11月23日放送のカンブリア宮殿『地方を盛り上げる切り札! いま注目の「地域商社」の全貌』
の回、ご覧になられましたか?
昨年7月、第1回地域商社協議会なるのものが開かれました。これは、地域の将来を支える名品
等の地域資源を最大限生かした市場の開拓を目指し、司令塔の役割を果たす「地域商社」の
設立・普及と、その効果的な事業展開をめざし、官民共同で実施運営する協議会ということで、
今年の11月には、もう8回目の協議会が行われています。
そうした努力もあってか、今や地方経済を活性化しようと、全国各地に「地域商社」が誕生し
ているそうで、特産品はもとより、観光資源なども含めて地域を丸ごと国内外に売り込んでい
るらしいのです。市場動向を探って「地産外商」で地域内に利益をもたらし、新事業を立ち上
げていく集団…それが「地域商社」というわけです。今回は、そんな地域商社で大きく成功を
収めているファーマーズ・フォレストが主役。
ファーマーズ・フォレストの松本社長は、不動産会社の一社員として、業績不振の温泉旅館や
商業施設の再生を行い、軌道に乗ったらすぐに売却するという仕事をしていたそうです。そん
な折、赤字だった【ろまんちっく村】を見て、「再生して売却するのではなく、再生した上で
じっくり育てる仕事がしたい」と思ったそうです。そうして立ち上げられたのが、不動産会社を
辞めてスタートさせたファーマーズ・フォレスト。
もともと第3セクターが手掛けていた農林公園を、【道の駅うつのみや ろまんちっく村】とし
て再生し、今では年間140万人が訪れる大人気の道の駅にしています。東京ドーム10個分という
広大な敷地の中では、地場の珍しい産品を並べた売り場が多くの客を引きつけ、地場食材をふん
だんに使った飲食店や、温泉、プール、ホテル、地ビール工房などもあって、いわゆる「道の
駅」の概念を超えた施設となっています。松本社長は、この道の駅だけでなく、廃墟と化してい
た「大谷石の採掘場跡」を整備して観光ツアー商品にするなど、栃木県そのものの再生も手掛け
ています。
冒頭でお話した「地域商社」のフロントランナーとして、他の地域からも手本とされている
ファーマーズ・フォレスト。松本社長は、ろまんちっく村以外にも、地元農家から農産物を
集め都内のスーパーの直売所コーナーに置いてもらう仕組みを構築したり、栃木産品の通販
ギフト誌「トチギフト」を制作・発行したりと、あらゆる手法で栃木を売り込む販路づくりに
奔走していました。そうして、地方都市ならではの流通の形を造ろうとしているのです。
今、1年の半分は沖縄にいるという松本社長。沖縄県うるま市に来年オープンする直売施設の
運営をファーマーズ・フォレストが受託したのです。松本社長はこう話されていました。「沖
縄の産品は大都市では既に飽和状態。しかし、栃木を始めとした地方にはほとんど出荷されて
いない。地域と地域を結ぶことで、新たな市場が創出されるのではないか」と。
特定の地域内だけに利益をもたらす「地域商社」ではなく、地方同士をつなぐ、広がりを持っ
た地域商社としても、今後、とても楽しみな会社です。こうした個人の利益を大きく超えて、
みんなの利益を生み出していく取組…おのずと応援したくなるものです。
金のなる記~成幸の心得~
お金のたまる人
感謝の生活をする人
収入以下で生活する人
夫婦仲の良い人
お金や物を大切にする人
健康を心がける人
独立自尊心の強い人
仕事を趣味とする人
一事に貫く人
常に節約する人
儲けをあてにせぬ人
お金のたまらぬ人
常に不平不満を言う人
見栄をはり贅沢をする人
夫婦仲の悪い人
物やお金を粗末にする人
悪友を持つ人
依頼心の強い人
道楽の多い人
三日坊主の人
常に借金する人
一攫千金を夢見る人
徳は元、財は来るぞよ徳つめば、金は自由になるものと 知れ
大阪の御霊神社。昔から大阪商人の守護神の様な存在で、商売の神様。社殿に礼拝
すると「徳のなる記」が記されており、「福は内、鬼は外、金のなる記」とされ、「金の
