先日10月2日に放送された未来EYES プロジェクト26「熱音響機関」のお話、ご覧に
なられましたか?『未来EYES』は、毎週日曜日の夜10時半からBS JAPANで放送され
ています。今、私が最もはまっている番組で、以前にもご紹介させて頂きました。
今回は、21世紀に入ってから進んだ研究で、『捨てる熱』をモーターなどの可動
部品を使わずにエネルギーに変える『熱音響機関』を研究している東海大学工学部
動力機械工学科 准教授 長谷川真也先生が主役でした。
『熱音響機関』とは、熱を音波に変える新しい波動エンジンのこと。発電には、
波動エンジンの先に「リニア発電機」を取りつけて音波から電気を起こします。
この研究では発電する際のシステムを活用して、熱から音波を発生させるのとは
逆に、音波から冷熱をつくることもできます。音波を波動エンジンに入力する
ことで、可動部品を持たないノンフロン冷却として使うことができるのです。
システムの特徴は、構造がシンプルなため安価で量産が簡単なことと、ガソリン
エンジンに不可欠なクランクやピストンといった可動部品が全くないため、保守
点検も楽で超エコな発電システムであることです。タイヤのように摩耗する
部品もありません。このシステムが実用化されれば、自動車や工場で大量に
捨てられている「廃熱」を使った自家発電や、ノンフロンの冷凍庫などを作る
ことができるのです。
熱を音に変え、音波を用いた発電を実用化することが出来れば、車両燃費の大幅
向上はもちろん、地球温暖化やエネルギー枯渇問題を解決できるかもしれません。
「エネルギーを消費する時代から、有効活用する時代へ」を目指し挑戦し続ける、
長谷川先生。
そんな先生は、研究に没頭するあまり、娘さんとの交流は朝の出勤時に学校に
送っていくまでのひと時だけ。本人曰く、土日も殆ど家にいないのでと…。
それでもこんな夢のような研究をしてくれる人がいるからこそ、この世の中は
明るいのです。原発に無駄なお金を大量消費している分、もっとこうした
研究も含めた未知の物事に対して取り組んでいる研究者達に生きた支援をして
欲しいものです。
番組の中では、長谷川先生が『計測器が進化したことで研究も飛躍的に進んだ』
ともお話しされていましたが、研究に欠かせない機械を企業が作り出している事
にも触れられていたように、研究者と企業の連携が図れれば、よりスピーディーに
成果が出せていくのではないかと感じました。優秀な先生方と、真摯に取り組む
優良な企業…弊社が望んでいる産学連携…日本の気質という財産が成せる技ですよね。
遅くなりましたが、大隅良典先生、ノーベル医学生理学賞受賞おめでとうございます!
日本人の受賞はこれで3年連続。「人のやらないことをやる」が信条という先生は、
細胞が自分のタンパク質を分解してリサイクルするオートファジー(自食作用)と
呼ばれる現象の仕組みを解明。何らかの理由でこの自食作用に異常が起きると、がんや
パーキンソン病、2型糖尿病など、さまざまな病気の原因となることが分かってきて
おり、今後これらの治療につながると期待されているのです。
会見で大隅先生は、今回の受賞につながった研究を始めたいきさつについて、「人が
やらないことをやろうという思いから、研究を始めました。強調したいのは、この
研究を始めたときに必ず『がん』の研究につながるとか、『寿命』の研究につながると
確信して始めたわけではありません。そういうふうに、基礎研究が転換していくんだ
ということを強調しておきたいです」と述べ、自然科学の分野での基礎研究の重要性を
強調されていました。
また、「サイエンスは、どこに向かっているのかが分からないところが楽しいのです。
『これをやったらよい成果につながります』と言うのは、サイエンスにとってはとても
難しいことです。すべての人が成功するわけではありませんが、チャレンジすることが
科学の精神であり、その基礎科学を見守ってくれる社会になってくれることを期待
したいです」と述べられました。
若い世代へのメッセージを求められた先生は「今、なかなか子どもたちが自分の興味を
