ティータイム

不思議なタイトル『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

2018-1-16 NEW!

 

先日、タイトルが気になってしまって、久しぶりに恋愛映画を見てしまいました。タイトルは『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』で七月隆文さんの小説です。「いい歳をして…」といった感じでしょうか…(^ ^;) ネタバレしない程度に中身に触れますと…

 

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今、人気の福士蒼汰演じる南山高寿は、美大に通う学生。そんな彼が、ある日、通学する電車の中で出会った小松菜奈演じる福寿愛美に一目惚れをしてしまいます。勇気を振り絞って声をかけ、別れ際に「また、会える?」と聞きますが、それを聞いた彼女は突然涙を流し、抱き付いて来たのです。驚く高寿には、この時の彼女の涙の訳を知る由もありませんでした。

 

そうです。いきなり謎めいた行動から始まって鑑賞する側の気持ちをしっかり掴んでいきます。翌日、美大の授業で動物園に行くと、そこで昨日の彼女と再び出会います。その後すぐに2人は意気投合し、交際がスタートしていきますが・・・何故か、初めてのことがあるたびに、彼女は涙を流すのです。高寿はそんな彼女を不思議に思いながらも愛情を深めていきます。

 

ところが、ある日、誰にも見せていない自作小説のヒロインの名前を、彼女が知っていたことに違和感を覚えます。「予知能力でもあるの?」と聞く高寿に、彼女は言います。 「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」・・・。
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何でしょうか…久々に切ない思いでいっぱいになったのと、タイムトラベルとは違った、新しい感覚の世界を楽しむことができました。忘れかけていた純粋さというか、こみ上げる熱い感情を思い出してみたいという方は、京都市を舞台に20歳同士の男女の30日間(小説では40日間)を描いたこの作品、ご覧になられてはいかがでしょうか。

 

2016年5月23日には、原作小説の発行部数が100万部を超え、2016年12月17日公開の映画。もうレンタルビデオでも観る事は可能かと思われます。ちなみに私はWOWOWから録画して観させて頂きました。歳を気にしてしまうと遠ざかりがちな恋愛映画ですが、たまには良いかなぁと思ったのでありました。
  

 

 

 

 

 

 

 

企業にとってもっとも重要で、普遍的なこと

2018-1-15 NEW!

 

昨年12月21日放送のカンブリア宮殿『大復活スペシャル2017"奇跡の大逆転"の舞台裏』の回、ご覧になられましたか?どん底の経営危機から、昨年大きな復活を遂げたマクドナルドと西武の"復活劇"を描く、年末のスペシャル企画でした。

 

2013年、業績低迷に苦しむ日本マクドナルド。よくテレビに登場していた原田社長の後任としてトップに就いたのはカサノバさんという女性の社長でした。そう言えば、あの原田さんは、がっちりマンデーの年始番組にも出なくなりましたねぇ…。出だしから外国人のカサノバ社長ということで正直、「大丈夫なの?」と思っていた私。

 

カサノバ社長就任の翌年、いきなり上海の取り引き会社による、期限切れチキン問題がありましたよね。これを機に業績は急降下…。そうでなくてもマックの肉については、色々と変な噂もありましたから、2016年には過去最大の300億円を越える赤字へと転落してしまいます。そんなどん底の中でカサノバ社長は、47都道府県の店舗を回るなど徹底的な現場目線での改革を行い、昨年の決算では、純利益が上場後の過去最高を更新する見通しで、V字回復への道筋をつけました。

 

お客様に耳を傾けなくなっていた事が低迷の原因ではないかと話すカサノバ社長は、のべ6,000人の客の声を聞いてマクドナルド社が、他国では扱っていなかった日本人向けの柔らかいハンズの開発もやってのけました。また、ビジネスの成功には社員の満足が不可欠というカサノバ社長は、動画コンテストの様な面白い取り組みも行って、アルバイトから取引企業までを一致団結させた空前の意識改革まで行いました。

 

