NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」が始まりましたが、放送直前に、「直虎は
男だった?」なんて話が持ち上がって可笑しな話になってきているのを御存知でしょうか。
12月14日、井伊家の史料を収集する井伊美術館が発表した話ですが、直虎は女性では
なく、今川家の家臣の男性であった可能性を示す文書を見つけたとか。文書には今川家の
家臣の息子が「井伊次郎」という名を使っていたことが記されており、美術館は「もしか
したら男だったかもしれない」とコメントしているそうです。ただ、ここには「井伊次郎
(直虎)」が井伊家の当主だったかどうかなどは触れられていなかったとか…。
これまで直虎については、江戸時代中期に龍潭寺(浜松市)の和尚が記した『井伊家
伝記』で、度重なる当主の戦死などで幼い男子しか残らず、その後見人として井伊直盛の
一人娘の「次郎法師」が「井伊直虎」と名乗って井伊家を救ったとの内容が、残されて
いるとのこと。
どうなんですかねぇ…とは言うものの、詳しい資料はあまりなく、男か女かはハッキリ
分からない…とか…。それなら、そんな話を気にしながら娯楽大作を見ても仕方がない
ので、あくまでもドラマとして楽しませて頂こうかと思っている私です。
問題はそんな資料の少ない話をどれだけ間延びさせずに1年余りの放送をしていくのか
という所。正直、NHKの大河ドラマを1年通して最後までしっかり見られたことが
殆どなく、途中で飽きてしまう私ですので、今年こそはと期待している部分もあったり
して…。話的には、直虎が女性であった方が圧倒的に面白いとは思うのですがねぇ…
正月六日に行われた正月行事の一つで、六日の日を「六日年」や「六日年越」と呼ぶ
そうです。もう一度「年をとり直す」という日なのだそうで、元旦気分を2度味わえる
のでしょうか…。また、翌七日は「七日正月」といい、六日年越しと七日正月は一対
として使われてきたとのこと。
六日年越しは、神年越し、女の年越し、馬の年越しなど呼んでいた地域もあるようで、
この夜の行事は、大みそかに似たものが多く、麦飯を食べ、沢蟹をちがやの串に刺して
玄関口にはさんだり「蘇民将来」と書いた札を張ったり、柊(ひいらぎ)などとげの
ある木の枝を飾るなど、さまざまな習慣が地域ごとに見られるようです。
六日に採ってきた七草などを切りながら、六日の夜から七草囃子(ななくさばやし)を
歌いながら準備した菜草は、七日の朝には七種粥に入れ、一年の無病息災を願い
七日正月を祝いました。これが七草粥だったのですね。
ついでですが、元日から、七日までを「松の内」と言います。正月飾りは新年に迎える
年神の依り代ですが、この正月行事の期間は、家の中に年神様を迎え入れていますから、
この間は家自体が神聖な場所となります。そんな処で呑んだくれていて良いのかと今更
焦ってみても仕方ないですね・・・。家の玄関などに飾り付ける正月飾りは、この神聖な
場所と俗世間を区切るもので、神社などの示す注連縄(しめなわ)の形を変えたものだ
そうです。
元日から続いた正月行事も1月6日を越すと一段落となる頃で、家自体が神聖な場所で
あった正月も、七日でその正月行事を解き、また日常生活をする場へと戻っていきます。
七日の朝以降は行事もなく、家は年神様の座所としての場所から日常の生活空間へと
戻ります。正月飾りを外すことから、門松など松がとれて7日には「松の内」が終わる
ということですね。
でも、鏡餅は10日まで飾って鏡開き(鏡割り)を待つのですから、なんかお餅の大好きな
私にとっては、お預けを食らっている感じですかねぇ…f(^ ^;)
弊社は今日が仕事始めとなります。今年も、宜しくお願い申し上げます。
