ティータイム

砂漠でも生鮮野菜が作れるなんて…

2016-8-19 NEW!

 

『未来アイズ』という番組、以前にもご紹介させて頂いたことのある毎週日曜日

夜10時半からBSジャパンで放送されている番組です。番組案内では、「高度経済

成長期に作り上げられた様々な仕組みが、今あらゆる所で制度疲労を起こしている

ことを踏まえて、そんな日本において未来を切り開こうと熱い情熱で探究する人と、

企業を追うドキュメント番組」と紹介されています。

 

7月31日の放送では、メビオール株式会社が登場。代表取締役社長・森有一さんが

開発した、特殊なフィルム「アイメック(フィルム農法)」。アイメックは、

元々医療分野に使われていた技術です。これを農業用に転用し、野菜栽培の培地

として使うことを展開しているのです。

 

地球温暖化で深刻な水不足と土壌の劣化か進んでいる世界各国から、最小限の

水と土で作物を作ることができることで注目され、砂漠でも野菜の栽培を可能にし、

砂漠化した地域に森を取り戻すなんて夢が現実になろうとしています。

 

根がフィルム上に密着し、効率よく栄養液を吸収しようとしてア ミノ酸、糖分などを

大量に作り、食物が美味しくなるというのです。又、アイメックは栄養液を吸収しますが

菌、ウイルスなどを排除するため、限られた水で始められて、仮に水が腐ってしまっても

問題なく食物が育つというのです。

 

農薬を使わずに、安全な作物を 生産できるという画期的なシステム。番組では、

地産の野菜がなかったドバイの店頭に地産のトマトがならぶという映像が紹介

されていました。

 

まだ、限られた食品しか実現できていないようにも見えましたが、限られた食材で

あっても、確実に世の中に貢献できるものであることは明らかです。食糧不足に

悩む地域をアイメックで救えたら…という森社長、応援したいですね。

 

日本の様に豊かな土地に恵まれていなくとも、新鮮な野菜や果物は必要なはず。

今後のご活躍に期待しています。

 

 

 

 

 

 

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『人の力は信じるに足る』ですねぇ。

2016-8-18 NEW!

 

日曜日の夕方6時半からBSジャパンで放送されている『私の履歴書』 。今回は日経

2007年2月の記事を交えながら 先月7月17日放送されたダイキン会長の物語で、

タイトルは【町工場からグローバル企業へ!失敗が導く信念とは】から、書かせて

いただきますね。改めて言うのも何ですが、ダイキンは世界トップの空調メーカー。

昨年の売上高は、約2兆円、従業員数グループ全体で約6万人、145ヵ国に進出し、

連結子会社213 社という大企業です。

 

我が家にもダイキンの空気清浄機が3台。アレルギーに弱い我が家では健康の要でも

あるので『健ちゃん』と名付けていますが、エアコンも、シャープからダイキンにと

変わりつつあるのが現状です。

 

1935年、京都市で長男として誕生した井上会長。背が高く色白で茶色の髪だったため、

小学校入学後は外国人スパイだといじめられ、その事で自身は強くなれたと言って

いました。終戦後、街に進駐軍が溢れると周りの状況は一変し、お山の大将に。

その後、同志社中学・高校・大学へと進学したものの、これという夢もないまま父の

紹介で1957年にダイキン工業の前身、大阪金属工業に入社していきます。

 

心新たに社会人生活を迎えるのですが、配属先は希望していた花形の営業ではなく

淀川製作所の工場の総務・庶務係。1年も経つと、ガリ版刷りをしながら…「自分は

期待されていない」『とにかく面白くない』と無断欠勤するようになり、麻雀をしたり、

呑んだくれて遊びほうけていました。

 

無断欠勤8日目…先輩が『あんたは会社を知らん』と、御説教しにやってきます。 そうして

無断欠勤11日目…覚悟して会社へ行くと、誰からも咎められることなく、通常通りの

上司や皆の姿に、『ここは、ボロキンどころか懐の深い、人情味あふれる会社なんだ』と、

この会社への思いが変わっていきます。

 

