ティータイム

大量虐殺とも言えるセウォル号沈没事故から思うこと

2017-7-12 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

7月4日放送のアナザーストーリーズ『セウォル号沈没事故~生死を分けた101分~』ご覧に

なられましたか?まだ記憶に新しい2014年4月16日、日本の至近距離で起きたセウォル号

沈没事故。亡くなった乗客の大半が修学旅行中の高校生という、とても悲しい事故で、韓国

史上でも最悪の海難事故でした。

 

そんな事故から3年が経とうという今年3月、船から事故発生を知らせた音声記録が初めて

公開されました。混乱する船員を尻目に、冷静にSOSを発したのは、なんと船員ではなく

16歳の高校生。信じ難い船員や救助隊の対応…事故から沈没までの101分のドキュメント

です。

 

当時16歳の高校生チェ・ドクハは、船内放送で『心配ないから指示があるまでその場を動か

ないように』とあったにも関わらず、危険を察知し、自ら携帯電話でセウォル号からの最初

のSOSとなる緊急連絡を行っていました。船員も含めた周りの大人たちがパニックになる中、

冷静に状況を伝え救助を求める少年。このSOSのおかげで救助隊が駆けつけることになり

ますが、残念ながらチェ・ドクハさんの命は、奪われてしまいました。

 

不法漁船を取り締まる指導船の航海士、パク・スンギ。現場から40キロ離れていたにも拘ら

ず救助に向かっています。着いた時には沢山の船が、沈みゆく船の周りを囲んでいましたが、

何故か見守っていただけ…。パク・スンギさんは、船の中に人影を見つけると、迷うこと

なく接近し救助を始め、多くの高校生を救っていきました。

 

チェ・ドクハさんの同級生、パク・ジュンヒョクさん。傾いた船の中で、その場に待機する

ように求めた船内放送に従って、彼は助けを待ち続けていました。足元にまで水が来た時、

初めて脱出を決意するも、目の前で出口が水に塞がれ絶体絶命。そんな時イチかバチかで

「とにかく何かやってみよう」と潜ったところ、沈没寸前に船外への脱出に成功し、海に

沈んでいくセウォル号から離れようとしながらも、船から目を離さなかったパク・スンギ

さんに助けられ、最後の生存者となったのです。

 

セウォル号からの船員の通信には『あんな船では全員は助けられない』と入っており、

だから…船員は高校生たちを置き去りにして、先に逃げ出したのか…。駆けつけた救助隊は

高校生と話をしていたにも拘らず、何故辿り着いても直ぐに救助に向かわず、パク・スンギ

さんが先陣を切ることになったのか…。

 

丁度前の週、タイタニックの沈没事故が放送されていただけに、対応の差の酷さに呆れる

どころか怒りさえ覚えたのでした。

 

最後に助けられたパク・ジュンヒョクさんは今年20歳。沈みゆく船の乗組員や救助を求め

られた救助隊が役割を果たせなかった事を目の前で見、命で知ることになった青年は、

最後にこんな事を言っていました。

 

『少なくとも自分が出来ること、責任を果たさなければならないことが、

                           出来る人間になりたい』

 

大人として…というか、人として、責任を果たせる人でありたいですね。

    特に、未来のある若者の為には、尚更の事として…。


 

 

 

 

 

 

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まるで映画の様に、人工知能が世の中を治める時代が…

2017-7-11 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

NHKスペシャル『天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る』ご覧になられましたか?

2016年3月、グーグルの開発した囲碁の人工知能が、世界最強と言われる韓国人の棋士に

圧勝し、世界に衝撃が走りました。囲碁は、人類が発明した最も複雑なゲームと言われ、

人工知能が人間を凌駕するのはまだ10年はかかると言われる中での出来事でした。

 

そして、今年春、今度は、将棋界の最高位・佐藤天彦名人と最強の人工知能が激突する電王

戦2番勝負が行われました。人工知能の前に、これまで屈してきたプロ棋士たち。最後の

牙城だった佐藤名人も完膚なきまでに叩きのめされてしまったのです。

 

番組では、既に現実社会に進出し、人工知能が人間に代わって判断を下している…そんな

様子が紹介されていました。

 

名古屋のタクシー会社では、客がいる場所を指示する人工知能を導入、客の数を大きく伸ば

しました。携帯の位置情報やタクシー会社の乗降記録、気象情報等を人工知能に学ばせると、

導入前より客を乗せる率が、20%もアップしたそうです。金融市場も80%が人工知能に任さ

れる様になり、トレーダーは、人工知能の予測を見守るだけ。物凄いスピードで売り買い

され変動するスピードに人間ではついていけないのです。もはや、マネーゲームの勝ち負けは、

どれだけ優秀な人工知能を持っているかが鍵になっているとか…。

 

また、恐ろしい事に、人工知能が、人間を評価するという事態も起こり始めています。シン

ガポールのバス会社では、事故を起こす危険性の高い運転手を人工知能が見つけ出し、アメ

リカでは、過去の膨大な裁判記録を学んだ人工知能が、被告の再犯リスクを予測し、それを

基に、どれくらい服役させるかを決める判断材料にしているそうです。日本の企業…離職率

の高い医療事務でも、社員が記した文章から「辞めたい」と考えている可能性を人工知能が

判断し、退職の予兆がある人を察知するというシステムを導入しています。

 

見終わって怖く感じたのは、番組の中でも触れられていたブラックボックスのお話。『なぜ、

人工知能が、その様な答えを導き出したのか』…その理由を知る事が出来ないという事。

ブラックボックスの中を見られない状況で、人工知能の出す答えに、どう対処し、どう使い

こなして行くのか?