さて、2017年は酉年、正確に言うと干支は“丁酉”(ひのととり)になりますが、もともと
干支というのは十干(じっかん)と十二支を合わせもので、十干(甲、乙、丙、丁…)と
十二支(子、丑、寅、卯…)を順番に1つずつ合わせたものが干支になるとのことです。
高校野球で有名な「甲子園球場」の名前は、干支が甲子の年にできたのでこの名前が
ついたと言われています。甲(きのえ)+子(ね)で甲子(きのえね)になり、音読みにすると
「こうし」となるという訳です。もっとも、年賀状を出す習慣がなくなりつつある昨今
ですから、こんな干支もどうでもよくなってきているような気もしますが…
で、『酉』って何で「鶏(にわとり)」の字が一般的に使われなかったのか…。
そんな疑問を抱いての今回の話になりますが、本来十二支は古代中国で方角や時刻、
月を表すものとして用いられてきたそうです。この十二支に十干を合わせて暦年を
表すことにも使われていたそうです。ますます今は縁遠い話ですが・・・
「酉」という漢字は酒つぼを描いたもので、「酒」に関する字に使われてきました。
収穫した作物から酒を抽出するという意味や、収穫できる状態であることから
「実る」ということも表しているそうです。そんな事から、果実が成熟した状態を
表しているとされています。
もともと十二支の子、丑、寅、卯…亥には動物の意味はなく、無学の庶民が十二支を
覚えやすくするために身近な動物が当てられたということです。ちなみに酉は十二支の
中で10番目で、雑学になりますが、酉年の西暦年を12で割ると1余る年になるそうです。
実際に今年で計算してみると、2017÷12=168あまり1・・・なるほど。
私の今年の年賀状の絵柄は『酉』から『鶏』という流れではなくて、『鳥』と広くとらえて
オカメインコの絵柄を使わせて頂きました。そもそも覚えやすさを求めて動物になぞらえた
なら、ゆるく考えても許されますよね・・・きっと・・・
深夜の放送でしたが、12月19日(月)24時45分からフジテレビで放送された「ポケモン
GOが変えた世界」ご覧になられましたでしょうか。
世界中で6億人以上が外に出てスマホを片手にゲームを楽しんだという「ポケモンGO」。
今年の殆どのニュース上位に入っていましたが、この番組では、今年世界的大ヒットと
なったゲーム「ポケモンGO」が引き起こした世界の熱狂を紹介するだけでなく、ただの
ゲームとしてではない人間と最新テクノロジーの新たな関わり方を産み出した製作者たち
の思いを教えてくれました。
きっかけは、日本人のGoogleスタッフが2日間限りのエイプリルフールイベントで
「ポケモンがGoogleマップ上に出て来たら」という単発の思いから産まれたものでした。
世界中で大ヒットしたのはナイアンテック代表ジョン・ハンケ氏がそれに注目し、
『自分の足で冒険に出る』というテーマと一体化させて、2日間限りのイベントを、
より価値あるものに作り上げ、発信できたこと。
この事によって、病のために自宅で引きこもりがちだったアメリカ・ノースキャロ
ライナ州の少年が、携帯端末技術をきっかけとして家族との絆を深め外に出られるよう
になったこと。ナイアンテックが、初めて宮城県の要請に応えて行った公認イベント
では、東日本大震災の被災地でゲームを通じて被災地に観光客が戻り地域経済を
潤おわせることに一役買いました。
このゲームによってコミュニケーション障害をもつ引きこもりがちな少年が外出して
自分から話しかけ友達を作り、老人ホームの高齢者が笑顔を取り戻して生き生きと
スマホを手にして散歩を楽しんでいたのです。
「人々が外に出かけるきっかけを作りたい」「世界を変えるために」そんな熱い想いが
