ISAK・・・つい先日、カンブリア宮殿をご覧になった方はご存じてしょうが…
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日経新聞より・・・
『 8月24日。長野県軽井沢駅から約10キロ離れた小高い新興別荘地の一角に、
ISAKは開校した。最大の特徴は全寮制で、教員もキャンパス内で暮らしを
ともにするという点。 …中略…
高校1年生として入学した1期生は49人。パスポートがなかなか入手できず、
前日にぎりぎり入国したというソマリア出身の生徒はほっとした表情を
浮かべていた。生徒は日本を含め世界15カ国・地域から集まった。
肌の色も様々だ。 …中略…
ISAKが前面に押し出している目標は「変革を起こせるリーダーを
育てること」。全くの新設校にもかかわらず、1期生の応募倍率は
約4.7倍にのぼった。なぜ人気が広がったのだろうか。
そもそもISAK構想は、外資系投資銀行などを経て国連児童基金
(ユニセフ)フィリピン事務所に勤務していた小林りん氏が2007年から
温め始めた。フィリピンでストリートチルドレンの教育に携わっていたころ、
識字率が上がっても貧困層が増えていく様子を見て限界に直面。
「社会に変革を起こせるリーダーを育てなければ、根本的な解決にならない」と
実感したことが学校をつくりたいという動機につながった。
構想から7年かかって開校にこぎ着けたものの、リーマン・ショックのあおりで
資金調達が頓挫しかけたこともあったそうだ。学校法人ISAKの代表理事を
務める小林氏は「長く険しい道のりだった」と振り返る。…以下省略…』
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安倍首相が成長戦略の柱の一つとして打ち出した「女性の活躍推進」政策。
男女平等は言うまでもなく大切なことだが、社会で活躍するためには、
男性であろうが女性であろうが、それだけの情熱・信念・気迫が必要な気がする。
『うちわのようなもの』発言をするような人物にできる訳がない。
ISAKを立ち上げた小林さんは、ダンプカーと呼ばれるほどの行動力のある人だが、
そこにあったのは男女の違いではなくて、思いの強さであったり、折れない強さのような気がする。
凄腕の男性であったにしても、簡単にはできなかっただろうし、もはや男女の違いに触れる事すら
無意味な気がする。
女性の進出に限らず、こんな情熱の持ち主が数多く出てきてくれたなら、日本の未来は
どれほど明るくなることだろうか。制度や機会のせいにしないで、自分の力で変えていくぐらいの
気構えで、どんどん前進してもらいたいと願うばかり。