大変身を遂げた日本マクドナルド社長のカサノバさんが大切だと語った4つのキーワード。
1つ目は『お客様目線になる』…顧客第一
2つ目は『一緒に取り組む』
3つ目は『現場にいく』
4つ目は『まず行動…積極的に動く』
大事な事だと誰もが分かっているはずですが、再認識させられますよね。番組では西武HDの話も取りあげられていましたが、マックで長くなったので、こちらは省略します。

 

【村上龍の編集後記】でも、こんな事が言われていました。
《2つの企業は、見事に、どん底からの復活を遂げたが、それは奇跡などではない。2人の社長は、企業にとってもっとも重要で、普遍的なことを実行した。つまり実際に現場に行き、従業員と徹底して話し合った。会社を支えるのは人であり、その真理は、戦国時代から不変だ。》と。
成功した状態が長く続いてしまうと忘れがちな『大切な事』…忘れないようにしたいですよね。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

相手の立場に立って初めて見えてくる支援の在り方

2018-1-12 NEW!

 

昨年12月14日放送のカンブリア宮殿『「もったいない」を「ありがとう」に変える奇跡の食料支援』の回、ご覧になられましたか?

 

まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」が日本では年間約632万トンにも上るそうです。日本人1人当たり、毎日お茶碗約1杯分(約136g)のご飯の量を捨てている計算とのこと。一方で、日本人の6人に1人が相対的貧困状態にあるという現実。そんな時代に、処分される食品を集めて、困っている人々や団体に届ける取り組み…それが「フードバンク」です。

 

以前、ガイアの夜明けだったかで取り上げられたのではないかとウル覚えの私ですが、確かに1度テレビで取り上げられたことのある会社「セカンドハーベスト・ジャパン」さんが今回の主役。正確には、その代表であるチャールズ・マクジルトンさんが主役で、この人なくしては語れない今回のお話でした。

 

チャールズさんが東京・山谷の修道院に下宿していた頃、毎週行われていた炊き出しを手伝うことがきっかけとなって、いつしか自身も隅田川沿いで普通の仕事をしながらホームレスを体験。それも、1年3ヶ月にわたって…。そんな中、ある日、おにぎりが投げ込まれて「嬉しくない」という気持ちを理解したと言います。動物園の生き物ではない…対等な立場に立った支援でなければ受け入れられない事が分かったのです。

 

そうして2002年、日本初のフードバンクを設立。「あげる側ともらう側に上下関係はない」、「必要としている人のプライベートには過剰に踏み込まない」それがチャールズさんの哲学でした。恵まれない人を助けるという目的だけではなく、誰もが食べ物にアクセスできるセーフティーネットの構築を目指しているそうです。

 

また、チャールズさんはこんな事も言っておられました。【資金が足りない】【配布場所が足りない】【人員はいるが、スペースが足りない】【どの国にも困窮している人達がいるけれど、自分の国にもいることに目を向けない】・・・

 

今や食料支援の代表的な存在となったセカンドハーベスト・ジャパン。支援企業の数もスタート当初はわずか2社だったそうですが、現在は1,400社にまで増えているとか。支援の輪が偏りなく全国に広がるだけでなく、上下関係のない自然な支援の在り方も広がっていくと良いですよね。いつもの村上龍の編集後記ではこんな風に書かれていました。

 

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今の日本で、空腹を抱えている人々がいることをイメージしづらい。ファストファッションを身につけ、スマホを操ったりしている。スマホを買うお金があったら食事を何とかしろと思う人も多いだろう。だが、どんな時代でも、空腹は辛く、社会を不安定にする。マクジルトンさんには壮絶な過去があり、だから、なのか、しかし、なのか、考え方も行動もフェアだ。「可哀想だから助ける」のではなく、「ここに暖かい食事があるから、よかったらどうぞ」と呼びかける。「共に生きる」という意味を、シンプルに示している。

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 「共に生きる」・・・大切な気持ちですよね。

 

 

 

 

 

 

 

【骨】は、体を支えるだけでなく、若さの鍵まで握っていた!!

