タコの足の数が8本あることから、広島県と三原観光協会が記念日と定めて、
1996(平成8)年から、今日この日に『タコ供養』を行っているそうです。
日本ではタコは食卓を飾る一品として欠かせませんし、私にとってタコ焼きは
大好物でもありますので・・・
ちなみに、自宅にタコ焼き用の鉄板も持っていて、たまにタコ焼きパーティーを
したりしています。
見た目は気持ち悪く、炭を吐いたり、吸盤や足でまとわりついてくるので
そんな事があってか、ヨーロッパや中東ではデビルフィッシュ(悪魔の魚)と
されているとのこと。
追伸…今日は、時間がなくて手抜きのアップですみませんでした…。
タコの手でも借りたい気分です・・・。
2016年度予算案の防衛費が5兆541億円となり、初めて5兆円の大台を超えた・・・
そんなニュースが流れていたかと思えば、年金積立金管理運用独立行政法人が
5兆円を超える運用損失ですと・・・安倍政権が発足する前の2012年度の
軍事費に戻すだけで財源は3,403億円生まれて、保育士の賃上げ月5万円にかかる
2,800億円にまわしても603億円ものゆとりがある・・・
防衛費は、前年度に比べ740億円の増加で、他の歳出と比べても優遇ぶりが際立ち、
海外主要メディアは、いずれも、第2次安倍政権が2012年12月に発足して以来、
4年連続での増加となることを記事の始めのほうで言及していました・・・。
防衛費の増額は安倍政権の傾向だと示しているのです。AP通信は、安倍首相が
『10年間続いた減少傾向を2013年度予算で終わらせた』としています。
2015年における世界の軍事費動向をまとめたレポート「Trends in World military
expenditure 2015」では、2015年の世界全体における軍事費総額は1兆6760億米ドル。
もっとも多い軍事支出を計上していたのは勿論アメリカ合衆国で5960億ドル、
次いで中国の2150億ドル、サウジアラビアの872億ドルが続いています。
日本は8位で、防衛費だけなのに韓国よりも多いのですよね・・・
米軍思いやり予算(在日米軍駐留経費)では建設される米兵用の住宅が・・・
1戸約6,200万~9,700万円なのに、震災による被災者向け公営住宅は
1戸当たりの建設予算が238万7000円を上限に予算が組まれていました・・・
第3次内閣改造の目玉となった稲田氏防衛相起用も気がかりだし・・・
東京都の退職したM氏も全くおかしな金銭感覚でしたが、お国のA氏は金銭
だけでなく色々と如何なものか・・・
それも着々とおかしな方向に進めている気が・・・
『愛を積むひと』は2015年の日本の映画ですが、原作はアメリカのエドワード
・ムーニー・Jrの小説「石を積むひと」で、日本用に再構成されたもの。
佐藤浩市と樋口可南子が夫婦役を演じていますが、2人の演技も素晴らしいもので、
北海道で第2の人生を送る熟年夫婦の愛と絆を描いた感動の映画です。
東京の下町で営んでいた工場をたたみ、豊かな老後を求めて良子(樋口可南子)の
望む北海道に移住してきた2人。ガーデニングや内装アレンジなど、充実した毎日を
楽しむ良子に対し、仕事一筋だった篤史(佐藤浩市)は暇を持て余すばかり。
そんな夫を見かねた良子は、篤史に家の周りの石塀づくりを頼みます。心臓を患い、
良くない状態である事が分かりながらも、夫の事を思い病状を明かさない良子。
ところが、良子の持病である心臓病が悪化し、篤史の願いもむなしく亡くなって
しまいます。
妻の死に絶望し、生活も荒んで心を閉ざした篤史でしたが、彼女が死の直前に
綴った自分宛の手紙を、ふとしたきっかけで見つけます。良子は、自分が亡く
なった後の夫の事を思い、前に進めるように手紙で後押ししてくれたのです。
打ち込めなかった石塀にも、手紙を読んだ事で心が込められるようになり、周囲の
人々や疎遠だった娘との関わりも取り戻していきます。
映画の中で重要な役割を果たしていた手紙は、アルバムに入れられた1通、それと
アルバイトに来ていた青年の彼女に預けられた1通。それから父である篤史から
娘に宛てられた1通。
小さな町工場の仕事だった為に結婚当初から決して裕福ではなかったので、結婚
記念日には毎年『1粒の真珠』を奥さんにプレゼントしていた篤史。1年に1粒だから、
これまで溜まってきた真珠も不揃いで、色も形もバラバラ。それでも、年を重ねる
事で、1つの味わい深いネックレスになっていくという…素敵な話。こんな結婚
記念日のプレゼントも良いなぁと感心してしまいました。
物語では途中、これまでためられてきたネックレスになりかけの真珠が盗まれて
しまうのですが、後半では疎遠になっていた娘に送る手紙の中で重要な役割を
果たしていきます。詳しく説明したいところですが、是非見て欲しい映画でした。
物の豊かさではなく、人の温かさと語らぬ想いを感じられた、素敵な映画でした。
大相撲で31回の優勝を果たし、相撲界で初めて国民栄誉賞を受賞した元横綱・
千代の富士の九重親方が、7月31日午後4時頃、すい臓がんのため東京都内の
