(姉妹サイトからのつづき・・・)
注目すべきは「特殊相対性理論」。
「もし、光と同じスピードで進めば、光が制止した状態を見られるのでは?」
16歳にして、そう考えたアインシュタインは、思考実験を繰り返します。そうして、たどり着いたのが、特殊相対性理論だったのです。絶対的なものと考えられていた時間や空間が、相対的であるとするものでした。
「自然は驚くべき成り立ちをしている。私たちの使命は、自然の中にある数学的な構造を見つけ出すことだ。」
1907年28歳・・・
「特許局の椅子に座っている時、突然ある考えが浮かんできた。それは、私の人生で最も幸福なひらめきだった。」
それは、「一般相対性理論」特殊相対性理論をより普遍化したものでした。その後8年をかけ・・・1915年36歳にして「一般相対性理論」を完成させます。そこで示されたのは、”質量があると空間がゆがむ”というものでした。しかも、その歪みによって光さえも曲がってしまうという従来の常識を打ち破るもの…。これまで実験や観測を重視していなかったアインシュタインも、実証されることを望みます。
1919年、40歳で皆既日食時に観測。一般相対性理論によれば、太陽の向こうにある星の光は、太陽の周りの空間がゆがんでいることによって本来の位置からズレて見えるというのですが・・・観測の結果は、見事に一般相対性理論の正しさを裏付けるものとなりました。そして、このニュースは、世界中を駆け回ります。
”人類の思想学の中で、おそらくもっとも偉大な業績だ。”
アインシュタインは、一躍その名を世界に知られることとなります。一般相対性理論は、ブラックホールの存在を示唆するまで、今も宇宙の神秘を解明する上で大きな役割を担っているものなのです。
思考実験だけで実際の実験をしなくても済んだのは、彼の空間思考力がずば抜けていたいたから。それは、後にアインシュタインの脳内を調べたときに分かったこと。アインシュタインは、こう語っていました。
「大切なのは知識より想像力」
しかし、コメンテーターとして参加されていた益川先生は、こう語られていました。
「様々な体験や知識があるからこそ、想像力が生まれた」
確かに知識や体験がない状況で、そんな事が考えられたかというなら、それは不可能だったに違いありません。…というか、普通の人は、そんな所に想像力を使う事もないのでしょうけれど…。
たぐいまれなる空間思考力…脳内を覗いてみたいものです。脳内・・・脳みそ・・・そう、ここで実は脱線したいところなのですが、それは、この話が一通り終わるまで我慢したいと思います。
相対性理論を発見したアインシュタインには、信念がありました。
「自然界は、単純で美しい数式で成り立つ」
しかし、この信念からアインシュタインは最先端の科学に異議を唱えるようになります。彼を悩ませたのは、量子力学でした。相対性理論が宇宙という広大な世界を扱うのに対し、量子力学は、分子・原子・素粒子などミクロの世界を研究するものです。
さてさて、続きも3回を終え4回目に突入しようとしていますが、④は、またまた姉妹サイトに移動します。ところで、姉妹サイトの前回パスワードの答えですが、カエサルの換字表は、見つけられましたか?答えはこの様になります。
シーザーの換字表(カエサルの換字表)で特定の文字数…今回は10文字シフトなので、AのところにKが来るように10文字ずらしていきます。そうするとAがK、CがM、IがS、SがC、TがDとなるので、dkmdsmcは、tacticsという答えとなります。分かりにくい方、表が見つけられなかった方は、次回姉妹サイトで丁寧に解説させて頂きますね。では、また・・・。
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