 

映画の世界ではないけれど、人間が「共謀罪」という条件を与え、人工知能があらゆる情報網

から危険を察知し、犯罪が行われる前に極刑にしていく…そんな映画の世界の出来事が起こり

得るかもしれない…。昔、映画の中で人工知能が語っていたこと…『人間は地球を滅ぼす

ウィルスだから、駆除する必要がある』と…。

 

羽生さんは最後にこんな事を言われていました。正確ではありませんが、その辺はご了承

ください…。

 

『いくら人工知能が提言しても、それを採用するかどうかは、人間が判断する…。

  だからこそ、判断しなければならない人間のレベルアップが急がれ、求められる…。』
 

 

 人工知能…AIと、人間の共存の仕方・・・ボーッとしているうちに、気付けば殆どはAIに

よって動かされる社会になっているのかもしれませんよ・・・

 

 

 

 

 

 

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『空気のように』・・・詩集『道しるべ』より

2017-7-10 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

『空気のように』

 

ふんわり

のんびり

ゆったり

 

ぐうたらも良いじゃない

 

テキパキも良い

スピーディーも良い

ハッキリ、 スッキリも良いけど・・・

 

そうでなくたって良いじゃない

 

自然に浮遊する空気のように

目立たなくても、柔らかい生き方は素敵

 

帰りたくなる・・・心安らぐ故郷のように

 

ふんわり

のんびり

ゆったり

 

         詩集『道しるべ』より

 

                                       

 

 

 

 

 

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磁場消滅で、いつ氷河期が起こってもおかしくない時代に?

2017-7-6 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

NHKBSプレミアム6月15日放送のコズミックフロント『地球を守る見えざら盾 磁場消滅

の脅威』ご覧になられた方はおられますか?ここ数年、地球の磁場に異変が起きており、

場合によっては、かつて殆どの生物が絶滅した大氷河期がやってくる可能性があるという

怖いお話。番組の中ではハッキリ氷河期という表現は、していなかった気もしますが…。

 

そもそも、なぜ「氷河期」が起こるのか?これは大きなスケールで起こる氷河期につい

ても、氷河期の中で起こる、より小さな氷期/間氷期の繰り返しについても、いまだ議論

されている問題で、ハッキリしていないらしいのです…。

 

それはさておき、磁場は宇宙から降り注ぐ有害な放射線や太陽風から生命を守る見えざる

盾となってきたらしいのです。人工衛星の最新の観測で、その磁場がここ数年急速に減少

していることが判明したらしいのです。減少が続き磁場が消滅すれば、大規模な気候変動

が起こり、現代社会に支障が出ることも懸念されます。

 

地磁気が弱まる事により、それまではローレンツ力によって弾かれていた宇宙線の大気

圏内への入射量が増え、粒子の飛跡が電離して、それを核として大気圏内の過冷却水蒸気

が凝結して雲の形成が増加し、太陽光が受けられなくなることで加速度的に寒冷化すると

考えられているのです。つまり氷河期?

 

磁場消滅の脅威に立ち向かえるのか、磁場発生のメカニズムに迫る最新の研究も踏まえ、

世界各国で進む磁場研究の最前線に迫る番組…。NHK総合のNHKスペシャルでやっても

良いのではないかと思われる様なホットなお話でした。

 

もともと科学番組として放送されているコズミックフロントだけに、地球上の磁場の異常

な様子も、磁場が如何にして変貌していくかというメカニズムについても、分かりやすく

解説され、とても面白く見る事が出来ました。

 

地球温暖化も怖いし、武装化が進む世の中も怖いし、更に地殻変動に磁場消滅…氷河期

の恐怖って、大変な時代に遭遇してしまったものです。もしかしたら貴重な歴史を目撃

する事になるのかもしれませんが、それと引き換えに…その後がなくなるのは・・・

残念ですねぇf^_^;

 

理不尽な出来事も多く、傲慢な国の主もあちらこちらに存在し、憤りを覚える事も数多く

ありますが、とりあえず!!  悔いのない様に、自分の生き方に納得のできる様に、1日1日を

大切にして…限られた時間を有意義に生きたいものですね。
 

 

 

 

 

 

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たまたま?料理ネタのドラマ集結??それも、ひと昔前???

