今日は『防災とボランティアの日』です。
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災に因んで制定された記念日です。阪神・
淡路大震災では、政府や行政の対応の遅れが批判された一方で、学生を中心とした
ボランティア活動が活発化し、「日本のボランティア元年」と言われました。
これをきっかけに、ボランティア活動への認識を深め、災害への備えの充実強化を図る
目的で、1995年12月の閣議で「防災とボランティアの日」の制定が決定され、翌1996年
から実施されました。この日を中心に前後3日を含む計7日(1月15日〜21日)が
『防災とボランティア週間』と定められているそうで、災害時におけるボランティア活動
及び自主的な防災活動の普及のための講演会や講習会、展示会等の行事を地方公共団体
等の協力を得て実施するものとされています。
今朝のニュースでも取り上げられていましたが、22年前の1月17日午前5時46分、淡路島
北端を震源とする兵庫県南部地震が発生しました。マグニチュード7.3で震源の深さは
約14キロ。神戸市・芦屋市・西宮市と淡路島の北淡町で初めて震度7の激震を記録した
のです。大都市神戸を中心に阪神間の人口密集地を直撃し、鉄道・高速道路・港湾等の
交通機関や電気・水道・ガスのライフラインが壊滅状態となり、自宅を失なって避難
した人は最大で23万人に達しました。死者は、震災が原因で亡くなった人を含めると
6,000人を超え、負傷者約42000人、倒壊家屋は約40万棟でした…。
その後も東日本大震災・熊本地震をはじめとする大地震が数多く発生しています。
今後も大きな地震があちらこちらで予想されるだけに、気持ちを引き締めたいですね。
何をするにも、行動までにどうしても時間を要してしまうお役所仕事だけに・・・
非常時の時ほど即戦力となるボランティア精神が、今後も受け継がれていきますよう
願っています。