たまる人」、「金のたまらぬ人」として十項目列記してあるのです。ずっと『金のなる木』
と勘違いしていた人は、どこからか『かぐや姫』と混同していたのかもしれませんね。
また同時にこんな事が書かれていたりもします。
徳積めば永く栄える
商いは誠を似て行ふべし
気は長く
人は早く利益を得るためにあせり、
あわて、急ぐために失敗し、損をし
又は怪我をするのです。
心は丸く
之は情理円満で怒る、小言、不平なく
皆意地を捨て、仲良くすることであります。
腹は立てず
相手からどんな事をされても立腹することなく
常に慈悲寛大で自己に反省すること。
人は大きく、己は小さく
人は立派であるが自分は未熟短才であると
謙遜すること。
年末ともなると気になる年末ジャンボ宝くじ…明日22日までの販売で31日が抽選。一方、
G1競馬レースの有馬記念グランプリで一攫千金の貴方…24日日曜日ですね。年末に一発
当ててと金のなる記が頭に浮かんできましたが、やっぱり欲しいのは金のなる木ですかねぇ・・・
3日続けてのニュースネタになってしまいますが、先日、ローソンが深夜・早朝の時間帯で無人化を、一部店舗で導入する事になったというニュースが流れていました。コンビニでは人手不足が深刻で、看板の「24時間営業」を維持するために、ITを駆使して新型店舗を導入していくというのです。
お弁当や雑誌、よく使う日用雑貨を売っている…そんな、ひと昔前のコンビニと違って、提供するサービスがどんどん増加し、複雑になっていく【進化し続けるコンビニ】。それでも結局品出しやレジでは人の力が必要で、深夜や早朝には、どうしても人手不足が起こってしまいます。
そんな人手不足を解消して行く為にIT(情報技術)を駆使して、効率的な店舗運営を実現するというのです。具体的には、2018年春をめどにスマートフォンの専用アプリで決済し、深夜にレジを無人化する実験を東京都内の数店舗で始めるらしいのです。
実験店舗では、お客自ら商品のバーコードを読み取り、購入する商品の一覧がアプリの画面に表示されれば、支払い方法を選択。決済を終えて表示されるバーコードをかざして店を出ることができるという仕組み。同様のスマホ決済は、既に中国・上海に展開する約850店のうち約600店で導入しているというのですから、益々驚きです。
店内カメラで捉えた客の動きを人工知能(AI)で分析して、適切な売り場の配置なども検証し、店舗の生産性を高めるらしいのですが、この店内カメラは、防犯上でもより大きな役割を果たしていきそうです。また、同じ防犯対策の一環として、深夜はアプリがないと入店できないシステムの導入も検討しているらしいのです。
逆に、スマホアプリを持たない利用客も決済できるように、カゴの中の商品のバーコードを読み取る自動レジを組み合わせることも検討しているようで、今後、どのように展開していくのか目が離せなくなりそうです。まずは、実験店舗…1回訪ねてみたい気持ちもありますが、現実問題として夜中や早朝に出歩かない私には、現段階では無縁のような…。
都内の実験店舗では午前0~5時の時間帯にレジを無人化し、店員は売れ残った商品の撤去や新しい商品の陳列などの売り場の作業に専念するそうです。「決済を5時間スマホ対応にすることで、最大で3時間分のレジ作業の労働力を落とせるのではないか」と社長は効果を予測されていたそうです。レジを無人化する事で人員削減を図って、より少ない弱小人数で対応させられるのでは?」と気になってしまいますが…。
近年、世界各地で無人レジの導入が進められているらしく、Amazonは2016年末に入り口でスマホをかざすだけで買い物ができる「Amazon Go」を発表。韓国セブンイレブンは今年5月、静脈による本人認証と360度のバーコードスキャンシステムを使って決済する無人レジの新店舗を開業しているそうです。ローソンの無人化も中国・上海からすでに導入されている事を思うと、日本はまだまだ発展途上国なのかもしれませんね…。