2017-7-5 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

NHK土曜時代ドラマ、江戸時代を背景にした『みをつくし料理帖』、これまたNHKの土曜

ドラマで、やはり江戸時代を背景にした『幕末グルメ ブシメシ』、そして、もう1つは、

WOWOWの連続ドラマWで、『宮沢賢治の食卓』、まだ他にもあるのかも知れませんが、

たまたま、どれも気に入って見続けてしまっている次第です。

 

みをつくし料理帖は、最後にドラマとは別の料理教室まであったりして、何ともユニーク。

残念ながら次の土曜日に終わってしまいますが、続きがあれば、また見たいとも思ったので

あります。思わず『みをつくし献立帖』まで買ってしまったりもして…。

 

 

ブシメシは、まぁ、コメディの様な番組で、夢中になって見るほどのものでもありませんが、

肩に力も入らず、何となく楽しめる番組。料理と心の関係をコミカルに描いている感じです。

 

最後にWOWOWの連続ドラマW『宮沢賢治の食卓』。原作は、コンビニ向けのアンソロジー

コミック『思い出食堂』に収録されているグルメマガジンシリーズで、魚乃目三太さんの

同名コミックスを基にしたストーリーとのこと。主演の鈴木亮平さんの熱演も相変わらずで

、宮沢賢治ネタだけあって、なかなか面白いです。

 

宮沢賢治は『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『ポラーノの広場』『グスコーブドリの伝記』

等など、作品自体にはもちろん人気がありますし、人となりについてもかなり興味いことが

多い様で、本人主役のドラマは珍しく、楽しく見させて頂いております。

 

このドラマは賢治が稗貫郡立稗貫農学校教諭として生活する中での出来事が多く描かれて

おり、妹のトシが結核で亡くなるまでが描かれるのではないかと…。まあ、タイトルに

『食卓』が付いていますが、これは大した意味はない?ようで、普通に良くできています。

 

そう言えば、料理ドラマついでに、宮沢賢治さんは、童話集として『注文の多い料理店』

と言うものも書かれている様で、今後、こんな料理ドラマの展開に伴って、また、ドラマ化

されちゃったりも…するんでしょうかねぇ?
 

 

  

 

 

 

 

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スマホに釘付けな人には気付けない世界…辿り着けない優しさ…

2017-7-4 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

先日のNHK『足元の小宇宙 絵本作家と見つける『雑草』生命のドラマ』ご覧になられまし

たか?京都・嵯峨野の里山で、甲斐という名のおばあちゃんが、人に話しかけるように

雑草たちと触れあい、語りあう…そんな懐かしくて穏やかで温かくなれる番組でした。

 

 

ノゲシが風に乗せてタネを飛び散らす様子を、甲斐さんは『綿毛の舞い舞い』と呼んでい

ました。そんな表現をされると、可愛い小動物の様に見えてしまうから不思議です。そんな

植物達のことを、甲斐さんは『この人』とか『彼』等と呼んで笑顔で話されていました。

 

 

朝早くから野道を歩き散策することで見つけられた、自然からのご褒美。それは、葉が

吐き出す水玉が、朝日を受けて赤・黄・青と様々に変化する“虹色に輝くキャベツ畑”。

甲斐さんは、日の出前からそのご褒美をもらう為に空き地に足を運びます。

 

 

普段、見過ごしてしまう自然の中には、数えきれないほどの小さな命がひしめき、生命の

ドラマを繰り広げています。日々、のっとりや巻きつき、一発逆転と、戦国武将さながらに

それぞれの戦略で空き地の覇権争いを行なっている植物達…。ハイスピード撮影された

映像は、そんな植物達の独自の動きを映し出していきます。

 

 

甲斐さんは、草をかき分け、地面に寝転がって、同じ目線になって植物と会話しています。

「植物と人間という違いはあるけど、生きものとしては同じ」と語る甲斐さん。

 

85歳ながら今も現役で活躍される絵本作家、甲斐さんは、スケッチを始めると5時間、

6時間と夢中になって正確な描写を行なっていきます。うまく描けない時は、植物に向かっ

て『ごめんね』と謝られる姿も、何とも微笑ましく、植物への愛情の深さが感じられました。

 

いつもニコニコしながら自然の植物達と触れあい、語りあう甲斐さんは、本当に幸せそうに、

甲斐さん自身も生き生きとされていました。語らいの場や会議中、電車の中や歩行中まで

スマホばかりに目を奪われて、自然や足元に目をやることがなくなった昨今。

 

大切な物…大切な事…忘れてしまっているような…。そんな私たちだからこそ、意識して

自然に目を向ける、歩く時は道端に目を向けるゆとりを持って生きていきたいですね。

『生かされている』のは自分だけではなく、『頑張っている』のも自分だけではない事…

そんな事に気づくだけでも、甲斐さんの見える世界に少し近づけるような気がしました。 

  

 

 

 

 

 

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