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『楽しみながら できるまでやる』無垢の木の一戸建て【BESS】

2019-3-19 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

2月28日放送のカンブリア宮殿『「住む」より「楽しむ」家を!ログハウスで住宅市場の常識覆す独自経営とは』の回、ご覧になられましたか?

 

最近、住宅街に増えているらしい【BESS】というログハウス。勿論、ログハウスだから、素材は無垢の木。都会にいながら開放感いっぱいの自然派の家に住み、薪ストーブやハンモックで生活を楽しむ家族が番組では紹介されていました。

 

無垢の木は、1本の原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出したものの事ですが、【木】本来の質感、風合いという面で圧倒的な魅力を放ち、科学物質を含まない自然素材なので、精神を休ませ安定させるリラックス効果もあります。

 

特長としては、調湿作用があり、湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出して温度を一定に保とうとするため、縮む・膨らむという性質があります。周囲の湿度に影響されにくいため夏は涼しく、冬は暖かい環境を生み出してくれるので、日本の夏は高温・多湿なので、向いている素材という訳です。

 

ただ、縮んだり・膨らんだりするため、時に、ひび割れするという欠点もあるようですが、コンクリートの約2倍とも言われる優れた遮断性があり、耐火性も…。

 

1985年に【BESS】というログハウスを扱う『アールシーコア』を創業した二木さん。ログハウスとの出会いは知人から「ログハウスを輸入してほしい」と頼まれたのがきっかけでした。しかし、別荘としての利用だけでは需要が限られているため、一般住宅として売れないかと考えます。ところが住宅街にログハウスを建てるのには、思わぬ壁が・・・。

 

当時、ログハウスは燃えやすいと思われており、建築基準法で住宅密集地には建てることができなかったのです。正直、私もそう思っていました。そこで二木さんは自ら、耐火性の実験に取り組み、「ログハウスは火に弱くない」ことを実証して、役所を説得し、防火認定を勝ち取っていきます。諦めない行動力は素晴らしいですよね。

 

今では全国44カ所に展示場を展開しているそうですが、会場は大人気。週末ともなればテーマパークさながら家族連れが殺到。営業マンがついて回らないので自由に見学ができ、その一方でコーチャーと呼ばれる人たちが、ログハウスの楽しみ方を教えてくれる楽しい”イベント”まで用意されているのです。

 

さながらキャンプの雰囲気!! そんな展示場だから、「ちょっと見学だけ」と立ち寄り、ログハウスの魅力に取りつかれて、購入してしまう人が6割もいるという凄さ。皆さん、無理をしてでも欲しくなってしまうのでしょうか…。BESSのシリーズにはグッドデザイン賞を獲得したスタイリッシュな家もあって、中の作りもワクワクさせるものが多くありました。

 

いつもの村上龍さんの編集後記では、こんな事が書かれていました。

 

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二木さんは、おしゃれで、ダンディな紳士だった。「ドクダミのような会社でありたい」とHPの玄関にあったので、意表をつかれた。同様に、BESSのログハウスも、独特のコンセプトで、先入観が覆った。丸太小屋という従来のイメージはどこにもなく、何と呼べばいいのかわからない。現実が過去の常識に先行し、実物が名称を置き去りにする、新しさの証しだ。カタログには、いろいろなことが書いてある。やや乱暴だが要約すれば「価値観に画一性は不要」ということではないかと思う。その考え方は、今や異端でも何でもない。
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社長の金言は、『楽しみながら できるまでやる』

 

だからこそ、普通なら諦めてしまう耐火性の実証まで、やれてしまうのでしょうね。『楽しみながら』という言葉は、最後までやり抜く為の、大切なキーワードですよね。
 

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