ティータイム

『しあわせの法則』

2016-9-9 NEW!

 

しあわせの法則

 

しあわせの法則?
そんな良い法則があるのか?
それでも逆のケースなら・・・

 

不しあわせの法則

 

何で、こんなに痛い?
何で、こんなに悲しい?
何で、こんなに辛い?
何で、こんなに苦しい?
何で、こうもうまくいかない?

 

解決できない事の言い訳を探してしまう…
つまり、こういう事?

 

しあわせの法則

 

これぐらいの痛みで良かった、命の尊さも再確認できる
この悲しさが、私を優しくしてくれる
この辛さが、私を強くしてくれる
この苦しみが、私の思いやる気持ちを深くしてくれる
うまくいかないことで、考える力が深くなる

 

良い結果を探して、前向きになる事…

 

時間に追われないこと
人の言うことを鵜呑みにしないこと
人との別れを引き留めないこと
存在する全ての「もの」との別れを引きずらないこと

 

別れは自分の心の成長と関わりがあるので、
より自分にふさわしい人との出会いの為のイベントにすぎない

 

良い回転を自分から作って行かなければ

 

二度とない人生だから、
幸運は、待つのではなくて、引き寄せていきたい!

 

まずは、次の一歩、
今、その一歩から

 


                    詩集「道しるべ」より
 

 

 

 

 

 

 

 

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こんなに凄くて素敵な獣医師が…

2016-9-7 NEW!

 

9月4日放送の情熱大陸『竜之介動物病院』ご覧になられましたか?

最大震度7、死者50人の犠牲を出した今年4月の熊本地震。一時は県内の18万3,882人が

避難所に身を寄せることとなりましたが、ペットを飼う人たちは避難所内に動物を同伴

出来ず、車中泊を余儀なくされるケースも多くありました。テレビでご存知の方も多く

おられるのではと思います。

 

環境省のガイドラインでは災害発生時にペットの同行避難を推奨しているものの、やはり

様々な人が集まる避難所では動物が嫌いな人もいれば、衛生面を心配する声もあって、

ペット連れでの避難は難しいというのが現実です。

 

そんな中、“ペットは家族”と考える飼い主たちのために自身の病院を「同伴避難所」

として開放したのが熊本市の徳田竜之介獣医師でした。そこまでしてくれるのかと言う

くらい凄く素敵な獣医師さんでした。

 

傍らでは次々と運び込まれる被災動物の治療を続けながら、一時は4階建て全フロアを

開放。約3週間で犬や猫、ウサギ、フェレットなどの動物と飼い主のべ約1,500組の

避難を受け入れていました。なぜそれだけ大規模な受け入れが出来たのか?実は

徳田先生は東日本大震災を機に自身の病院を耐震性にし自家発電機や貯水タンク、

災害用無線なども備えていたのです。

 

「過剰投資だ」と周囲は冷ややかだったそうですが、そのお蔭で今回多くの家族が

安心して避難生活を過ごせたのです。本来なら国や地方公共団体が率先して備える

べき事を、たった1人の獣医師が、ここまでの事を成し得たなんて信じられない話です。

 

2013年の調査のよると、国内の犬猫飼育頭数は約2,061万頭で、15歳未満の子どもの人口

1,649万人を遥かに超えているそうです。我が家も7羽のオカメインコを飼っており、

動物達に心を癒される家族の1つです。伊豆大島が噴火した際には、一緒に避難する事が

許されずに、私も…大切な動物を亡くした経験もあります。

 

多くの人がペットに心を支えられているという現実があるからこそ徳田先生は被災地で

ペットと一緒に住める避難所や仮設住宅が実現するよう行政にも働きかけています。

「ペットは社会の一員」と考える徳田先生は、市の『動物と一緒に入居できる仮設住宅』

の実現に大変貢献していました。

 

1961年鹿児島県生まれ。医師である父の影響で、幼少の頃から動物医療に携わる獣医師を

目指していたそうです。麻布大学卒業後、首都圏の動物病院で6年間修行し1994年

熊本市に「竜之介動物病院」を開業。当初は新聞配達でスタッフの給料の不足をまかない

ながら不眠不休で働いたとか。2004年には動物学校開校。

 

熊本のテレビやラジオに度々登場するため地元では有名獣医師で、未だに家族とは

別居生活を送りながら、被災地で、寝る間も惜しんで東奔西走する獣医師を続けて

おられました。他の病院から送られてくる動物の手術などは、一般の診療が終わった

夜の11時からで、本当に寝る間もない厳しい毎日を送っておられました…。

 

大災害が起きたその時、ご自身のペットはどうされますか?「ペット同伴避難所」は、

後回しにされると確実に予測できるだけに、こんな立派で素敵な先生の存在は羨ましい

限りで、バックアップする人達が、もっともっと増えて、1人の負担が軽くなる事を

願っています。大災害が起こる前から備えていたからこそできた、受け入れ態勢。

先手を打つ事の勇気と素晴らしさを噛み締める30分でした。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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理化学研究所 理事長松本先生

2016-9-6 NEW!