病院で亡くなりました。61歳という、まだまだ平均寿命からは程遠い若さでした。
1975年9月場所で昭和30年代生まれの力士として、第一号の新入幕を果たし
二日目には幕内初白星を元大関大受から挙げますが、相撲の粗さが元で5勝10敗と
負け越し。その後幕下まで陥落。人並み以上の奮起で帰り十両を果たしますが、
以前から課題だった先天的に両肩の関節の噛み合わせが浅いという骨の形状から
来る肩(左肩)の脱臼が顕在化します。
取り口も力任せの強引な投げ技を得意としていたために左肩へますます負担が
かかり、度重なる脱臼に悩まされました。このため、2年間を十両で過ごすこと
になりますが、元NHKアナウンサーの向坂松彦はこの頃から「ウルフと言われる
鋭い目はいつの日か土俵の天下を取るものと見ている」と話されていたそうです。
1981年1月場所は快進撃で、若乃花を真っ向勝負で寄り倒すなど初日から14連勝を
記録。そして迎えた千秋楽、1敗で追いかけた北の湖との直接対決を迎えました。
本割では吊り出しで敗れて全勝優勝こそ逃すものの、優勝決定戦では、あの北の湖を
右からの上手出し投げで下し、14勝1敗で幕内初優勝を果たしました。
場所後に千代の富士の大関昇進が決定しましたが、千秋楽の大相撲中継視聴率は
52.2%、千代の富士の優勝が決まった瞬間の最高視聴率は65.3%に達し、現在でも
大相撲中継の最高記録となっているそうです。
新大関で迎えた3月場所は11勝4敗、5月場所は13勝2敗と連続して千秋楽まで
優勝争いに残り、横綱昇進が懸かった7月場所には千秋楽で北の湖を破って
14勝1敗の成績で2度目の優勝を果たして横綱を掴みました。非常に劇的な瞬間に、
千秋楽審判委員として土俵下に控えていた当時の九重親方(北の富士)は勝負が
決まった瞬間手で涙を拭ったそうです。
横綱推挙の際「2代目・千代の山」の襲名を打診されたましが、これを「横綱2人分
(千代の山+北の富士=『千代の富士』)のいまの四股名の方が強そうだから」
と固辞しました。千代の富士の大関・横綱昇進伝達式の際には、北の富士と、
北の富士からの配慮で先代九重親方の未亡人が同席していました。
千代の富士の引退相撲・断髪式は1992年1月場所後に行われましたが、
「気力・体力の限界」と話された緊急記者会見で現役引退を表明された時は、
本当に涙無くしては見られないものでした。何度となく怪我に見舞われながらも、
ウルフらしい豪快な相撲で楽しませてくれた「小さな大横綱」は、歴史に名を
刻み体中を傷だらけにして相撲人生を終えました。
ウルフと呼ばれた大横綱、私も大ファンでした。
もう、千代の富士の様な横綱は誕生しないだろうと思っています。
遅くなりましたが、 在りし日のお姿を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。
7月26日放送のガイアの夜明け
『自分の力で歩きたい...~患者を救う"極めた技術"~』をご覧になりましたか?
「技術は人に奉仕するためのもの」...創業者本田宗一郎の意思を継ぎ、ホンダは
培ってきた技術を医療の分野で発揮しようとしていました。プロジェクトリーダーの
伊藤寿弘さんは、伝説のレーサー、あのアイルトン・セナのマシンを手がけた、
元F1チームのエンジニアです。
全く違う部署からの配属ですが、彼のチームが開発しているのは、病気や障害で
歩行が困難な人をアシストする機器の開発チーム。腰に装着し、足の振り上げ
・蹴り出しを誘導していきます。
冒頭から杖が無いと歩けない人が、歩行アシストを20分程使って訓練すると、
自力で歩行できるという映像が見せられます。奇跡でした…。本人の笑顔を
見れば一目瞭然の画期的な、夢の様なリハビリ機器です。
「より速く、より小さく、より軽く」というF1の使命を背負ってきた伊藤さんたち
開発チームは、歩行アシストのモーターや制御基板を小さく軽くすることを実現。
更に「テレメーター」という、走行中の車とピットのコンピューターを通信で繋ぐ
システムを採用。人型ロボットのアシモ君の歩行技術など、様々な技術の結集です。
そんな中、新たな課題として上がってきたのが...「歩行アシストを子どもにも
使えないか」という要望です。障害を持つ子供が自力歩行できると、より筋力が
高まって寿命が延びるのではと期待されています。
大人の場合は、過去に歩いた経験のある人だったので、記憶を取り戻す流れでしたが、
生まれた時から、正しい歩き方を経験していない子供に対しては、歩き方そのものを
歩行アシスト機器を通して掴んでもらう必要もあります。
実際に歩行アシストでリハビリを受けるのは、車イスか杖が無ければ自力移動できない
小中学生たち。番組でも1人の少年を取り上げて密着していきますが、その効果は、
大いに期待できるものでした。
筋肉を使わないまま年齢を重ねてしまうと、骨の成長に対して萎縮したままで硬化し、
高校を卒業する頃には全く歩けなくなるケースが多いという話ですから、本当に
夢のようなアシスト型機器です。
「技術は人に奉仕するためのもの」
本当に素晴らしいDNAです。