1960年、淀川製作所に企画室が発足すると、新しく作り出すことを得意とする井上会長は

企画室に入り、タイムカードの廃止や提案制度を作るなど積極的に工場改革に取り

組んでいきます。社会人としての第一歩を踏み出すと共に井上会長はその才能を開花させて

いくのです。

 

1962年に結婚。翌年、淀川製作所が原因で野菜の立ち枯れや変色が起こっていると

近隣農民が押しかけて来ます。対応に当たった井上会長は話し合いの結果、上司に会社側が

設備改善するべきだと提案し、工場の改善を開始します。住民とのきずなを大切にし

盆踊りまで企画すると、それをきっかけに三代目の社長に認められ、40歳で本社の

人事部長に抜擢されていきます。

 

更に「ココム違反事件」では、危機に瀕していた化学部門へ異動し、見事再生させて

いきます。そして…1994年…三代目の山田稔社長から突然後継指名を受け、11人抜きの

異例の抜擢で4代目社長に就任。豊臣秀吉の様な出世ぶりですよね。

 

「業務用、家庭用、ビル用」の三本柱の中で家庭用エアコンに可能性を感じた井上会長は、

新商品開発に力を注ぎます。1999年、無給水で加湿機能を持つ世界初のエアコン

「うるるとさらら」が誕生。のちに誕生したキャラクタ-“ぴちょんくん”の人気も加わり

大ヒット商品となって、その後国内シェアトップを獲得。会長となって、世界市場へと

目を向け、ダイキンを世界トップクラスの空調メーカーへと押し上げていったのです。

 

 

愛読書は、カーネギーの『人を動かす』で、この本がリーダーシップのベースにある

そうです。そんな今回、ダイキンの放送では印象深いキーワードがいくつもありました…

 

『人を信じる経営者』

『人を基軸に』

『自分の好き嫌いで任せるな』

『人を見極めて拡大』

『人の力は信じるに足る』


やっぱり『人』ですかね…。
 

 

 

 

 

 

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産廃業者が日本屈指のリサイクル業者に生まれ変わる!!

2016-8-9 NEW!

 

7月28日のカンブリア宮殿、『産廃業からリサイクル企業へ大変身!~絶体絶命から

会社を変えた2代目女社長の格闘記~』御覧になられましたか?

 

埼玉県・三芳町で近隣から人を集める自然豊かな公園『里山テーマパーク』。

散策するだけで色んな生物に出会える里山は、ミニSLや水中生物の観察イベントも

開かれる家族連れに人気のスポットになっています。

 

そんな産廃業者の回の映像とは思えない場面から今回は始まっていました。もともと

ゴミが捨て放題の雑木林を公園に生まれ変わらせたのが、隣にある廃棄物を様々な

ものにリサイクルしている石坂産業。毎日、各地から産廃を山積みにしたトラックが

行列を作る企業なのに、地元に愛される企業となっていました。

 

分別すれば再資源化できますが、その手間を惜しめばゴミとして埋め立てられるしか

ない産業廃棄物。石坂産業では、誰もが嫌い、不法投棄が多い土砂ゴミも含めて、

なんと95%減量化・リサイクルし、売れるヒット資源に変えていました。木材の

廃材はフカフカの牧場用の敷き藁となり屋根瓦は床材に生まれ変わります。

 

石阪産業が業界で人気の理由のひとつは、社長が力を入れる“おもてなし”にありました。

暑い日には飲み物やキュウリの漬け物が配られ、時には、景品大会まで開かれます。

トラック運転手からも地元からも評判のリサイクル会社・石坂産業は、冒頭の公園の

映像とともに、これまでの産廃業者とは、全く違うものでした。

 