『ポケモンGO』制作の裏側にあったとは思いもしませんでした。課金システムに関し
ても、お金の有る無しでゲームが楽しめないのは良くないという気持ちがあった事も、
知る事が出来て大満足の1時間特番でした。
今日で弊社は仕事納め。明日から年末年始のお休みに入り、年明け1月5日からの
営業となります。来年は、また、どんな1年になりますでしょうか。自然災害やテロ
国民不在でやりたい放題の政治…嫌な事も沢山頭に浮かんでしまいますが、良くしたい
良くなりたい、変わりたい、変えたい…そんな思いを大切に来年も過ごしていきたいで
すね。
年内のブログは今日が最終の予定です。今年1年有り難うございました。
『何もないより』
いろんな事があった
いきなり うれしくなってしまったり
突然 悲しくなってしまったり
いろんな事が いろんな形で
私の中を 通り抜けていった
足跡を残して・・・
いろんな時があった
一人一人が 不安にかられたり
いきなり みんなで燃えあがったり
いろんな時が いろんな場所で
私の心に 刻んでいった
切り刻むように
信じられない・・・『正義』と言って行われた無差別テロ
忘れられない・・・『国の為』と強行採決される国民不在の政治テロ
苦しかった・・・大切な人の死・・・
みんな みんな 忘れられない
みんな過ぎ去ってしまったこと
みんな消え去ってしまったもの
取り戻すこともやり直すこともできない・・・
でも・・・心の中に残っている・・・
良くも 悪くも 思い出として 確かに・・・
だから、判断できる心、前に進む力だけは
失わずに持っていなければ・・・
何があっても 何も感じなくならないように・・・
今はダメでも、未来を良くして行く為に・・・
詩集『道しるべ』より
昨日の『僕だけのパン』に続いては、自分のパンを世界に広げようとするパン職人の
ご紹介。12月15日放送のカンブリア宮殿『無添加の焼き立てパン屋が全国で急増中!
異色の「5日で開業できる」手法の秘密』ご覧になりましたか?
パン消費量が増え続ける一方で、いわゆる「町のパン屋」の廃業が相次いでいるとの事。
昨日の話ではないけれど長時間労働が当たり前とされる厳しいパン職人の世界を若者が
敬遠し、後継者が育たないためだというのです。そうした中、注目を集めているパン屋、
それが今回の主役です。
無添加パンを、焼き立てで提供し、岡山では最も高い売り上げを誇る人気店の『おかやま
工房』ですが、注目される理由はそこではありません。なんとこのお店、たった5日間で、
パン作りのノウハウを身につけられる(リエゾンプロジェクト)研修講座を開き、その
卒業生が全国各地で次々と開業、その多くが人気店に育っているというのです。
愛媛県伊予市の山間の町に、無添加の手作りパンを売りにしたパン屋が去年9月、開業し
ました。この町は、人口5,000人ほどの過疎地域で、以前あったパン屋は廃業してなく
なっていたため、地域住民たちは大喜び。さらに、味もいいと評判になり、昼にはパンが
売り切れてしまうほどの人気となっていました。
そんな人気店のオーナー伊藤洋一さん(44歳)は、4人の子供と妻の6人家族。「自然の
中で子育てしたい」と2014年にカメラメーカーを辞め、東京から移住してきたというの
です。実は、伊藤さん、パン作りは全くの素人でしたが、5日間の研修講座に参加し、
ノウハウを身につけました。今、この講座は大人気で、実は東京など都心部でも卒業生
たちが次々と開業、その数は全国120店舗以上になっています。
無添加、焼き立てを売りにした岡山市で人気ナンバー1のパン屋さん。それでも、オー
ナーの河上さんは、「今はパン作りを人に教え、開業を手伝う方が面白い」と話しま
