ティータイム

死を目前にして、最後の願いを叶えてくれる【願いの車】

2017-9-19 NEW!

 

先日、NHKの7月9日放送のBS1スペシャル「ラスト・ドライブ」の再放送を見ました。

死を前にした人の最後の願いをかなえようという終活プロジェクトがヨーロッパで静かに

広がっているそうで、番組では、ドイツが取り上げられていました。

 

ドイツでは3年前から「願いの車」という名の車が旅を続けています。国籍も人種も問わ

ない無料のサービスです。普通ではお金がかかりすぎて実現できませんが、寄付で賄われ

るので、本当に夢のような話です。

 

医療従事経験のあるスタッフとボランティアが、本人や家族からの依頼をもとに人生最後

の旅のプランを作っていきます。同伴家族が居なくても介護師や救護資格を持った人など

ボランティアスタッフが無料で同行していくのです。

 

死にゆく人が最後に願う場所に行くお手伝いをする「ラストドライブ」。救急車を改造し

た車は「願いの車」と呼ばれ、ボランティアがラストドライブを介添えします。「死」と

いう人間の孤独な宿命と、人と生きることを考える番組ということでしたが、本当に色々

と考えさせられました。

 

番組を作られたディレクターさんは、心に残った言葉について、こう話されていました。

『家で死にたい末期患者を診ているお医者さんの言葉です。「ラストドライブ」そのも

のを否定する言葉ですが、名言だと思いました。

【願い事は、死の直前まで放ったらかしにせず、元気なうちに叶えておけばいいんです】』

 

印象に残った84歳で末期のがん患者マグダレーネさんの願いは亡くなった夫とよく行って

いた海。それも夫と行っていた海とは違う海に行きたいという願いでしたが、同行した

ボランティアの人たちの優しさ・思いやり…徐々に心を開いて喜びを言葉で表現出来るよ

うになっていくマグダレーネさん。

 

行った海はドイツを出たオランダの海。海岸には、既に終活で先行しているオランダが、

足の不自由な人でも海岸沿い…海水の近くまで行けるように作られた特別な手押し車。

本来、これほどまで病んでしまうと眺められない景色でも、叶えてもらえる…。本当に

幸せそうにしている笑顔のマグダレーネさんがとても印象的でした。

 

終末を迎えて逝く人たち、みんなが幸せに過ごせた訳ではないけれど、見知らぬ人でも

寄り添ってくれる人がいることが、どんなに心を癒してくれることか…。後日、願いが

叶った人を、旅に同行したボランティアが、再び訪ねて、『他に願いはないか』と訪ねると、

【何もない】…そう仕草で示したそうです。

 

尋ねた人は、最後の願いを叶えてもらったことで、

                       【死を受け入れる心構えができたのでは…】と話されていました。

1人1人、どんな終末を迎えていくのか分かりませんが、『願いの車』…

高齢者が多く、がん患者も多い日本でも、広がっていくような気がしました。

       とても感慨深く、また、とても素敵なお話でした。
 

 

 

 

 

 

 

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心の底から湧き上がる熱意で、職人さんを引き込んでしまう

2017-9-15 NEW!

 

世界!ニッポン行きたい人応援団、9月7日放送の“天ぷら”を愛す情熱のハンガリー人の回ご

覧になられましたか?主役のバーリントさんはニッポンの天ぷらが大好きで、ネットの情報を

頼りに、トマトや人参、ズッキーニなどを使って天ぷらを手作りしています。バーリントさんは

「ニッポンの天ぷら職人さんに技術を教わること」が夢だったのですが、この番組のおかげで

上野にある江戸前天ぷらの天寿ゞ(てんすず)さんで夢が実現していきます。

 

江戸前の天ぷらは魚の生臭さを消すために香りの強いごま油を使うのだそうです。天ぷらの

一番最初に出すメニューはエビだそうで、海のないハンガリーではまず食べることのできない

車海老を「衣はサクサクで身はホクホク」と感動しながら食べていました。日本人だって、

天ぷら職人の揚げたてを食べる事はなかなかありませんからねぇ。

 

そして、いよいよバーリントさんの夢だった天ぷら作りの修業が始まっていきます。

 