1999年に起きた「所沢ダイオキシン問題」。所沢の農家が、言われなき報道で

大打撃を受けたこの問題…農家の怒りの矛先が向かったのが、汚染源と言われた

周辺の産廃業者。「この地域から出て行け!」…当時、業界で最先端の焼却炉を

導入するなど、そのまま海に捨ててしまうのでなく、環境問題に立ち向かい

リーダー的存在だった創業者のお父さんは、この問題に立ち直れないほどの

ショックを受けました。

 

その父を助けようと社長就任を申し出たのが、当時、30歳だった娘さんでした。

社長に就任すると、地元に愛される会社を目指して、40億円かけて、完全に

屋根で密閉され、ほとんど埃を出さないプラントを建設。廃棄物をリサイクルする

ことにこだわったビジネスへと転換し、半年で社員の4割が辞めていく劇的な

意識改革を断行しました。

 

地域の迷惑施設と言われた会社は、ゴミを燃やす焼却処理から撤退し、清潔で

環境にやさしい日本屈指のリサイクル企業に生まれ変わらせたのです。そして、

本社の隣に里山を保全する公園まで作り上げ、地元に愛される会社に育てました。

父親の環境への思いを胸に、更に企業を劇的に変えた女性社長の金言は…

 

『他がやらない技術に特化すれば差別化できる』

 

でも、一番はやっぱり、父親の環境問題への『思い』に強く共感できたから・・・

だからこそ成しえた気がします・・・

 

 

 

 

 

 

 

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技術は人に奉仕するためのもの…

2016-8-1 NEW!

 

7月26日放送のガイアの夜明け

『自分の力で歩きたい...~患者を救う"極めた技術"~』をご覧になりましたか?

 

「技術は人に奉仕するためのもの」...創業者本田宗一郎の意思を継ぎ、ホンダは

培ってきた技術を医療の分野で発揮しようとしていました。プロジェクトリーダーの

伊藤寿弘さんは、伝説のレーサー、あのアイルトン・セナのマシンを手がけた、

元F1チームのエンジニアです。

 

全く違う部署からの配属ですが、彼のチームが開発しているのは、病気や障害で

歩行が困難な人をアシストする機器の開発チーム。腰に装着し、足の振り上げ

・蹴り出しを誘導していきます。

 

冒頭から杖が無いと歩けない人が、歩行アシストを20分程使って訓練すると、

自力で歩行できるという映像が見せられます。奇跡でした…。本人の笑顔を

見れば一目瞭然の画期的な、夢の様なリハビリ機器です。

 

「より速く、より小さく、より軽く」というF1の使命を背負ってきた伊藤さんたち

開発チームは、歩行アシストのモーターや制御基板を小さく軽くすることを実現。

更に「テレメーター」という、走行中の車とピットのコンピューターを通信で繋ぐ

システムを採用。人型ロボットのアシモ君の歩行技術など、様々な技術の結集です。

 

そんな中、新たな課題として上がってきたのが...「歩行アシストを子どもにも

使えないか」という要望です。障害を持つ子供が自力歩行できると、より筋力が

高まって寿命が延びるのではと期待されています。

 

大人の場合は、過去に歩いた経験のある人だったので、記憶を取り戻す流れでしたが、

生まれた時から、正しい歩き方を経験していない子供に対しては、歩き方そのものを

歩行アシスト機器を通して掴んでもらう必要もあります。

 

実際に歩行アシストでリハビリを受けるのは、車イスか杖が無ければ自力移動できない

小中学生たち。番組でも1人の少年を取り上げて密着していきますが、その効果は、

大いに期待できるものでした。

 

筋肉を使わないまま年齢を重ねてしまうと、骨の成長に対して萎縮したままで硬化し、

高校を卒業する頃には全く歩けなくなるケースが多いという話ですから、本当に

夢のようなアシスト型機器です。

 

「技術は人に奉仕するためのもの」

 

本当に素晴らしいDNAです。
 

 

 

 

 

 

 

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『一本の糸』の思いが感じられる大島紬

2016-7-27 NEW!