した。そんな河上さんの活動は、国内だけでなく海外にも広がり、海外店舗も既に11
店舗、今年はロサンゼルスにも研修センターを開いたそうです。
いつもの村上龍さんの編集後記から
『苦労して名を成した職人は、「簡単に真髄がわかってたまるか」そう思いがちだ。
河上さんは違う。休日なし、睡眠時間3時間、恐ろしく過酷な環境で修行したのに、
執着も郷愁もなく、「5日間でパン職人に」というアカデミーを創設した。「時代も
違うし、機械・器材も進歩してますから」あっさりと言う。きっと「苦労」はして
いないのだろう。大変だったに違いないが、ワクワクすることも多く、たぶん「苦」
ではなかった。そのクールで民主的な姿勢が、「毎日食べても飽きないパン」を支えて
いる。』
社長の金言は・・・
「町のパン屋」が生き残るには楽しく働ける仕組みが必要
ついでに座右の銘・・・
新しい挑戦が新しい世界を創る
昨日のパン職人は、自分のパンをトコトン追求する事に精一杯で、またその中に喜びを
見出していました。今日のパン職人は、そんなパン職人を増やす為に、売れ筋の基本と
なるパンの製法を教え、パン職人を増やす事に喜びを見出していました…
全く違うけれど、お2人とも、とっても魅力的な人でした。
今日、明日と2日間にわたってパン職人を特集した番組からお伝えしたいと思います。
まずは、少し前になりますが、NHK10月24日放送のプロフェッショナル仕事の流儀
『僕のパンは、まだおいしくなる』から。
食べてみたいパン屋さんとして、1位になった伝説のパン屋さん…主役の竹内さんの
パンがなぜそこまで多くの人を魅了するのか…。その秘密は、完全オリジナルの製法で
作られる“どこにもない味”にあるとの事。
たとえば、定番の食パンは、通常の倍にあたる水分を加えて生地を仕込んでいきます。
極度に生地が柔らかいため、扱うだけでも相当な技術を要する上、機械での成形が
出来ないので、大量生産も不可能。手間はかかりますが、その分、もっちりとした
食べ応えとのどごしの良さにあふれています。
人気のメロンパンは、通常1時間程度、高温で生地を発酵させるところを、自家製の
天然酵母で、15時間も発酵させていきます。伝統の技法もセオリーも無視し、時に
邪道とまでいわれる竹内さんのパン作り。それでも、追求するのはあくまでも美味しいか
どうかだと、言い切るのです。
竹内さんは、自らが生み出す全てのパンに対して、この様に話されていました。
「まだ、おいしくなるんですよ。絶対。最後は本当に感動してもらえるもんが
できるんちゃうかなっていうね。絶対なるんすよね。そうなるまでがんばるから。
パンなんてどこでも売ってるわけじゃないですか。これで完成やと思ったら、もう
それで終わりじゃないですか。」
パンは、いつでも誰でもどこででも手に入る。その中で、自らのパンを欲してくれる
という客に、想像以上のパンを食べてもらえなければ意味が無いというのが竹内さんの
考え。そのために日々、“どこにもないパン”だけを追い求めて作り続けているのです。
何の取り柄もない、勉強もスポーツも出来なくて不登校になり、そこから、『ああ、
日本の社長』という番組を見るようになって、社長になるという夢 金持ちになる
という夢を持って、パン職人の道を走り、1日に千人もの客を呼び込んで1日百万円もの
売上をたたき出していきました。
いつしか、24時間体制でただパンを作り続けるようになると自分が崩壊してしまいます。
そうして人気の絶頂期にあった『ブランジュリ タケウチ』を閉店。本当に自分のやりたい
事に気づいた竹内さんはちゃんと納得出来るパンを提供するために完全予約販売だけの
『生瀬ヒュッテ』を3年後にオープンしていくのてす。
