ティータイム

「大人の武者修行」で再生を図る

2016-6-1 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

先月5月17日にガイアの夜明けで放送された『育て!会社を背負う者たち』を

ご覧になった方はおられますか? 前半の三菱の話も面白いものでしたが、

注目したいのは後半の『他社から学ぶ?「大人の武者修行」』の方です。

なんと、あの経済産業相が助成金を支給してまで行っている制度なのです。

優良企業の仕組みや、経営意識を全く違った業種の中で「体験」し学ぶことが

できるというのです。

 

条件は中小企業で、次代を担う人材である事。優良企業の職場に送られた人は、

現場で一緒に汗をかきながら働くことを通して、サービスイノベーションの

極意を学び取っていくわけで、新しいタイプの社会人インターンシップ。

 

そうして「武者修行者」が持ち帰る『優れた企業のDNAやサービスビジネスの

極意』が、中小企業の風土を根本的に変えていくというのです。全ての経験が、

そのまま活かせるとは思えませんが、良い刺激を受けられるのは間違いない

と思います。

 

100にものぼる優良企業に2週間以上、それも研修・滞在・交通費の3分の2を

補助してくれるというのですから有り難いお話です。ただでさえ中小企業

ともなると、人を育てるのは難しい話。少ない人員の中で、教える経験も

少なく、良い見本も少なく、長くいると、それが正しいかどうかまで麻痺して

分からなくなってしまいます。

 

管理職の為のサバイバル研修等、これまでにも様々なものがありましたが、

実際の現場に入る事ほど、効果のあるものはなかったでしょう。どうも、

今回のこの制度の申込受付は昨年末で終了しているようなので、こうした

取り組みが、単発で終わらない事を願うばかりです。

 

あと1つ、課題として思ったのは、中小企業の場合、そうして研修で1人でも

不在となると、通常業務が回らなくなるところもあるのでは?という事から、

そうした面へのサポートも同時にしてもらえたら…なんて事も思ってしまいます。

 

こうした国の取り組みも、一方では、私達が納めた税金等が投じられるのはと、

賛否両論があるわけで、なかなか難しい問題なんだろうとは思います。

本では学べない『直接目で見て肌で感じて体感できる』経験、大切にして

いきたいですねぇ。
 

 

 

 

 

 

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