10月からフジテレビ系で放送されている『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの
診断』というテレビドラマご覧になられていますか? かつて放送されていた『チーム
・バチスタシリーズ』のスタッフが再集結して制作されたものなんですが、なかなか
面白く見させて頂いております。
「解析診断部=レディ・ダ・ヴィンチ」に所属する個性豊かな7名の女性医師が、
原因不明の病気の謎を究明し患者を救うために奮闘する姿を描いたドラマで、オリ
ジナル脚本による1話完結の医療ミステリーです。
また、このドラマを見ていて重なってしまうのがNHKで放送されている『総合診療医
ドクターG(ジー〔ジェネラル〕)』。かつてNHK-BSで放送され、後に地上波
(総合テレビ)に放送枠を移して断続的に放送されている医学・医療関連のクイズ
バラエティ形式による情報番組なのですが、こうした番組を見ていていつも思うのが、
こんな医者が身近にいないものかということ…。
いくつかの小さな病院では解決できず、大きな総合病院に行くと、初診料というお金を
払わされます。そんなお金を払っているにも関わらず、患者の話もロクに聞かず、
決めつけて対処療法の薬を出しておしまい。そんな程度の低い医者が我が家の周りには
沢山います。
患者の主訴が、何が原因で起こっているものなのか、患者がいう事が正しいのか…
そんな事も分からないのに、触診はもとより、よく話を聞く事もせず、ひどい時
には患者の顔すら見もしない医者がいます。レディ・ダ・ヴィンチやドクターGでも
見て、刺激を受けてもらえたらと思ってしまう今日この頃…。
思えば家内が潰瘍性大腸炎になって、私も左足を手術してから1年あまり、松葉杖を
ついた事で負担が大きくなった右足を次に痛め、続けて腰を痛め、脊柱管狭窄症、
椎間板ヘルニア…運動できなくなると免疫力も低下して肺炎を患い…。ひどい
アレルギーに悩まされると医者の勧めるままにステロイド入りの薬を5年近く飲み
続け、気付いた時には身体が更なる悲鳴をあげていました。
運動不足は同時に肥満、内蔵脂肪、痛風、逆流性食道炎と坂道を転げ落ちるように
展開し、おかげさまで健康番組は欠かさず見るようになって、口に入る物にも神経を
使うよになりました。我が家の支出の大半は病院と健康維持に費やされてしまってい
ます。
対処療法で終わらせるのではなく、治療することに、もっと目を向けてくれる医者が
もっと患者の立場に立って診断してくれる医者が増えてくれることを、心から願う
ばかりです。知識のない人間が知識のある人間を頼って、お金を払って救いを求めて
いることを、しっかりと受け止めて欲しいものです。