ!

2017-8-2 NEW!

 

7月20日放送の世界!ニッポン行きたい人応援団!『”からくり人形”心から愛すカナダ人

ご招待!』の回ご覧になられましたか?からくり人形を心から愛してやまないカナダのジャ

スティンさんが今回の主役。

 

ジャスティンさんは、エンジニアの仕事をしながら、本やインターネットを見て、からくり

人形を試行錯誤しながら自作しています。からくり人形師の玉屋庄兵衛さんに会って、伝統

的なからくり人形の作り方や素材を見せてもらうのが夢だとか…。

 

まず向かったのは、なんといきなり直球勝負の江戸時代から九代続く玉屋庄兵衛さんの工房。

さっそく憧れの九代目が手掛けた作品「茶運び人形」が動く様子を見せてもらいます。衣装を

脱がせた状態のからくり人形を見ると、使われる部位に分けて、7種類もの木材が使用されて

いることが分かりました。

 

ジャスティンさんが憧れ、からくり人形の最高傑作ともいわれる「弓曳童子」も見せてもらえ

ます。玉屋さんが一年がかりで複製したものです。最後に放たれた矢が外れるのを見て

苦笑いしながらジャスティンさんが「1本外しましたね」と言うと、玉屋さんが「見る人を

飽きさせないよう、4本中1本は、あえて的を外すように作ってある。」と答えます。

 

ジャスティンさんが驚きながら「どうやって?」と尋ねると、矢の4本中1本だけ、羽の一部を

短くカットして、的から外れるようにしてあると笑いながら教えてくれます。放たれる矢

まで精巧に作られている事がよく分かりました。

 

ジャスティンさんがカナダで作った「茶運び人形」を見てもらうと、技術の高さに感心する

玉屋さんですが、歯車のガタを指摘しました。ジャスティンさんが作った歯車は1枚の板で

作られていたため木目が横になっている所の歯が欠けやすくなっているというのです。

 

玉屋さんの歯車は、全ての歯に対して木目が縦。カットされたピザのように、8枚に切り

分けられた木片を、3ヶ月もかけて縦目が歯の部分に来るように放射状に2枚ずつ貼り合

わせ、乾くと、また2枚を貼り合わせ…根気よく接着され、全てが接着されると、今度は

叩きつけてもヒビが入らないことを確認した上で歯を刻んでいくのです!細部まで気を配っ

ている日本人らしい作業です。

 

からくり人形の顔彫りでは、能面と同じように角度によって表情が変わるように計算されて

作られている事を教えられます。75種類もの彫刻刀やのみを使い分け、3日間かけて丹念に

顔を彫りあげたかと思うと、出来上がった顔を真っ二つに割ってしまう玉屋さん。これには

ジャスティンさんもビックリ。実はこれ、木を腐敗させないように中をくり抜くことで200年

も同じ状態を保てるようにする為だとか…。本当にひたすら感心するばかりでした。

 

日本一の木彫りの街として知られる富山・南砺市の井波では、十代目を継ぐべく玉屋さんの

息子さんが親元を離れて修行されていました。素敵な親子の繋がりも感じることができま

した。ここでは、自分だけの一生の道具となる彫刻刀の作り方を教えてもらっていました。

日本人でもなかなか体験できない貴重な時間を過ごされていました。

 

彫り師の岩倉さんからは、彫刻刀を研ぐための砥石と仕上げ用の砥石。玉屋さんからは、

顔がうまく作れないというジャスティンさんが顔彫りが上手くできるようにと、玉屋さん

ご自身が作られた"からくり人形"の顔をプレゼントしてもらいました。

 

最後には、世界に2体しか現存しないという、東洋のエジソン・田中久重が生み出した

「文字書きからくり人形」の現物も見られて興奮冷めやらぬ中帰国されていきました。

いつもながら良い番組です。招かれる人の"熱心さ""情熱"が、受けいれる人たちの心を

動かし、サプライズの連続。そして見ている私たちにも感動を与えてくれるのです!

毎回毎回、楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

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1点への拘りが多方面に活かされ、女性が活躍できる会社

2017-7-31 NEW!

 

少し前になりますが5月25日放送のカンブリア宮殿『誰にも負けない小豆で、他にない商品を

作れ!』ご覧になられましたか?