衣には卵黄と冷水を1:1で混ぜた「卵水」とふるいにかけた小麦粉を使用。卵水と小麦粉を

「かき混ぜすぎない」ことがポイント。混ぜ過ぎてしまうと粘りの原因になるグルテンが

生成されてしまい、カラッと揚がらなくなってしまうんだそうです。次に重要なのは油の温度。

天ぷらを揚げるのに最適な温度を見分ける方法は衣が沈んですぐに浮き上がる頃。これは

よく聞く話ですよね。

 

さて、いざ衣をつけて揚げていくと師匠から「エビの入れ方に色気がある」とお褒めのお言葉。

師匠は「衣をつけるのではなくのせる」という動作がバーリントさんはもともと出来ていると

感心していました。師匠がひどくバーリントさんの事を気に入ったかと思うと、普通は教え

ないんだけどと言いながら、従業員の小山田さんを通してエビの皮むきの方法からまっすぐに

揚げる秘訣まで教えてくれました。

 

その後、ごまの産地である鹿児島に行って、江戸前の天ぷらには欠かせないごま油を製造す

る「鹿北製油」にお邪魔し、1㎏の白ゴマから300gしかとれないという貴重なごま油製造

工程を見学。天日干ししたごまを1時間焙煎。ごま油の香りを引き出すと、固定した石臼に、

ローラーですり潰して蒸したごまをいれた木枠を下からゆっくりと押し上げてごまを押しつ

ぶすように搾り取っていきます。絞られた油は7日間おかれ、更に上澄みだけをきめの細か

い和紙で3日かけて濾過し、ようやく鹿北製油のごま油が完成。100g2,000円超と高額な

理由がよく分かりました。

 

再び天寿ゞに戻ると、わずかな時間も無駄にしたくないと師匠にお願いして天ぷらを揚げさ

せてもらいました。この熱心さ・情熱がたまりません。師匠の鈴木さんから学んだことを忠

実に活かしながら、8品の天ぷらを見事に揚げきりました。するとバーリントさんは何やら

言いたいことがあるご様子。言っては失礼ではないかとためらっていると、通訳から促され

勇気を出して話していきます。

 

「将来もっと天ぷらの勉強をしたいと思ったらまた訪ねてきてもいいですか」と…。

 

勿論師匠の鈴木さんは快く受け入れてくれました。もしかして、そのまま、公務員を辞めて

天ぷら職人を目指すのではないかと思わせるくらい熱いものを感じさせてくれました。

本当に、そんな勢いを感じさせてくれたバーリントさん。最近あまり見られなくなってきて

いる…真面目で熱心で一生懸命な…本当に素敵な方でした。
 

 

 

 

 

 

 

 

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素晴らしい自然・素敵な人…小さな宿を守る人たち

2017-9-14 NEW!

 

9月12日(火)放送 のガイアの夜明け『大改革!"ニッポンの宿"』ご覧になられましたか。

外国人観光客の急増などで、日本のホテル・旅館業界は活況を呈しているらしいのですが、

地方の小さな旅館は、逆に客足が遠のき廃業に追い込まれている所も多いというお話。そん

な中、あえてそれらに目を向け、再生を仕掛け、全国津々浦々まで広がるネットワークを

築こうとしている企業…それが、小規模旅館向けの業務支援システムなどを手掛ける

「リバティー」という会社。

 

映画「テルマエ・ロマエ」などのロケ地としても有名な、伊豆の有名温泉旅館「大滝温泉・

天城荘」。30メートルもの落差がある大滝を眺めながら入浴できる露天風呂を擁し、バブル

期には年間10億円近くの売り上げがあったとか。ところが、ネット上での情報発信の遅れ

などが響き、とうとう約3億2,000万円の負債を抱え倒産してしまいました。

 

その天城荘の買収、再生に乗り出したのが、「リバティー」。天城荘の最大の課題は、従業

員と上手くいっていなかった創業者の曾孫・後継者若女将の田中(25歳)さんの育成でし

た。「真の再生とは人の再生」というリバティーの福原社長は、知り合いのベテラン女将の

ところに若女将を勉強させに行かせます。

 

このベテラン女将の言葉…「本来なら、自分で全部やらなければならないところを、不可能

だから、他の人に手伝ってもらっているんです」…そんな姿勢の女将だから、お客の出迎え

も荷物運びから掃除まで率先して行っていました。口だけ出して、なかなか手の動かない

人には、本当に最高のお手本でした。

 