 

毎週木曜日に放送されている大好きな番組の1つで『世界!ニッポン行きたい人応援団』

という番組から、今回はお話したいと思います。

 

今回はアメリカのノースカロライナ州に住むナサニエルさんが招待客。本やインター

ネットでニッポンの伝統的な織物を目にして以来、素朴で美しい色や柄の手つむぎや

手織りに魅了されたと言います。そのハマり様は、ネットを駆使して勉強し、自ら

綿花を育て紡績するばかりか、機織り機まで購入して、日本風の藍染にチャレンジ

してしまうほど。

 

そんなナサニエルさんは、日本に行けたら、伝統的な織り方や染め方について本物を

ぜひ見てみたい、特に奄美大島の「大島紬」に触れてみたいというのが夢でした。

夢が叶って招かれたのは、藍染めの本場である奄美大島で、昔ながらの伝統技術で

大島紬の染めを行う金井工芸他の皆さん。

 

大島紬は、糸を染める前から決められた図柄に合わせて、染めるための編み込みを行い、

編み込んだものをトコトン染めていきます。絣(かすり)むしろと呼ばれる絹糸の束を、

車輪梅というバラ科の樹木の染料で染めたあと、泥田につけます。すると、泥の鉄分と

車輪梅のタンニン酸が反応して色が変化し、大島紬独特の黒色に染まるのです。

 

染めが終わるまでの気の遠くなるような作業。これを泥染めと言い、染めた後は不純物が

出なくなるまで川で30分以上もみ洗いして、やっと泥染めが完了。この後、染めない

部分を縛っていた木綿の糸を解いて、やっと一本の糸に。

 

緻密に糸を一本ずつ染め分けるには大変な苦労がありますが、機織り機で寸分の狂いも

なく大島紬を織っていく作業も気の遠くなる作業でした。職人さんでも一日たった

20cmしか織ることができず、一反約12.5メートルを織るのに、なんと3ヶ月もかかり、

高度な染めの物は3000万円を超えるとか…。一本一本の糸を染めていくため、何と

リバーシブルで使える優れもの。日本人でありながら、知らなかった事ばかりの

1時間でした。

 

日本の文化に魅せられて、思いを寄せてくれる海外の人が居てくれることに感謝し

同じ日本人として誇りに思い、改めて日本の素晴らしさに気づかせてくれる・・・

そんなこの番組が長続きしてくれる事を願っています。明日28日は和菓子に惚れた

外国人が招かれるようで、これもまた今から楽しみです。 

 

 

 

 

 

 

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日本の大切な心を、改めて見つめ直す

2016-7-20 NEW!

 

カンブリア宮殿で、先日『日本の伝統行事』という村上龍さんの書かれた本が

紹介されていました。急激に拡大する“日本版ハロウィン”の市場規模は1,000億円を

超えたそうです。そんな中、村上龍さんが持った疑問は「ハロウィンの経済効果は

出すのに、なぜ七夕や月見は無視される?」という事。確かにその通りです。

そんな思いからか出版されたのが、日本独自の「伝統行事」を、改めて日本の資源と

捉えた『日本の伝統行事』。

 

日本の良さを見つめ直し、再確認していく中で、埋もれてしまった大切なものを

発掘し、活かして伝え、残していくこと…。最近は、そんなテレビ番組も多く、

●毎週火曜日放送のTBS『所さんのニッポンの出番』

●毎週木曜日放送のテレビ東京『世界!ニッポン行きたい人応援団』

●毎週月曜日放送のテレビ東京『YOUは何しに日本へ?』

・・・いずれも外国人の目を通して、日本を再確認させてくれる番組として、とても

楽しみにしている番組です。さきがけは『YOU・・・』でしたかね・・・

 

本当は素晴らしいのに、身近にあり過ぎて、その素晴らしさ素敵さに気付かないって

ありますよね。ご紹介した3つの番組は、日本人でありながらも知らなかった事を

外国人に教えてもらうという展開で、まだまだ日本の良さを分かっていないと

見るたびに思わされてしまいます。『ニッポン行きたい・・・』では、本当に一般の

日本人以上の専門知識を持った外国人が登場して驚かされっぱなし・・・

 

