『無理して、頑張らない!』
今まで頑張ってきたんだから・・・
これ以上頑張れないほど・・・
精一杯やってきたんだから・・・
誰よりも、自分だから、分かってる
精一杯、歯を食いしばってきたよね
この苦しみも、悲しみも、
人に話したって分からない・・・
だって、みんな違う人間なんだ
同じ痛みでも、違う痛みなんだよ
誰かに辛くない事でも、辛い人だっているんだ
もう、これ以上無理しないで一休み
でも、後ろ向きにならないように・・・
それだけ気を付けながら、
自然に身体が動きたくなるのを待つんだ
卵から産まれるヒナの様に
いつか力がついた時に
きっとまた、卵の殻を破れるよ
楽しみだよ、思いっきり動きたくなる時が
満面の笑みで、沢山の物事に触れていくのが
辛いことも、喜びで覆い尽くせるように
頑張らなくていいんだ
生きているだけで、きっと変われる
詩集『道しるべ』より
NHK11月20日放送の『がん治療革命』が始まった…プレシジョン・メディシンご覧に
なられましたか?今や日本人の2人に1人がかかると言われる『がん』。その治療が
根底から変わろうとしている…そんな事を特集した番組でした。
進行した大腸がんを患う48歳の男性。再発を繰り返し手術不能でしたが、ある薬の
投与で腫瘍が大きく縮小。その薬とは、全く別のものと思われる皮膚がんの治療薬。
劇的な効果をあげたのは、がん細胞の遺伝子を解析し適切な薬を投与するプレ
シジョン・メディシン(精密医療)。がん細胞の遺伝子を解析し、特定のガンに
対抗すべく生み出されるのが『がんの分子標的薬』だったのです。副作用が少なく、
変異タイプに合わせた投薬なので、効果も抜群。
アメリカでは、オバマ大統領がプレシジョン・メディシンに力を注ぐという演説を
されるなど、積極的に推進し、遺伝子を専門に解析する施設もできているほどでした。
一方日本では、最新治療薬とプレシジョンメディシンを組み合わせるという
『がん治療革命』が起きていますが、この臨床試験をすすめているのが『スクラム
ジャパン』というプロジェクト。現在は235の病院と15の製薬会社が参加して
いるそうです。
国立がん研究センター東病院の後藤功一先生は、プレシジョンメディシンによって
患者さんに合った適切な治療薬を使用することは、今までの倍以上の長生きが
できる可能性があり、医療の進歩につながっていくことは間違いないと言われ
ています。
また、人間だけでは分析しきれない数多くの研究データを人工知能が分析し、人工
知能が遺伝子変異の特性と最適な薬を見つけ出すという展開も生まれてきています。
そこまで進歩しているなら、早く実際の治療薬として…と思ってしまいますが、
特性を見出せないケースもあって、全てが解決出来たわけではないようです。
番組の中では。あと5年もあれば…という話も…。今は解決出来なくても、明日に
向かって動き出す力が湧き出してくる…そんな今回の特集番組でした。何よりも
患者が治療中であっても、近い未来への希望によって、笑顔が見られるように
なってきていることが、その事自体が、生きる力になっていく気がしました。
今後の進展を楽しみにしたいです。
11月5日放送の夢職人『三輪EVで勝負! 小さな自動車メーカーの突破力』ご覧に
なられましたか?トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダ等々大手メーカーが凌ぎを削る
自動車業界に、独自の路線で切り込む小さな自動車メーカー・光岡自動車が今回の
主役でした。
光岡自動車は、ご存知の方も居られるかも知れませんが、ニッサンやマツダの完成車を
独自に改造したクラシックカー路線で話題になった会社です。この会社でつくられる
車は、中身こそ頂き物ですが、外装は、一台一台手作りで丁寧に仕上げられ、一部の
マニアにファッションカーと呼ばれる根強い支持を得ています。実際に作られた最も
有名なオロチがこちらです。
現在、光岡自動車が挑んでいるのは、超小型モビリティ。軽自動車とオートバイの
中間で、ゴーカートのような見栄えの三輪EV。超小型モビリティは、自動運転車と
双璧をなす未来の車として大手も開発に取り組んでいる分野で、今後、競争が激しく
なることが予想されています。
ところが日本にありがちな話ですが、法整備がまだ進んでおらず、一向に公道を