表現することが難しい時代になっている」と述べたうえで、「『あれっ』と思うことが
たくさん世の中にあるので、子どもたちには、そうしたことへの気付きを大切にして
欲しいです。分かっている気分になっているが、何も分かっていないことが、生命現象
にはたくさんあります。子どもたちには『なんとかなるさ』というくらいの気持ちで、
チャレンジしてくれる人が増えることを強く望んでいます。それと同時に、そうした
子どもたちを支える社会であって欲しいです」と述べられました。
大隅先生は弊社が年度大会を毎年担当させて頂いてる日本生化学会の名誉会員をされて
おり、2008年の第81回大会(BMB2008)では会頭を務められておられました。社会の
『見守り』『支える』ことの必要性を強く訴えられるお姿には本当に感動させられました。
改めて、大隅先生、ご家族のみなさま、関係者の方々に心よりお祝い申し上げます。
利益を社員に大盤振る舞い! もっと働きたくなる最強経営術の全貌と題して、2016年9月1日 に
放送されたカンブリア宮殿から、今日はお話を。
創業52年を迎えた菓子問屋の吉寿屋さんが今日の主役です。卸売りのほか、専門店「お菓子の
デパート よしや」という直販店を関西を中心に101店舗展開しているとの事で、関東の方では
ご存じない方もいる事かと。
小売店の価格は定価の約2割引き。品揃えはロングセラー商品からスーパーやコンビニで
見たことのないお菓子まで…なんと1,400種類も揃えているとか。まさに「お菓子のデパート」
です。商品の単価が安く儲けが薄いと言われる菓子業界の中にあって、業界トップの利益率を
たたき出しているのだそうです。その結果、創業以来52年間も“赤字無し”の健全経営を続けて
いるのです。
創業者の武司氏は15歳で大阪の菓子メーカーに就職し、22歳で吉寿屋を創業。後発参入として
武司氏は朝5時から店をあけ年中無休で働き、1986年「お菓子のデパートよしや」をオープン。
お菓子が良く見えるように平台に陳列したり、商品を種類別では無く価格別で並べたりと、
工夫されたそうです。そして快進撃のもう1人立役者が、創業時から仕入れを担当する、弟の
秀次氏。秀次氏は週1回の商談会にメーカーが持ち込む商品を全て試食し、売れる商品を見極め
ているのだそうです。
そんな2人が創業以来、実践し続けている繁盛の秘訣、それが、早朝出社です。会長の秀次氏は
朝3時過ぎ…というかもはや夜中ですよね。創業者の武司氏ですら朝5時に出社し、倉庫に並ぶ
“お菓子”に感謝の気持ちで挨拶。そんなお菓子は、常識破りの返品ゼロ。早朝出勤した2人は、
後から来るパートさん達の為に準備をしているのです。
「早起きは必ず繁盛につながる。」と語る吉寿屋の姿勢が伺えます。
神吉兄弟には、経営者として守り続けてきた信条があります。それが従業者の幸福。この信条が
良くわかる制度が社員への利益の還元です。利益の半分は税金、残りの利益の3分の1ずつを社員、
役員、内部留保としているのだそうですが、その額が驚き…。一年間で約7,000万円分を従業員に
還元しているというのです。例えば、月1回の朝礼で行われるジャンケン大会では、テレビなどの
家電や最高級の果物などを社員とパートにプレゼント。毎年、勤続5年以上の社員1人に500万円
相当の金の延べ棒、社歴の長い社員5名に海外旅行と大判振る舞いです。さらに、最優秀社員に
年棒3,000万円が支給されたこともあるといいます。この利益還元は社員だけに留まらず、社員の
家族に野菜を送り、運送会社などの取引先にも水やお茶を1ケースやお米を渡す時もあるそう
です。「会社の利益は、社員、その家族、そして取引先の協力があったからこそ。お世話に
なっている方々にお礼をしている。」と2人は話します。関わる人のモチベーションが上がら
ない訳がないですよね。そして、それだけの利益が残せている事も凄い事です…。
吉寿屋では業界屈指の超効率経営を実践しています。その名も「1円大作戦!」。例えば、
社員が使うボールペンは1本だけ、名前をつけインクが無くなったら替え芯を使うのが決まり
です。もちろん、配送に使う段ボールは使い回した上で最後には業者に売っています。さらに、
