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手間暇を惜しまない『おせっかいクリーニング』

2018-6-13 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

6月7日放送のカンブリア宮殿『親子の最強タッグで驚異のⅤ字回復!客満足のおせっかい宅配クリーニング』の回ご覧になられましたか?ファストファッションの浸透や、家庭用洗濯機の高機能化等で、クリーニングを利用する客は年々減り続け、閉店に追い込まれる店も少なくないそうですが、そんなクリーニング業界が斜陽産業へと傾く中、宅配クリーニングで急成長を遂げているというのが今回の主役『東田ドライ』。

 

全国にファンが拡大する“おせっかいクリーニング”の『東田ドライ』では、なんと!!頼んでもいないのに、預かった衣類の気になる箇所を修繕して、一番いい状態に戻してくれるというのです。「ほつれ修繕無料」「シミ抜き無料」「ボタンの取り付け無料」果ては「季節待機のお預かり」までと、かゆいところにまで手が届く“おせっかいクリーニング”が最大のウリ。その無料サービスを全面に打ち出した宅配クリーニング「リナビス」が客の心をつかみ、業績はうなぎ上り。社長はシミ抜きを中心に職人として働き、20代でネット世代の息子が経営の舵をとる。親子二人三脚で切り盛りする地方のクリーニング店…なかなか楽しく見させて頂きました。

 

働くパートのおばちゃん達の話が良く「服を綺麗にするのは預かり物ではなくて自分の服だと…」だから、自然に手間暇を惜しまない【おせっかい】が始まって、その無駄と思えた自然発生のサービスの良さに気付き、アピールすることで大繁盛に繋がり、それまでの依頼に比べて20倍に。大量の依頼が来るようになっても、おばちゃん達が対応して乗り切ってくれるのです。良い職場環境だからこそできる連携技ですね。それでも追い付かなくなると、なんと集客力に苦戦している近隣のライバル工場への協力依頼までして、共存共栄を図りながら、地方のクリーニング店を活性化するために汗をかいていたのです。素敵な話じゃないですか。

 

村上龍の編集後記もとても良い印象のもので、こんな風に話されていました。
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収録後、幸福な気持ちになった。「クリーニング屋さんはいい人が多いですよ」伸哉氏の言葉だ。「預かり物は、自分のものやと思ったらええんです」勇一氏。「東田ドライ」は、インターネットとクリーニングをほぼ理想に近い形で結びつけた。だが、自らの強みに気づくのは簡単ではない。ふと思いつくようなものではない。ずっと続けられてきた暖かなサービスと、培われた高い技術は、親子に深く刻まれていて、それが危機を救った。クリーニングされた衣服を着るとき、いい気分になる。収録後の幸福感は、その気分と同じだった。

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以前も、『神がかりなクリーニング技術は再生そのものか…』というタイトルでクリーニング屋さんの話を書いた事がありますが、真摯なクリーニングのサービスは、人の気持ちまで清々しくしてくれるものなんですねぇ。

 

 

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