おかげて、若女将も自分のあり方を見つけられたようで、よく動くようになり、自然と

従業員たちも付いてくるようになっていきました。福原社長が、あえて創業者の曾孫である

若女将をそのまま残し再生していった理由は、「地方にある小さな旅館には、そこにしか

ない特徴を持った人たちが関わっているのだから、そんな人たち・小さな旅館は、日本に

とって大切な財産として残したい」…そんな思いがあったようです。

 

一方、かつて銀行や仏壇店だった建物をリノベーションし、おしゃれなホテルへと再生して

いるのが、京王グループの不動産会社「リビタ」。そのユニークな試みが今、感度の高い

人々や外国人客に受けているといいます。その名も「ザ・シェア・ホテルズ」。

 

1泊3千円台という石川県金沢市の1号店は、築50年の仏壇店を改装。地下にはキッチン

スペースがあり、宿泊者同士の交流の場にもなっていました。外国人観光客に人気で、

海外の旅行サイトで口コミが広がっているといいます。

 

この「リビタ」は、中古マンションや戸建てのリノベーションを得意とし、累計2,500戸超を

手がけてきた会社だとか。その“不動産再生”のプロが、去年3月、遊休不動産を活用した

ホテル事業に乗り出したのです。

 

8月30日オープンに向け準備が進められている4号店。金沢市の築45年のオフィスビルを

改装し、和テイストのホテルに見事に再生していきます。外国人でも気軽に楽しめる和カフェ

では椅子に座って飲める抹茶や金沢名物の和菓子…見ていて、行きたいと思わせてくれる

憧れの光景でした。

 

これまで目を向けられなかった場所にあえて着目し、「客を呼ぶ」旅館やホテルへと再生

する会社、どちらも魅力的な取り組みでした。
 

 

 

 

 

 

 

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捨てるエネルギーを活かす『環境エネルギー』…広がりを見せています。

2017-9-12 NEW!

 

8月20日放送の未来EYES【株式会社音力発電】の回、ご覧になられましたか?

『捨てるエネルギーを活かすエネルギーへ。』そんな真の循環型地球を目指し、エネル

ギーの開発を続けている、「株式会社音力発電」。

 

日常生活のいたるところに存在し、これまで使用されることなく捨てられていた「音」

や「振動」の力。「音力発電」や「振動力発電」とは、音や振動から発電を手軽に行える

という画期的なシステムなのです。

 

実は、もう5年も前の日経スペシャル『アジアの風』という番組で紹介されたほか、最近

では同じテレビ東京の『ミライダネ』にも登場しているほど、結構ご存知の方も多くなっ

てきているのではないかと思います。実は、私も、この会社、前にも紹介されていたなぁ

と調べてみたのでした。

 

「もしも我々の生活の中で、特別に意識することもなく、簡単に発電が出来たとしたら

新しいライフスタイルに繋がるのではないだろうか?」そう考えた代表の速水さんは、

歩くだけでLEDのフットライトを発光させる『発電床R』や、ボタンを押す度に発電し、

無線送信出来る「電池レスリモコン」を可能にする『振力電池R』等の開発に成功して

います。

 

以前の番組では、開発された商品を使っての具体例があまりなかった気がしていましたが、

あれから年月も経って、具体的な活用方法が見え、協力会社も増えていたように思えまし

た。

 

日常生活において活用されずに捨てられているエネルギーを、それぞれの特徴を活かして

有効的に活用していく【エネルギーハーベスティング=環境発電】…心地よい言葉の響き

です。独自の技術開発を通じて、社会貢献に臨む速水さん、素敵な研究ですし、是非、

より広く社会で活躍できるよう願っております。
 

 

 

 

 

 

 

 

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BS-TBSの『諸説あり!!』という番組、なかなか面白い番組ですよ!!

2017-9-11 NEW!

 

BS-TBSで毎週土曜日夜10時から放送されている【諸説あり!】という番組を御存知でしょう

か?番組自身の番組紹介からすると…


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「聖徳太子は実在したのか?」
「邪馬台国はどこに存在したのか?」
「巨大ピラミッドはどのようにして作られたのか?」
「未解決事件の犯人は?」
あらゆる人類の歩み、そして森羅万象に…「諸説あり!」
この番組では、森羅万象…あらゆる事象について、世に存在する様々な「諸説」を掘り

起こし、徹底検証。諸説の裏に隠された真相を手繰り寄せれば、新たな真実が浮かび

上がる!

