ISAKという学校の話をしたので、ついでに…
私の甥っ子は小学校から中学校にかけて『いじめ』にあい
統合失調症という病気になってしまいました。
行動を抑える為、落ち着かせる為の薬を飲んでいます。
その為に手が震えたり、食べ物が上手く飲み込めずに吐き出したり
運動能力も著しく低下して、素早く動く事などできません。
小さい頃から、凝り性で、口数は多くなかったけれど、
明るく元気な、思いやりのある優しい子でした…
いじめにさえ遭わなければ…
学校の先生が、もっと何か手を打ってくれていたら…
甥っ子は、時計も収納も机や椅子もない部屋で…
成人式の日も、1人病院の中でした。
何で、彼がこんな目に遭わなければならなかったのか…
被害者なのに、まるで刑務所の中…
いじめに関わった人達が、本当に憎い…
それでも、今、いる病院にいつまで居られるのか…
病院側からは、長くなるから、そろそろ…と話があるそうです。
身体障害者への国からの支援は厚いほうですが、
精神障害者には理解も薄く、まもなくで援助もなくなるそうです…
話す事ができず、薬で身体を縛られている彼が、
このまま病院を出てやっていけるはずがない。
病院も三つ目で、親も疲れている様子が、見てハッキリと分かります。
子供より先に命が絶えていくのは仕方ないにしても、
何とか子供の将来に不安がないようにしてあげたい…そればかり言っています。
治る見込みはないと言われているのに、退院だけはすすめられる…
どうやら、担当医ではなくて、経営陣が、
手の掛かる子を追い出そうとしているとのこと…。
病院には、なぜか、普通の老人が増えているそうです…
それでも、両親の努力で、ノートを通して話すことができるようになり
病院から出たがらなかった彼が、外泊まで受け入れるようになってきました。
できることなら、このまま、ゆっくり負担をかけずに、彼の完全回復を…
奇跡の完全回復を果たさせて欲しいと思っています。
今年22歳になった彼…
奔放に生きている同世代とは、全く逆の世界を生きているから…
せめて、人らしく生きさせてあげたいと、心から祈るばかりです。