この『運命の日』という番組は、新しいステージへ挑戦し続ける人々の運命の日を追い
2回にわたって放送されるカウントダウン・ドキュメンタリー番組ですが、今回は氷の
彫刻展。北海道の雪まつりは知っていましたが、東京の…それも…明治神宮でこのような
大会が毎年行われていたとは全く知りませんでした。
東京・原宿に鎮座する明治神宮。初詣には毎年多くの参拝者が訪れ、幅が広く長い参道が
人で埋まると、よくもこんなに大勢が集まったものだと思ってしまいます。
そんな明治神宮で行われるのが「明治神宮奉納 冬季全国氷彫刻展」…要綱は…
第40回 明治神宮奉納 冬季全国氷彫刻展
主催:全日本氷彫創美会
場所:明治神宮 境内表参道第二鳥居より本殿前
日時:2016年1月9日(土)16:00 開会式 16:30 制作開始
1月10日(日)5:30 制作完了 7:00 審査開始 10:00 表彰式
展示期間:2016年1月10日(日)~11日(月)
■競技規定
制作方法:1名で制作
制作時間:13時間
使用氷:135kg×5本
作品規模:2m(横)×2.3m(高)×1m(奥)パレット2枚
採点方法:NICA審査基準に準ずる
■参加規定
参加資格:全日本氷彫創美会に登録、平成27年度会費が納入済みであること(申込時登録可)
募集人数:40名(申込順)
出展参加費:会員 ¥10,000(申込時納入)、一般 ¥13,000
全国から氷のプロが集まり、氷の美を競う祭典です。
今回の主人公は、昨年3位・一昨年2位だったベテランで、今度こそ優勝を掴みたい
という木村さんと、2015年のスイーツの世界大会で氷彫刻を担当し、みごと準優勝に
輝いた実績をもつ、杉田さんの2人。1月の寒空の下、夜を徹して、12時間かけて行わ
れる過酷な大会ですが、真夜中の作業とは思えないほどの熱気でいっぱいでした。
大会に長年出続け、いまだ優勝を手にしたことがないベテランの木村さんは、今度こそ
優勝をと、いつにも増して作品のハードルを上げています。一方、スイーツの世界大会、
クープ・デュ・モンド2015で氷彫刻を担当し、準優勝に輝いた実績をもつ杉田さんは、
お店のオープンを控えて、〈最後の挑戦〉と万全の体制で大会に臨んでいました。
結果は、残念ながら氷彫刻を仕事にしている前年優勝者が3連覇で勝利を手にしていました。
木村さんは素晴らしい出来でしたが今回も2位。杉田さんは、まさかの14位で、引退を
撤回し、悔しさから再チャレンジを誓っていました。
北海道の雪の祭典は、なかなか見に行くことが難しいけれど、明治神宮で行われる彫刻展
なら何とかなりそうです。来年は事前に予定を確認して、ぜひ見に行きたいと思ったの
でした。