28年前の今日、忘れもしない伊豆大島からの避難劇…
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1986年11月、三原山が12年ぶりに噴火した。
その風景を見に、全国から観光客が殺到した。
収入の7割を観光に頼る大島は、久々の賑わいの中にあった。
「御神火」と呼ばれるほど、島にとっては嬉しいニュースだったのだ。
ところが、11月21日午後4時15分。突然の大音響と共に、
すさまじい揺れが島を襲った。
それまでとは比べ物にならない大噴火が起きたのだ。
噴煙は上空8000mにまで達した。
一瞬にして観光気分は吹き飛び子供達も怯えきっていた。
誰も経験したことのない、激しい揺れと大噴火だった。
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当時、たまたま大島にいた私も、記録的な全島民避難という出来事に参加し
翌朝の自衛隊、護衛艦の船で脱出した。
今島では、その時の噴火の様子も絵葉書として売られ
流れ出した溶岩も、売られている。
何よりも1万人もの全島民が、特に混乱もなく無事脱出したことが驚きだった…