走れないという問題があって、大手も量産には踏み切れていない分野でもあるとの事。
そこで、光岡自動車は、道路運送車両法では側車付軽二輪車いわゆるサイドカーや
トライクと同じ車両として登録、道路交通法では普通自動車とみなされる盲点を
ついたのです。車輪を左右対称にして、運転席をまたがり式に、さらにバーハンドル
にすることで側車付二輪車の規定をクリアし公道を走れる車にしたのです。
こちらがLike-T3という小型車です。
シートをご覧いただくと、思わず笑えてしまうのですが、いわゆるバイクの座席が
横に二つ並んだ形で、ハンドルも…。先行するために、ここまでやるかと言った感じです。
「大手に先んじて、一点突破で臨まないと、とても大手に立ち向かえない。だから
我々は先行する」と光岡進会長は言っていました。同社は、観光地を中心に独自の
営業を展開。Like-T3という写真の小型モビリティ(電動小型車)をレンタカーとして
有馬温泉の旅館へ販売し、小型を活かす形で成功を手にしています。
また、大手農機具メーカーに営業し、農家の運搬用車としての販路も広げようとして
おり、年齢からは感じられないほど、生き生きとした活動をされていました。
大手が入り込めないミニマムの市場こそ、小さな光岡自動車が目指すマーケット。
「一人の支持があれば、市場はつくれる。ロットを必要としない小さな会社だから
できることがある」という光岡会長。中小企業としての姿勢をしっかり認識しながら
大手ではできないことに大胆に取り組み先行していく…。面白い会社でした。
11月9日放送のアナザーストーリーズ「1980's CM黄金時代 3人の天才がいた」
ご覧になられましたか?
今も記憶に残るフレーズが次々にテレビCMから生まれた1980年代。流行語が続出する
CMブームを巻き起こしCMの黄金時代と言われていた頃。そんなCMの黄金時代を作り
上げたのが、同時期に現れ“今”の源流を作った3人の天才。
1人目は、元電通関西支社 堀井博次さん。1980年代、モノを売ってなんぼの大阪で、
奇想天外なCMを連発しお茶の間に笑いを届けました。まずは、これ・・・
「亭主元気で留守がいい」
このフレーズ、しっかり覚えています。大阪の鬼才…堀井さんは“笑えるCM”の潮流を
作り、人間の「面白さ」を拾い上げていました。堀井グループの作る爆笑CMは、
街でこんな人に出会った、あんな人に出会ったと言う、世間話のような会話から生まれ
たそうです。
2人目の人物はコピーライター仲畑貴志さん。「CM界の巨人」と称されたそうです。
東京で王道を行く仲畑さんは“共感”で世界の頂点へ立ちました。心していたのは
「納得感」、こんなキャッチコピーでした。
「おしりだって、洗ってほしい。」
これも、インパクトが強くてしっかり覚えているコピーです。1981年にカンヌ国際
広告映画祭で金賞に輝いたCMは…雨の中を子犬が歩き、『琥珀色の日々』という
菅原進さんの歌が心に響く宣伝でした。公共広告の走りだった気がします。
CMの中では、殺処分される予定だった子犬が起用されたそうです。
そして3人目の男は不思議なコピーで日本を驚かた糸井重里さん。「少し先の未来」を
見つめている、まさに天才肌の糸井さんが生み出したのが、これ・・・
「おいしい生活。」
このキャッチコピーは、戦後の日本のコピー ベスト500(宣伝会議)の第一位に
選ばれたCMです。当時の日本人にとっては驚きの「おいしい」と「生活」という
言葉を組み合わせ、あの名監督として名高いウディアレンをCMにキャスティングし
本当に不思議な感覚を味わわせてくれたCMでした。今でこそ、こうした不思議な
言葉の組み合わせは、様々なシーンでコピーされるようになっていますが、その
先駆けとなったコピーでした。
テレビ番組の合間に流れるCMを、正直、邪魔に感じてしまう事がありますが、
心に響いたり、笑いでほんのりさせてくれるCMも、なかなか良い物ですね。
今日は、大工さんの日です。日本建築大工技能士会が1999(平成11)年に制定した記念日
です。11月が「技能尊重月間」であること、「十一」を組み合わせると「士」となり
「建築士」に相応しいこと、22日は大工の神様とされる聖徳太子の命日(622年2月22日)
であること、「11二二」を組み合わせると、11はニ本の柱をあらわし、ニは土台と梁