 

ほのかな甘さとカッチカチの硬さで親しまれる「あずきバー」は、発売から44年が経つ現在も

売上げを伸ばし続け、今や半期で約2億本を販売する国民的ロングセラー商品ですが、そんな

「あずきバー」を世に送り出しているのが今回の主役井村屋さん。

 

井村屋は、おはぎや桜餅、贈答用の水ようかん、缶に入ったゆであずき、さらに肉まん&あん

まん...と、主力商品の大半が小豆を原料としている三重県の食品メーカーです。井村屋の強みは、

小豆へのこだわりそのもの。小豆は炊き方ひとつで味が大きく変わるため、ミリ単位で大きさが

同じ豆だけを使い、重さも揃えた上で品質等5段階の選別を行い、炊く作業まで、今もベテ

ランの手作業で行なっているそうです。ちなみに弾かれたあずきはお手玉になるとのこと。

 

こだわりから来る「あずきバー」の硬さは、小豆本来が持つ美味しさを味わってもらうために、

アイスでは常識となっている乳脂肪を入れない事が原因で、柔らかくならないといらしいの

です。実はこの「肉まん」「あんまん」も井村屋が産みの親なんだとか。実は井村屋は、単に

小豆を使った商品でなく、他にない特色を持った商品にこだわることで生き残ってきたそうです。

 

羊羹屋として明治時代に創業した最初の商品も「山田膳」と呼ばれるお盆で羊羹を作ったユニ

ークな商品。数々のヒットを飛ばした2代目・井村二郎も、ぜんざいをアイスにしたらどう

かとあずきバーを考案するなど、小豆作りという創業以来の得意な部分に、特色あるアイデアを

付加することでヒットを生んできました。

 

そんな井村二郎の薫陶を受けたのが、現会長の浅田さん。大阪のイカリソースから転職して

きた浅田さんは、2代目の様々なアイデアを受け止め現場で奮闘してきました。例えば1973年に

井村屋が日本で展開を始めた、アメリカのパイレストラン「アンナミラーズ」もそのひとつ。

浅田さんはその店長として外食事業を任され、20店舗にまで増やした。

 

アンナミラーズの立ち上げの頃、赤字が続いていた時に2代目に現社長が言われた話が印象

的でした。

現社長…『今年も赤字』・『経費がかかり過ぎて』
2代目…『お前辞めたいのか?』
現社長…『辞めたくありません』
2代目…『明日から経費が1円もかからない方法がある。分かるか?』
現社長…そんな方法はないので『分かりません』と答えると…
2代目…『店をやめることや。そうしたら明日から1円も経費はかからない』
『辞めたいか』と聞いたら『辞めたくない』と答えた。だったら、経費のせいにするのでは

なくて『もっと知恵を絞れ』と・・・。

 

今、井村屋の新たな特色となっているのが「女性が活躍できる会社」。様々な社内制度改革

などを行う中、内閣府からも「先進企業」に認定され、4月には初の女性副社長が就任して

います。社内託児所 女性の活躍できる場を積極的に提供し、職場改善ミーティングも行って

いるとか・・・。老舗とは言え、常に進化している感じですよね。本当に歯が折れるのでは

ないかというぐらい固いあずきバーですが、硬さの中には愛情が沢山詰まっているように

思えたのでありました。

 

 

 

 

 

 

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まるで暴力団の様な会社が存続していられるとは・・・

2017-7-27 NEW!

 

先日7月25日に放送されたガイアの夜明け『密着!会社と闘う者たち第2弾』ご覧になられ

ましたか?電通の女性新入社員が過労自殺した問題から加速した「働き方改革」。…とは言え

会社側が理不尽な働き方を強いても、社員やパート職員、アルバイトが異を唱えるのは非常に

勇気のいることです。

 

そんな中、勇気を出して声をあげた人たちがいます。人気飲食チェーンで働いていたアルバ

イト学生と、大手引越会社の現役社員。それぞれ、孤独ながらも本来受け取るべき賃金や

働く場を得ようと会社側と闘い続けていました。去年2月に放送した「密着!会社と闘う者

たち」の第2弾、見ていて会社のひどい対応に、あきれ…憤りを覚えた一時間でした。

 

