先日放送された『アナザーストーリーズ 運命の分岐点「ハリー・ポッター 魔法のような
誕生劇」』ご覧になられましたか?大ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの作者J.K.
ローリングさん。実は。デビューする前は、赤ん坊を抱え、職にもつけないシングルマザー
だったとか。
『ハリー・ポッター』シリーズは、世界各国で刊行されており、2008年時点で67言語に翻訳
され、世界で合計4億部の大ベストセラーとなっています。なんと、ラテン語・古代ギリシア
語など、日常で使われることのない言語にまで訳されているというのですから驚きです。
意外にも、そんな「ハリー・ポッター」の原稿は、当初、イギリス中の出版社から断られて
いたそうです。今や世界的作家となった作者JKローリングは当時無名のシングルマザー。
実は最初の大事な原稿をお門違いの事務所に送ってしまったらしいのですが、郵便仕分けを
担当する著作権代理事務所の雑務係…アルバイトの奔放な女性の行動が、奇跡の連鎖を巻き
起こし、やがて出版社の拒否を乗り越えていくのです。
児童書を受け付けるような所ではなかったので、本来なら目を通さずに抹殺される運命だった
原稿ですが、雑務係がちょっとした好奇心から読んでしまったことで、通常ではあり得ない
展開が起こっていきます。女性は読んでいく中で、あまりの面白さに我慢できず上司の事務所
代表に「これは絶対売れます!」と断言したのです。
普通の雑務係が代表に進言する…そんな彼女の無謀ともいえる行動が無かったら、こうして
全世界に知られることは無かったのかと思うと、その貢献度は莫大な謝礼金を貰っても良い
くらいのもの…。1人の事務員の好奇心が所長を動かし、所長の努力がある出版社社長の幼い
娘に認められ大ヒットへと展開されていくのです…。
日本版製作のウラにも驚きの奇跡の数々、ハリー・ポッター誕生の陰の出来事。がんと闘病
中の少女ケイティとJKローリングとの心の交流。通して見ていると、奇跡が起こったのは、
作者JKローリングの心の優しさが引き寄せた…そう思えてくるぐらい、拾い出してくれた
事務員や子供への対応は素晴らしいものでした。
正しい行いをしていると良い事が起こりそうな、そんな気持ちを貰えた気がします。
良い裏話を知る事が出来た…そんな得した気分を味わわせて頂きました。