今日5月23日はラブレターの日。「こい(5)ぶ(2)み(3)」(恋文)の語呂合せと、
浅田次郎原作の映画『ラブ・レター』が、1998年の今日、初日であったことから
松竹が制定したとか。恋文…良い響きです。
ところで、この映画『ラブレター』をご覧になられた方はおられますか?
あらすじは、こんな感じです。
虚偽のセクハラ疑惑で大手企業をリストラされた男・高野吾郎は、 新宿・
歌舞伎町の片隅のゲームセンターで働いていました。そんなある日、その吾郎の
もとへ「死亡通知書」が届きます。死んだのは、妻・高野白蘭。1年前に
偽装結婚した、顔さえ知らない中国人売春婦でした。戸籍を売った暴力団
佐竹興業の佐竹に相談を持ち込んだ吾郎は、佐竹の部下・サトシとともに、
未だ見ぬ妻の遺体を引き取りに房総・千倉を目指します。ところが、そこで
垣間見たのは、「外国人売春婦の死などゴミ同然」というこの国の現実でした。
吾郎は、エリートから転がり落ちた自分、友を失望させた自分、最愛の妻を
裏切った自分、そして戸籍を売り、外国人労働者を食い物にする連中に手を
貸してしまった自分に…と、様々な感情が胸に去来し、やり切れなくなって
いきます。白蘭の遺品の中に残されていた遺書には…
「結婚ありがとうございました。謝謝」
そんな、彼女の純真な心が遺されていたのですいたのです…。
どうですか?見てみたくなりましたか?忘れかけていた純真な思い、感動
間違いなしの映画ですよ。是非、レンタルビデオ屋さんにでも行って、
借りて見てください。良い作品は、心を洗ってくれる…そんな気がします。