素人考えで申し訳ないのですが、「万引きや強盗といった危険は?」とどうしても心配になってしまうし、「そもそも「24時間営業しなくても良いじゃん」という気もするし、逆に「やっぱりスマホを持たないと生きていけなくなるのかなぁ」という思いもあって、選択できない世の中になることへの不安が、進化と共にやってくるのでした。これって、私が時代遅れになってきたという現実なのでしょうか…。24時間…いらないよなぁ・・・
2日連続で新聞ネタになってしまいますが、南米ペルーに多数のドラゴンボールから命名され
た名前が存在しているとの事…。「ゴハン」「クリリン」「ピッコロ」等々…なんと500人以上
いることが同国政府機関から公表されたとの事。日本のアニメが世界各地で放送され、それが
きっかけで日本に興味を持ってやって来る外国人が多いのは知っていましたが、まさか、ここ
までとは…。
ドラゴンボールも他のアニメ同様に世界各地で放映されていますが、ここ南米ペルーでは最も
人気のあるテレビアニメの一つだとか。地元メディアは「信じられないことだ」と日本アニメ
の影響力の大きさを報じたそうです。
最も多かったドラゴンボールの登場人物名は、主人公「孫悟空」の長男・悟飯の「ゴハン」で、
169人。2番目が、星の入った球を七つ集めると出現し、どんな願いもかなえてくれる「神龍
(シェンロン)」から取ったとみられる「シェン」で114人。一方、主人公の「ゴクウ」は、
何故かたったの2人だけだったとか…。
これって名付け親自身が「ゴクウ」という想定なんでしょうかねぇ。他にも「クリリン」
12人、「ピッコロ」4人、「ベジータ」2人、「フリーザ」1人などで、ドラゴンボール由来
とみられる名前は27種類にも上ったとか。どうでも良いけど、もはや人間とは程遠い元悪役の
「ピッコロ」や現?悪役の「フリーザ」と命名された子供は、ちょっと可哀想な気が・・・。
そう言えば日本でも常識的に考えがたい名前や、常用漢字表等にない読みや当て字の多い名前
の一部に対して、2000年代に、日本語のインターネットスラング・蔑称・誹謗中傷の一つDQN
ドキュンの派生語として、「DQNネーム」という表記がネット上で流行しました。これが2010
年代に入ると、類似の用語として「キラキラネーム」という言い方が用いられ始め、奇抜な?
名前が多数登場しているようです。
ちなみに、どんなキラキラネームがあるのか、いくつかご紹介しておきましょう。
男子…翔馬(ぺがさす)・是留舵(ぜるだ)・大魂(だいそー)・龍飛伊(るふぃ)・騎士(ないと)・瑛磨(えーす)・楽気(らっきー)・主人公(ひーろー)・黄熊(ぷう)・光宙(ぴかちゅう)・厳惰夢(がんだむ)・土恵大(じぇだい)・琥南(こなん)・皇帝(しいざあ)
女子…未羅乃(みらの)・紗音瑠(しゃねる)・今鹿(なうしか)・桜(ぴーち)・姫凛(ぷりん)・華琉甘(かるあ)・寿絵莉(じゅえり)・天使(えんじぇる)・月姫(らめ)・闘女(きゅあ)・妃仁(ひにん)・茄子(かこ)・空理鈴(くりりん)・碧(あくあまりん)・万華(まんげ)・巴愛灯(はあと)・初珠(うぃっしゅ)・葉新(はにー)・七音(どれみ)
こうしたキラキラネームに違和感を覚えたり、思いつきだけで名付けてしまったり、その子が
成長するにつれて、学校や社会でどんな思いをするのかと考えると、親の常識が低下している
のではないかと感じてしまいます。実際のところ、キラキラネームを付けられた子どもがいじめ
の対象になってしまうことも少なくないようです。
また、こうした名前を付けてしまう理由の一つとして「オンリーワン思考」もある言われて
いるようで、他人の子とは違う「オンリーワンな名前」をつけてあげたい…そんな思いが、
判断力を狂わせているのかもしれませんね。
ちなみに、こうした名前は、特に学校という特殊な環境下では過剰に反応せざるをえないの
で注意したいところです。いわゆる「お受験」のときに、キラキラネームだと、常識のない
親、常識のない家庭で育った子…という先入観を持たれてしまうでしょう。