「4ヵ月間連続休みなし」「1日23時間の長時間労働」…千葉県の男子大学生が、そんな信じ

られないアルバイトの実態を訴えました。舞台は、人気飲食チェーン『しゃぶしゃぶ温野菜』

の千葉県内の店舗。『しゃぶしゃぶ温野菜』は、レインズインターナショナルが全国に400

店舗以上展開するフランチャイズチェーンで、問題となったのは、そのフランチャイズ加盟店

です。

 

フランチャイズなので、あくまでもオーナーレベルの話になるかとは思いますが、男子大学

生は、日常的に元店長からパワハラや暴力を受けたというのです。録音機器に残されていた

のは「殺してやっから!」など怒声の数々。なんとその店長、女性でした…。

 

男子大学生は昨年6月、店舗の運営会社で直接の雇用者であるフランチャイズ加盟企業『DWE

JAPAN』を提訴しました。争点は、長時間労働の実態について。男性の主張では、最大で月

400時間以上働いていたと言いますが、会社側の記録データでは約月100時間程度しか働いて

いないことになっているのです…。

 

そこで、原告弁護団は、意外な証拠品を集めて、長時間労働の実態を立証していきます。

勤務記録には残っていなかったものの、警備会社のカードによる施錠記録や掃除などの作業

記録にいないはずの男性の記録が見つかっていました。どう見ても真っ黒。勤務時間から

時給を換算すると、なんと400円台でした…。『懲戒免職は大学卒業後の就職に響く』とも

脅されていたようですが、バイトから離れられずに一年留年してしまっていたのだから…

むしろその方が…とも…。

 

もう一人は、去年2月9日に放送し、反響を呼んだ番組の続編。大手引越会社『アリさんマーク

の引越社』で働く現役社員。「月340時間の長時間労働」「交通事故を起こすと、会社が保険に

加入しているにもかかわらず、高額な弁償金を自腹で払わされる」などと訴え出た問題です。

 

その後を追うと…。会社は、男性をシュレッダー係という職場に異動し、陰湿なイジメのような

扱い。シュレッダーのゴミ捨てを延々やらされ続けるのです。それでも改善のために耐えて

頑張っていると、今度は懲戒解雇処分にした上で、社内に「罪状」と書かれた紙を張り出す

など、信じられないような対応をしていました。

 

前回放送では、東京都の労働委員会で両者が和解の糸口を探っていたところまで伝えられて

いましたが、改善されるどころか悪化していたことに驚き…。シュレッダー係への配置転換

についての法廷では、裁判官からも会社を批判する厳しい言葉がありました。会社は、まも

なく和解案を出してきますが、車を使わずに仕事をしろというバカげた条件付き。

 

報道陣に対する姿勢や話している姿、対応は、たちの悪いヤクザ集団のようでした。あんな

会社は、潰れるべきだとも思ったのですが、それはそれで、そこで働く人たちにも困った話。

多分、社会的な制裁は避けられないと思いますが、やくざの様な人たちが排除されない限りは

会社は変わらないかと…。

 

それにしてもアリさんマークの引越社と闘っておられた方は、長い目で見たとき、働き方

改革には役立つのかもしれませんが、普通に働かせてもらったところで、昇給がないとか、

言いがかりをつけられて減給とか…将来の給与収入や他の事を思うと、早く見切って他の会社

へ行かれた方が、共に暮らす家族を守れるのではないかとも思えてしまって…何とも怒りやら

痛みやらで、複雑な思いでいっぱいになりました。

 

何か良い助け舟はないものでしょうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

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日本の"健康"が海外で活かされるとき!!

2017-7-26 NEW!

 

6月20日放送のガイアの夜明け『ニッポン式健康を世界へ』をご覧になられましたか?

