ティータイム

プロフェッショナル 佐藤直紀

2016-3-25 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

少し前にNHKで放送された『プロヘェッショナル 仕事の流儀』

既にこのブログでもご紹介させて頂いた『るろうに剣心』の回に触れた

作曲家の佐藤直紀さんですが、2度目なので、今日は番組の中で触れられた

3つのキーワードについて書きたいと思います。

 

依頼に応じて、曲調やスタイルを自在に変え、同じ人の作品とは思えない

ほど豊かな曲を産み出してみせる佐藤さんは、自らを作曲家ではなく、

「作曲屋」と例えていました。正にプロヘェッショナル。作曲の中で、

佐藤さんが貫く流儀…それは、映像を何度となく見続け、映像の中に、

作り手の伝えたい意図やイメージを、ひたすら読み解いていくこと。

映像を見て、その空気や匂いを感じ取って、どんな音楽が一番はまるかを

探り続けるのだそうです。

 

● あがいてあがいて、あがき抜く

 

自分を追い詰める。追い詰めて追い込んだ時にアイデアが生まれたり

越えられない壁を乗り越えられたり、視点を変えられたり…よく聞く話です。

 

佐藤さんは、自分に音楽の才能があると思ったことはないといいます。

まだ駆け出しの頃は、仕事先からいつも、「佐藤さんの個性が見たい」と

言われたそうな。自分の個性とは何か?佐藤さんは悩み続けたそうです。

転機が訪れたのは、10年目につかんだ映画の仕事。求められる曲のレベル

の高さに、佐藤さんは悪戦苦闘しました。ひたすら映像を見続け、体から

絞り出すように、何度も曲を直し続けたそうです。そうして出来上がった

映画は大ヒット。以来、どんな仕事でも最後まであがいて、注文に応えて

きた佐藤さん。いつしか、そのメロディは「佐藤節」とも呼ばれるように

なっていきました。

 

●「個性は出そうと思って出るものではない。とことんあがき続ける中で

    にじみ出てくるものが、個性になるのではないか。」

 

去年夏、佐藤さんは3年にわたって放送されるNHKの大河ファンタジー「

精霊の守り人」の音楽を作ることになりました。既に第1回が放送されま

したよね。そのテーマ曲で求められたのは、パワー。そして、一度聞いたら

忘れられないメロディ。

 

45歳の佐藤さんは、自分が作曲家の第一線に立てるのはあと10年が限界だと

考えているそうです。自分に課しているのは、「次の曲は、一つ前の曲を

超える」ということ。常に最高の音楽を目指す覚悟で、1曲1曲に挑んで

いるとのこと。「いいものを作らないと次はないという覚悟は当然あります。

一番新しい作品に関しては、これまでの僕の音楽の中でベストを作りたい。

そこを目指しています。」

 

● 最新作を最高傑作にする

 

正にプロヘェッショナル…作曲屋でした。全く生きる世界の違う人ですが

仕事に対する姿勢は、見習わなくてはならないですね。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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