入学しても毎回のように授業の点呼で名前を呼ばれ、目立つところに名札を付け、自己紹介
のときにも、恥ずかしい思いをする事があるでしょう。名前を正しく呼んでもらえないかと
思ったら、初対面の人に笑われてしまったり、本人とは全く関係のない事でバカにされたり
することだってあるでしょう。
勿論、本人が名前負けしないほどのパワーの持ち主で、そうした名前を更に活用して伸びて
いくケースだってあるかも知れません。ただ、そうした特別な名前を活かして人気者になれる
確率は、たくましい心の持ち主になれる確率は、どれほどのものなのでしょうか…。陰湿な
いじめの多い世の中…本人は良い人なのに、まず入り口の名前で偏見を植え付けてしまうのは…
ちなみに暫くしてから名前を変更していく場合、いわゆる改名の手続きは結構大変だし、全て
が改名を認められる訳でもありません。更に『本人が嫌だったら、途中で変えれば良いじゃん』
というほど、簡単な、それまでの【時間経過】でもないのです。よく考え、その子が大きく
なった時、親の付けてくれた名前の由来を知って、自分の名前が大切にできるような、名前では
なくて本人の心がキラキラできるような名前でありたいものですね。
先日、朝日新聞の記事を見てびっくりしました。【「米軍ヘリ部品発見、自作自演だ」
「そんな所にあるのが悪い」…保育園に中傷殺到】という記事です。被害者である保育園側
に何故中傷が…と思ったからです。つい先日12月7日、米軍ヘリの部品が保育園の屋根に落下
したという話はニュースでご存知の方も多い事でしょう。その後13日には小学校の校庭にも
落下していましたよね。
7日午前、大きな音が響いて、保育園の屋根で見慣れない物が見つかりました。円筒形で
高さ9.5㎝、重さは213g。米軍は翌日、大型ヘリCH53Eの部品だと認めたのですが、一方で
「飛行する機体から落下した可能性は低い」と話したそうです。中傷のメールや電話は
それから相次ぐようになったそうです。
これって、被害者の日本人より、加害者の米軍の言葉を信じた人たちの行為なんですよね。
どちらが嘘を言っているなどと言いたくもありませんが、そんな事より、こうして中傷の
メールや電話をした人たちは、神様にでもなったつもりで、こんな行為に走ったのでしょう
か。
その後、関連するTwitterを見て、恐ろしくなりました。顔も見えないこうしたSNS上で過激な
言葉が飛び交っており、そのまま暴走…?個人のストレス発散に利用されてしまったのでしょ
うか?
1945年沖縄戦のさなか、米軍は役所や住宅があった旧宜野湾村の中心部を接収して滑走路を
造ったそうです。家と土地を奪われた住民は周囲に居住地を指定され、基地を取り囲むように
市街地ができたとか。沖縄が米軍施政下だった64年、キリスト教の教会がこの地区に初めて
造った保育園が今回被害に遭っている保育園だそうです。…にも拘らず「そんなところに保育園
があるのが悪い」と電話してくる人もいたそうです。
米軍基地の事を考えると、沖縄の人たちには、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。これまで
の沖縄の歴史についても、きちんと伝えてくれる機会や場も、殆どないというのも事実です。
もともと独立国家「琉球王国」だった沖縄は、江戸幕府の命で侵攻してきた薩摩軍によって
侵略されてしまいます。それから日本の一部となったのですが、太平洋戦争で、アメリカ軍
に占拠され、アメリカの統治下に…。1972年には本土復帰を果たしますが、そんな沖縄が
日本の為に米軍基地に悩まされていること・・・。
沖縄に、ある意味押し付けている状況…歴史から考えれば、こんなにひどい話はありません。
もし、きちんと沖縄の歴史を学んでいたなら、こうした行為に走る人も居なかったのでは
ないかと感じたりもします。日本人の誇れる力『思いやり』大切にして欲しいです。
12月12日放送のガイアの夜明け『"絶望職場"を今こそ変える!』の回ご覧になられましたか?