番組のMCを務めるのは堀尾正明と吉川美代子。ニュースからバラエティまで、数々の

番組出演によって培われたトーク力と専門家にも劣らない知識量で番組を盛り上げる
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私がこの番組を知ったのは「邪馬台国」の回でした。「邪馬台国はどこにあったのか?」

という話はよく聞いていたので、どう展開するのかと、上から目線で見ていたのですが…

結論からすると、なかなか面白く見させて頂けました。お蔭様で、以来、この番組のファン

になってしまっております。その時の番組自身の番組紹介がこちら・・・


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およそ1700年前に日本にあったとされる国“邪馬台国”だが、その存在は日本史上最大の謎

とされ、まさに“諸説の王様”。300年前に勃発した“邪馬台国論争”は現在も続き、新しい

発見が次々と報告されている。邪馬台国はどこにあったのか?そして、女王・卑弥呼とは一

体何者だったのか?卑弥呼が使った呪術とは?邪馬台国や卑弥呼にまつわる諸説を徹底検証。

300年論争に終止符を打つことはできるのか?!
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毎回、ゲストコメンテーターも招かれるようなのですが、その人がまた、これまでとは違う

説を唱えていきます。見終わったからと言って結論が出る訳ではないのですが、これまで

明らかになっていなかった新しい情報も含めて、諸説知る事ができるのが大変面白いのです。

 

また吉川美代子さんの冷静な語り口調と、素直な反応を示して面白さを増幅させている堀尾

正明さんの組み合わせも良く、欠かさず録画するようになりました。

皆さんも是非、一度、ご覧ください。見終わった後も、家族で、どっち派争いしてしまっ

たりすることもあって、なかなか楽しいですよ(笑)
 

 

 

 

 

 

 

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七転八起ならぬ九転十起の壮絶な闘いと残された遺産

2017-9-8 NEW!

 

昭和偉人伝、『浅野総一郎』の回、ご覧になられましたか?

富山の医者の家に生まれた浅野総一郎。他家へ養子に出されて苦労する中、事業意欲に目覚

めて十代にして起業していきます。失敗をくり返しても、後見人の山崎善次郎から「九転

十起」の教えを受けていきます。しかし、度重なる事業の失敗で借金が300両に達すると、

とうとう故郷の富山を離れて逃げるように東京へ。

 

一杯一銭の屋台の「水売り」で再起すると、薪炭、石炭を売りながら、資金と人脈を増やし

ていきます。横浜市から廃棄物のコークスを仕入れて巨利を得た頃、実業家・渋沢栄一と

出会い、国すらサジを投げたセメント製造に本格参入。座右の銘「稼ぐに追い付く貧乏なし」

とあるように、次々に事業を興す怒涛の日々。

 

その目には、近代国家・日本の進むべき姿が映っていたと言います。既得権益勢力や慎重さを

求める周囲とのあつれきで、撤退を強いられても、その度に「九転十起」を信条に前へ前へ

と進んでいく逞しさで、近代日本の礎を築いた、隠れた巨人といえる人物。

 

興した事業はセメント、石炭、石油、発電、海運、造船、鉄道、ホテル経営など、その数は

100に迫り、横浜の京浜工業地帯、道路のアスファルト舗装や公衆トイレの設置など、浅野が

明治から昭和初期にかけて日本に初めて導入し、今も私たちが恩恵を受けているものが数

多くあるそうです。

 

何度失敗しても立ち上がった九転十起の「不屈の実業家」。なんと、奥様も素晴らしい人で、

慈善事業として、名前を伏せた寄付で、千人以上の人を援助したと言われています。興味

深いのは何度も言われていた【九転十起】…この言葉、他でも聞き覚えがありますよね。

 

そうです。あのNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主役あさの「座右の銘」ともなる言葉、

「九つ転び十起き(ここのつころび・とおおき)」です。この言葉は、あさのモデル・広岡

浅子のペンネームでもあったのです。

 

女性実業家・広岡浅子は、17歳で嫁いだ大阪の両替商・加島屋で商才を磨きます。維新後、

家業が傾くと炭鉱を買収して経営に乗り出し、家業を立て直します。着物姿が普通だった

時代に洋装を取り入れ、銀行や生命保険会社大同生命を設立、更には日本女子大学の設立

にまで貢献し、女傑と呼ばれた人物。

 