あるいは桁を表して軸組合の構造体となり、11月22日が大工との関係が密接であること
・・・からと、随分色々な理由をあげたものですね。
規矩準縄(きくじゅんじょう)という言葉があるそうですが、これは中国の孟子の言葉で、
物事や行動の基準、手本を正しくすることを意味するそうです。この言葉、大工ととても
深い繋がりがあるようです。
大工の伝統技術に規矩術(きくじゅつ)というものがあります。規矩術とは大工の数学の
ようなもので、この規矩準縄という言葉からきているとのこと。「規」とは「円を描く」、
「矩」とは「方向、直角」、「準」とは「水平」、「縄」とは「垂直、鉛直」ということを意味し、
家造りの最も基本となるキーワードです。更に、大工道具のことも指しているそうで、
『規=定規』『矩=差し金』『準=水盛り』『縄=墨縄』となります。
聖徳太子が大工の神様であるという話が先ほどの制定理由の中に出てきましたが、
その昔、聖徳太子が差し金を中国から持ち込み、大工に広めました。差し金とは
大工の大切な道具で、水平垂直をみたりするものです。古いことわざで、差し金
無くては雪隠も建たぬというものがありますが、これは差し金がなければトイレすら
建てれないという意味だそうです。更に、聖徳太子は太子講といって、大工を集めて
建築の講義のようなものをしていたそうです。これだけ材料があれば、大工の神様と
呼ばれるのも分かる気がします。
こうして規矩術が広まり、日本の高度な建築技術が出来上がっていったのですね。
ちなみに、奈良にある日本最古の木造建築、法隆寺もご存知の通り、その聖徳太子が
建立したもので、日本が誇れる建築技術ですよね。それにしても、聖徳太子が
『大工の神様』と言われていたとは、意外なニュースでした。
11月17日放送のカンブリア宮殿『いちやまマート』の回、ご覧になられましたか?
「美味しさ・健康・安心」をキーワードに素材選びや作り方にこだり、店内で作られる
惣菜や弁当は、減塩や糖質カットなど、健康を意識した食品ばかりで、食品に気を
使わなければならない人にとっては、本当にありがたいスーパー…そんな山梨の
スーパーが今回の主役でした。
注目されるのは『美味安心』というプライベートブランドで、食品添加物を排除した
オリジナルの食品。国産小麦で作るパンやグルテンフリーのカレーのルー、はたまた
子供向けのお菓子など、商品数は約400アイテムにも及んでいます。
そんな『美味安心』が買えるのは、いちやまマートだけではないそうで、「自分の
スーパーにも美味安心を置かせてほしい」と、今や80のスーパーが提携し、その
店舗数は全国で1,000店を超えるとのこと。思わず、私の家の近くにもないものかと
調べてみましたが、千葉県では3店舗だけ。なかなか厳しいです。
「地域のお客様の健康を守ること」。いちやまマートが健康志向スーパーに舵を切った
のは、身内の死によるものでした。「父は55歳、兄は46歳という若さで病死しているん
です」と語る社長の三科さん。兄の死を機に、「健康志向の食品作り」に目覚めたそう
です。
最初に取り組んだのは、発がん性のあるという「合成着色料」の入った商品を店から
排除することでした。当初は取り組みに乗り気ではなかった社員も『…タール系色素を
排除…着色料を見つけたら1万円…』と告知した新聞広告まで社長が打ったことで、
本気度を見せられ、動いていくようになったのです。
そんな社長の三科さんは、いちやまマートのプライベートブランド『美味安心』を置く
提携スーパーの社員を集め、年に4回、勉強会を開いています。自分だけではなくて、
みんなの健康を考えて動いていく三科社長…本当に、素敵な方でした。
いつもの村上龍さんの編集後記では…
『…誇りと自信を持ってローカルを自称する戦略家だ。「美味安心ブランド」は全国に
浸透しつつあり、無添加の価値を啓蒙するが、目線は庶民に合わせてある。不味い
ものはオーガニックでも売らない。ナショナルブランドも売っているし、ディス
カウントストアの攻勢も受けて立つ。柔軟で、しかもぶれがない。わたしは
「風林火山」という軍旗の文字を思い出した。』と話されています。
…ぶれない力を武田信玄になぞらえて…『風林火山』…そう来ましたか…
10月27日放送のカンブリア宮殿に登場した『フジッコ』の回ご覧になられましたか?