倉庫の荷物は壁から5センチの隙間を空けることで、荷物の持ち運び時間が短縮できるとのこと。
そして極めつけは、1日数回の「駆け足タイム」。「15分間、駆け足の時間です!」と
アナウンスが流れると、社員は一斉に走りながら仕事を始めるのです。
こうした様々な努力で、吉寿屋は、創業以来、“赤字無し”業界トップの利益率約3.5%を叩き
出しているのです。贅沢に慣れてしまっている人にとっては、この『1円』を大切にする
気持ちの持ちようが、1番難しいのではないでしょうか。2011年1月20日に同じカンブリア宮殿で
放送された『未来工業』を思い出します…。
社長の金言
『どんなことがあっても 報奨に見返りは求めない』
…『これだけ出すから、頑張ってね』ではなくて、あくまでも
『頑張ってくれた事に対して、感謝の気持ちを込めて』と言う事でしょうか…。
村上龍さんは編集後記で以下の様に綴られています。
『「人よりも多く働く」吉寿屋の戦略は拍子抜けするほどシンプルだ。他店よりも早く開店し、
創業からしばらくは休日を返上した。「自分がいい思いをするより周りの人が喜ぶのを見たい」
という武司氏の価値観は、自然に従業員への手厚い報奨に結びつき、結果的に大きな動機付け
となっている。武司氏は、毎日早朝にまず倉庫に行き、「お菓子のみなさん、お早うございます」
と挨拶する。武司氏にとって、お菓子は、単なる商品ではなく、「愛すべき生きもの」なのだ。
商品と従業員に対し無私の愛情と感謝を抱き、誰よりも多く働く、そういう人に、ビジネスの
神様は必ず微笑む。』
少し前になりますが、今日は、9月13日放送のガイアの夜明け『消すな職人技
生き残りの秘策』のお話。
高い品質から海外で人気の「Made in Japan」ですが、国内に目を向けてみると
市場規模は小さくなるばかりで、その職人技や技術力の存続が危ぶまれています。
今日取り上げるのはアパレル業界。日本国内に流通しているアパレル製品の国内
比率はわずか3%と言われるそうです。技術力の高さから海外の有名ブランドから
洋服の縫製を請け負う工場も少なくないのですが、中国製品などにおされ、
かつて日本中にあった縫製工場や生地メーカーは、最盛期の4分の1に減って
しまったとか…。
海外に仕事を奪われることで、倒産した工場も少なくありません。 縫製工場で
腕を振るってきた職人たちは仕事を失い、別の仕事に就くか、個人で縫製の仕事を
請け負うなどして生活を続けてきたのです。しかし、個人で縫製の仕事を請け
負うといってもアパレルメーカーのサンプルの作成などで得られる収入だけでは
厳しい状況。 現在そんな職人が、全国で20万人いると言われているそうです。
その現状に目をつけたのが昨年創業した「nutte(ヌッテ)」。縫製職人と商品を
作って欲しいというメーカーをつなぐサービスを提供しています。仕組みは、
まず作ってもらいたい側が予算や納期、デザインを提示します。職人は、
予算や納期、仕事内容を見て仕事を受けるか決めるというシステム。
職人が個人のため小ロットで出来るのが強みで、規模の小さいアパレルメーカーや
子供の学芸会用の衣装など一般人でも利用できるのが特徴です。 登録している
職人は現在約1,000人、年齢層も幅広く経験も豊富なことからイメージだけ
伝えれば商品を作ってくれるというのです。
職人生活の救いになるばかりか、一般人ですらデザイナー気分を味わえる
のですから、宣伝次第で、今後ますます成長していけるのではないかと感じる
ことができました。世界に1着しかない服、それも自分がイメージしたものが
プロの手によって形になっていくのですから…私の様なオッサンですら、
ちょっとやってみたくなるではありませんか。
最近、この種の営業力を持たない優れた職人さんと、そうした職人さんの技術を
求めている人を結びつける企業が増えている気がします。ビジネスチャンスの
キーワードは、実は、この大切な2つの要素をつなぐ、『紡ぐ』という一言
なのかもしれませんね。
9月27日放送のガイアの夜明け、シリーズ「働き方が変わる」第14弾『今こそ、
社員を鍛える!』ご覧になられましたか?