そこで、あの【九転十起】…どっちが先か気になって調べてみると…

 

【九転十起の女】が広岡浅子…生誕1849年10月18日~死没1919年1月14日

 

【九転十起の男】が浅野総一郎…生誕1848年3月10日~死没1930年11月9日

 

殆どかぶっていたんですよね。2人が共通する人物を介して共有するようになったのか…

謎は分からぬまま…ですが、いずれの【九転十起】の人生も凄すぎて凄すぎて…

こんな力や勢い・・・現代の政治家にあったらと思ってしまうのでありました・・・

 

 

 

 

 

 

 

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自宅でテレワーク。通勤時間は家族と過ごせる時間に活かせ、子育てにも…

2017-9-7 NEW!

 

昨日、ワールドビジネスサテライトで特集『テレワークで変わる働き方』が報道されていま

した。『「テレワーク」が広がり始めています。』というニュースです。

 

そもそも【テレワーク】或いは【テレコミューティング】とは、勤労形態の一種で、情報通信

機器等を活用し、時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働くことができる形態をいいますが、

要するに働く場は、会社の事務所に拘らないという働き方改革です。今年のキーワードですね。

以前は子育て中の「在宅勤務」という形が多かったのですが、最近は自分が最も仕事をしやす

い時間や環境を選ぶという新しい働き方に変わってきているそうです。

 

日本マイクロソフトの社員は、職場だと電話対応や雑談などで作業が止まってしまうことが

あるため、集中して作業したい時には、自宅などで「テレワーク」を行い、作業効率を上げ

ているといいます。しかし、働きやすい環境が選べる反面、上司の目が行き届かない「テレ

ワーク」。

 

こうした問題には、クラウドサービスを使い、全社員の現在の状況が分かる情報を常に表示。

システムを利用していない時間も一目で分かる様にすることで解決しています。マイクロ

ソフトはこうした自社のサービスを多くの人に利用してもらうため、「テレワーク」の拡大に

積極的に取り組んでいるとのこと。

 

また、驚きの全社員テレワークという会社も登場しており、会社で働いている姿勢で評価する

のではなく、実績で評価するのでテレワークでも問題ないと言い切られていました。ネット

会議が普通にできるようになっていますし、通気手当てが要らなくなり、オフィスも狭くして

年間4,000万円のコストダウンに繋がったとか。

 

社員にとっては、通勤時間が無くなって、家族と過ごす時間が増え、子育てへの協力も沢山

できるようになるばかりか、地元への還元もできるようになって、メリットが沢山あるように

見えました。

 

ワールドビジネスサテライトでは、それぞれのメリットとして、以下の様な例を挙げていました。

 

テレワーク➡働きやすい・効率的

 

通常のオフィスワーク➡心理的効果・暗黙知・偶然の出会い

 

皆さんは、どう思われますか?

 

総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府では、東京都及び経済界と

連携し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした働き方改革の国民運動を

展開しています。2020年東京オリンピックの開会式にあたる7月24日を「テレワーク・デイ」と

位置づけ、今年は、交通機関や道路が混雑する始業から10時半までの間、一斉テレワークを

実施する企業・団体を募集していました。参加団体は約930件。

 

考えてみれば、実際に東京オリンピックが行われている期間って、通勤通学や営業にどれく

らい障害が発生するのでしょうね。それを思うと、このテレワーク、全面でなくても、柔軟に

導入する方向で考えていった方が有効なのかもしれませんね。プレミアムフライデーもそう

ですが、このテレワークにも、今後、目が離せない感じです。大幅なオフィス賃貸料の削減

…魅力的です。
  

 

 

 

 

 

 

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燕三条の協力がもたらす【独自性】…素敵なお話です。

2017-9-6 NEW!

