昨日、ある料理番組を見ていて、お米から出来ているという、上新粉と白玉粉と米粉の違い
が分からなくて、調べてみたのです。するとこんな感じで・・・
上新粉や白玉粉は米粉の一種で、『うるち米』や『もち米』を粉にしたものの総称を米粉という
らしく・・・
なので、上新粉はと言うと、『うるち米』を精白して一度洗って乾燥させた後に、水を少し加えて
粉にしているものらしく、きめの細かさで区別されるそうですが、荒い物から細い物順に並べ
ると新粉、並新粉、上新粉、上用粉(じょうようこ)となるそうです。
でもって最後の白玉粉は、上新粉と同じように和菓子作りに使われていますが、こちらは
『もち米』なので、出来上がったものは柔らかさと弾力があります。また、加工方法は、
精白して水につけるまでは同じですが、その後は米を柔らかくして水ごとすり潰し、白い
液の沈殿物を乾燥させて細かく砕きます。
そのため市販の白玉粉は細かい粉末でなく、数ミリ程度の白い岩状の塊になっているとの事。
白玉団子、求肥(ぎゅうひ)など弾力性のある和菓子に使われる粉です。小豆と一緒にある
白玉は、美しくて触感も良く美味しいですよね。
米から作られ米粉の利用は、奈良時代から始まったと言われています。遣唐使によって唐
菓子が書物で伝えられ、その後『宋(中国)』から点心が伝わり、お菓子が生まれたそうです。
江戸時代になると、茶道の発展とともに日本独自の和菓子が完成したらしいのですが、『日本』は
独自の展開が得意で、不思議に、基からあったかのように変えてしまう力がありますよねぇ…