『負を抱えて生きる』
顔が怖い為に、危ない人に見られたり、遠ざけられたり
声がでかい為に、怒っていると思われたり、命令しているように聞こえたり
背が高いために、傲慢に思われたり、無礼な人に見られたり
これって、本人にとっては、結構辛いこと
過剰反応されることで・・・やがて…
顔の怖い人は、人間不信に襲われたり
声がでかい人は、無口になってしまったり
背が高い人は、背中が丸くなっていく・・・
考えてみたことがありますか?
生まれつき、或いは、何かのきっかけで負を抱えてしまったら・・・
外見で判断されることが如何に多いことか・・・
でも、きっと分かる人もいるはず
負を抱えることで、沢山の人や生きるものの痛みが分かるようになったはず
負を抱えることで、強い心が持てるようになったはず
負を抱えることで、まわりの本当の姿が見えるようになったはず
負を抱えることで、実は抱えない人には得られない強みを手にしたのでは?
辛さには、いつしか慣れ、強さは、やがて人の力になっていく
他の人には得られない、乗り越えられる壁を与えてもらえたのでは?
そう考えると、負でさえも、プラスに考えられる気がしませんか?
詩集『道しるべ』より