2018-1-11 NEW!

 

1月7日放送のNHKスペシャル【神秘の巨大ネットワーク 人体 第3集 ”骨”が出す!最高の

若返り物質】の回ご覧になられましたか?

 

『骨なんて、単に体を支える棒っきれだと思っていませんか?ところが、骨の中には沢山の

細胞がうごめき、なんと体全体の“臓器を若くする”ための「特別な物質」を出していることが、

最新の研究でわかってきました。』そんなくだりで始まった今回の放送も、まさにただの棒と

思っていた凡人の私には、とても興味深い、中身の濃いものでした。

 

骨芽細胞が作り出している「脳の記憶力を司る」オステオカルシン。このオステオカルシンは

「筋肉のエネルギー効率を高め」、「精力アップ」にも貢献しているそうです。そして免疫力

を高めるオステオポンチン。この2つが、実は人体の若さの門番をしているというお話。

 

スクレロスチンという骨細胞が出すメッセージ物質のバランスが崩れることによって起きる

骨粗しょう症…。骨細胞には「骨にかかる衝撃を感知する」という働きもあって、衝撃がある

かないかによって、新しい骨を作るペースを決めているらしいのです。

 

骨に「衝撃」がかからない生活を続けていると、骨細胞が「スクレロスチン」をたくさん出し

て、骨芽細胞の数を減らし、骨の建設を休憩させてしまうというのです。つまり運動をしない

で一日の大半を座って生活している現代人は、骨粗しょう症になりやすい状況下にあるという

訳です。

 

私の家内も昨年秋に骨粗しょう症の疑いありと診断されていたので、タイムリーなテーマで

した。年齢などに関係なく、気を付けなければならないという事がよく分かりました。また、

対処法としての週3回30分、ジャンプ運動と、筋トレで、骨に刺激を与える対策…見ていた

家内は、すぐにジャンプしていたので、ちょっと苦笑。でも、本人は切実なんでしょうねぇ。

 

番組では、骨が増え続けることで頭蓋骨の層が厚くなり脳を圧迫してしまうという難病患者が

紹介されました。厚くなる骨の層を薄く削る為に、脳の手術を4年に一度続けているという

話は、本当に可哀想で…。それでも、そんな難病患者自らが製薬会社に入り、病気を治す為の

研究をしている姿も映され、目頭が熱くなりました。良い対策が一日も早く見つかると良い

ですよね。

 

次回第4集は来月の第1日曜日かと思いきや、12月にやらなかったせいか、すぐまた次の日曜日

1月14日の放送となっています。第4集のテーマは【万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった】。腸に

ついては、家内が難病を患ったこともあって、普通の人よりは知識があるつもりですが、また

最新の情報が得られるのではないかと、今からとても楽しみです。また、録画して、しっかり

見たいと思います。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本一過酷な山岳レース、トランスジャパンアルプスレース

2018-1-10 NEW!

 

先日『トルデジアン』という過酷なレースについて書いたばかりですが、その後またNHKの

ザ・プレミアム『限界に挑め!天空の超人たち!激走日本アルプス』という番組を見てしまい

ました。日本にも過酷なトランスジャパンアルプスレースというものが存在していたのです!!

 

このレース…2年に1度お盆の時期に、日本アルプスで開かれるレースなのですが、なんと

日本海は富山湾をスタートしてから、3000m峰が並ぶ北アルプス~中央アルプス、南アル

プスと…次々と縦断し、太平洋側の駿河湾まで…約415㎞を、8日間以内に踏破するという、

日本一過酷な山岳レース。

 

劔岳、立山。薬師岳、槍ヶ岳、上高地…まずは日本海から出発して、普通は一週間かかる

この北アルプスのコースを2日で回らなければならないとか…。どう考えてもまともでは

ありません。

 