社員を東南アジアなどの新興国に送り込み、本業で培ったスキルを生かして
貧困などの社会問題の解決のために活動していく…そんな人材育成を行う企業が
増えているというお話でした。
海外の大学などで勉強する「留学」ではなく、実際に仕事を通じて学ぶことから
「留職」と呼ばれているそうです。NPO法人のクロスフィールズが作る
プログラムで、これまでにパナソニックやハウス食品、NTTデータなどの
大手企業が導入しているとのことで人手の少ない中小では難しい話でしたが、
良いお話でした。
大企業の駒として働く環境では、自分の仕事がどれだけ社会の役に立っているのか
が見えにくく、「働く意味」や「仕事のモチベーション」を見出せずに悩んでいる
社員が多いとのこと。そうした『やりがい』の持てない社員に社会貢献の機会を
与えることで、「自分のスキルが社会の役に立つ」という実感を与え、自ら
新たなアイデアを生み出せる人材へと成長させるのが企業の狙いのようです。
番組では今年3月、日立製作所の石黒さんの「留職」が紹介されていました。
石黒さんはソフトウェアのエンジニア。普段は企業向けに業務改善ソフトを
開発していますが、営業がとってきた仕事をこなすだけ。自分の仕事が社会に
どう役立っているのか分からず、やりがいを感じられずに悩んでいました。
海外旅行すら行ったことがなかった石黒さんが送り込まれたのは、東南アジア
ラオスにある貧困層向けの小児病院。石黒さんに託されたのは、3ヶ月の滞在
期間中に病院内のITインフラを改善すること。与えられた仕事をこなすのではなく、
自分で課題を見つけて仕事を生み出さねばなりません。
初めての経験に戸惑いながらも、石黒さんはみごとに自分自身で考えて課題を
見つけ、解決していました。自分の作ったプログラムを喜んでくれる現地
スタッフの表情を目の前で見ることができたのです。
番組ではもう一つ『異業種研修』リーダー養成合宿なるものも紹介されていま
したが、こちらは各会社の人事の目が光る中でのものだったので、あまり良さを
実感できませんでした。監視下の中では、なかなか…
今日は、くるみの日です。「く(9)るみ(3)はまるい(0)」の語呂合せから長野県東御市等の
くるみ愛好家によって制定された記念日です。結構、強引な語呂ですが・・・
原産地はヨーロッパ南西部からアジア西部とされ、北半球の温帯地域に広く分布して
います。樹高は8メートルから20メートルに及ぶそうで、意外に背が高い物もあるよう
ですね。
5月から6月にかけて開花し、その後に直径3cm程度の実を付け、その内側の種子
(仁)を食用としています。脂質が実全体の70%を占めていますが、オメガ3
脂肪酸がナッツ類で最も多く含まれている事は以前お話した通りです。また、
ビタミンEを始め様々なビタミンやミネラルが豊富に含まれており、非常に栄養価の
高いことでも知られています。
非常に硬く簡単には割れないため、専用のくるみ割り器(クラッカー)もあるほど。
尚、チャイコフスキー作曲のバレエ音楽「くるみ割り人形」の人形は、くるみ割り器を
人形の頭にして顎にクルミを挟ませ、噛み割るように見せたものです。髭の生えた
兵隊さんの様なお人形、一度は目にされたこともあるのでは…。
他に、手のひらにクルミを握り込んで転がすのが握力の鍛錬になり、老化の防止に
なるなどの効用もあるとの事で、実際にゴリゴリしている人を見かけた事もあるの
では…(^ ^;)。そう、あの必殺仕置人の大吉…相手の心臓をつかんで、ひねり潰す。
