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見過ごしがちな【当たり前】を教えてくれる『ワタシが日本に住む理由』

2018-1-17 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

1月15日放送の『ワタシが日本に住む理由【愛知で子育て奮闘中!ソロモンから来た主婦】』の回、ご覧になられましたか?この『ワタシが日本に住む理由』はBSJAPANで毎週月曜日の9時から放送されている番組で、私の好きな番組の一つです。

 

この番組では、はるばる海外から日本にやってきて、日本で職を持ち、生活をしている外国人たちの「日本に住むと決めた理由」をその経緯を追いながら紹介していきます。毎回、一人の外国人が登場し、司会の高橋克典さんとアシスタントの繁田美貴さんが、VTRで仕事や生活ぶり、さらには彼らが住む地元の町案内などもしてくれます。

 

外国人から見た日本の良さをお聞きしていくことで、私たちも日本の良さを再確認でき、また、『日本人に物申す』みたいな展開で、外国人から見た『おかしなところ、残念なところ…』等も聞くことができます。日本人が当たり前の事過ぎて気付けなかったことが見えてくる…そんな番組なのです。

 

今回のゲストはソロモン諸島出身の白藤シンデレラさん。「ご両親のお仕事は?」と尋ねられると「何もしていない」と。「えっ?無職」と一瞬思ってしまいますが、自給自足の生活ですから、それ自体が仕事なんですよね。

 

そんな自給自足の生活をしていたシンデレラさんは、18歳の時“王子様”と出会い…。シンデレラの名前は、物語のように幸せになって欲しいからとお母さんが付けてくれた名前だそうですが、王子様も凄かった…。自給自足の暮らしをしていたシンデレラさんは、村の幼稚園にボランティアで来ていた日本人と出会います。その青年が”王子様”で、のちに、この王子様からプロポーズされて結婚し日本に来ることになったのです。

 

18歳で初来日したのもつかの間、王子様は仕事でソロモンに帰ってしまいますが、シンデレラさんは日本に残されてしまいます。王子様は日本語が早く覚えられて、不自由なく日本で暮らせるように全寮制の日本語学校に入れてくれたのです。その後もソロモンの環境に似た日本各地を点々としながら、文化や言語と奮闘していきます。

 

今では流暢な日本語を操れるようになって弁論大会にまで出られるほどに。そんな弁論大会の中では、『当たり前の事なんて何一つない・・・だから感謝の気持ちを忘れてはいけない・・・』そんな事を話されていました。また、娘に尊敬してもらえるようにと、一生懸命漢字の勉強もしていました。

 

商店街のことをジャングルと例えて、美味しそうな食べ物が写っているポスター等を見るとバナナやココナッツ、パパイア等に見えてしまうと言っていました。日本のふっくらとした白いご飯や、個別に分かれた落ち着くおトイレが大好きで、紹介してくれた大好物はサプライズのあるカレーうどんでした。

 

このカレーうどん…食べ進めていくと、後半に入って底から白いご飯が登場してくるのです!!家族で食事に行った先のシメは卵かけご飯。醤油に少しマヨネーズを足すと美味しいそうです。

 

好きな一文字は【心】。最後に聞かれた【残念なこと】は・・・【骨付き肉がない!】事だそうです。豪快に肉が食べられない事が残念とは、これも面白い話でした。

 

思えば、今回は食べ物の話が多くありましたが、それより何より、シンデレラさんにしても王子様と言われるご主人にしても、本当に優しく思いやりがあり、家族愛に溢れた素敵な人たちでした。こういう回は、心が温まる感じがします!!
 

 

 

 

 

 

 

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