 

私の履歴書、昨年6月に日経に連載された理化学研究所理事長の松本紘先生。8月14日、

21日の2日間にわたってBSジャパンで放送された【日本の科学技術を立て直す“改革者”】

ご覧になられましたか?

 

1942年、中国・河北省で生まれ、貧しい環境で育つも、常にトップの成績を収め、

京都大学の電子工学科へ進学しています。大学4年の時に宇宙物理学者の教授・

大林辰蔵と出会い、宇宙物理学者を目指すようになると、奨学金で大学院を出て

助手の道へと進んでいきます。1967年、中学時代の後輩と結婚しますが、翌年に

生まれる双子の長男に脳性小児まひの障害があると判明。1974年、家族を連れて

アメリカの航空宇宙局NASAの研究所へ留学。研究漬けだった日本とは対照的に

家族との時間を取ることができた松本先生は、国際的な視野を養うとともに価値観も

大きく広がったのだそうです。障害者の子供を持ったことで、家族の結束力を学び、

優しくなれ、フラットに人を見られるようになれたと話しておられました。

 

帰国後、世界の若手研究者が集い、最新技術を発表し学べる場を作るための資金集めを

行って、1983年、「宇宙空間シミュレーション国際学校」を開催。やがて、森林研究を

行う木質科学研究所の所長との議論で新たな学問の形を見出し、宇宙科学と森林研究

という異質な学問を融合させ生存圏研究所を誕生させます。2004年に初代所長に就任

した後、総長から副学長にと声がかかります。国立大学の法人化で財務改革が急務と

なっており、副学長に就任した松本先生は、これを改善させるために研究と並行して

財務改革に着手。

 

京都大学総長時代に乗り出した京大改革の柱は、教養課程の見直しと部局横断的、学際

融合研究の推進。独創的な研究の萌芽を見つけるや、スピード勝負で研究環境を整備し、

高レベルの研究者を集め、知財保護にも先手を打っていきます。早くて2年かかると

言われていた山中伸弥先生のIPS研究センターの準備期間2カ月での発足は、時を経ずして

ノーベル生理学・医学賞受賞という最大級の成果を生み出しました。

 

世界の研究機関と肩を並べていくためには、少々の反対があろうとやりぬくタフな

マネジメントが不可欠という松本先生の信念は揺るがず、今度は理化学研究所を

建て直すことができるかに各界からの注目が集まっています。

 

スケールの大きな研究が教授時代から部局横断的・学際的な色彩を帯び、理想的な研究

環境を求めて、資金面も含めパートナーを産業界へ、海外へと求めていくようになって

いきました。経済が停滞した中での独法化で、大学にも経営感覚が一層求められるように

なってきた時に、異端の研究者だからこそ、総長の椅子が回ってきたそうで、"子分"の

多い研究科・学部長ではない総長就任は京大史上初だったそうです。

 

「STAP細胞」問題で揺れる理化学研究所の理事長に昨年就任すると、火中の栗を拾った人

として話題を集めた松本先生。自伝の書『改革は実行 私の履歴書』という本も出版されて

います。番組を見て読んでみたくなりました。

 

理化学研究所は来年100周年を迎えるそうで、年間予算は800億円以上。そんな理化学

研究所の理事長に就任すると「(社会に役立つ)イノベーション(技術革新)が起こる

土壌をつくることが大学や理研など研究機関の役目」と強調しました。「リーダーが

辞表を胸に、責任感と覚悟を持たないと、組織は変えられない」と理研改革への決意を

示しています。

 

理化学研究所については「STAP問題で有名になったが、99.9%の研究者は非常に優秀で

垣根を越えた議論もしている。人事一元化やガバナンスの改善に取り組みながら、

国際化と長期的な研究にも取り組む。全国の大学や、産業界とのつながりを結ぶ

『ハブ機能』を築き、広く産学連携を図っていきたい」と意欲を語られています。

 

番組の中で印象に残った言葉は・・・

   『世界に通用する研究者たれ』

      『人と科学技術が日本を救う』

          『未来は予測するものではなく、創るもの』・・・。

 

『全国の大学や、産業界とのつながりを結ぶ『ハブ機能』を築き、広く産学連携を

図っていきたい』というトップの立つ理化学研究所からは、目が離せそうにありません。
 

 

 

 

 

 

 

 

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『寒い夏』

2016-9-5 NEW!