ところで、先の『日本の伝統行事』…読んでみたいと調べたところ、あの坂本龍一さん

監修「日本の童謡と唱歌集」CD3枚も付いていて、村上龍さんの執筆された文書全てに

英訳が併記されているとのこと。英語の勉強にもなりそうですね。更に膨大な絵と

写真も入っているとか。

 

誰もが口ずさめる懐かしい童謡・唱歌が、坂本龍一さん他、現代の音楽家、演奏者

によって蘇るという魅力も加わっているようですが、如何せんお値段が税込4,860円と

良いお値段(;^_^A。坂本龍一さん監修のCDが3枚入って、この値段なら安いとは思う

ものの・・・小遣い制の私には少々負担が大きく、なかなか高めのハードルです。

 

なので、こんなサイトを見つけたので、こちらをご参考になさって下さい。

私もご参考にさせて頂こうと思いますです。

 

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村上龍『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』公式サイト

    - 日本の伝統の美しさを見つめ直す時がきた。

       http://jte.ryumurakami.com/

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安心安全な食品提供に尽くす『らでぃっしゅぼーや』

2016-7-19 NEW!

 

カンブリア宮殿、『らでぃっしゅぼーや』の回、ご覧になりましたか? 美味しくて

安心安全な野菜を日本中の食卓へ!と題して、1988年創業の『らでぃっしゅぼーや』が

取り上げられていました。全国に16万世帯の会員を抱える、有機・低農薬野菜宅配の

最大手となっており、我が家も、家内が難病にかかってから、そんな会員の一軒となりました。

 

全国の2,600の農家と契約し、品質だけでなく、農薬の使用状況や畑の状態にいたるまで

関わり、家庭に届けられる梱包の中には、それぞれの生産者の名前から住所に至るまでの

情報も同梱され、安心安全なものを安定的に供給しようとしています。農家を出てから

36時間以内にこだわりの野菜を家庭に届けているというのも嬉しいところです。

 

更に今取り組んでいるのが、全国で絶滅に瀕している「伝統野菜」の復活。これまで

出荷量が少ないため流通に乗りにくかった伝統野菜を掘り起こし、レシピを添える等の

細かい対応までして顧客へ販売しています。手のかかる伝統野菜を付加価値の高い商品

として広めることで、農家の収入増につなげ、野菜の更なる魅力を伝えようとするだけ

でなく、伝統野菜の存続を守るという役割まで荷い始めていました。

 

もともとはNPO法人が立ち上げられた『らでぃっしゅぼーや』ですが、「こだわりの

生産者を守り、安心安全な野菜を家庭に届ける」という理念は今でも受け継がれています。

そんな『らでぃっしゅぼーや』も2008年ごろから徐々に売り上げが減少。2012年には

NTTドコモグループに入ることになります。このグループに入ったことはプラスでした。

 

現在、社長を務める国枝さんはかつてNTTドコモ九州の社長さん。顧客獲得合戦の

最前線でビジネスをしてきた国枝さんが、『らでぃっしゅぼーや』の現場で見たものは、

「生産者を大事にする」ということを大事にするあまり、ないがしろにされがちな

顧客目線でした。徹底した顧客目線でビジネスをやってきた国枝さんは、すぐに改革に

乗り出し、客の電話での音声によるクレームを全役員で聞き、改善策を練り続けています。

 

更に、配達だけでなくセールスもする自社ドライバーたちに対して表彰制度を設ける、

などなど。セールスドライバーと言うと佐川を思い出してしまいますが、そんな改革を

続けることで、国枝さんが就任してからわずか2年の間にV字回復を果たしています。

 

社長の国枝さんはさらなる新商品に動きだしており、それが「10分料理キット」。

あらかじめ野菜がカットしてあり、さらに調味料や具材もパックされているので、あとは

炒めるだけ。パッケージを開けてから10分で酢豚などの本格料理ができるというもので、

しばらく購入から遠ざかっていた家内もこれには注目。

 

野菜は勿論、季節の有機野菜、調味料も天然素材にこだわっているので、添加物の多い?

