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心も体も【鉄人】だった衣笠祥雄さんの記録をここに

2018-4-27 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

元広島カープの鉄人、衣笠祥雄さんが4月23日に亡くなられました。広島生まれで広島カープファンとしては、こうして触れない訳にはいかないので書かせて頂きます。沢山書きたい事があるのですが、箇条書きにして、記録したいと思います。

 

1965年、広島カープに入団。
1974年までの背番号28から、「鉄人(『鉄人28号』より)」の愛称で親しまれるようになる。
1975年5番打者として4番の山本浩二と共に球団初のセ・リーグ優勝に貢献。
1976年、盗塁王のタイトルを獲得。
1979年、対巨人戦では西本聖から死球を受け、左の肩甲骨を骨折する重傷を負い、全治2週間と診断が下されるが、翌2日の試合で代打として登場。江川卓の投球にフルスイングで挑んで三球三振という記録を残した。試合後には「1球目はファンのために、2球目は自分のために、3球目は西本君のためにスイングしました」と伝説のコメントを残している。

 

・・・全力で突っ込んでいきバットを振り回すだけに、デッドボールも多く受けていましたが、どんな時も怒ることなく、手を挙げて大丈夫であることをアピールしながら、笑顔で1塁ベースに走っていく姿は忘れられません・・・。

 

1982年、12年連続全試合出場を果たし、王貞治の皆勤11シーズンの記録を破る。
1983年、8月史上16人目となる通算2000本安打を達成。
1984年、37歳にして自己最高の打率.329・31本塁打・102打点の成績を残し、打点王を獲得。
1986年6月、2000試合連続出場を達成。
1987年、ルー・ゲーリッグの世界記録を抜いて2,215試合連続出場を果たした。
    また、この年、王貞治さんに次いでプロ野球選手として2人目の国民栄誉賞に輝く。

 

・・・チームメイトの山本浩二とのアベック本塁打は86本を数え、巨人の王貞治・長嶋茂雄の106本に次ぐ日本プロ野球史上2位の記録を残しています。山本浩二さんも凄いのですが、今回の主役は衣笠さん・・・

 

1996年、野球殿堂入り。
2018年4月23日、上行結腸がんにより、東京都内で亡くなられました。71歳。

 

通算三振数は1587個(当時日本記録)、通算併殺打は267(セ・リーグ記録)。通算被死球3位(161)…

 

・・・当てに行く打法ではなくて、とにかく思いっきり振り回す【気持ちの良いスィング】で三振しても笑って許せる唯一の選手でした。球史に残る強打者でありながら通算犠打数は88と、本塁打500本以上を記録した打者の中でも突出して多いのもチームプレイに徹していた事がよく分かるデータです・・・。

 

衣笠祥雄さんの訃報は海外でも報じられており、2632試合連続出場のメジャー記録を保持するカル・リプケンさんからも哀悼の意が表されました。本当に、野球人としても人間としても、とても素晴らしい人でした。

 

謹んで哀悼の意を表します。
 

 

 

 

 

 

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