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『nutte(ヌッテ)』という『紡ぐ』企業

2016-10-4 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

少し前になりますが、今日は、9月13日放送のガイアの夜明け『消すな職人技

生き残りの秘策』のお話。

 

高い品質から海外で人気の「Made in Japan」ですが、国内に目を向けてみると

市場規模は小さくなるばかりで、その職人技や技術力の存続が危ぶまれています。

 

今日取り上げるのはアパレル業界。日本国内に流通しているアパレル製品の国内

比率はわずか3%と言われるそうです。技術力の高さから海外の有名ブランドから

洋服の縫製を請け負う工場も少なくないのですが、中国製品などにおされ、

かつて日本中にあった縫製工場や生地メーカーは、最盛期の4分の1に減って

しまったとか…。

 

海外に仕事を奪われることで、倒産した工場も少なくありません。 縫製工場で

腕を振るってきた職人たちは仕事を失い、別の仕事に就くか、個人で縫製の仕事を

請け負うなどして生活を続けてきたのです。しかし、個人で縫製の仕事を請け

負うといってもアパレルメーカーのサンプルの作成などで得られる収入だけでは

厳しい状況。 現在そんな職人が、全国で20万人いると言われているそうです。

 

その現状に目をつけたのが昨年創業した「nutte(ヌッテ)」。縫製職人と商品を

作って欲しいというメーカーをつなぐサービスを提供しています。仕組みは、

まず作ってもらいたい側が予算や納期、デザインを提示します。職人は、

予算や納期、仕事内容を見て仕事を受けるか決めるというシステム。

 

職人が個人のため小ロットで出来るのが強みで、規模の小さいアパレルメーカーや

子供の学芸会用の衣装など一般人でも利用できるのが特徴です。 登録している

職人は現在約1,000人、年齢層も幅広く経験も豊富なことからイメージだけ

伝えれば商品を作ってくれるというのです。

 

職人生活の救いになるばかりか、一般人ですらデザイナー気分を味わえる

のですから、宣伝次第で、今後ますます成長していけるのではないかと感じる

ことができました。世界に1着しかない服、それも自分がイメージしたものが

プロの手によって形になっていくのですから…私の様なオッサンですら、

ちょっとやってみたくなるではありませんか。

 

最近、この種の営業力を持たない優れた職人さんと、そうした職人さんの技術を

求めている人を結びつける企業が増えている気がします。ビジネスチャンスの

キーワードは、実は、この大切な2つの要素をつなぐ、『紡ぐ』という一言

なのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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