1946(昭和21)年、高級たばこ「ピース」が発売されたのがこの日です。今、1番高価な
タバコは、2,100円のトレジャラー・ブラックだそうですが、発売当初、他のたばこは
4円なのに対し、ピースは10本入り7円でパッケージは鳩のデザインと贅沢なものでした。
ピースは、日曜・祝日のみ1人1箱に限って販売されていましたが、東京・有楽町の
売店では、千箱が1時間で売り切れたといいます。
私は10年ほど前に禁煙しましたが、タバコは中毒性の高い嗜好品ですから、簡単には
やめられません。ちなみに私は子供が出来たのでやめましたが、病気を患ったり、
子供が出来るなどの特別な理由がなければ、なかなか出来るものではありませんよね。
そんなこんなで、改めて喫煙のデメリットについて触れたいと思います。
タバコの煙には、以下の3種類があるのはご存知だと思います。
•主流煙:本人が吸い込む煙
•呼出煙:吸った人が吐き出す煙
•副流煙:タバコの先から出ている煙(火を付けた時からゆらゆらと立ち上っている煙)
このうち呼出煙や副流煙は、本人だけでなく周りにいる人達も吸ってしまうことになり
ます。タバコを吸ってはいないのに、副流煙によって煙を吸い込んでしまうことを
「受動喫煙」と呼んでいます。
タバコには約4,000種類の化学物質、約200種類の有害物質、約60種類の発がん物質が
含まれています。そして副流煙には、主流煙の何倍もの有害物質が含まれていることが
分かっているのです。
厚生労働省「喫煙と健康」第2版によると、主流煙より副流煙の方が以下の物質を多く
含んでいるといいます。
•ニコチン(血管を収縮させて血行を悪くする):2.8倍
•タール(数十種類の発がん物質を含んでいる):3.4倍
•一酸化炭素(組織の酸素欠乏を起こす):4.7倍
タバコは身体に悪いといいますが、吸っている本人以上に、周りの人達に大きな影響を
与えているのです。そこのところを充分に理解した上で、それでも吸いたいという人は
やはり周りの人に迷惑をかけないように喫煙して欲しい物です。
長期間継続して喫煙を行うと、色々な病気が生じやすくなってしまいます。タバコ関連の
病気として有名なのが、喫煙関連三大疾患と呼ばれていますが、「慢性閉塞性肺疾患」
・「ガン」・「虚血性心疾患」。喫煙者がボケやすいことも最近では有名な話です。
自分の病気は自己責任と言うかもしれませんが、いざ病気になってしまうと、家計を圧迫
するだけでなく家族にも迷惑をかけてしまいます。まさに「百害あって一利なし」。
灰皿に火をつけたタバコを置きっぱなしにするのは勿論あり得ない行為ですが、喫煙
しながら対面する人と話すことも実際失礼な話です。
自分や家族の為にも、この記念日に真剣に禁煙を考えてみてはいかがでしょうか???