 

『寒い夏』                 作詞:竹内まりや



始まりは 何気ない

僕の小さなひとこと

いつもと同じ様な

木曜日の朝 君は出て行った



主を失くしたティーカップ

塩素の匂いの水着

はるか遠い夏の

あの笑い声を 思い出してる



心はまだ16のままだと言った

ふたりだったのに・・・



大人になると みんな

話し方を忘れてく

やがて いつか 

青い鳥がいないことに 気付くよ



覚えておいて

取り戻したいものは

若さや時間じゃなくて

僕の窓に灯り点す 愛しい人

いつでもそばに寄り添っていた 君だけ

おかえり 今すぐ



ひとりじゃ生きて行けない

Life is meaningless if you’re not here with me…
 


(※山下達郎さんのアルバム「僕の中の少年」より)

 


いよいよ9月も2週目に入りましたね。今年の夏は猛暑には慣れてきてしまった

せいか、はたまた気持ちがオリンピックに持って行かれていたせいか、さほど

激しい暑さに弱った感じはなかったのですが、とにかく激しい台風が多く感じた

事と、それが重なってか、蒸し暑さを非常に感じていました。

 

また大型台風がやって来ていますが、早く落ち着いて、食欲の秋、芸術の秋、

スポーツの秋を迎えていきたいものです。特に食欲の秋・・・ですかねぇ・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今日は、『くじ』の日

2016-9-2 NEW!

 

今日は宝くじの日です。「く(9)じ(2)」の語呂合わせから、第一勧業銀行(今のみずほ銀行)

宝くじ部が1967(昭和42)年に制定しました。引き取り手のない賞金は毎年200億円以上

あるそうですが、毎回夢を買い求めている私には信じ難いお話。今は宝くじの当選確認を

売り場が機械で確認してくれるのだから、これを利用する限り、漏れなど起こるはずが

ないのに、自分で確認してダメだと思い込んで捨ててしまうのでしょうかねぇ。誠に・・・

勿体無い話です。そんなこんなで、毎年この日に宝くじの時効(1年)を防止するため、

はずれ券を対象にした「宝くじの日お楽しみ抽選」を行っているのだとか…。

効果あるんですかねぇ・・・

 

宝くじ(たからくじ)は、日本において当せん金付証票法に基づき発行される富くじのこと。

富くじというと何となく時代劇のイメージですが、正式名称は「当せん金付証票」。なお、

賞金付きの籤を購入する賭博一般を指す普通名詞は「宝くじ」ではなく「富くじ」が正式

だそうです。

 

「当せん金」「抽せん会」などの「せん」の字は、漢字では『選』ではなくて「籤」

(せん、くじ)と書くのが正しいとか。「籤」が当用漢字に入れられなかったため、

法令では「当せん」と書かれるのだそうで。「当選」という表記は新聞協会が定めた

「同音の漢字による書きかえ」であり、国語審議会の「同音の漢字による書きかえ」には

掲載されていないようです。新聞ともあろう事が…。でも、もう認めても良い気もしますが…

 

日本では、富くじ自体は刑法第187条により富くじ罪として犯罪として規定されています。

しかし、宝くじは当せん金付証票法に基づく根拠法と、刑法第35条(法令又は正当な業務

による行為は、罰しない。)があるために発売できるとのこと。海外の富くじを日本国内で

購入できないのは当せん金付証票法が外国の富くじを対象としていないためで、だから

話題にものぼってこないのですね。ただし、海外で購入して海外で賞金を受け取るので

あれば合法だそうですが、海の外に出られない私には無縁なお話でした…。

 

 それにしても高額宝くじ・・・なかなか良縁に恵まれないものですねぇ・・・

 

 

 

 

 

 

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期待の大坂なおみ選手

2016-9-1 NEW!

 

今日から9月、今年の夏は『なんじゃこれ?』と思っているうちに台風に飲まれて

終わっていく感じで、さほど猛暑猛暑に追われた感はありませんでしたが、

そんな事より、今年最後のグランドスラム、全米オープンテニスが始まりましたね!

