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ケネディが尊敬していたという介護・福祉の礎を築いた名君

2018-9-25 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

9月12日放送の『偉人たちの健康診断』「上杉鷹山 ひざの痛みよ!さようなら」の回、ご覧になられましたか?

 

この『偉人たちの健康診断』という番組、「健康のヒントは歴史にあり!」とうたって、歴史上の人物の日常生活や病歴、さらには健康へのこだわりから、現代の私たちが元気で長生きするためのヒントを探るという一風変わった番組なのですが、なかなか切り口が面白く、楽しみにしている番組の一つです。

 

今回は、破産寸前の米沢藩を立て直した名君・上杉鷹山というお方。正直、上杉というと上杉謙信の方しか頭に浮かんで来なくて、誰?とも思ったのですが、あのケネディ米大統領が尊敬する政治家としてその名をたたえた米沢藩主だというからビックリ。

 

破産寸前の米沢藩の財政を回復させるため「大倹約令」を発し、藩のため領民のため人生をささげた名君だそうです。鷹山の生涯から高齢化社会を健康に生きるためのヒントを探るということで、話題に上がってきたのが、不健康な生活で毛細血管が消えてしまう「ゴースト血管」のリスクや「ひざの痛み」の対処法について。さらに「弱者を切り捨てない」鷹山の画期的な福祉政策についても紹介して頂きました。

 

ウコギという漢方でよく使われるという山菜が、ゴースト血管を改善するパワーを持った食材だったというお話。また、変形性ひざ関節症に悩んでいたそうですが、よく歩いて筋肉を鍛えていたことで、痛みを軽減していた事等が話されいてましたが、番外編として、鷹山が30歳の時、米沢藩の法律として定めた制度についても触れていました。

 

それは 家族に病人や介護が必要な者が出た場合、看病のための休暇を認める制度。さらには、苦しい財政をやりくりして、社会的弱者を抱える家族に米を支給し、高齢者に対して心から大事にいたわる事を明文化し、90歳以上の者には生涯、米を支給すると定めたのです。

 

あの当時だからこそ、物凄いことで、だからこそ、米沢の発展の礎を築いた名君として知られ、あのケネディさんの知るところとなったのでしょうねぇ…。人々の健康は何物にも代えがたい。そんな当たり前の事を再認識させてくれた方でした。
 

 

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