4カ月前の8月9日のブログ【悲しい現実…日本の中でアジア人が強制労働を強いられている】
でも書いた腹立たしい現実…その後が番組で取り上げられていました。
「外国人技能実習制度」を利用して日本に来ていた中国人実習生の女性5人。10人の仲間と
2年半にわたって岐阜県の縫製工場で働いてきましたが、1日平均15時間、土日も休みなく
働かされ、未払い賃金は一人当たり約620万円。
働いていた縫製工場は、「破産に向けた手続きをしているため、未払賃金を支払う金がない」
と弁護士と結託して言い逃れ。それまでの工場を倒産させると、引っ越しをして別会社を設立。
未払い賃金の一部は国の制度で支払わせ、平然と同じ仕事を続けていました。あの弁護士…
資格を剥奪する事は出来ないのでしょうか…
縫製された服を販売している親会社を訪ねても、『法的に責任はない』と取材拒否…残念過ぎ
る対応でした。せめて孫下請け会社である縫製工場との取引停止とか、何かしらして欲しい
気もしましたが、安く仕入れて利益ばかりを求める卑しい心…姿がそこには感じられました。
思わず映像で確認できた【服】から販売元を調べてさらし者にしてやろうかと思ったほどです。
同じ日本人として、それ以上に同じ人間として許し難い実情でした…。
現在、国内の製造業や農業、漁業といった様々な現場を支える「外国人技能実習生」。約23
万人が日本で働いているそうですが、違法な長時間労働や、法律で定められた最低賃金を
大幅に下回る条件で雇用されているケースがあるという事は悲しい話です。
勿論、良い対応をしている就業先も多くあるとは思いますが、こんな一部の酷い人たちのせ
いで、頑張っている受け入れ先や就労者たちが被害を受けるのは耐え難い話です。何とか
制度を導入した国に、しっかりとした対応を取ってもらいたいものです。
今回、新たな情報として伝えられたのは、海外にある「送り出し機関」と、日本側の「監理
団体」と呼ばれる組織が連携して現地の人を研修し、日本へと技能実習生を派遣している
というお話。
日本に来る技能実習生は、日本で働くために借金をしてまで多額の費用を送り出し機関に支
払い、やって来ていたのです。中には、一人100万円を超える借金をするケースもあって、
その返済をするために、「夜逃げ」してでも条件のいいところで働こうとする実習生もいる
そうです。
監理団体は、海外からやってきた実習生を受け入れている企業が、違法な長時間労働をさせ
ていないか、最低賃金を下回る不法な条件で働かせていないか、といったことをチェックする
らしいのですが、その“チェック機能”の役割を果たせていないところが少なくないというの
です。ちゃんと機能している監理団体もあるそうですが、それが当たり前でないのは何故?…
番組の中では、ボロボロになった家を建て替えるために多額の借金をして日本にやって来て、
過剰労働を強いられたあげくに体を壊して帰省させられ、借金を返すために働いただけで涙す
る親子の姿が映されていました…。
このやりどころのない怒り、何とかならないものでしょうか。良い日本人だって沢山いるのに、
ほんの一部のこうした人たちの印象だけが、実習生の心の中に刻まれていく気がして・・・
あまりにも残念過ぎます・・・一日も早く救済して欲しいものです・・・
12月7日放送のカンブリア宮殿『"おいしい農業" 新勢力SP 今こそ農業は宝の山だ!楽しく
おいしい絶品アイデアで農業を変えろ!』の回、ご覧になられましたか?農家の抱える規格外
の作物や、高齢化で手が付けられなくなっている農地を救う2人の革命児が今回の主役でした。
最初に紹介されたのは、東京で人気を呼ぶ「旬八青果店」。目黒と品川区を中心に10店舗を
展開しているという、なんと八百屋のチェーン店。抜群の鮮度とこだわりの野菜や果物が
圧倒的な安さで手に入ると、リピーターを掴んでいました。安さの秘密は、産地で3割は出る
という規格外品の有効活用。
サイズ外と言うだけで売り物にならないものを買い取ってくれるのですから、有り難い話です。
「形は悪いが味のいい」商品を、産地情報を丁寧に説明する接客で人気商品に変えていたので
す。「旬八青果店」を展開する「アグリゲート」社長の左今さんは、全国100件の農家と手を
組み、都会のニーズにあった様々な野菜や果物を独自の流通で仕入れ、チェーン展開することで、
スーパーに負けない価格を実現しています。
そればかりか、お客のニーズを農家に戻し、さらに売れる商品を作っていくことで頑張る
農家を支えようとしていたのです。左今社長は学生時代、全国をバイクで旅行をする中、
どこの地域の農家も高齢者である光景にショックを受け、日本の農業が続けていく為には
何が必要なのか、ビジネスで解決しようと起業したそうです。
2番目に登場したのが、東京近郊で農業を楽しむ様々なサービスを提供し、農業をレジャーに
変える「アグリメディア」。「シェア畑」という会員制レンタル菜園は、すでに70カ所で、
