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酪農家と共に成長を目指す【よつ葉乳業】さん、素敵な会社です。

2017-10-31 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

10月26日放送のカンブリア宮殿『よつ葉乳業』の回、ご覧になられましたか?

知る人ぞ知る『よつ葉乳業』さん…私の家内も発酵バターにクリームチーズと…料理には欠か

せないようで、私がテレビを見始めると自慢気に冷蔵庫から取り出してきて熱烈なファン

ぶりをアピール??(^ ^;) 老舗洋菓子メーカーや有名ホテルが愛用する絶品バター…それを

作っているのが、こだわり主婦などから絶大な信頼を集める『よつ葉乳業』さんなのです。

あの帝国ホテル特選発酵バターも、よつ葉さんの作ったものなんですよ!

 

50年前、大手の乳業メーカーに価格決定権を握られ、厳しい環境にさらされていた北海道の

酪農家は、一生懸命、牛を育てて生乳を作っても、買い叩かれ貧しい生活を送っていたそう

です。そんな状況を何とか変えようと立ち上がったのが、よつ葉乳業の創業者・太田寛一。

 

太田はヨーロッパの酪農家を視察し、酪農家が自ら加工品を製造し、それを販売することで

誇りを持って働く実態を見て、北海道に「農村ユートピア」を作ろうと決意し、十勝地方の

8つの農協が出資する加工会社の設立に動きました。凄い行動力です。それでも、その計画が

表沙汰になると、大手乳業メーカーから執拗な嫌がらせを受けるようになり、建てようとして

いた工場建設の業者にまで手を回して、請負を放棄させたりするほどでした。

 

大手企業って…なんとなく頭に浮かんできましたが、それは別として、話題になった【下町

ロケット】や最近始まった【陸王】が頭に浮かんできて、これもヒットするドラマになる

のではと思ったりして・・・おっ、脱線してしまいました・・・もとい。

 

数々の苦難を乗り越えスタートした「よつ葉乳業」は、今や乳業メーカーとしては、後発

ながら北海道バターの国内トップシェアを誇り、売上高1,000億円を超える企業となってい

ます。乳製品の「おいしさ」に対しては、こだわり抜いています。例えば、牛乳では、「特選」

と表記するために必要な国の基準を上回る厳しい社内基準を設定し、その基準値を下回る

生乳は牛乳として使わないという、こだわりぶり。

 

こうした厳しい基準を設けている理由…それこそ「生産者が作った生乳を無駄にせず、付加

価値をつけて適正な価格で売り、そこで得た利益を酪農家に還元する」という「よつ葉」の

ポリシーにあるとか。そんな「よつ葉乳業」だからこそ「生産者と共に成長を目指す」という

理念を持ち、それを愚直に実践してきています。

 

大手メーカーでありながら、酪農家の為の商品を作り続け、酪農家と共に成長することを選ん

できた「よつ葉乳業」さんは、後継者不足の問題解決の為若手酪農家の支援も行っています。

創業者の経験を参考にしてか、海外視察を用意し、先進的な酪農を学んでもらうことで、新規

参入や事業拡大を目論む若手の意識改革を進めているのです。

 

商品加工を行っている若者には、本来ライバルであるにも拘らず、よつ葉の販売網を活用して

の代理販売まで行って、酪農家を支援しているのです。本当に、素敵な企業さんですよね。

いつもの村上龍さんの編集後記では・・・こんな事が書かれていました。

 

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日本の乳業は、北海道の開発と、ほぼ同時期に興った。わたしは「よつ葉」のバターが好きだ。

こくがあるのに、どこか味が優しく、脂肪分をあまり感じさせない。「よつ葉」は歴史的に、

「酪農家に寄り添ってきた」と言われる。だが、その表現は充分ではない。当時の大手乳業

との、壮絶な確執を経て誕生したときから、「よつ葉」と「酪農家」は単なるメーカーと取引先

ではなかった。「運命共同体」だった。だから両者は、お互いのため、消費者のためを思い

全力を尽くし、それが「どこか優しい味」を生んでいるのだと思う。

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身体に良いものを求める我が家にとっても、とっても優しい『よつ葉』さんでした。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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