前人未到の全コース5日切りを目指す優勝候補の望月選手、その回を最後の挑戦と語るライ

バルの紺野選手、このレースに賭けるため仕事を辞めた男性や、亡き父の思いを胸に完走を

誓うサラリーマン、完走した例がないと言われる50代でのゴールを目指す男性など…、29人

の選手たちはみな、それぞれ熱い思いを持ってこのレースに挑んでいました。

 

平均年齢40歳。正直、そう若くもない人たちが、なぜ、過酷なレースに引き込まれていくの

か。身体が悲鳴をあげ、幻覚まで見えてしまう人も居るというのに、簡単には投げ出さずに

走り続けさせるものは何なのか…。見ている側からすれば、「もう駄目だろう」というシー

ンを何度も迎えながらも、諦めない選手たち。

 

自らを鞭打っても走り続ける姿は、「簡単に諦めてはいけない」というメッセージと勇気を

与えてくれるように思えました。平々凡々の日々を送っている私たちが忘れかけていた何か…

気づかせて貰えた気がします。

 

この番組を見損ねてしまった方、またいつか再放送される機会もあるでしょうが、なんと

DVDとしても販売されています。興味を持たれた方は購入、或いはレンタル屋さんで借りる

こともできますので是非ご覧になってください。勿論、日本アルプスですから、景観も大満足

いただけるものになっていると思いますよ!!


 

 

 

 

 

 

 

 

映画『ドクター・ストレンジ』・・・圧巻の特撮・視覚効果!

2018-1-5 NEW!

 

お正月、『ドクター・ストレンジ』という映画を見ました。「マーベル・コミック」のコ

ミックヒーロー『ドクター・ストレンジ』を実写映画化した作品です。ストーリーをいつ

ものWikipediaから簡単に書き出しますと…

 

ニューヨークの病院で働く天才外科医、スティーヴン・ストレンジが、ある日交通事故に

巻き込まれて、外科医としては致命的な、両手にマヒが残る怪我をしてしまいます。一瞬に

してその輝かしいキャリアを失った彼は、あらゆる治療法を試し、最後にカトマンズの修行

場カマー・タージに辿り着きます。

 

そこで神秘の力を操る指導者エンシェント・ワンと巡り会ったストレンジは、未知なる世界を

目の当たりにして衝撃を受け、ワンに弟子入りします。そして過酷な修行の末に魔術師として

生まれ変わっていくストレンジ。

 

そんな彼の前に、闇の魔術の力で世界を破滅に導こうとする魔術師カエシリウスが現われ、

人類の存亡をかけた戦いの渦に巻き込まれていく…というお話。

 

映画は冒頭から圧巻の特撮で始まって、これまでの映画とは全く違った印象を受けました。

テンポも良く、楽しく見る事が出来ました。異次元に行ってからの展開は、ちょっと…と

思う所もありましたが、楽しもうという気持ちがあればそれで十分。

 

ということで、長かった年末年始の時間、皆さんはどう過ごされましたか?

長期休業もアッという間に過ぎて、今日から仕事始めになりますが、今年も宜しくお願い

申し上げます。皆さんにとって、ますます良い1年となりますように。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事納め・・・師走・・・正月飾り・・・

2017-12-28 NEW!

 

今日は弊社の仕事納めとなります。今年も1年間、何とか乗り切って、無事年末を迎えられ

ました。本当に、有り難うございました。

 

日本の官公庁では、行政機関の休日に関する法律によって、12月29日から1月3日までを休日

とし、原則として執務を行わないものとしており、12月28日を御用納めとして、その年の最後

の業務日としていますが、一般企業でもこれに準じていることが多いものです。良い所は、

右に倣えですよね。もっとも、コンビニ時代ともなれば、年中無休の企業も多く、お蔭様で

大した不自由もなく生活できているのですから、感謝の気持ちを忘れてはいけません。

 

