今日6月10日は、時の記念日
1920年に東京天文台と生活改善同盟会によって制定されました
「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ
時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられたそうです
でも、日本人って、電車にしても、始業時間の立ち上がりにしても正確で有名ですよね…
ところが、実は、もともと外人も呆れるほど時間にルーズな国民だったようです
政府がこの「時の記念日」を制定し、国を挙げて時間規律の浸透に力を入れたことで
ようやく鉄道や工場で時間が守られるようになって、まだ100年も経っていないのです
でも、そんな今の日本人に対して、それでも「時間にルーズだ」と言う人も大勢います
NPO法人POSSEより刊行されている雇用問題総合誌『POSSE』でのインタビューで
インドネシア人看護士が「日本人は時間を守りません。遅刻に対しては大変厳しいのに
仕事の終了の時間は守ったことがありません」と話したとか…
確かに、会議も決められた時間内で終わらないケースも多いようですし
正規の勤務時間が終わっても、すっくと立ち上がって帰る人は殆どありません
始まりは厳しいのに終わりはゆるい…
ルーズというより、決められた時間内におさめる意識が薄いのかもしれませんね
勿論、仕事が忙しいから切りの良いところまで…もあるでしょうし
周りに悪くてすぐに帰れないとか…最悪なのは、すぐに帰ろうとしたら注意されたとか…
地域によって、持っている感覚にも差があるようで
九州・沖縄には、独自の時間感覚を示す言葉が多く残っているそうです
「沖縄時間(うちなータイム)」「博多時間」「薩摩時間」「日向時間」…
時間に追われて動くのをよしとするか…時間を気にせず、緩やかに過ごすか…
うーん、それでも、心だけでも、いつも緩やかに過ごしたいものです