「塩こんぶ」「おまめさん」「純とろ」など、私たちが親しんできた数々のロングセラー
商品を持つ、フジッコ。この10年、毎年10億円のペースで売上高を増やし続け、現在年商
580億円という…驚きの企業です。我が家もかなりお世話になっております (^ ^)
そんなフジッコ最大の商品戦略が「健康」。創業以来、日本人の伝統食・昆布や豆が健康に
いい食品であることに着眼し、その効果を学術的にも研究し続け、徹底的に健康に良い商品
作りにこだわってきたそうです。現在、昆布と豆を使った商品だけで120種類以上とか。
番組の中では大豆に関する質問が一般人にされていましたが、枝豆と同じものであることを
知らない人もいて、ブドウの様になっている話は映像も見えて笑えました。
創業者は、現社長の父で元々学校の教師だったそうです。創業者の山岸さんは、幼少期に
肥満だった息子(現社長)を気遣い、昆布や豆食品を食べさせることで肥満を解消したそうです。
そんな徹底的に「健康に良い食品」にこだわるフジッコは、大豆のイソフラボンに最初に
注目した企業でもあったたそうです。
その視点は海外の食品にも及び、低カロリー食品の「ナタデココ」をいち早く商品化したり、
グルジア(現ジョージア)の長寿村で食べられていたヨーグルトを「カスピ海ヨーグルト」
としてヒットさせたのもフジッコとのこと。時代のニーズをいち早く掴む天才だったんですね。
昆布製品が「量り売り」だった時代に昆布をパックに詰めで発売。全国に広がり始めていた
スーパーマーケットチェーンの広域流通のニーズに応え、最初の成功をつかんでいます。
さらに、メインターゲットである女性たちの生活の変化をとらえ、家庭で作らなくなっていた
伝統的な昆布や豆の煮物を、簡単に食べられるパック商品として商品化、大ヒットさせました。
そして、今では当たり前の「安心・安全」についても、フジッコはいち早く取り込んでいます。
1973年には、広く使われていた人工甘味料・サッカリンの不使用を決断。サッカリン不使用の
「とろろ昆布」を開発するなど、先進的な商品づくりを行い、現在では「ふじっ子あんしん
システム」として、様々な厳しい安全検査を商品作りで行っています。
健康食にこだわる会社・自分の子供に与えられるもの・子供の健康に良いもの…健康効果の
検証をして、商品化し、本当に身体に良いもの、健康に良いものを提供する。添加物を使わ
ない、簡単で便利な食品…有り難いではないですか。健康で身体に良い時代のニーズをいち
早くつかんで、注力することで、フジッコは他にない強みをもつ企業となったのですね。
いつもの村上龍さんの編集後記では、こう書かれていました。
『教師だった母は忙しく、簡単な料理が得意だった。わたしは、生ピーマンと「ふじっこ」
の塩昆布を和えた一品が好きだった。「ふじっこ」という社名には、ほのぼのとしたイメー
ジがある。だが創業者は、驚くべき起業家だった。従業員3人のころから、「家業」では
なく「食品メーカー」を目指した。販路を拡大し、アイデアに満ちた販促を行い、流通革命を
予期し、全商品の無添加に挑戦したのだ。「ふじっこ」は、ITやバイオだけではないことを
示す、まさに「ベンチャーの鑑」であり、その精神は現代に見事に継承されている。』
安心して食べられる物、安心して子供に食べさせられる物…基本だけれど、できていない
所も沢山あるだけに、これからも頑張ってほしいと思います。
『親父の小言』
朝きげんよくしろ
火は粗末にするな
恩は遠くからかえせ
難儀な人にはほどこせ
人には馬鹿にされていろ
風吹きに遠出するな
年忌法事をしろ
人には貸してやれ
家業には精を出せ
貧乏は苦にするな
働いて設けて使え
借りては使うな
ばくちは決して打つな
義理は欠かすな
大めしは喰うな
大酒は飲むな