平均寿命83.7歳と、世界トップを誇る日本ですが、その長生きを支えているのが、充実した

医療と国民一人ひとりの健康への意識の高さ。こうした日本の〝健康”ビジネスが、東南

アジアなどの新興国に輸出される動きが加速しているというのが今回のお話。

 

一つ目は、急速な経済成長を遂げるカンボジア。信号のない町を走る車が増え交通事故が

急増。救急病院には次々と患者が運び込まれますが、満足な医療は受けられません。交通

事故による死亡事故は比率で言うなら日本の4倍以上とか。更に、日本のような健康保険

制度がないため、前払いで払えないと治療を受けることすら出来ないというのです。

 

そんなカンボジアにやってきたのが〝日本の病院〟「サンライズジャパンホスピタル」。

事前にカンボジアから医師を呼び寄せ、日本式の医療を学ばせました。1970年代ポル・ポト

政権が知識層を虐殺したことで、カンボジアには医師が非常に少なかったのです。病院独自

の保険制度も導入して、現地の人を救うことはもちろん、同時に現地の医師も育てて、カン

ボジアの医療水準を上げようとしていました。先頭になって動いていた林先生、素晴らしく、

素敵な方でした。

 

もう一つは、近年、大きな経済発展を遂げてきたベトナム。外資系の外食チェーンやファス

トフードが進出したことで急激に食生活が変化し、栄養過多による生活習慣病の増加など

健康被害が社会問題化していました。これってベトナム戦争の変更版?とまで言いたくなる

ほど嫌な印象でした。特に子供たちの肥満度の割合は世界トップクラス。主要都市では、

肥満児の割合が30%以上にも上るというのです。

 

そこで登場するのが日本の食品メーカー味の素さん。ベトナム政府と協力し、栄養バランス

の良いニッポン式の給食を普及させようというのです。これまでの学校給食は、お粥のよう

な僅かな物で、子供の空腹を満たせず、学校公認の食べ物屋台が子供たちの健康を害して

いました。

 

そんな学校に、まずは、管理栄養士の役割を果たせる献立作成ソフトを提供し、同時に給食

前に”食育”を導入してもらうことで、食べ物の持つ栄養と役割を子供たちに伝えていきま

した。導入されて暫くしてからの子供の様子がテレビで紹介されていましたが、美味しそう

に食べる姿。調味料を売り込むという味の素の戦略も垣間見られましたが、そんな事より

日本の健康を小さい子供たちに伝えられるのは何ものにも代えがたい価値があること。

何より子供たちの笑顔が嬉しく思えました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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パリ・・・"美"の裏側にあった地下世界

2017-7-25 NEW!

 

NHKの地球ドラマチック「あなたの知らないパリ~潜入!驚異の地下迷宮~」ご覧になられ

ましたか?この【地球ドラマチック】という番組は、海外のよりすぐりのドキュメンタリーを

放送する番組なのですが、『ドキュメント地球時間』(NHK教育)の後継となる番組で、

海外で制作・放送されたノンフィクション番組を日本語に吹き替えて、放送枠に合わせて

編集されています。

 

『BS世界のドキュメンタリー』でも海外のノンフィクションが放送されていますが、『地球

ドラマチック』で取り上げられるのは主に青少年に向けた物が中心で、2つの番組では、同一

の原作品が扱われることもあるそうです。当初は木曜の19時台に25分番組として放送されて

いましたが、2005年4月から水曜日に移動して45分に拡大。今は毎週土曜日19:00-19:45で

放送され、私は翌月曜日00:00-00:45の再放送を録画した物を観させて頂きました。

 

そんな【地球ドラマチック】で今回扱われたのがパリの地下。パリと言えばフランス料理を

思い浮かべてしまいますが、ミシュランもフランス。パリコレに代表されるようにファッ

ションも世界最先端。芸術も有名でルーブル美術館やオルセー美術館、オペラ座を知らない

人はいないでしょう。また建築物も素晴らしい物が多数あり、ベルサイユ宮殿、凱旋門、

エッフェル塔と観光地としては申し分ない都市です。

 

そんな花の都、パリの地下に広がる驚異の地下迷宮が今回の主役…。パリの街に、巨大な

“地下世界”が広がっているなんて事、行ったことのない私には初めて知ることばかりで、

とても楽しく見させて頂きました。正直、パリには行きたくないなぁとも思ったりして…

 

番組では、普段公開されていない4つの地下世界に特別潜入し、その成り立ちと謎に迫って

いきますが、CGも交えての映像はとても分かりやすい物でした。「オペラ座の怪人」の由来

となった不思議なオペラ座の地下に作られた湖…沼地に作られた地下何層にも及ぶオペラ座は、

水に悩まされたあげくに巨大な貯水槽が地下深くに作られたものでした。

 

