2月19日放送の未来アイズ『京都大学 生存圏研究所』御覧になられましたか?無線エネルギー
伝送という『えっ?エネルギーを伝送?』って?驚きのお話だったんですよ。原発問題が表に
出てくると、にわかに注目を集めはじめた再生可能エネルギー。再生可能エネルギーって、
水力、風力、そして太陽光発電など、資源が枯渇しない発電方式ですが…。その電気を
「電波」で送るなんてことが出来たら…、再生可能エネルギーは、どんな場所でも使うことが
できてしまいます。そんな「電気」を「電波」で送るという研究に打ち込んでいる研究者が
今回の主役でした。
京都大学 生存圏研究所 教授 篠原真殻先生。篠原先生の夢は、『エネルギーで困ることの
ない未来』を築くこと。高度36,000kmの宇宙空間に、巨大なソーラーパネルを設置して
太陽光を集め、宇宙で電気を作るという「宇宙太陽光発電」。天候や昼夜に左右されること
なく宇宙では、太陽光が照りつけるため、高効率でエネルギーを集められます。はるか
宇宙から地球へ電力を送る、そんな凄い研究が進んでいるのかとビックリな話でした。
電線なしで電気が送れたら、災害によって断線する心配がなくなったり、災害でなくても
電気を引けない地域への送電が出来るようになれば、本当に明るい未来になりますようね。
ましてや、それが宇宙からの安定供給ともなれば、環境にも優しく夢の様なシステムです。
残念ながら昨日、アメリカのトランプ大統領が、オバマ前政権が進めてきた地球温暖化対策を
全面的に見直すための大統領令に署名し、世界第2位の温室効果ガスの排出国であるアメリカ
の温暖化対策が大きく後退するというニュースが報道されていましたが、良い取り組みをする
人がいれば、マイナスに引きずり込もうとする人もいたりして、科学の進歩に人間の進歩が
伴わないのは、本当に残念な限りです。本当に何て最悪な大統領なのでしょうか・・・