「レントゲン」+「心電図」で見せるのが、奇抜で、殺す前、手に持った硬い
くるみを握りつぶすのが印象的でしたよね。
仙台などで「くるみ餅」(クルミゆべし)と言えばくるみ餡で和えた餅を指しますが、
大阪などにおける「くるみ餅」は植物のくるみではなく、餅を餡で「くるむ」という
語源だそうで、ここで用いられる餡は主に大豆餡だったようです。また、高級化を
図って枝豆餡で作られることもあるとのこと。私は食べた事がないのですが…一度、
食べてみたいものです・・・
歩く
下を向いて歩く
季節ごとの 美しい草花
ところ構わず捨てられた 沢山のゴミ
上を向いて歩く
広く大きな 空
日増しに重く濁っていく 空色
前を向いて歩く
慌ただしく流れる 人の波
自己満足に走り描きされた 荒れた落書き
急いで歩く
落ち着かない周りも 汚れも 気にならない
でも・・・汚れた空気で息が 苦しい
麻痺しながら弱っていく?
ゆっくり歩く
なんと周りは落ち着きがないのだろう
でも・・・薄い酸素でも 苦にならない
毒に染まらずにすむのか?
ゆっくり のんびり
自分のペースが 体にもいい
無理せず 周りも認識しながら
自分を失わず 備えたい
これから 自分に できること
気づいた 人にしか できないことを
詩集『道しるべ』より
今日はプライバシーデー。昨年も同じタイトルでブログを書いておりますが、1年は
早いものです。1964(昭和35)年、三島由紀夫の小説『宴のあと』でプライバシーを
侵害されたとして有田八郎元外務大臣が作者と発行元の新潮社を訴えていた裁判で、
東京地裁がプライバシー侵害を認め、三島由紀夫に損害賠償を命じる判決を出しました。
この裁判が、日本でプライバシーが争点となった初めての裁判で、それに纏わる記念日。
さて、昨年同様、プライバシーと言えばプライバシーポリシーそしてマイナンバー制度
になりますが、昨年との違いは、実際に今年からマイナンバー制度が動き始めたという事。
かれこれ10ヶ月が過ぎようとしていますが、いかがですか? もう何らかの形で提供を
求められた方も居られるのでは…。
弊社でも既に大量のマイナンバー絡みが発生していますが様々です。弊社では、情報
提供のお願いの際に、拒絶される方用の文章もお渡ししていますが、今のところ、
1割程度の方が拒絶されています。驚きなのはそんな拒絶された方の中に公認会計士の
方も居られたことでしょうか。
公認会計士と言えば税務を扱うお仕事もされていますから、本来拒絶されないはずなのに
『えっ?』って思ったものでした。マイナンバーだけでは何も出来ないので、マイナン
バーと写真付きの個人情報を一緒に管理しないことが大切ですが、提供して頂いた方にも
写真付きの証明がなかった方や、情報と拒絶文章の両方をくださる方など様々でした。
提供を求められる際には、何の目的で使用するのかを書かなければならない事に
なっていますから、関係書類にはしっかり目を通されると良いと思います。また、
税務など国が必要とするマイナンバーの記載については『法令で義務づけられている。』
のですが、『強制ではなく、罰則もない。』ので、とりあえず『拒絶する』ことはできる
ようですが、一応義務付けられてはいるので、拒絶するのも小心な私には困難…。
しっかり運用してくれることを願うばかりです。廃止になってくれれば楽になるのですが
今更それはとても考えにくいので、今後、拒絶する人たちに対して、国がどのように
対応していくのかが注目となっていくのでしょうか…。とりあえず、脱税しているのでは
ないかなんて思われたくないので私は要求に応じていこうと思っていますが…。