 

8月24日放送のカンブリア宮殿『台頭する新興家電メーカー①~便利なユニーク家電:ツイ

ンバード』の回、ご覧になられましたか?家電王国ニッポンに陰りが見える中で、異彩を放つ

新興家電メーカーが続々と日本に現れているという話で、これまでの大手家電メーカーとは

一線を画す、その実態をシリーズで追うというものです。その1回目が、新潟県燕三条から

生まれたツインバード。ツインバードは、ガイアの夜明けにも何度か紹介されていて、ご存知

の方も多いのではないでしょうか。

 

客の「あったらいいな」の声にとことん向き合い、ニッチでユニークな製品を作ることで

成長を遂げているツインバード。ありそうでなかった、便利で安いアイデア家電。「くつ

乾燥機」や「お茶挽き器」。くつを乾燥させたり、茶葉を細かく砕くためだけの製品です。

 

実は、毎年約3,000人を動員するファンイベントが開催され、マンツーマンでお客と製品に

ついて話し合い、家電の不満や希望が聞き取られています。勝手に作りたいものを作るの

ではなく、お客の声から作るという姿勢を貫いているのです。

 

コールセンターでも、問い合わせや苦情を聞き取っていますが、毎月2回行われる会議では、

コールセンターに届けられる声が、直接、開発に伝えられています。1日300件も来るお客の

声の中から製品化するものを企画開発しているのですから、ニッチな製品であっても、売れ

ないはずがありません。

 

ツインバードは1951年、新潟県三条市でメッキ加工の下請け「野水電化被膜工業所」として

創業。当初は冠婚葬祭用のトレーやグラスなどを製造する下請け工場だったそうです。そんな

下請け稼業からの脱却を目指し家電メーカーへ事業転換を図ったのは2代目。以来、家電王国

ニッポンの中で、アイデア家電と低価格を武器に独自の成長を続けています。

 

そんなツインバードが、昨年新たな商品を発売。それが1台8万円の高価な扇風機。特徴は

360度回転する首。ピカピカのステンレス製のボディは鏡面仕上げと呼ばれる磨きの技術で

鏡のように輝いています。この加工は、燕三条のある工場が請け負っているのですが、この

工場、あのアップル社のiPodを手がけたことで有名だそうです。

 

さらに、この扇風機は土台だけでなく首を支える支柱やモーターなど、1台に燕三条の20社

以上の技術が結集していました。ツインバードはこうした高い技術力を持つ企業が集積し、

ものづくりの基盤がある燕三条の強みを活かした製品づくりに取り組んでいるのです。素敵で

最強の集団ではありませんか。

 

いつもの村上龍さんの編集後記では、こんな事が書かれていました。要約してしまいますが…

『メッキ工場としてスタートしたツインバードが、なぜ家電を作ることができたのか…さま

ざまな工場群を擁する「燕三条」があって、はじめて可能になった…だから、他は、真似が

できない。伝統という縦軸と、相互に信頼する協力企業という横軸、それらが交差するポイ

ントを持つのは、おそらく「ツインバード」だけだろう。』

 

“協力がもたらす独自性” 

 

まさに、その通りだと思いました。素敵な話、素敵な町、燕三条…まだ行ったことがあり

ませんが、行ってみたくなりましたよ。
 

 

 

 

 

 

 

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真摯に病気と対決していく医者に憧れて

2017-9-5 NEW!

 

先日、テレビ東京のドラマスペシャル『最上の命医2017』を見ました。『最上の命医』は、

『週刊少年サンデー』(小学館)で連載された橋口たかしさんによる日本の漫画作品らしく、

最初は連続ドラマとして放送されていたようです。

 

一旦連続ドラマとして終わってからは、昨年『最上の命医2016』としてドラマスペシャルで

放送。今回私が見たのは、その続編というか2017版といったところでしょうか。人気のシリー

ズのようですが、私のように、それ以前を見ていない人でも楽しめるように一話完結になっ

ていたので、大満足の2時間あまりでした。

 

主役は斎藤工演じる小児外科医の西條命。ドラマはいきなり呼吸困難に陥った中学生の登場

から始まり、主役の手際の良さを軽く紹介していきます。この辺、映画ダーティー・ハリー

なみですね。続けて、メインとなるアメリカで師弟関係にあった草刈正雄演じる小児外科の

権威手塚が登場。さすがの草刈さんでした。

 

離島での医療設備が整っていない中での難易度の高い手術をやってのけたり、脳外科医が

諦める腫瘍を小児科医の主役が手術してみせたりと、さながらブラック・ジャック。丁度、

胸の中央に真っ二つに横断する手術痕があるあたりからも思わず連想してしまいました。

 

また、最初のうち手塚が手術を拒むあたりなどは、それこそ『振り返れば奴がいる』や

『レディ・ダビンチ』を思い浮かべてしまいますが、全く別物として充分に楽しめる良く

できたドラマでした。

 

私は医学の事は全く分かっていませんが、NHKの総合診療医ドクターG等もお気に入りの

番組で、原因不明だったり難病だったりに、如何に真摯に医者が取り組み解決していくかっ

て…少なくなっていると感じる現実と比較してしまって、つい見入ったりするのです。

 

真摯に病気と対決していく医者に憧れてしまうんですよね。

 

見終わって思ったのは『最上の命医2016』も見てみたくなったという事…。なんと今年の

12月には2017とセットでDVD化されるらしいのですが…うーむ、悩むところです…。
 

 

 

 

 

 

 

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一杯の"どんぶり"に込められた思いが感動を!

