今年の彼岸入りは、明日の17日で、彼岸明けが23日。春分の日は20日です。
そんな事より…先日、ある旅番組で僧侶が出雲大社を訪れた際、こんな
事を言っていました。
『は』は彼岸(ひがん)から来ており、あちら側を表し、『し』は此岸(しがん)
と言ってこちら側を表しています。橋も柱もお箸も梯子も、この考え方を
基に生まれた言葉なんだと…具体的には…
『橋』(はし)は、あちら側の岸とこちら側の岸を結ぶもの。
『柱』(はし・ら)は、上と下を結ぶもの。
『お箸』(お・はし)は自分と食べ物を繋ぐもの。
そして、『梯子』(はし・ご)は、離れた所と今いる所を足場=格(こ)と
呼ばれる段で繋いでいるものと…
たしかに『は』と『し』が入っているではありませんか!!
『おーっ』とは、1度思ったのですが、彼岸の彼は、『ひ』で、『は』
じゃないし、調べてもそんな繋がりは出てきません。
一度は感心しただけに、なんとか気持ち良く終わりたいと思って、
もがいてみたのです…
彼岸について調べてみると、修行によって迷いを脱し、此岸を渡りきった
悟りの境地を意味する彼方の岸「彼岸」であったと説明されています。
ここまでは良かったのですが…ここまでで終了…
そこで説明文から強引に導き出してみたのです…
彼岸(極楽浄土)は、西方の『遥か彼方にある』と考えられていました。
つまり、『遙か彼方の極楽浄土』の始まり『は』から、『彼岸ひがん』の
『ひ』が…という事で、勝手に納得する事にしました。(かなり強引だ…)
…とは言うものの、どなたかお分かりの方、ご教授ください。
本当は、全く納得いかないもので…。
あぁ、こういうのって、スッキリしないですよねぇ…