パンは僕のすべてと話す竹内さんは、良い言葉をいくつも話しておられました。
1番印象に残ったのがこの言葉。
『今日の限界は明日の限界ではない』
プロフェッショナルとはと尋ねられると、恥ずかしいそうにこう言い切られました。
『どこにもない自分にしか出来ないものを産み出し続け、
それをさらに進化させ続けられる人』
たゆまぬ努力がそこにはありました。
今日ご紹介したのは『僕だけのパン』でしたが、明日は、対照的な『みんなのパン』に
ついて、同じようにテレビ番組から御紹介したいと思います。
昨日の夜、サッカーのクラブワールドカップ決勝が横浜市で行われました。開催国代表の
鹿島アントラーズが、ヨーロッパ代表のスター軍団レアルマドリードとの対戦という事で、
まさかはないだろうと思いながらも、まさかを期待して私もテレビを見てしまいました。
クラブワールドカップは、各大陸のチャンピオンに開催国代表で争われ、今年はJ1王者の
アントラーズを加えた7チームが、トーナメント方式でクラブチームの世界一を争います。
前半9分に先制されたものの、アントラーズは、44分に柴崎岳選手の素晴らしいゴールで
追いつき、1対1で前半を折り返しました。こんな展開は予想していなかったので、
見ているこちらもテンションが上がって来ます。するとアントラーズは後半7分に、
なんと柴崎選手のミドルシュートで勝ち越し。『もしかして、勝てるんじゃないの?』
そんな思いで、こちらも大興奮でした。ところが・・・
残念ながら15分にファールからペナルティーキックを与えてしまい、レアルマドリードの
エース、クリスチアーノロナウド選手に決められて追いつかれ延長戦に入りました。あの時、
ファールを与えていなければ…とタラレバその1。
また、後半45分には、DFセルヒオ・ラモスが、カウンターに出ようとしたFW金崎が反転
したところをファウルで引き倒しました。するとシカズ主審はカードをしまっている胸
ポケットに手を上げて、イエローカードを出そうと…。 セルヒオ・ラモスはこの試合で
一枚イエローカードを受けていために、この瞬間2枚目のイエローカードが出て退場かと
思われましたが、なぜか主審はカードを出さずに踏みとどまりました。
『なんでだよ』と誰もが思ったのではないでしょうか。レフェリーの謎めいた挙動と
疑惑のジャッジに対して不穏な空気も漂いましたが、結局はセルヒオ・ラモスはおとがめ
なしに終わりました。 あの時、イエローカードが出され、相手のキャプテンでもある
ラモス選手が退場扱いになっていたらと、タラレバその2…。
延長戦では、クリスチアーノロナウド選手に立て続けに2点を奪われて2対4で敗れ、
アジア勢初の優勝は残念ながらなりませんでした。
FIFAクラブワールドカップ決勝、レアル・マドリード対鹿島アントラーズは延長戦まで
もつれ込む、歴史に残る激戦となり、アントラーズは世界のスター軍団を相手に守備陣が
奮闘し、互角の戦いを見せましたが、最後はさすがのロナウドと言った感じでした。
試合では、勝ち越しとなるゴールを決めるなど世界の強豪を相手に2得点の活躍を見せた
鹿島アントラーズの柴崎選手は、「勝てずに悔しい。相手は延長戦に入ってもクオリティーを
維持していたが、自分たちはそこが落ちてしまった。ただ、いい大会にできたと思うし、
また、この大会で優勝できるように頑張りたい」と話していたそうです。
『あうんの呼吸』で闘うクラブワールドカップだけに、日本のチーム力が活かせたのかも
しれませんね。タラレバなんて、言ってはいけないと思いつつも、スポーツマンでない私は、
つい言いたくなってしまって…。
鹿島アントラーズの皆さん、楽しくワクワクした時間をありがとうございました。
久々に大興奮の良い試合でした!!