亭主は立てろ
人の苦労は助けてやれ
初心は忘れるな
年寄りはいたわれ
後始末はきちんとしろ
家内は笑うて暮せ
神仏はよく拝ませ
出掛けに文句を言うな
何事も自分相応にしろ
万事に気を配れ
水は絶やさぬようにしろ
泣きごとは云うな
戸締りに気をつけろ
女房は早くもて
自らに過信するな
人には腹を立てるな
怪我と災いは恥と思え
産前産後大切にしろ
袖の下はやるな貰うな
不吉は言うべからず
書物を多く読め
病気はよくよく気をつけろ
家内安全開運長久一路平安祈念胎之
笑門来福
よく目にする『親父の小言』・・・
痛くも有難い、為になる小言です。
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今日はアンチエイジングの日だそうです。「いい(11)とし(14)」の語呂合せから、
NPO法人アンチエイジングネットワークが制定されたそうです。アンチエイジング
とは、いつものWikipediaによれば、積極的予防医学の一種で、老化を防ぐために
行う行為の総称で、抗老化医学というのが正式名称のようです。
老化と体内で起こる糖化は、密接な関係にあって、老化現象の顕著な特徴と
糖化反応は直結しているそうです。【糖化とは、植物がエネルギーを貯蔵する目的で
作り出したデンプン等の多糖類が分解されて、エネルギーとして活用可能な少糖類・
単糖類になる化学反応のこと。】
コラーゲンの糖化は、肌の張りと弾力性を失わせ、老化した皮膚へと変質させる
主な要因です。老人に多い皮膚の変色もまた、糖化およびメイラード反応に伴う
色素の形成の結果だそうですよ。糖化された老廃物の蓄積が白内障や動脈硬化の
進行となって表れるのです。
老人が骨折しやすくなるのは、骨密度の低下だけでなく、強度そのものの低下も
関係しているようです。骨に含まれるコラーゲンの糖化は、骨の質を劣化させます。
アルツハイマー病は脳内のアミノ酸が糖化された結果蓄積されていく老廃物が原因
という説も存在しているとか。また体の糖化と糖尿病の合併症やメタボリック
シンドロームには深い関係があることが、日本抗加齢医学会、日本メイラード学会、
日本統合医療美容学会、日本抗加齢美容医療学会などで報告されています。
抗糖化ケアは、摂取カロリーの適正な調整を行い、急激に血糖値を上げないGI値に
留意した食生活をおくることによって実現されます。たとえば、果糖のほうが他の
糖類よりも血糖値の上昇が少ない性質を捉えて、果物から先に食べる工夫をする
だけでも、血糖値の急激な上昇を抑えることが可能になり、体の糖化の抑制が期待
出来るとか。
ドクダミ茶、菊茶、シソ葉茶、柿の葉茶、グアバ茶、ハマ茶などの健康茶は、
コラーゲンの糖化に対して強い抑制力を示しており、抗糖化作用を有する食品
としては、ローマンカモミール、サクラ、紫菊花、などが発見されています。
記念日を制定した、アンチエイジングネットワークによれば、本来のアンチ
エイジングが目指すものは、人の成長が止まった後、見た目の老化現象とともに
急激に落ちていく体のエイジング曲線の角度を少しでもゆるくしていこうというもの。
60歳で到達してしまうと言われる体の劣化を70歳、80歳まで引き延ばすことが
できれば、「老化」のスピードを抑えたことになるわけです。逆からみると、
80歳なっても60歳程度の劣化にとどまっていることは、20歳も若さを保っている
といえるというのです。
肌年齢とか、血管年齢とか、よく聞くようになっていますが、生活を見直し、
健康に長生きしたいものです。以前にもお話しした『抗酸化』と今回の『抗糖化』
・・・大切なキーワードのようですね。
11月6日放送のBS JAPAN未来EYES豊橋技術科学大学 情報・知能工学系の回、ご覧に
なられた方、おられますか?