昨日の事ですが、大関豪栄道が、大関琴奨菊を寄り切りで下し、15戦全勝を果たし
ました。日本人力士の全勝優勝は20年ぶりで、かど番からの全勝優勝は史上初と
なったのです。そんな豪栄道さんの凄いところ・・・
◆年長初優勝 30歳5ヶ月は、年6場所制が定着した58年以降、隆の里の29歳
11ヶ月を抜いて、歴代5位の年長初優勝。
◆新入幕からのスロー初優勝 54場所は、1909年(明治42)夏場所以降、
4番目のスローペース。
◆大関時のスロー初優勝 13場所は、昭和以降の新大関で9位。
◆大関の年長優勝 58年以降、30歳0ヶ月の旭富士を抜いて歴代8位。
◆大阪出身力士の優勝 1930年(昭和5年)夏場所を制した山錦以来、86年
ぶり3人目。
◆かど番優勝 2008年夏場所の琴欧洲以来8人目。14日目での決定は、魁皇、
琴欧洲に次いで3人目。
◆初日から14連勝で初優勝決定 82年秋場所の大関隆の里以来34年ぶり。
それにしても日本人の優勝が20年ぶりというのも、言われて見れば驚きでもあり
また国技であるだけに寂しい気もあったりしますが、何はともあれ、おめでとう!!
ところで、話は相撲から女子テニスに変わりますが、東レ パン パシフィック
オープンテニス、シングルス決勝が昨日行われ、世界ランク66位で18歳の大坂
なおみが元世界ランク1位のC・ウォズニアキ(デンマーク)と対戦しました。
大阪なおみさんは、日本勢では1995年のクルム伊達公子以来21年ぶりの決勝
進出ですが、本人としても、ツァー初の決勝とのこと。結果は残念な結果に
終わりましたが、前回の全米オープンと続き、着々と前進している事が結果として
ハッキリ出ています。
なんと言っても凄いのがビッグサーブで、その球速は205km/hと歴代4位の超高速ぶり。
ちなみに歴代1位はブレンダ・シュルツ=マッカーシーというオランダの選手で
209km/hだそうで、この程度なら大坂なおみさんが抜いてしまうのではないかと…
そんな新たなる伝説をも楽しみにしている私なのでありました。弾丸サーブだぁ・・・
今日9月23日、通常?「秋分の日」は、日本テニス協会をはじめとした、テニスに関わる
多数の団体で結成された日本テニス振興協議会が1998(平成⒑)年に制定した『テニスの
日』です。
テニス愛好者の創出と育成などを目的にしているそうで、この日には、各種のイベントが
全国各地で開催されるとのこと。
ところで今年の秋分の日は、昨日9月22日…。昼と夜の長さが同じになる、と言い伝え
られる国民の祝日ですが、「これまでの秋分の日は9月23日だったような…?」と思
われませんでしたか?
それもそのはず、近年、秋分の日は23日がずっと続いており、23日以外になるのは
1979年9月24日以来での33年ぶり。今年のように22日になるのはなんと、1896年以来の
116年ぶりだそうです。
昼と夜の長さがほぼ同じになるという春分・秋分の日は、太陽と地球の位置関係で決まる
祝日で、近年の体育の日とは、また違いますが、固定されていない祝日なのですね。
日付が動くのは、地球が太陽の周りを365日と約6時間かけて1周するためで、4年に
1度のうるう年で調整しても、少しずれが出てしまうようで、今年のように22日が
秋分の日になるこもあるようです。違和感ありすぎですが・・・
別に昼と夜の真ん中でなくても良いから、銀行の金利みたいな変動式の制度はやめて、
祝日は固定式の方が分かりやすくて、私は良いかなぁ…(~_~;) 皆さんは如何ですか?