ティータイム

こんなにまで地域の為に頑張れる会社がありました

2016-6-3 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

またまたテレビネタになりますが、5月26日の『カンブリア宮殿』をご覧になられましたか?

今回は明太子の話から始まりましたが、博多の名物で知られる明太子は、福岡県内だけで

150以上のメーカーが切磋琢磨し、味を競い合っているそうです。その激戦区で売上NO.1に

輝いているのが、地元客からの絶大な信頼を得ている今回の主役「ふくや」さん。

 

実は、この「ふくや」は、創業者の川原俊夫さんが、戦後、「皆に喜んで食べてもらえる

惣菜を作りたい」と、韓国で食べた「スケトウダラの卵のキムチ漬」をヒントに10年近くに

及ぶ試行錯誤の末、現在の明太子を生み出した人で、その作り方を地元のライバルメーカー

に無償で教えることで「明太子」を博多名物に育てあげた方なのです。

 

色々な企業が作る事で、より美味しい物が出来るようになるとの考え方からで、自分だけが

という狭い考えではなかったし、地域貢献はこの会社の重要な柱の1つだったのです。

利益を生み出す「強い会社」である事は、企業として当たり前の事ですが、『ふくや』の

創業者は、第二次世界大戦を経験しており、その体験から、残った命を「地域の人への

恩返しに使いたい」と強く考え「良い会社」を目指していたのです。

 

驚くのはその貢献度で、なんと会社の利益の20%にも及ぶ1億5千万円を上回るお金を、

専門の部署まで立ち上げ、更に九州全土にまで範囲を広げて寄付をしているというのです。

勿論、熊本大地震による被災者への支援もそうですが、予算の足りない小さな団体への寄付

に至るまで受け付けているから驚きです。

 

また、「ふくや」のルーツでもある食料品卸から派生した業務用スーパー「たべごろ百旬館」

も素敵なお店でした。このお店には「ふくや」のバイヤーが集めてきた九州各地の珍しい

食材がズラリと並んでいますが、客の大半はプロの料理人。彼らにその食材を使ってもらう

ことで、地元住民や観光客に「九州の新たな食の魅力」を広め、同時に貴重な食材やその

生産者達までも助けるというのです。こうした様々な形で地域貢献を続けてきたからこその、

売上No. 1であり、継続できる地域貢献なのでしょうね。

 

そんな今回の社長の金言は、『利益を出す目的は税金を納め、雇用を守る為』でしたが、

こんな金言も最近では珍しい話。普通は税金対策をして、少しでも税金を取られないように

企業努力するものですが、この会社に至っては、そうして税金を納めるからこそ、地域の

環境や福祉が充実するんだという話。分かっていても、なかなか出来ない話ですよね。

こんな人が国のトップに居てくれたら、国民も納得の生活がおくれるのでしょうねぇ…。
 

 

 

 

 

 

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