11月3日放送のカンブリア宮殿『農村を磨いて本物を生む! 主婦が殺到する人気ブランド店
の秘密!!』ご覧になられましたか?「ヨーロッパの食卓」をブランドコンセプトにした
"こだわりの商品"を全国46店舗で販売している「サンクゼール」が今回の主役。
この店の目玉商品が...添加物を使わないジャム。中でも特に人気が高いのが、「オール
フルーツジャム」。ジャム作りに必要な砂糖を使わず、果物の甘さだけで作り上げられて
いるのです。我が家でも愛用しておりますが、質の悪い砂糖や体に良くない人工甘味料を
使っていないので、安心して、自然の甘みを堪能できます。
見た目は外国産のようなパッケージのジャムでなかなかオシャレです。そんな「オシャレ」
で「安心・安全」なオリジナル商品を目当てに、店には連日多くの女性が詰めかけている
そうです。都会的で魅力的な商品を展開しています。
全国展開するサンクゼールの本店は、長野県・飯綱町にあります。人口わずか1万人の
小さな町の丘の上に建つ本店は、普通の店ではありませんでした。およそ3000坪の
敷地内には、食事やワインが楽しめるガーデンテラスやレストラン、本格的なチャペルも
並び、年間12万人が訪れる人気の観光スポットとなっていて、最寄りに行けば是非立ち
寄りたい所となっています。ちなみにサンクゼールの丘はこんな感じのところです。
良いでしょう、この感じ。また、8haある自社農園ではワイン用のぶどうを栽培し、
ワイナリーでオリジナルのワインを製造。その他にも敷地内にはジャムやパスタソース
の工場もあり、自家製造のこだわり商品を全国の店舗に配送しています。
実はここ、社長の久世さんが30年前にフランスで出会った世界観を再現しているそうです。
「田舎にこそ大きな可能性がある。ヨーロッパの田舎の世界観は、日本でも通用する」
フランスで見た農業、自分で作って収穫して、加工して販売まで行う6次産業を実現したい。
そう信じて田舎の良さを武器に成長してきたのです。
夫婦2人で始めたジャムメーカーが、年商64億円のブランドショップになり、今では
ショッピングモールでよく見かける久世福商店を知っている人も少なくないでしょう。
久世福商店も、良く覘かせて頂いておりますが、今度は番組でも紹介されていた
「万能だし」を見てみたいと思いました。
いつもの村上龍さんの編集後記では、以下のように書かれていました。
『日本も本当の豊かさに気づきつつある、久世さんと話していて、そう思った。貧しい国は、
衣食住など、切実に優先すべきことがあり、田舎にこそ美しい風景があるというような
実感を持つのがむずかしい。「外部の視線を持ったよそ者だったから信州の風景の良さを
発見できた」久世さんはそう言う。ただ、よそ者として存在するのは簡単ではない。
往々にして孤立する。だが、孤立から目をそむけず、現実に立ち向かうとき、必ず同志が
現れる。つまり、孤立を恐れない永遠のよそ者だけが、同志を得て、新たなる地平を
拓くのである。』
また社長の金言はシンプルでした。
『夢があるからこそ、やる気が出る』
全くその通りです。
12月8日放送のテレビ東京『世界!ニッポン行きたい人応援団』ご覧になられましたか?
私の大好きな番組の1つで、同じテレビ東京の『YOUは何しに日本へ?』と同様に、
外国人が主役の番組としてありながら、日本の良さを再確認できる番組として、
素晴らしい番組だと思っています。
毎週水曜日の夜放送されていますが、今更先週の番組を見て、ブログに書きたくなって
書いています。
番組ホームページには以下のように書かれています。
『私たちは、どこかの国で待っているであろうニッポンのことが大好きな外国人の方の
熱い思いをご紹介したいと世界の国々で大捜索!その中からニッポンで夢を叶えたい方の
お手伝いするため、ニッポンにご招待致します。
ご招待した際、ニッポンでできるだけ夢を叶えて頂こうとお手伝いをしているのです…
…中略…日本全国の皆さんとの‘ステキな出会い’や‘温かいおもてなし’を…』
今回は甲冑創りにハマっている人と文楽にハマっている人が登場していましたが、
毎回、日本人でも知らないような事まで勉強している人が多く、また、迎え入れる
日本人の方々も素晴らしい人ばかりで、つい貰い泣きしてしまう事もしばしば。
今回はサンマリノのルイジさんの涙に貰い泣きしてしまったのであります。日常では
ストレスになる様々なことがありますが、この様な番組を見ているとそんなストレスも
きれいに洗い流される気がします。
人の熱い想い…それに応える素敵な人たち…良いですねぇ…
そう言えば、今日15日は水曜日なので、ご存じない方は見られてみてはいかがですか??