所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ 6月3日放送の・・・
『学歴だけでは測れないあっと驚く人生SP』ご覧になりましたか?
いつものように私は4日遅れで昨日録画を見たのですが、内容の概略はこんな感じでした。
●あっと驚く人生を送っている人々を紹介…。帰国子女で東大卒の超エリートが
辿り着いた誰にもマネできない唯一の仕事…ドルフィンスイマー
●東大卒でなぜ大工に?灘高から東大…官僚の道を捨て見習い大工になった驚愕の理由
●不良で高校中退までした年商20億円の中卒社長!社員3人で自身の給料はゼロという
所からスタートし…業界に終身雇用という革命を起こした波乱万丈の人生ドラマ
●学費格安で就職率100%!?専門すぎる大学に潜入 他
そんな中でも1番目を引いたのがこちら…名門灘高出身・東大卒の超エリートのお話。
その人は、この春、東大を卒業し、官僚の道まで開けていた栗林さん。小さな部屋で
朝、作業着に着替えると、仕事場を見せてくれると言い、30分歩いてついて行くと、
マンションを建てているという建設現場に到着。そう、彼の仕事は、大工さん。
通常は若いうちから修行し職人になって行くけれど、彼が就職を決めた会社は
大卒からでも丁寧に指導して育ててくれるという事で飛び込んだとのこと。
東大を卒業し、この春から見習いをしています。現場では『東大くん』と呼ばれて
使われ、まだ見習いの為、雑用がメイン。
一体なぜエリート街道を歩んできた彼が、学歴にとらわれない人生を選んだのか?
建築業界で働くなら大手ゼネコンではなく『自らの手で家を建てたい』と思い、
これまでの経歴とは全く違う大工になることを決意したと言います。もともと
建築に興味があったという彼ですが、高校時代は1日12時間もの勉強を毎日しており、
将来の夢は『良い大学に入り、中身も分からず官僚になる』事だったのかも…。
東大まで卒業して、なんと勿体無いと思う人が多い中、なぜ、大工に惹かれたのか。
ご両親の考えがどうであったかは知りませんが、彼は本当にやりたい事が見つからないまま、
東大に入学したのかも知れません。それでも、卒業までに、本当にやりたい事が見つけられた
からこそ、大工の道に進む事を決意できたのです。
何の後悔もなく、喜びで満たされているような姿を見ていると、大切なのは、給料が
良いからとか、安定しているからとか、休みが多いからではなくて、心が満たされる
『本当にやりたい事』、打ち込めるものがそこにあるからに違いないとは思うのです。
でも、こうした経歴を持つ人が選択する道としては、勇気のいる事だったと思うのです。
勇気ある彼に、本当にやりたい事ができる道を選択した人たちに乾杯!!