湖池屋は、1962年の「コイケヤポテトチップス のり塩」発売以来、日本産のじゃがいもに
こだわって、50年以上にわたってポテトチップスをつくり続けてきました。昨年10月1日に
湖池屋はコーポレートブランドの統合を実施し、創業の原点である「株式会社湖池屋」として
新たな一歩を踏み出しました。
そうして、未来へ踏み出す、新生 湖池屋を象徴するものとして誕生したのが「KOIKEYA
PRIDE POTATO」です。このポテトチップス…我が家はのり塩しか食べていませんが、
確かに美味いので、我が家の評判もなかなかのもの。他の種類も食べてみたいものです。
素材、皮の剥き方、洗い方、揚げ方、厚さ、油の種類、仕上げなど、まるで料理を作るように、
ポテトチップスづくりにこだわっていた創業時代の情熱を胸に、日本産のじゃがいもを100%
使用し、素材も製法も一切の妥協なく、老舗・湖池屋のプライドをかけて理想のおいしさを
追求したそうです。その拘りたるや、じゃがいもの状態によって火の入れ方を調整するほど
だとか…そんな話題の3種類がこちら・・・
① 「秘伝濃厚のり塩」は、3種の塩と国産青のりに、アクセントで3種の唐辛子をブレンド。
のりの風味と濃厚な味付けが特長。
② 「松茸香る極みだし塩」は、焼津産かつお節と日高産昆布の2つの旨味に松茸の風味を
加え、和食ならではの味わいを感じられるポテトチップスに仕上げているとか。
③ 「魅惑の炙り和牛」は、厚く切った高級和牛を炭火で炙ったような香ばしくジューシーな
旨味に、黒こしょうでキレが加わった味わいが楽しめるそうです。
身近な店舗で買えるポテトチップスらしからぬオシャレなパッケージや、「歌が上手すぎる
女子高生」鈴木瑛美子さんが全力で「100%日本産のいもを使っているの」などと熱唱して
いるテレビCMで話題性は抜群。店頭で見かけた人が次々と手にしたようで、2月6日から
全国のコンビニエンスストアで発売され始めたものの・・・
売れ過ぎて14日には「魅惑の炙り和牛」味が販売休止を発表し、更に、20日「松茸香る極み
だし塩」味まで販売休止となって、3種類のうち2種類の販売が、一時休止になるという展開。
4月3日「松茸香る極みだし塩」の販売を再開し、まもなく「魅惑の炙り和牛」も再開される
らしいのですが…何でこんな展開になったのか…。
実は、湖池屋は2012年から2年連続で赤字に陥るなど苦しい経営を強いられ、古い組織体制や
商品群の抜本的な見直しを迫られてきたそうです。その過程で昨年、新生・湖池屋の新社長
として外部から招聘されたのが、“伝説のヒットメーカー”と呼ばれていたキリンビバレッジ
前社長の佐藤章さん(57)。
缶コーヒーの『FIRE』や『生茶』、『アミノサプリ』など次々とヒット商品を飛ばし、一躍、
“カリスマ・マーケター”としてその名を轟かせるようになった人だったのです。とは言え、
来て早々、こんな騒ぎを起こしてしまうとは、さすが…凄い人なんですねぇ…。・・・で、
次に食べてみたいのは「松茸香る極みだし塩」ですかねぇ・・・売ってるかなぁ・・・