流石に年末も終わりに近づいてくると、【12月】と言うよりも【師走】という言い方の方が

しっくりしてしまう日本人。もともと旧暦12月を「師走」、「師馳」(しわす・しはす)又は

「極月」(きわまりづき・ごくげつ・ごくづき)と呼んできたようですが、今では「師走」は、

新暦12月の別名としても普通に用いられていますよね。

 

「しはす」の語源はというと…、古いことなので分からないということで、平安時代まで

さかのぼっても、その頃には既に、「しはす」の語源は分からなくなっていたということ

らしいのです。これって、私の好きな『諸説あり』の番組で取り上げられたりするんでしょ

うかねぇ…。

 

弊社は、今日午後ぐらいから年末大掃除が始まって、お掃除が終わった方から流れ解散となっ

ていきます。正月飾りも今日飾っていく事になりますが、この正月飾り、毎年のようにいつ

からいつまで飾るのかと、確認してしまう方も少なくないのではないでしょうか…。

 

正月飾り(門松等)の設置は12月13日以降ならばいつでも良いらしいのですが、日本は異文化を

尊重していますから、12月25日までは、どちらかというとクリスマス飾り。西洋行ったり日本

に帰ったり、本当に忙しい国民性です。

 

気を付けなければならないのが、飾ってはいけない縁起の悪い日、12月29日。この日に飾る

のは「二重苦」、さらには、9の末日でもある「苦待つ」に通じるとされて避けられています。

また、旧暦の大晦日にあたる12月30日や12月31日に飾るのは「一夜飾り」「一日飾り」と

言って神を疎かにするということから、これも避けられていますよね。

 

それほど信心深くない人でも、やっぱり縁起が良くないと言われると、何となく気にして

しまうので、まだ正月飾りをされておらず、縁起を気にされる方は、帰宅してからでも、

今日のうちには飾っておきたいですよね。そして、気分良くお正月を迎えていきたいもの

です。年末ジャンボ、身を清めて結果を待ちたいですよね。

 

『最近、ちょっとブログが長いんじゃないか』と思われているようですので、今日は、この

辺で…???。改めまして・・・

 

          今年も1年、有り難うございました。

                         皆様、良いお年をお迎えください。
 

 

 

 

 

 

 

 

人の温かさが再確認でき、勇気や希望が貰えるドラマ…

2017-12-27 NEW!

 

12月24日放送のドラマ『陸王  最終回』ご覧になられましたか? なんと最終回の平均視聴

率は、20.5%だったことが分かって、第8話の17.5%を抜き、有終の美を飾ったようです。

 

最終回では、フェリックスの御園社長の子会社になるという提案を断って、厳しい資金繰りの

「こはぜ屋」、決まらない息子の就職先、茂木選手のライバルとの因縁のマラソン直接対決、

そして、再び入り込んできたアトランティス社のシューズの「RII」と『どうなるの?』イベ

ント盛り沢山。

 

いよいよ始まるマラソン前、茂木選手に対してライバルの毛塚選手が投げかけた言葉…

毛塚選手…「結局、そっち履いたんだ?」
茂木選手…「ああ」
毛塚選手…「いい靴なんだな、それ」
茂木選手…「最高だ……!」

 

普通に聞けば良い会話なのですが、これまで毛塚選手が口にしてきた言葉を思うと、ちょっと

『できすぎ君』だった気もしますが、それはそれ、最終回ですから大目に見ます。要するに、

ドラマですから、欲しいのは感動のエンディング。

 

結局、こはぜ屋はフェリックスとの業務提携という形で大口の出資を受けて復活。息子は、

こはぜ屋に入るかと思いきや、「ここではできないことが学べるはずだ。世界を見てこい」と

修行してから考えればよいとお父さんに後押しされて、元々の第一希望の就職先に…。因縁の

マラソン対決は勿論、あの【陸王】を履いて茂木選手…の勝ち。消えてしまうかと思っていた

茂木選手の所属する陸上部までフェリックスが支援して存続。更に、ずっと悪役だったアトラン

ティスの小原は本部の上司に見捨てられ、腰巾着の部下にまで見捨てられていく…。

 