2017-9-4 NEW!

 

先日の世界!ニッポン行きたい人応援団、リトアニアで出会った、”どんぶり”を愛してやま

ない女子高生サメさんの回、ご覧になられましたか?インターネットで調べて自力で親子

丼を作ってしまうほどで、地元の日本語弁論大会では、最年少で入賞するほど日本語も上手。

 

そんなサメさんだけに、来日して早速「本物の親子丼を食べてみたい」ということでミシュ

ランガイド2015にも掲載されている東京は外神田の「鳥つね」さんへ。そこで食べたのは、

一日20食限定の特上親子丼。サメさん、憧れの親子丼を、あっという間に完食して「幸せ」

と満足げな表情。

 

この「鳥つね」さん、味の決め手となる割り下は、3大地鶏の一つ”比内地鶏”からイノシン

酸などの旨味成分が豊富に出るため濃口醤油と水と砂糖のみ。リトアニアでも揃えられる

食材でも出汁が取れるように家庭で作れる絶品親子丼の作り方まで教えてもらえました。

 

出来上がった親子丼の具をごはんに盛り付ける事も体験し、ご主人からは愛用の親子鍋が

プレゼントされていました。サメさんは、皆さんの似顔絵と親子丼を描いた手紙を贈られて

いましたが、とても絵が上手で、サメさんの優しさが伝わってきました。

 

翌朝向かったのは築地で代々マグロの仲卸を営む、魚屋さんと食堂が一緒になった「野口

鮮魚店」。ここは長い行列ができる超人気店ですが、サメさんも気合十分で、開店4時間前

の朝7時半から並んで一番乗り。なんと22種類ものマグロの部位がどんぶりに詰められて

いるという一日3食限定の「築地鮪屋帝王丼」を食べたのです。

 

築地市場に連れていって貰えると、マグロ1匹から、たったの2本しか取れない希少部位で

ある「脳天」という部位を食べさせて貰っていました。「マグロは海より深い」とサメさんは

言っていましたが、日本人だって食べた事のある人は殆どいないのですからねぇ。

 

それにしても「昔はマグロは捨てられていた」とか「マグロの大トロは漬けには向かない」

とか知識の豊富なサメさんに店主がタジタジになっていたのは、笑えてしまうほど温かいシー

ンでした。

 

最後に向かったのは埼玉県新座市にある昭和54年創業の「なみき食堂」。創業当時から牛丼

を看板メニューに据えています。サメさん、歴史ある牛丼を食べてみると「牛肉はとろける

ぐらい柔らかくて豆腐に染み込んだ割り下が濃厚ですごく美味しい」と感激。

 

ここでもサメさんがリトアニアに帰ってからも美味しい牛丼が作れるようにと38年間継ぎ

足ししている牛丼専用の割り下の作り方を教えて貰っていました。普通は教えないはずの

レシピもサメさんの情熱にはかないません。

 

その夜、並木さんのお宅へお邪魔させて頂くと、一度でいいから着てみたいと言っていた

浴衣がプレゼントされ大喜び。その姿に、一緒に来日していたお母さんも感激されていま

した。お世話になったなみき食堂の皆さんにも、似顔絵と牛丼を描いた感謝の手紙を贈り

ました。

 

ご主人の並木さんからは「これからもずっと料理を頑張ってほしい」と、包丁を頂いていま

した。知識も絵も素晴らしかったのですが、日本人よりも?気配りのある言葉、話し方も

丁寧で、愛らしい女の子でした。

 

【一杯に詰められた丼は、西洋にはない素晴らしい料理】という名言も、当分忘れられそう

もありません。この"どんぶり"に関しては、まだまだたくさん種類がありますから、また、

是非、日本に来て、他の美味しいどんぶりも食べて行って欲しいですね。
 

 

 

 

 

 

 

 

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