 期待の男子錦織圭選手は、今日の夜0時から、女子大坂なおみ選手は、今朝3回戦

進出を決めています。

 

今朝の試合、大坂は先にブレークを許すも、その後2度のブレークに成功し、

第10ゲームでは最後にサービスエースを決めて32分で第1セットを先取しました。

『楽勝だなぁ』という空気で、 第2セットもゲームカウント4-0とリードして、

見ている私も、『途中で観戦をやめて、もう一眠りするかなぁ』と迷っていました。

 

ところが、そこからミスを重ねて5ゲーム連取されてしまい、『まさか逆転負け?』

と不安な気持ちを持たせる演出?…。その後、タイブレークでも一進一退の攻防が

続きましたが、終わってみれば大坂がストレート勝ち・・・『ほっ。』ですよ。

 

女子でありながら並の男子より早い200キロ超えの弾丸サーブを持っているせいか、

どうも強い相手でないと燃えないのではないかと思ってしまいます。事実、

今大会でも既にランキング28位を撃破し、日を追うごとに憧れのセリーナに

近づいている感じで、グランドスラムのいずれかで優勝を先に手にするのは

錦織ではなくて大坂ではないかと思ってしまうほどです。

 

今年の四大大会、全豪オープンと全仏オープンでも3回戦へ進出していましたが、

ウィンブルドンや楽しみにしていたオリンピックは怪我で欠場。次の3回戦の

相手は、おそらく第8シードのM・キーズと対戦する事になると思いますが

大物食いが今から楽しみですし、是非、また1つ先の4回戦に進出して欲しいものです。

 

錦織選手も大坂選手も、まだまだ弱点が気になりますが、昔の日本人では考えられない

世界で戦っているので、トップ目指して頑張って欲しいですし、とても楽しみにテニスを

見て応援させていただいております!暫くは寝不足が続きそうです・・・
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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『ささいなことだけれど』

2016-8-31 NEW!

 

『ささいなことだけれど』

 

目があって良かった
おかげで貴方を見ることができる

耳があって良かった
おかげで美しい鳥のさえずりが聞ける

口があって良かった
おかげで喜びを声で伝えられる

手があって良かった
おかげで手を繋ぐことができる

足があって良かった
おかげで何処へでも行ける

痛みや悲しみ、苦しみだって
きっとより大きな喜びや
幸せを感じるためにあるんだね

ささいだけど
何不自由ない身体と
感じられる心があって良かった

だけど世の中には
弱い生き物や不自由な人・・・
助けを求めている命が沢山ある・・・

だから・・・

ささいな力でも、
自分の満足だけに終わらせず、
周りに活かすことも忘れたくないね

ささいな力でも、
集まれば大きな力になる事を、
私達は知っているから・・・


                                                                               詩集「道しるべ」より
 

 

 

 

 

 

 

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インディアンの教え

2016-8-30 NEW!

 

『インディアンの教え』

 

子どもたちは、
こうして生き方を学びます。

 

批判ばかり受けて育った子は、
人をけなすようになります。

 

いがみあう家庭で育った子は、
人と争うようになります。

 

恐れのある家庭で育った子は、
びくびくするようになります。

 

かわいそうだと哀れんで育てられた子は、
自分が哀れな人間だと思うのようになります。

 

ひやかしを受けて育った子は、
はにかみ屋になります。

 

親が他人に対して嫉妬ばかりしていると、
子どもも人を羨むようになります。

 

侮辱したりけなしたりされて育った子は、
自分に自信を持てなくなります。

 

励まされて育った子は、自信を持つようになります。

 

寛大な家庭で育った子は、我慢することを学びます。

 

ほめられて育った子は、
感謝することを学びます。

 

心から受け入れられて育った子は、
愛することを学びます。

 

認められて育った子は、自分が好きになります。

 

子どものなしとげたことを認めてあげれば、
目的を持つことの素晴らしさを学びます。

 

分かち合う家庭で育った子は、思いやりを学びます。

 

正直な家庭で育った子は、誠実であることの大切さを学びます。

 

公明正大な家庭で育った子は、正義を学びます。

 

やさしさと、思いやりのある家庭で育った子は、
他人を尊敬することを学びます。

 

安心できる家庭で育った子は、自らを信じ、
人をも信じられるようになります。

 

