道
人は 出逢いと別れの中から
生きるすべを 創り上げて
静かに 涙が落ちてゆく時
気がつく 1人の辛さを
幸せは いつも遠すぎる
まわり道ばかり 多くて
これで いいのさと 呟けば
空しさばかりが 鳴り響く
いつか いつか
人を 思いやる気持ちさえも 忘れていた
見えない光を 手さぐりの明日に
見つける愛が あればいい
苦しい人生を 生きぬく姿に
なぜか 人は 胸打たれてゆく
あてのない道ばかりじゃ ないさ
めぐり逢い 暖めて
そして すべてを分かち合えたなら
初めて 人は 生きてゆける
いつか いつか
愛する人の道に たどり着けるまで
いつか いつか
愛する人の道に たどり着けるまで
今日は、鈴木一平という歌手の「北緯43度」というアルバムから「道」という曲の
歌詞をご紹介させていただきました。この曲を聞くと、いつだったか・・・
『いじめ』が原因で不登校となった子供のドキュメントを思い出します。
不登校で大好きな学校に行けなくなってしまった子供に対して、レポーターが
「学校に行きたいか」と尋ねた時、何も言葉を発しなかった子供…。
望んだところで、行けるわけもないことを知っていたから…。それでも、
クラスの学級委員の子に誘われて久々に大好きな学校に行って・・・
『どうか?』と気持ちを尋ねられた時も…「うれしくない…」と応えていました…。
いじめた側からすれば、ちょっとした遊びだったのかも知れませんが、
いじめられた側にとっては、本当に深い深い傷となって残ってしまうのです。
そうした傷の深さが、見ている側の心にさえ、突き刺さるようでした…。
それでも、いつかまた、人を信じられるようになって、支え合って生きて
いくことの喜びを知ってもらいたい…そう願わずにはいられないのでした。