15,000人の利用者。人気の理由は、従来の菜園と違い、どんな素人でもプロ顔負けの収穫物を
育てることができるから。農園には様々な農業道具や肥料などが準備され、農家や菜園経験者が
手取り足取り教えてくれるのです。
さらに会社の懇親会などで引っ張りだこなのが、農家の畑で収穫体験した野菜をそのまま
バーベキューで楽しめる「ベジQ」。どちらも、農地を持て余す農家と手を組んだサービス。
アグリメディアは、農業の知識や技術を持っていても高齢なために困っている農家を、レ
ジャーという形で労働力を提供し救っていたのです。そんな都市の住民と農家を楽しいアイ
デアで結びつけるビジネスを次々と立ち上げているそうです。
社長の諸藤さんは元住友不動産で、大規模プロジェクトで腕を振るった異色の経歴。不動産
開発の目線で農作業や農地を見た時、もっと付加価値を埋める活用法があるのではと、農業
ビジネスで会社を起業したそうです。コンセプトは「農業をフィットネスの様に楽しもう!」。
不思議なコンセプトですが、ライバルはフィットネスと話す諸藤社長は「同じ金額で、移住せ
ずとも田舎が持てる」そう話していたのです。
諸藤社長が、この道を選択するのに迷いがなかったのは「課題が大きいからこそビジネス
チャンスがあると思った」からだと話されていました。課題が多いと避けたくなるのが普通
ですが、前向きな考え方、素晴らしいですね。
今回の社長の金言 【稼ぐことが 改革の絶対条件】
いくら高齢化の進む農家や、規格外で処分されてしまう作物を救おうとしても、生きる為の
お金を稼いでいかなければ存続できないのですから、真理ですよね。今回の2人の社長さん、
農家の大きな課題をビジネスにしてしまう、素敵な方々でした。
12月5日放送のアナザーストーリーズ運命の分岐点「浅田真央 伝説のソチ五輪」の回、ご覧になられましたか?見逃された方は、また12月11日(月)午後6時からBSプレミアムで再放送されますので、是非、ご覧ください!! ですので、今回のブログでは、肝心なところは見て頂けるよう控え目に書かせて頂きますね。
誰もがご存知な浅田真央さん。そんな浅田さんが生涯最高得点を出した、ソチ五輪フリーの演技。滑走終了とともに自身が涙したその演技は、多くの人に感動を与え、その映像も深く心に焼き付いていますが、浅田さん自身、最も強く記憶している演技だったそうです。前日のショートプログラムでは、得意のトリプルアクセルを失敗し、自分らしい演技をすることがでず、絶望のショートプログラム16位…。なぜ1日で、あそこまで立ち直ることが出来たのか?その伝説の4分間が紐解かれていきます。
難易度の高いトリプルアクセルは、当時浅田さんしか飛ぶことができませんでしたが、その評価も低く銀メダルに終わったバンクーバー五輪。それから4年、リベンジを誓ったソチ。ところが初日のショートプログラムに失敗して16位と出遅れると、誰もが諦め、当の本人でさえ、「もう日本に帰れない」と思ったそうです。ところが、翌日のフリーで生涯最高得点をたたき出すのだから、本当に物凄い人です。滑走終了と共に涙を流した演技は、同時に日本中が泣いた奇跡の演技でもありました。今回のアナザーストーリーズ、その3つの視点の登場者が、また凄かった!!
1人目は、4度の五輪で金メダル2回、銀メダル2回。4回転ジャンプでフィギュアスケート界に君臨したあの「皇帝」エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)。同じジャンプのスペシャリストとして浅田さんのトリプルアクセルをこよなく愛する「皇帝」が話した、「たった1日で真央が復活した理由」…スケートリンクの扉を通り過ぎた瞬間…
2人目は、17歳でソチ五輪金メダルに輝いたアデリナ・ソトニコワ(ロシア)。浅田さんに勝る得点で優勝したにも関わらず「真央を超えた気はない」と話していました。幼い頃から浅田さんにあこがれ、浅田選手のようになりたいと滑り続けてきた6歳年下の女王が、勝敗を超えた心の底からのリスペクトと知られざる交流を明かしていきます。…アイスショーに招いた浅田さんの素敵な気持ち…心が温まる思いでした…
そして最後の3人目は、元コーチのタチアナ・タラソワ。浅田さんが銀メダルを獲得した10年のバンクーバー五輪ではコーチを務め、ソチ五輪では、フリーの演技の振付を行っていました。フリー当日、地元テレビ局の解説席に座り、涙で絶句していました。2度の五輪を通じて浅田さんを見守り続けたタラソワさんが語る師弟の「絆」。…そして、亡くなられた浅田さんのお母さんの思い…
わずか1時間余りの番組でしたが、本当に中身の濃い、感動の物語でした。番組最後には、あの日本中が涙したソチのフリーの演技がノーカットで流されます。番組途中でも、ずっと見たいとストレスすら感じさせられていたので、ラフマニノフの名曲に始まるこの終わり方もパーフェクト。有り難うございました。永久保存版にしたいぐらいでしたよ。