人とのコミュニケーションの成立や社会的関係の形成過程、人との関わりの中での認知
発達機構の解明などを狙いとした次世代ロボットの研究を行っている、豊橋技術科学大学
情報・知能工学系 教授・岡田先生が今回の主役でした。
『弱いロボットの研究』そんな言い方を番組ですると、そこからは、思わず夢中になって
見てしまいました。人の手数を減らしたり、ミスを犯したりするのを助けたり、そんな
優れたロボットではなく、『弱いロボットの研究』というのですから、『何それ?』って、
つかみは充分ですよね。
岡田先生がロボット・デザインで心がけるのは、機能の足し算ではなく、引き算の発想
だというのです。あえて欠点を持たせ、“人”と“モノ”の関係性をあえて"不完結"にし、
人に関わりを求め、寄り添う「弱いロボット」を作っているのです。開発思想の裏に
あるのは、あくまでも“人のコミュニケーション”。
ロボットが人をナビゲートするわけでもなく、人がロボットの世話をするのでもない、
ただ一緒に手をつないで並んで歩くだけのロボット。
落ちているゴミを見つけるとフラフラとゴミのそばに寄っていき、ゴミ箱がゴミが
落ちている事を気にしているように見えて、通りかかった人が思わずゴミを拾って
ゴミ箱の中に入れてしまう。そうすると、なんとなくお辞儀をするように見える
ロボット。
ティッシュを持ちながら人に近づくものの、自分から渡す事はできず、人の側から受け
取ってもらうロボット。
小さな3体のロボットが井戸端会議をしているような状況下から、通りかかった人に
問いかけをされて、強要されるのではない、話してあげたくなる不思議なロボット…。
『人が手伝ってくれなければ役に立てない他力本願なロボット』、『何故か、人の優しさを
引き出すロボット』は、全く役に立ちそうもないのですが、そこに居ないとなんだか寂しい
ような気持ちがする社会的存在を指向させる…それが意図的な"弱さ"だというのです。
周りのアシストや子供達の優しさ、工夫や学びを引き出す『弱さが持つ強み』…
岡田先生は、番組の後半で、こんな事を言われていました。
『弱さを支えながらお互いの強さを讃え合う。』
なんか、素敵な先生で、心温まり、こんなロボットがもっと世の中にあっても良いなぁと、
思ったのでありました。
ところで、最後にはこんなニュースが…
『一般向けのシャイなロボットが、近日、販売される予定!』
スマホをお持ちの方なら、誰でも使えるものなんですが、スマホをその台座の様な
ロボットの上にセットすると、スマホの真っ黒な画面の中に2つの目が登場。パソコンを
する傍らに置いていると、パソコンの横から覗くようにスマホを傾け、見つめると
恥ずかしがるようにパソコンの陰に隠れる…。なんともストレスのたまる職場で、
気持ちをほぐしてくれるロボットじゃありませんか。寂しく仕事やレポートを
書いている人にとっては、可愛い仲間になりそうで、売られたら、買ってきて、
職場のパソコンの横にでも置いてみたくなります。台所で黙々としている家内の
そばに置いてあげても良いかも知れませんね。いつごろ発売なんでしょうねぇ・・・