まあ、ほぼほぼ想像のできる水戸黄門の様な展開でしたが、嫌な想いで終わってしまうドラマ

なんかより遥に気持ちよく見終わる事が出来ました。苦しんでいる人、弱い立場のものが、

力でねじ伏せようとするものに立ち向かっていく。大きな壁を乗り越えていく…そんな展開っ

て、やはり痛快で、誰もが勇気を貰えるんですよね。

 

人間、誰もが何かしらの課題や弱みを抱いているもの。解決策が見いだせずに、心のどこかに

何かが引っ掛かっているように感じられているので、こうしたドラマを見ると【自分の可能

性】は、まだ終わっていないんじゃないかって思えるのではないでしょうか。登場してくる

人物の殆どが、主役を支えようと引き込まれ、動いてしまう…。一人では成し得ないことも、

多くの人の温かさで、前進する力に変えられていく…。嫌な気がするわけありませんよ。

 

今年は、私にとってドラマ元年?年末間際でも素直に感動出来て良かったです。次のドラマの

最終回は、NHKドラマ10『マチ工場のオンナ』。今週は一気に2回分の放送で最終回へと向かい

ますが、こちらもとても楽しみにしています。ビデオ録画が出来なかったら、テレビ人間の私は、

どれだけつまらない日々を過ごすことになるのでしょうねぇ…。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤字企業の再生にもコミットするライザップ!!

2017-12-26 NEW!

 

12月5日放送のガイアの夜明け『 結果を出す〝達人〟』の回、ご覧になられましたか?

驚くほど体系が変化してしまうという印象的なダイエットの宣伝で知名度の高いフィットネス

ジム「ライザップ」。今回はそんな結果にコミットするライザップグループが主役でした。

 

初めて知ったのですが、フィットネスジムを皮切りにゴルフや英語、料理教室にも参入し業容

拡大を続けているらしいのですが、その一方で、不振企業を積極的に買収し、ライザップ流で

次々と再生しているというのです。

 

そんなライザップグループが新たに買収したのが、9期連続で赤字が続くカジュアル衣料専門

店の「ジーンズメイト」。畑違いにも見えるアパレル事業の再生に向け、送り込まれたのが、

ファーストリテイリング出身の岡田さん。またまた元ユニクロ社員の登場ですね。

 

一般的な事業再生では経営陣を一新するケースが多いのですが、今回はあくまで、自らを

“トレーナー”と呼び、現社長をサポートするというライザップ流で再生を目指すというのです。

ブランドの再構築や商品力の強化を始めて、結果が出せるようにしようとする岡田さん。

 

これまでのジーンズメイトは、商品の買い付けが中心で、売れるものなら何でも並べる戦略。

そのため、商品数は多いが、一貫性のない商品が店頭に並んでいたそうです。そうした戦略を

改め、本格的な自社ブランド「メイト」を立ち上げてシャツやジーンズといった核となる商品を

投入することで見事に目標値をクリアしてくのです。

 

【三日坊主をいかにして乗り越えるか】…マンツーマンで付き添って【結果を出して再生

させる】…ユニクロの執行役員だった岡田さん…。フィットネスジムとは全く違いますが、

結果を出すための意識の在り方は、同じなのかもしれませんね。見ていて【トヨタ式】が

広がっていった流れを感じてしまいました。

 

日本を取り巻く経済状況の変化が加速する中、企業の再編が相次ぎ、経営者はこれまで以上に

経営の合理化を迫られていますが、そうした中にあって、「有言実行」をモットーに成果を

上げる〝経営の達人〟。今回、番組では、もう一つ『日本野菜ソムリエ協会』の理事長・福井

さんの「スター農家育成プロジェクト」も取りあげられていましたが、ライザップの印象が

強すぎて、こちらは殆ど記憶に残っていません。申し訳ないです…。

 

とりあえず、お金と時間と気力があれば「ライザップ」の門を叩いてみたいものです…。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

【トルデジアン】という、とんでもない山岳レース…

2017-12-25 NEW!