他社の物とは引き寄せられる気持ちの度合いも全く違ってきます。手間をかけて生産

された食材ですので、どうしても値段が高くて、ここ数年、我が家も購入していません

でしたが、ちょっと手を抜いて時間を作りたい時など、良いかも知れませんね。

 

 

 

 

 

 

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運命の日 54歳で登録抹消回避なるか・・・

2016-7-13 NEW!

 

BSジャパンで毎週日曜日に放送されている『運命の日 ニッポンの挑戦者たち』

という番組で、先週・先々週と2週に渡って放送された『最年長ガールズケイリン

選手の挑戦』を昨日まとめて録画で見ました。

 

自転車のセッティング、組み立てから競われる競輪って、日本で生まれたスポーツ

だったのですね。今更ですが…。そんな競輪の中でも2012年に復活して始まった

ばかりのガールズケイリンが今回の舞台。

 

鍛え上げた肉体を駆使して自転車を漕ぎ、女性同士でスピードを競うガールズケイ

リン。平均年齢27歳という世界で、今回は50歳でデビューを果たした高松美代子

選手が取り上げられていました。

 

早々に両親に先立たれ、子供達が大きくなった事をキッカケに後悔しない人生をと、

49歳で競輪学校に入学。50歳でデビュー。そして今年54歳という現役最年長選手です。

二人の娘を育て上げた高松選手は、現在も主婦と競輪の二足の草鞋で挑戦を続けています。

 

そんな高松選手に訪れていた大きな試練の日が、今回の運命の日。6月末までの成績

順位によって、全選手のうち下位3名が選手登録を抹消されるという入れ替えシステム。

6月の試合を残して、高松選手の成績は下から6番目。少しでも勝利し、現役を続行する

ことが出来るのか…。

 

今回はそんな高松選手の運命のレースの日を遡ったところから、当日を終えるまで

に密着していました。結果は、見事試練を乗り越えて現役最年長選手として続けら

れることに・・・。目標は、東京オリンピックまで現役でいる事だそうです。

 

正確な表現は忘れてしまいましたが・・・

『伸ばす事は出来なくても、無駄な部分を削ぎ落とす事は出来る』

とか、

『体力は劣っても、忍耐力・精神力・気力は、誰にも負けない』

そんな事を語る眼差しが輝いていたのは、とても印象的でした。

 

50歳過ぎて、心身ともに衰えを感じていく人が多い中、諦めず前進できる高松選手。

鉄人です。私も、刺激を受けたいところですが、55歳にして足腰ボロボロで…。

女性の底力を感じさせられた今回でした…。
 

 

 

 

 

 

 

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困った時の頼れる『住医』

2016-6-27 NEW!

 

6月23日に放送されたカンブリア宮殿をご覧になられましたか?

感動のリフォーム会社として『さくら住宅』という会社が取り上げられていました。

 

横浜市栄区の桂台地区では、住民の5世帯に1世帯がさくら住宅を利用している

という驚きの占有率。目指すのは住まいのかかりつけ医という姿勢で、困った時の

頼れる『住医』として、出張費込みで数千円の小口工事が仕事の4割を超えていました。

それでもリピーター率7割を超え、営業して回らなくても、リピーターの中から、

或いは紹介から大リフォームにつなげ、18年連続の黒字経営を達成しているのです。

 

さくら住宅の株主は、なんと65%が顧客という事も驚きで、株主総会では社長の

健康を気遣う意見や、『配当はいいから、社員の給料を上げてやってくれ』と言われる

ほどで、なんと良好な関係なんだろうと思いました。

 

