御存知のとおりNサラダ油にも1.6%のトランス脂肪酸が含まれています
Y無添加サラダ油には8.5%ものトランス脂肪酸が含まれています…
無添加と聞くと、つい手が出てしまう昨今なので怖いところです・・・そして、
天麩羅油で天麩羅を揚げる時も、高温処理の際に0.2%のトランス脂肪酸が出来てしまいます
トランス脂肪酸に関しては国の機関が真剣に対策を取ってくれない限り
私たちの対応にも限界がありますが、だからこそ、良い油を心がける事が大切になります
一昔前に販売停止で話題になった花王のエコナも問題を指摘したのは海外でした
そんな中、良い油の代表として注目されているのが亜麻仁油
なんじゃそれ? と言った感じですが、アマの種子を圧搾、又はこれをつぶして
溶媒で抽出することで得られるそうで、代表的なオメガ3系脂肪酸であるα-リノレン酸を
はじめとする不飽和脂肪酸に富み、栄養サプリメントとしても販売されています
このオメガ3系脂肪酸は他の食材では、鮭、青魚、大豆製品、緑黄色野菜からもとれますが
含有量が少ないため、多く含んでいる亜麻仁油が注目されている訳です
脂肪の中には、体内で作ることができずに食べ物から摂らなければならない
必須脂肪酸があり、その代表がオメガ3系とオメガ6系の脂肪酸ですが
現代人の食生活では一般的な植物油や動物の脂に含まれているオメガ6系脂肪酸は
摂りすぎが心配なほどですが、食の欧米化や魚食の機会が減ったことなどから
オメガ3系脂肪酸の摂取が減って、両者のバランスが崩れてしまっています
亜麻仁油は変質しやすいので、低温圧搾方式で搾ったものが良いといわれています
低温圧搾方式は、化学的な溶媒を使用せず加熱も行わないため、もっとも安全で
上質の油を搾ることができる方法です。加熱には向かない油なので、利用法を
良く勉強して、上手にオメガ3系脂肪酸を摂取していきたいものですね
この亜麻仁油については、もっか私も勉強中ですので、また、改めて
ご紹介できればと思っています。ちなみに加熱に使う油はオリーブ油やごま油が良いようです