 

NHK BS1のドキュメンタリー2時間スペシャル【GREAT RACE▽絶景!アルプス大激走~イタリア・トルデジアン330km】という番組を先日見ました。

 

モンブラン、マッターホルンなど数々の名峰を望むイタリア北部で行われる驚異のレース…『トルデジアン(巨人の旅)』は最高標高3,300m、全長330キロを駆け抜ける壮絶な山岳レースでした。ポピュラーながら凡人にはあり得ないフルマラソン…更にその上を行くトライアスロン…これも、信じ難い世界でしたが、この【トルデジアン】は、そのはるか上を行くメチャクチャな世界で、桁外れな世界に見ているこっちまでおかしくなってしまう世界でした。

 

険しい山道をわずかな休憩だけで走り続けるという過酷な世界にも拘らず、世界のランナーが完走を夢見る憧れのレースだそうで、参加希望が多すぎて参加者を抽選で決める事もあるそうです。…とは言うものの、このレースはベテランランナーにさえも恐れられているレースで、全長330km、登坂24,000m、標高2,000m級20峰を走り抜けるという信じられない世界。

 

最短記録3日間というこのタフなレースを完走できるランナーは50%しかいないというのです。天候は、山ですから、当然、時として最悪となり、強風、低温、雨、みぞれ、雹、雷が襲い、にも拘らず、昼夜問わず走り続けるのです。アルプスの絶景の中のレースですが、夜中や吹雪、10m先さえ見えない霧の中では、とても、それどころではありません。

 

そんな過酷なレースに挑んでいた4人の日本人ランナーが、番組では取りあげられていました。1人目は5位で見事にゴールした小野選手。途中、足を地面につけるだけでも痛いという捻挫で、待機する医者に診てもらうも、「テーピングすれば大丈夫」と医者から一言…。医者も狂っている…と思った瞬間でした。日本人2人目は、初挑戦という飯野選手。睡眠不足から幻覚を見たり、こちらも足の指を痛めたりと、とても走れそうもないのに走り続けていました…

 

日本人最年長、64歳の堀選手…こんな年齢で挑む人がいるのかと絶句です。若ければ良いというわけではないようですね。夜の吹雪の中、一歩間違えれば谷底に落ちてしまうのではないかという中を走ったり、途中仮眠を取ろうとしても神経が高ぶって眠れずに、続けて走る事を選択する選手の姿など、とても信じ難い世界で頑張る高齢者…正直、50代の私より全然若く見えました。

 

制限時間は150時間ということでしたが、この回は悪天候に見舞われて2人行方不明となつて、途中で大会中止…。行方不明者が出た段階で上位にいた望月選手は、『悔いはない』と言いながらも、とても残念そうに見えました。それゃ十分な休養を取る事もなく、殆ど眠りもせずに何十時間も走り続け、ゴール目前で中止にされてしまったのですから…。なんと、この回完走出来たのは、中止が発表されるまでにゴールできた6人だけという結果でした。

 

1位になったのは、これも驚きの51歳。綿密に行程を練り、経験と頭脳で勝ち取った勝利でした。ふと気になって、世の中には、正気の沙汰ではないレースが他にもあるのではないとかと調べてみたところ…あるある・・・

 

Hardrock Endurance Run 100…距離:160km、登坂:10,000m
The Grand Raid Réunion / Diagonale des Fous…距離:164km、登坂:9,917m
Jungle Marathon…距離:254km、登坂:なし
Spartathlon…距離:246km、登坂:1,200m
Dragon’s Back Race…距離:300km、登坂:15,000m
MONTANE® Yukon Arctic Ultra…距離:700km、登坂:6,000m
La Ultra – The High…距離:333km、登坂:5000m x 3セクション
そして、今回のTor des Géants…距離:336km、登坂:24,000m

もはや人間のレースではないようで・・・凄かったぁ・・・
 

 

 

 

 

 

 

 

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