カタコンブで知られる数百万にも上る骸骨が並ぶ地下の共同墓地が、死者の帝国として一般

公開されていくまでの話。あのセーヌ川は下水道のように不衛生でしたが、地下に作られた

巨大迷宮によって、汚染された街を救っていきます。…それが巨大迷宮と言われる下水道。

 

素晴らしい建造物を作る為に街の地下で掘られた行き過ぎの採石場は、あちらこちらで崩落を

招いて街の人々を危険にさらしました。その採石場もCGで見ると二層になっていたり、

等間隔で残されるはずの柱になる部分が不足していたり、入り口が塞がれて忘れられたりと

酷い話でした。

 

美しさの裏側に隠されていた物…面白く見ることができましたが、フランス人に対する印象が

随分と変わってしまったような気もします…。我が家は何故か、汚物の話で盛り上がって

果てはフランス人は血液型は何が多いのだろうとか、あらぬ方向に向かってしまいました…

たまには良いですね・・・こんなのも・・・

 

 

 

 

 

 

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"食の革命"で、付加価値を付け、美味しい食材に変貌させる

2017-7-20 NEW!

 

7月18日放送のガイアの夜明け”食の革命者”たち~「先人の知恵」で絶品を作る!~ご覧に

なられましたか? 美味しいお話なら大歓迎ですよね。

 

まずは、新潟県新潟市。地元の食品企業など25社が一丸となった地元ブランド「越後雪室屋」

が立ち上げられています。雪室とは、昭和30年代頃まで使われていた、雪で冷やす“天然

冷蔵庫”のこと。なんと冷蔵庫よりも温度や湿度が安定しているそうなのです。そんな雪室に

一定期間貯蔵することで、食材の糖度が増すことなどが実証されています。こうした『先人の

知恵』を活用して食材を熟成させ、付加価値をつけて売り出しているのです。

 

そんな越後雪室屋の新しい取り組みが「雪室留学」。雪の降らない地域の食材を、新潟の

雪室で熟成させるという雪国発『熟成革命』。昨年11月には、高知県・四万十町の栗の糖度を

約1.5倍に上げることに成功、「雪室栗」として販売しました。そして今回、新たに挑戦する

のが、佐賀県・白石町のレンコン。

 

熟成に成功すれば、旬を過ぎた時期でも新たな価値をつけて販売することができ年間通しての

提供が可能になるのです。取組真っ最中の蓮根も初めはえぐみが増してしまったりしていま

したが、試行錯誤していく中で糖度も上がり、旨味も増して料理人のお墨付きを貰えるもの

に仕上がりました。

 

一方、鹿児島県鹿児島市では、”雪”とは真逆な印象を与える”火山”…。そこでは、今も噴火

活動を繰り返す「桜島」からの火山灰がある為に、屋外に洗濯物を干すことができず、火山

灰が付着した農作物は、葉が傷んでしまうこともあるそうで、まさに“やっかいもの”。

 

そんな”やっかいもの”の火山灰を使って「絶品の味」を生み出そうというのが、梛木春幸

さん。目をつけたのは、灰の中で食材を熟成させる「灰干し」。天日干しは聞いたことが

ありますが灰干しは初耳です。ところがこの灰干し…魚ならば、臭い成分のアンモニアを

含んだ水分を吸い取って、臭みがなくなるとのこと。また、うま味成分であるアミノ酸が

増幅するという驚きのデータも出ているらしいのです。

 

今、梛木さんが取り組んでいるのは、漁港で買い手がつかない魚たちを、この灰干しで

“売れる魚”に生まれ変わらせること。地元の食材の「新たな価値」を生み出すことで先行き

不安な漁業の未来を明るくしようというのです。 

 

どこでもできる取り組みではありませんが、だからこそ活かせる地元ならではの特徴…

"食の革命"・・・こんな取組、食に限らず他の場でも沢山ありそうですね。嘆いたり我慢

するばかりではなく"活かす"形で前に進もうとする姿勢、素晴らしいですね。

 

 

 

 

 

 

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