『一滴の向こう側』という番組をご存知ですか?BSフジで土曜日の夜10時
から放送されている番組です。概要としては、同番組サイトに以下のように
書かれています。
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夢に向かって突き進む者
誰かの笑顔のために己を奮い立たせる者
不可能に挑み続ける者
彼らの流した一滴の汗、一滴の涙、そして一滴の想い...
それはいつしか大きなうねりをもった笑顔の大河になる
その向こう側にあるものとは...
この番組では複数の主人公が登場。"夢" を"夢"で終わらせず、実現させるために
一歩を踏み出し、ガムシャラに頑張る人たちに密着。1つのテーマを設け、その
分野で活躍する人々を、同時進行でそれぞれの物語や熱き想いを、ドラマのように
3回に分けて見せるヒューマンドキュメンタリー番組…。
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私も、つい先日知ったばかりで、この種の番組は大好き。その時の主人公が
本道佳子さんでした。
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第48回「いのちの料理人」(第2話)・・・日本全国を回り、料理を作る出張料理人の
本道佳子さん。彼女の料理は全て色鮮やかな野菜だけで作られたオリジナルメニュー。
料理を食べるお客さんの中には、重い病気と闘っている人も多い。病気の人も、
健康な人も、誰もが本道さんの料理に『食べる喜び』を感じるという。そんな
本道さんのことを人は“いのちの料理人”と呼ぶ。
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私が見た回は…
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主人公の本道さんは、熊本地震がおこる2週間前に熊本県へ。訪れたのは上益城郡
御船町にある、がん治療の病院「藤岡医院」。ここは本道さんが“いのちの料理”を
作るキッカケとなった病院だった。そして本道さんの料理を病床で待つ人が…。
それはガンと闘う本道さんの友人。生存前からの映像が見られ、本道さんの料理を
本当に笑顔で食べている姿が映されるが、間もなく亡くなってしまう…。
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以前、湯島食堂というお店を経営されていた事は、知っていましたが、この様な
活動をされているのかと改めて驚かされました…。料理本も何冊か出ていますが、
本道さんについて書かれた『最後の晩餐〜がん治療へのターニングポイント〜』
という本、こちらも是非読んで頂きたいものとなっています。せっかくなので、
プロフィールもご紹介したいと思います。
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高校卒業後、フードコーディネーターに。
ペンション開発会社で料理講習会の助手を務めた後、単身NYへ渡る。
ケータリングの仕事をしながら各国の料理を学ぶ。
『ハドソンリバークラブ』に採用され、NYの『野村エグゼクティブダイニング』へ、
スーシェフで出向。世界各国のエグゼクティブに料理をふるまう。
6年後にロサンゼルスへ移住。ケータリングをしながら、オーガニックやマクロビに
触れ、東海岸と西海岸の文化の違いを体験する。
10年間のアメリカ生活を終え、日本へ帰国。
長野県で、農家の野菜を使った観光施設のメニュー開発に携わるなど、地域活性化の
活動を行う。
数年後、東京に活動拠点を移し、トリニティアイリッシュダンスの日本公演ツアーシェフ、
国際プロジェクトの映画「シルク」制作時、「世界仏教徒会議」など、数々の
ケータリングシェフを担当。
熊本や岐阜の病院とコラボレーションして、『最後の晩餐 食事会』を定期的に開催。
2010年 肉・魚、卵・乳製品を使わない野菜だけのビーガン料理レストラン
『湯島食堂』をオープン。口コミだけで、多くのお客様に来ていただくように。
湯島食堂を営業する傍ら、世界各地へ行って料理を作る。
2011年 東日本大震災の支援として、被災地にて数々のケータリングを行う。
2012年 「食で世界が平和になったら・・・」を実現する為に設立した
『国境なき料理団』が、NPOとして認定。国も人種も国境も越えて、みんなと
友達になれる料理を広める活動を行う。
2014年 活動の場をさらに広げるため、湯島食堂をクローズ。日本初の
Pop Up Restaurantを展開。
2015年 東京ドームホテルで開催された「夢のディナー in Tokyo」に出演。
現在は、教育、医療、アートなど様々な分野の方々と協力し、日本・世界の各地で
「愛あるご飯」をお届け中。
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明日14日の土曜日が3回目の放送で熊本大震災で炊き出しをされる姿などが
放送される様です。今から放送が楽しみです。