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NHK BS連続ドラマ【舟を編む 〜私、辞書つくります〜】

2024-4-20 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 今更のご紹介で申し訳ありませんが、NHKのBSで放送されてきた【舟を編む 〜私、辞書つくります〜】という連続ドラマにハマってきました。明日21日が最終回となってしまいますが、今は色んなネット番組でも簡単に再放送が見られるので、是非見て欲しいドラマです。「一冊の辞書に情熱と心血を注ぐ、作り手たちの奮闘物語。」そう補足されていますが

 

『舟を編む』(ふねをあむ)は、三浦しをんさんによる小説で、2012年、本屋大賞を受賞し、2013年、石井裕也監督、松田龍平主演で映画化され、2016年にはテレビアニメが放送されました。更に明日が最終回となりますが2024年2月より、池田エライザさん主演でテレビドラマ化されNHKで放送されたものを今回ご紹介という訳です。

 

私が初めて、この物語と出会ったのは松田龍平さんと宮﨑あおいさんが主演を務めた映画でした。映画は、2012年夏に撮影され、2013年4月に公開。監督は石井裕也さんで、映画版では、物語の開始時点で1995年という年代設定がされています。

 

2013年9月に日本映画製作者連盟により第86回アカデミー賞外国語映画部門日本代表作品となり、日本の映画賞では第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ6部門の最優秀賞、第68回毎日映画コンクール日本映画大賞、第38回報知映画賞作品賞、第26回日刊スポーツ映画大賞作品賞などを受賞。このほか監督の石井裕也・主演の松田龍平をはじめとするスタッフ・キャストも多くの個人賞を得ています。

 

そう、それだけでも凄いことなのですが、今回連続ドラマとして放送された作品は、こう言っても大げさではないと思いますが、映画より更に細かい拘りのシーンがプラスされ、映画を観ている私でも、最高に面白いものに仕上がっています。本当に「言葉」を楽しめる秀作となっています。

 

ドラマは原作と違って主人公が馬締(まじめ)ではなく、新入り社員・岸辺みどりの視点で描かれる全く新しい『舟を編む』全10話となっています。では、ちょこっと触れると・・・【あらすじ】

 

大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部!そこは、ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也を筆頭に、くせ者ぞろい。みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいきます。物語は、そんな辞書「大渡海」を完成させるまでの、辞書編集部員たちの奮闘物語なのです。

 

誰もが一度は手にしたことのあるぶ厚い本、辞書。一見淡々と言葉が敷き詰められたように見える辞書の裏には、「作り手」の想像を絶する情熱と心血が注がれています。「ヤバい」に無数の意味を持たせ、込み入った会話は簡略化。空気を読み、雰囲気で済ませてしまいがちな昨今。そんな時代だからこそ、言葉にこだわる辞書作りの魅力を通し、”言葉は誰かを傷つけるためではなく、誰かを守り、誰かとつながるためにある”という未来への希望を伝えたい。

 

言葉の深い意味、思わぬ言葉の本質の意味、辞書の役割や意外な価値、その時の解釈を残すことの意味。言葉は変わる それを追いかける 言葉の面白さ大切さ 辞書が作られていく中で、様々に存在する拘りは、言葉の選択から意味、辞書に使われる紙へのこだわり迄、凄すぎて感心するばかりでした。

 

言葉の面白さと言えば、竹野内豊さんのNHKドラマ初主演作で、朗読教室を舞台に描く2017年の「この声をきみに」も面白いものがありましたが、日本語はなんと豊かなことが、光源氏のひらがなも、本当に豊かな国に生まれた幸せだなぁと思ってしまいます。「ひらがな」も良いですよねぇ・・・。

 

【舟を編む】最終回は明日2024年4月21日の放送ですが、是非1回から通してご覧頂きたい素晴らしいドラマとなっているので・・・是非是非ゴールデンウィークにでも再放映サイトでご覧頂ければ幸いです。

 

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