かつて大手住宅メーカーに勤めていた二宮社長は、「家を売ったら終わり」という、

当時の業界の考え方に疑問を持ち、50歳で独立。客が幸せになる会社を目指すことを

決意した『さくら住宅』は、今や地域になくてはならない存在になっていました。

そんなさくら住宅に対して、客は値引き要求をしない関係性が成り立っているのです。

 

社員に対しても、ノルマなしで競うことを禁じています。中小企業でやってはいけない

争いは、社員間の争いで、足の引っ張り合いをしない事が大切だと言っていました。

そればかりか価格路線で勝負しないさくら住宅は、職人への待遇も業界の中でも手厚く、

職人が給料に見合った仕事をすることで、客も満足し、みんなが幸せになれる仕組みが

できていたのです。まさに、お客と、会社とそこで働く人たち皆んなが幸せになれる

会社でした。

 

利益よりも顧客との信頼関係を優先する事は、会社の成長や存続を思えば簡単では

ありませんが、それだけに築かれてきた信頼関係は揺るぎない強さとなって会社を

支えていました。人を大切にできる素敵な会社でした。
 

 

 

 

 

 

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コーヒーにかける熱い想いがUCCを無敵状態へ

2016-6-22 NEW!

 

6月16日に放送されたカンブリア宮殿 、あのコーヒーのUCCが取り上げられて

いましたが、ご覧になられましたか?

 

セブンイレブンが始めた「コンビニコーヒー」がすっかり定着し、産地にこだわる

コーヒーを扱うカフェも様々に登場してきていますが、国内のコーヒー消費量は

3年連続で過去最高を更新中とのこと。

 

そんな日本のコーヒー文化を戦後から牽引し、コーヒー農家の発掘育成から、新しい

コーヒーの提案まで、一貫したコーヒー事業を展開しているUCC。私もカフェの

上島珈琲には、何度となくお世話になっておりますし、お家カフェでも、ドリップ

コーヒーでお世話になっております。

 

世界初の缶コーヒーを開発し、レギュラーコーヒーでは16年連続でシェアトップを

独走。一杯にかける「情熱」と、常識を覆す「イノベーション」で市場を切り開く

コーヒーのパイオニアとして知らない人はいないはず。

 

創業者はコーヒーの父と呼ばれる人物でしたが、1933年に小さな商店を立ち上げ、

1951年上島コーヒー株式会社を設立すると、まもなく缶コーヒーとの闘いが始まり

ます。銭湯や駅で売られるコーヒー牛乳のビンは返す物だという決まりから、

ある時、駅で飲みきらないうちに電車がやってきてしまい、飲み残しをしながらも

ビンをお店に返して電車に乗るという悔しい思いをしたとか。それこそが、あの

缶コーヒーの誕生につながったとの事。

 

瓶では何の問題もなかったコーヒーですが、缶では化学反応を起こしてしまって、

実際に世界初の缶コーヒーが登場したのは1969年。諦めないコーヒーへの思いが

実らせた大ヒット商品です。

『我々がやらずして誰がやるんだ』

『常に仕掛ける、次なる一杯』

黒生ビールの様な…『アイスブリュードコーヒー』

食べ物との相性を判断する『コーヒーマッチングシステム』で新たなる組み合わせの

開発を促進して売上につなげる等、コーヒーにかける思いの熱さが伝わるものでした。

 

司会の村上さんからの『 UCC は、缶コーヒーの優位性を失っても衰退しませんで

したが?』という質問に…

 

『当社はコーヒーへのリスペクトが最優先なので、缶コーヒーの先行開発と

大成功などで満足しないんです』

 

『扱う商品へのリスペクトが全てに優先する。そんな会社は強い。負けるはずがない』

村上さんは、まとめで、そう話されていました。ちなみに「リスペクト(respect)」は、

「尊敬し、敬意を表す」という意味ですかね。

 

いつもの社長の金言は、こうでした。

 

『収益』ではなく、『思い』のゴールに向けて走れ

 

 最後にものを言うのは、やはり人の『思い』なのですね。

 

 

 

 

 

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