和気あいあいとした家庭で育った子は、
この世の中はいいところだと思えるようになります。 

 

 

この詩は、日本では長い間「インディアンの教え」として広まっています。

ところが、最近出版された「Children Learn What They Live」 by Dorothy

Law Nolte and Rachel Harrisという本によると、これはインディアンの教えとは

関係なく、Dorothy Nolteという人が1954年に書いたものだということでした。

彼女自身が、「なぜか日本では翻訳時にインディアンの教えと訳されたため、

そのまま広まってしまった。」と記しています。

 

Nolteさん曰く、愛とは心の中から湧き出、人から人へと流れのように

伝わっていくものであり、宝や持ち物のように探し求めるものではないとのこと。

原文では、子どもがお互いをおろそかにせず、いたわり合えるような環境で

育てば、子どもは、これから旅立とうとしている世の中を肯定的に捕らえ、

希望を持つことができると言いたかったとしています。

 

自分が育った環境・・・親としての子供への接し方・・・考えさせられます・・・

 

 

 

 

 

 

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足のない、カラスのカーちゃん

2016-8-26 NEW!

 

『カラスのカーちゃん』

 

傷ついたカラス
車に潰されたように
両足がつぶれて
歩けない…


まるで、引きちぎられたように
翼の半分がなくて
飛ぶこともできない…


道端でもがいているところを
拾われた…カラスのカーちゃん


止血して、床を作って
それでも、怖がるばかりで
何も食べようとしない


みるみる弱っていくカーちゃん
時々、ビクッとしたり
眠りに入ったり


足がないと、内臓で
身体の重みを支える事は出来ない…


仕方なく、雛にやるように
鋭く固いくちばしをこじ開けて
すり潰した餌を与えた…


しばらくすると、苦しそうに吐き出す
お腹で身体を支えているからか…


手の中で柔らかく包もうとすると
鋭いくちばしで攻撃してくる
それでも、痛みに耐えながら
「大丈夫だよ」と抱きしめた…


その時だった…


「なんで、攻撃しているのに…」と
不思議そうに見つめるカーちゃん


「賢いカーちゃんだぁ」
そう、つぶやいて再び抱きしめた
それからは、攻撃される事はなくなった


床は、出来るだけ身体全体で重さを分散するように作り直した
手の空く限り、抱きかかえて過ごした
一緒に寝てしまう事もあり、そんな時は、身体を私に預けて眠っていたカーちゃん


いつしか、わずかの会話ができるようになった

 

「お腹すいたぁ」
「おトイレしたい」
「眠たい」


ちょっと離れる時間が長いと
排泄した便などで、お腹一体、濡れて汚れてしまう…
そのまま放置すれば固まって、弱った身体を傷つける…

病院に連れて行っても、迷惑そうに見たあげく、無理だと言われた…

足もないのに歩こうとして、付け根は腫れ上がって…

翼がないのにバタバタして、また傷ついて…

 

そうして3ヶ月が過ぎていった、ある日の朝…
カーちゃんは力尽きて…永遠の眠りについた…
不思議に安らかな顔に見えた…


カーちゃんは、信頼を教えてくれた…
カラスだから、みんな、変な目で見たけれど…
もっと、鳥を助けられる病院があったなら…


カーちゃん…天国行けたよね…
ありがとう カーちゃん


   詩集「道しるべ」より
 

 

動物を傷つけてしまう人がいるけれど・・・

 動物に力を貸せる人もいてくれる・・・

  まだまだ、世の中捨てたもんじゃありませんよ。
 

 

 

 

 

 

 

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『無言の会話』

2016-8-25 NEW!

 

無言の会話

君は おしである
そして 私も おしである
君と二人きりで 話がしたい
時のたつのも忘れて・・・

だが 聞こえてくるのは
耳ざわりな騒音ばかり・・・

君は いつも 微笑んでいる
そして 私も 微笑んでいる
君と二人きりで 話がしたい
時のたつのも忘れて・・・

だが・・・聞こえてくるのは
他人の甘いささやきばかり・・・

君は いつも 私を見ている
そして 私も 君を見ている

不思議と 見えるものは 君だけ・・・
時のたつのも忘れて 私たちは見つめあう・・・

そう 私たちに見えるものは
私たちだけなんだ
耳も口もいらない
ただ 見つめ合う瞳さえあれば・・・

その瞳で 今も
君は 私を見つめている
そして 私も 君を見つめている


詩集『道しるべ』より
 

 

 

 

 

 

 

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